姫は用心棒に守られて執着される

狭山雪菜

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前編


「今日は俺の誕生日に来てくれてありがとぅっ!」

宮殿のような内装と金色の手すりの螺旋階段には沢山の風船、1階の広いワンフロアに沢山の赤い皮張りのソファーとお酒が載ったガラスのテーブルが並び、お酒の瓶が並ぶ棚の前のカウンターには、色とりどりの花やプレゼントが所狭しに並ぶ。
フロアの中心にはテレビでよく見るグラスが、ピラミッドのように積み上げられ、一辺1mの正方形のテーブルには赤いテーブルクロスがかけられている。テーブルと同じサイズの正方形の透明なアクリルのトレーは、この後行われるのは、このお店ーー"CLUBクラブ Snowスノー  Kingdomキングダム"のNO.1ホストの誕生日コールと、本日の主役の彼を好きな指名客が買い取ったゴールド色のシャンパンをシャンパンタワーの上から流して、みんなで祝うイベントだ。

今日の主役は、このお店の売上と指名客ともにNO.1ホスト、タクミの誕生日だ。

「今日はありがとう、マイ…本当助かったよ」

主役のホストがプレゼントや、常連客と談笑しているのを見ながらフロアの隅にあるくの字の皮張りソファーに座る私と、斜め横に座る私の知り合いーーアキヤだ。

「ううん、いいって事よ…最近ミチがクラブに行かなくてつまんなかったんだ」
「ミチ…って、マイが言ってた、クラブで会って話すだけのお友達?」
「…そう…最近彼氏出来たみたいでさぁ、余計に付き合い悪いんだよねぇ」

はぁっ、と膝の上に肘を乗せてため息を吐くと、パサっと髪が視界に入ってくる。金色の髪は頬に掛かるまでにしたが揺れた。目元はド派手な赤い色のアイメイクでまとめ、唇も真っ赤なリップが照明に反射してテラテラしている。膝上の白いワンピースは、首から胸元を隠すようにレースが覆い、腰回りがキュッと締まるデザインは、最早マイにしか着こなせない華奢な身体を一番美しく魅せる。

「でっ、でもさっ!その、ミチちゃん?って子に彼氏が出来たおかげで!このCLUB Snow Kingdomの新人ホスト!アキヤ君と出会えた訳だよ!」

折角の先輩ホストの誕生日イベントに辛気臭い顔を見せるのは、マズイと思ったのか私を励ますアキヤ。彼の意向を汲んで気分を変えようと、

「じゃあ、いつも少ないけど…ウィスキーで!」
「今日もありがとー!」

わーっとテンションが上がったアキヤにホッとして、私はアキヤに気がつかれないように、そっとこのフロアの入口付近に視線を向けたのだった。





************************





クラブ仲間のミチが恋人が出来たと言って、いつも行くクラブに来なくなって半年ぐらい経った頃、つまらなくて繁華街をぶらぶらとしていた。

ーーあーマジひま、もう帰ろうかなぁ

金色の髪、日に焼けていない白い肌に、今日身につけている赤いタイトなミニワンピースと、赤いピンヒール金色のチェーンのハンドバックセットは、クラブ仲間のミチと双子コーデとしてお揃いで購入していたお気に入りのファッションだ。
スタイルも良く、細い腰とスラリとした手足、モデルのように優雅で歩く姿は、繁華街の道ゆく人達の視線を奪っている事をマイは気がつかない。
普段は歩かない繁華街の奥まで来たものの、急に帰りたい欲が湧き上がり来た道を戻るために、くるりと振り返るとーー

「お姉さんっ!」

と若い男の声が聞こえた。声のした方を向くと、金髪の襟足の長い白いスーツの顔色の悪いけど、可愛い若い男の子が居た。

「…あたし…?」

自分を指差すと、そうそう!と明るい声の返事が返ってきた。

「あの~、こんな事言われても…困ると思うけど…一緒に同伴みたいにお店来てもらってもいいですかぁ?」
「…同伴?何で」
「実は先月ホストデビューしたんですけど…指名客居なくて…それは、いいんですけどっ!いや、ホントはよくないけどっ、同伴か指名ないと今週でクビって言われちゃって…」
「…何であたしが?無理、ホスト信用ならん」

顔色悪いから具合でも悪いのかと心配して、話を聞いた私が馬鹿だったと、切り捨てて歩き出した。

「まっ!待って!お姉さんっ!俺っホントヤバくてっ!悪いお店じゃないよ!CLUB  Snow  Kingdomって店だけどっ優良店だしっ、飲み物一番安いやつでもっ!」

