女主と悪魔執事達と黒猫｡

devil･246｡無欲では､いられない（栄光の刻印｡ワインの街･トビス｡思い出編）

あたしはボスとワインの街･トビスを歩いてた｡

タッタッタッ

見覚えのある子供たちが来た｡

ボス「チッ!面倒な奴らが来やがった」

子供1「ねぇねぇ､今日マルハナは?」

ボス「マルハナなら別の街に行ってる」

子供2「ちぇ～､何だ、つまんないの｡じゃぁボスでも良いから遊んでよ」

ボス「見てわかんねぇか?俺は今主様とデート中だ」

主サトミ「…デート…?」

ボス「何だ?主様?何か言いてぇ事あんのか?」

主サトミ「いや…別に…」

ボスは不敵に…にやっとしながら…

ボス「じゃぁ､主様と俺はデート中って事で良いだろ?」

主サトミ「…………」

【数時間後】

ボス「やっとガキどもを追っ払ったぜ」

するとボスは…あたしに…むき直り…

ボス「俺が主様を守ってやるよ｡天使を全員倒したら俺は主様と2人で暮らしたい」

主サトミ「あたしもボスを守るよ｡あたしもボス達と一緒に天使と闘いたい!」

ボス「サンキューな主様､その気持ちだけ貰っとくぜ､でも主様からは1回も俺と一緒に暮らしたいとは言ってくんねんだな」

主サトミ「それは…」

あたしは照れ隠しに答えられなかった…

そんな空気の中あたしとボスはワインの街･トビスを歩いた｡

─無欲のままじゃいられない･END｡別の話に続く─