女主と悪魔執事達と黒猫。2

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ラムとの約束(2024年12月9日のXmas、執事個人編)

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Xmasが近付く頃。

あたしはラムに屋敷の外に連れて来られた。

主サトミ「ラム、外で一体何するの?」

ラム「主様、目を閉じて下さい」

主サトミ「目を?閉じるの?」

ラム「はい、僕が良いって言うまで目を開けちゃダメですよ」

主サトミ「うん…分かった…」

ラムは…あたしの後ろに回って立って手を伸ばして…

あたしの目を隠しながら歩いた…

ラム「歩いてる途中、視界失われて転びそうに、なったら僕に言って下さいね。僕が絶対受け止めますなら」

主サトミ「うん…ありがとう…ラム…」

直ぐ後ろにラムの気配と体温を感じて心臓が高鳴った…

【数分後】

ラム「はい、目的地まで付きました。主様、目を開けて下さい」

あたしの目から両手を外して

あたしは…ゆっくり目を開けた…

主サトミ「これは…」 

屋敷の庭にはXmasツリーが飾られてる…

ラム「このXmasツリーの飾りは全部、僕の手作りなんですよ」

そのXmasツリーには…

色々…飾られてる中には…

蛙の飾りも飾られてた。

流石ラムだ。

ラム「主様に1番に見せたくてウズウズしてました」

でも一Xmasツリーなのに
何か物足りない。

ラム「まだこれ完成じゃないんです」

ラムはガサゴソさせながら何か取り出した。

主サトミ「それは…」

ラム「一番星です。完成する所を主様に観て欲しくて見ててくたざさいね」

ラムは一番上に、さっきのXmasツリーの天辺に星を飾り付けした。

その瞬間空から…ちらほら降ってきた…

主サトミ「雪だ…何時も以上に空気が冷えると思ってたら…」

ラム「僕がXmasツリーの星を飾り付けしたら良いタイミング良く雪が降って来たからロマンチックですね」

そしてラムは真剣な面持ちで話した…

ラム「こうして主様と一緒にXmasを過ごせて僕は幸せです。主様外の執事誰よりも僕が1番、主様の事が大好きです」

主サトミ「…………」

相変わらずのラムのド直球な告白に…

あたしの頬が熱くなったのが分かった…

ラム「あれれ~、主様~顔真っ赤ですよ~」

あたしは照れ隠しに

主サトミ「これは寒さのせい!」

ラム「じゃぁ、僕が暖めてあげますね」

ラムはバックまた何か、ごそごそ取り出した。

ラム「はい、主様」

主サトミ「…!!」

ラムは…あたしの首にマフラーを巻いてくれた…

ラム「どうですか?主様、少しは温かいでしょう?」

主サトミ「ありがとう…ラム…」

ラムは…にっこり笑顔で…

ラム「主様…僕の方が誰よりも他の執事には負けないくらい世界一、ですが主様の事が大好きですからね」

あたしは…またさっきより照れ隠しに…そっぽ向いてマフラーで顔隠した…

主サトミ「…………」

あたしとラムは雪が…ちらつく中の冬のファンタジーに見回れた…

─ラムとの約束・END─
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