なおも私にぎゃーぎゃーと付き纏う若い男に、イライラが募り50m歩いた所で振り返り、若い男を見上げた。

「あ・の・さ!あたしはホストにはっ!興味ないのっ!」

貴方よ!っと、指を差して、怒りのオーラを隠さずに告げた。

ーーココで甘い顔や困った顔をしたら、絶対に連れて行かれる

ホストと言うのは、口が上手く人を丸め込むのが得意なのだ。

「ホントだって…なんならホント、初回のドリンク奢るし、愚痴を聞くよ…俺今クビになったらホームレスになっちゃう」

可愛い顔で眉をハの字にしてしょんぼりとした顔は、私が悪い事をして困らせているみたいで罪悪感を覚える。しかし愚痴を聞いてくれる…ストレスが溜まっている私には魅力的な言葉だ。

「愚痴…?本当に?私の話を聞いてくれるの?私を褒めたり…特に顔、言葉巧みに高いお酒勝手に頼んだら…社会的に抹消するが…?」

よく同僚に言われる悪巧みを思いついている悪魔の微笑みと言われ定評のある、ニヤリと口角を上げて目を細め笑顔のまま、若い男を見上げると、

「もっ、もちろんっす!俺っ嘘つかない素直な男なのでっ!ホント助かりますっ!」

さっき声をかけられた時よりも、顔色の悪くなった気がした若い男が、コクコクと頷いて私に誓った。




***********************




同伴ーーというのはホストやホステスなどの夜の繁華街で働く人達が、仕事前にご飯を食べたり買い物したりしてから、勤務先に行くこと…らしい。
らしいと言うのも、こんなホスト好きそうな派手な服装の私でも、生まれてこの方ホストクラブに行ったことがないからだ。

「あの…ご飯は…?」
「いらん、とりあえず飲んで早く愚痴聞いて」

ビクビクと前を歩く私にお伺いを立てる若い男ーーアキヤに、私はもう一分一秒でも早くミチの居ない寂しさを埋めたかった。




着いたのは5階建ての白い外壁に4本の白い円形の柱が数本2階の出ているバルコニーを支えて、紫のネオンが壁面に数十個の雪の結晶の映像がランダムに動き上品にライトアップしていた。

ーー何ココ?!めちゃくちゃ高そうなお店じゃんっ!

建物が見えた途端に足を止めた私は、持ってきたお財布のお札を頭の中で確認した。

「ここ、少し高級感あるんですけどぉ、一番安いドリンクとかもあるので…あと、奢るので気にしないでください」

と、私の後ろに付いて歩いていたのに、気がついたら私の横に立って私の顔を覗き込んでいた。にこっと笑う顔は、幼くて可愛い。

「ささっ!行きましょ♪マイさん」

私の背中を押すアキヤに釣られて歩き出す私。一段高くなっている段差を上り、白い柱を通るとレッドカーペットの上を歩く。10m程先には、黒いスーツと白いYシャツ姿の大柄で強面の顔の男が頑丈に閉ざされている扉の前に立っていた。

「あ、シロさんお疲れさまっす」
「…いらっしゃいませ、どうぞ」

気軽に手を上げて声を掛けるアキヤに、一度目配せして私の方へと視線を向け、微かに顔を…というより目元を和らげたシロさんと呼ばれた強面の男が私に、落ち着いた低音の声で私に声を掛けた。

「ささっ、マイさんっ」

彼に返事をするより先に、背後に添えられた手で押されてしまい、人生初のホストクラブに足を踏み入れたのだった。




***********************



ーーそれからというもの、月に3回、土曜日の夜に訪れる事になったこのCLUB Snow Kingdom。毎回同じアキヤを指名し同伴出勤したり、上限3万のお酒を楽しんだ後にアフターと呼ばれる仕事終わりにご飯を食べる事もあった。
何故そんな事をしているのか、最初は暇つぶし、愚痴を聞いて欲しいだったのに、気がついたらお店の前にいるシロさんに「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言われたいが為に通うようになったのだった。

ーーだって、シロさんの声凄く低くて優しくて、全てを包んでくれそうな…身体、うん、最高すぎるっ

私よりも頭2つ分くらいの大きい身体、それなのに均等のとれたシュッとしたスタイル、低く落ち着いた声、ひと睨みしたら動けなくなる鋭い眼差し、黒い短髪。このCLUBの用心棒という事しか知らないけれど、アキヤと飲む時も彼の姿を見たくて、たまにホストクラブの入口に視線を向けてしまう。

他のホストも指名出来ますが、とウェイターっぽい人に言われたが、アキヤとは不思議と居心地よく弟みたいに気楽に、楽しく話すのも楽しみだったので、他の人は嫌です、とお断りをした事もあった。


