女主と悪魔執事達と黒猫。

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devil・251。耳元に残す(黒兎に思いを込めて・フェネ編)

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あたしとフェネはフルーが作ってくれた黒兎の付け耳付きの衣装を身に纏いながら今回はフルーも同行してるがフルーは今は別行動の為今はフェネと二人きりで黒兎のいる

ラパの街にあるブラックラビットのカフェに

2人でバイトしてる。

フェネの、てきぱきとした働き振りやフォローが凄いと思った。

主サトミ《流石フェネ格好良い。凄い。働き慣れてる》

その数分後。子供の姉弟が泣きじゃくってカフェの中に入れて

休憩中に絵本の読み聞かせをした。

主サトミ《フェネ絵本の読み聞かせ凄く上手》

カフェのバイトが終わった後

あたしとフェネは宿屋に帰る最中

ベンチに座る様に促された。

フェネ「主様に渡したい物が、あるんです」

主サトミ「今朝言ってた秘密で"ある物"って言ってた物?」

フェネ「はい、それはこれです」

フェネが小さい箱を開けて見せた。

主サトミ「これはブラックラビットのイヤリング…?良いの…?」

フェネ「はい、そうです。ブラックラビットカフェでバイトしたら1つアクセサリーを貰う約束してたのです」

主サトミ「そうなんだ。今日のフェネは全部纏めて格好良かったよ」

フェネ「えっ…?いえ…俺なんか…まだまだで…」

主サトミ「フェネは格好良いよ」

フェネは照れて微笑みながら

フェネ「ありがとうございます」

フェネは、あたしに向き直り

フェネ「もし良かったら俺が直接、主様の耳に、お付けしますよ」

主サトミ「うん…恥ずかしいけど…良いよ…」

フェネ「はい…では…主様失礼しますね…」

フェネは…あたしの耳に優しく触れながら丁寧にイヤリングを着けてくれる…

フェネが…あたしの耳に触れる度に…くすぐったい…

フェネ「はい、主様。付け終わりました。ブラックラビットのイヤリング主様の綺麗な、お耳に合われてて凄く素敵で、お似合いですよ」

フェネが優しい笑顔で微笑み

あたしは照れ隠しに誤魔化しながら…

主サトミ「ありがとう」

フェネ「では、そろそろ帰りましょうか」

主サトミ「うん、でも何であたしへのブラックラビットのイヤリングなの?」

フェネ「えっ?えっと…その…実は…いえ…何でも…ありません…」

主サトミ《はぐらかした…ここで聞くのは可哀想だよね…》

あたしとフェネは話をしながら歩いて帰りながら

あたしの耳元で揺れるブラックラビットのイヤリングが

優しいフェネが耳元に居るみたいで安心する…

そう思いながら…あたしとフェネは話しながら歩いて宿屋に帰ってった。

─耳元に残す・END。別の話に続く─









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