女主と悪魔執事達と黒猫。2

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ミヤとの約束(2024年12月11日のXmas、執事個人編)

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Xmasが近付く頃。

あたしは稽古の練習場で

ミヤのバイオリンの演奏を見学してる。

どうやらミヤは教え子の子供達と演奏会でバイオリンの演奏するための練習らしい。

ミヤ「主様、私のバイオリン如何かな?」

主サトミ「物凄く素敵なバイオリン演奏だったよ」

ミヤ「ありがとう」

ミヤはニッコリ笑顔で微笑んだ。

ミヤ「当日の演奏会には主様にも見に来て欲しいんだ」

主サトミ「うん、勿論、是非行きたい」

ミヤ「良かったら主様もバイオリン演奏引いて見るかい?」

主サトミ「えっ?あたしが?バイオリン演奏引くの?」

ミヤ「うん、私が手取り足取り教えてあげよう」

ミヤは、あたしの後ろから耳元で囁きながら

あたしのバイオリンの弦を触れてる…あたしの手を重ねて触りながら教えてる…

ミヤの体温を背中で感じながら…あたしは顔が真っ赤になりながら…

心臓が高鳴った…

主サトミ《…近い…》

あたしは極力…冷静にした…

主サトミ「こう?」

ポロロン

ミヤ「良い音色が鳴ったね」

主サトミ「引けた…」

ミヤ「ねぇ…主様…」

ミヤは後ろから身体を…くっ付けたまま…また…あたしの耳元で囁いた…

あたしのドキドキの心臓の音をミヤに背中越しに聞かれそう…

あたしはそれを悟られない様に極力…冷静を装って答えた…

主サトミ「…何…?」

ミヤ「演奏会が終わった後もし主様さえ良ければ私と一緒に二人きりでXmasを過ごして欲しいんだ…」

主サトミ「…!!」

ミヤ「矢張ダメかい…?何か予定が…あるのかい…?」

あたしは数秒間…考えてから答えを出した…

主サトミ「うん…良いよ…ミヤ一緒に二人きりでXmasを過ごそう…」

ミヤ「本当かい…?良かった…ありがとう…主様…」

ミヤは嬉しさの…あまりか後ろから…あたしの身体を抱いた…

主サトミ「…!!ミヤ…!?」

ミヤ「ハッ!済まない!つい…主様と二人きりで過ごすXmasが楽しみに…なって直ぐ離れるから…!」

ミヤに後ろから抱かれるのって…

意外と気持ち良い…

だから…あたしは…

主サトミ「暫く…このまま…あたしの身体を抱いてて良いよ…」

ミヤ「えっ…?でも…良いのかい…?主様…」

主サトミ「うん…」

ミヤ「じゃぁ…そういう事なら主様が良いなら…このまま主様の身体を後ろから抱かせて貰うよ…」

ミヤは…あたしの耳元で優しく囁きながら…

今一度あたしの身体を背中越しに抱いた…

あたしとミヤは練習稽古場で静寂と言う音色を2人乗りで奏でた…

─ミヤとの約束・END─

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