そして現在、NO.1先輩ホストを一緒に祝おうと誘われて、初めて平日木曜日の夜このCLUBに来たのだが…

「今日は来てくれてありがとう、マイちゃん」

と、いつものようにアキヤと2人でお喋りをしていたのに、突然やってきた今日の主役。

「おめでとうございます」

テーブルにカフェ・ド・パリのピーチ味のボトルを入れ、グラスを持ち上げ主役のホストをお祝いした。

「いやぁ、嬉しいなぁいつもアキヤだけを指名する麗しの姫が、俺の誕生日に来てくれてさ」

いかにも高そうな素材のスーツを着こなし、上機嫌の金色の髪の気の強そうなオラオラ系のホストだ。私に向かいウィンクする姿を見て、アキヤは慌てて立ち上がった。

「あっあの、タクミさんっ、あちらにーー」

いつも来るのであろう、常連客が来客した事を告げると、じゃあ、と主役のホストは居なくなった。

「ごめん、マイ」

謝るアキヤに、私は苦笑した。先程の主役のホストが私の顔を褒め始めたので、私が不機嫌になる前に、止めに入ったアキヤに心の中で感謝する。

「こっちこそ、いつもありがと…本当に最低ラインのお酒の注文だけでいいの…?もう少し出せるよ?」
「ううん!大丈夫だよ!最近は少しずつ指名されるようになったし…これ以上マイにお金使わせたら俺っ、半殺しにされるっ」

最後の言葉は早口で聞こえなかったけど、アキヤが指名される事が多くなったのは、時々土曜日の同伴を断られたりしてるから知っていた。

「そっか…なんか悪いね、愚痴聞いてあたしだけスッキリしてるのに、お会計は最低限ってさ」
「そんな事ないよ、マイが居なかったら俺っちクビだったし…それに最下位じゃなければ俺は幸せだよ」

とお互いを大切な存在と認め、尊重し合えるホストと客も珍しいかもと、可笑しくて思わず笑ってしまう。

「っ!ホントっ!あのっ!マイッその笑顔っ!」

急に慌て出したアキヤに、私は笑顔を引っ込めた。

「……何、顔の事?」

と真顔で言うと、アキヤは違う!と、ぶんぶんと顔を横に振ったのだ。




幼い頃から可愛い、美人と言われ、変なおじさんや男に付き纏われ人間不信となった思春期、時には女もいたストーカーは、私の髪色が奇抜になるにつれて、声を掛けられる事が少なくなったと知ってからは、ピンクや緑、赤やオレンジとひと通りの髪の色を経験した。
しかし、社会人としてはそれは許されないわけでーー

中小企業の事務に就職し、黒い髪を一つにまとめ、ダッサイ大きな黒縁メガネ、そして化粧も最低限にし、身体のラインが出ない服ばかりを着ていたが、ある時気晴らしに行ったナイトクラブで、絶世の美女かと思ったミチと出会ってからは、彼女も同じ悩みを持つ同士と知り仲良くなった。

ナイトクラブは楽しかった、けどそれはミチと話す為に行っていたから楽しかった。
でも、今はミチは居ないしストレス溜まっては居たけど、アキヤとも出会えた…し、それにシロさんだってーー

1人ミチやアキヤ、シロさんの事を考えていたら、

「ちょっと!あんた!私のタクミに近寄らないでっ!」

と金切り声が聞こえたかと思ったら、頭から液体が溢れ全身が濡れていき、足の上にあるスカートに水溜りができていた。
はっ、と息を呑む周りの人達は時が止まったかのように動かず、マイも何が起こったのかわからなくなっていた。
ポタポタッと髪から雫が落ちて、初めてアルコールの匂いが香り、頭から何か透明なお酒をかけられた、としか思えなかったのだが…身体が濡れて肌が冷たくなってくると、何かが私の身体を包み込み温かくなった。

「きゃっ!何なのよっ!放してっ!」

また同じように金切り声が聞こえて、声のする方へと振り向くと、後ろ手で掴まれた女性が白いYシャツの男性に連れ去られている所だった。

「…お客様、他のお客様への迷惑行為はご法度です」
「っ!意味分かんなっ、タクミっ!タクミ!」

と、お気に入りのホストの名を叫ぶ女性が、私の視界から消えた。

「マイッごめんっ」
「姫っ、これはっ…」
「…いや、いい…濡れた、最悪帰る」

顔面蒼白のアキヤと、何か言い訳をしようとするタクミの言葉を遮断し、要点だけ伝えて帰ろうとソファーから立ち上がると、スカートに溜まっていた液体が床に落ちて、白いヒールのお気に入りの靴までもが濡れた。

「…お客様、この度は…」
「いや、大丈夫です、帰らせて」

ウェイターっぽい人が私に寄り、お店の出入り口へと向かう私を止めようとするが、私は一刻も早く帰りたくて歩みを止めなかった。
それなのに出入口に大きなYシャツの身体が私を帰さないように、立ち塞がる。

「お客様、どちらへ?」
「っ…帰る、服が濡れてっ」

軽くパニックになっていた私に落ち着いた低い声に、思わず詰り叫び自分の身体を抱きしめた。その時になって初めて、Yシャツの人のジャケットを羽織っている事に気がついた。

「ーーいくらまだ春とはいえ、風邪をひいてしまいます、こちらへ」

その人は、有無を言わせない雰囲気を醸し出し、固まる私の返事を待たずに私の肩を掴むと、Yシャツの人ーーシロさんが私を連れて歩き出したのだった。
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