女主と悪魔執事達と黒猫。2

S

文字の大きさ
23 / 57

続きは、また来年(フェネ編、2024年、Xmas、執事個人の思い出編)

しおりを挟む
12月の、ある日。

執事達はXmasに向けての準備を進めてる。

あたしは書庫を覗いて見ると

フェネが何か思い詰めた顔をしてる…

フェネ「大事な人に贈るXmasカード、何て書こう…」

主サトミ「フェネ、何してるの?」

フェネ「…主様…!?」

主サトミ「フェネ…?どうかした…?」

フェネ「いえ…こちらこそ驚かせて申し訳ございません…」

主サトミ「あたしは大丈夫。邪魔して、何てごめんね」

フェネ「そんな…邪魔だなんて…主様が来て下さって俺は嬉しいですよ…行き詰まってましたので丁度良かったです」

主サトミ「何か書いてたの?」

フェネ「はい、Xmasカードを書いてました」

主サトミ「Xmasカード」

フェネ「大切な人に贈るなら手紙よりXmasカードの方が綺麗かと思いまして」

フェネはXmasカードを眺めながら

チラッと見えたXmasカードから

文字が、びっしり綴って書かれてた。

フェネ「本当は余白を持って書きたかったのですが…書きたい事が多すぎて…どうしても…びっしり書いてしまします」

主サトミ「そっか」

フェネ「あ、でもXmasカードに書くより直接ここで俺の気持ちを伝えれば良いですね?」

主サトミ「えっ…?あたしに…?」

フェネ「はい…」

フェネはコホンと一咳してスーハースーハー深呼吸しながら…

フェネ「やっぱり今言うとか…Xmasカードを渡す意味無くなってしまいますね…」

主サトミ「フェネの気持ち聞きたいな」

フェネ「えっ…?ですが…」

主サトミ「聞かせてくれる?」

フェネ「はい…分かりました…」

フェネは今一度…改まって深呼吸しながら…

フェネ「えっと…その…俺は主様の事が…」

主サトミ「…うん…」

フェネ「やっぱり続きはまた来年で宜しいですか…?」

主サトミ「あはは、そっか」

あたしは今フェネの気持ちが聞けなくて少し残念だったが

来年までフェネの気持ちを聞かせてくれると思うと

少し楽しみに、なった。

─続きは、また来年・END─






しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...