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バレてたの?

異世界に行く方法を試してみた結果

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咲夜 「散歩中申し訳ありませんが、私、実は知ってるんですよ~?」

ソラ 「ニャ~?」

咲夜 「そんななんのこと?みたいな顔しててもバレてますよ。」

ソラ 「ニャ?」

咲夜 「あなた、蒼空さんですよね?」

な ん で こ い つ は そ れ を しっ て る ん だ ?

咲夜 「わかりますよ。私が愛したあなたですから。」

蒼空 「にゃ~にゃ~」

咲夜 「今朝のイタズラ、あなたですよね?守ってあげたんですから、感謝してくださいよ?」

蒼空 「にゃ~」

喋りたい、後少ししかない...短い彼女の人生、もっと一緒に喋ったり、出掛けたりしたいのに...

咲夜 「お嬢様に言っちゃだめですよ?実は...私、最近調子が悪くって...。」

蒼空 「?!ニャーニャー!」

咲夜 「心配してくれてるんですか?優しいですね。」

蒼空 「......。」

この体じゃ何も言えない、してあげられない。涙すら流せない。
私はもどかしい思いを抱えていた。

...そうだ。そうしよう。

蒼空 「ニャ。」

伝わるか伝わらないか、一か八かだったが、

咲夜 「どうしたんですか?」

私は走った。永遠亭に向かって。
咲夜には伝わったようで、走って着いてきてくれた。


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永琳 「なんだレミリアが薬作れって言ってきたのはそれが目的だったか!」

蒼空 「ニャンッ」

永琳 「大丈夫だ。私はなにか薬を作ったら、同時に解毒薬も作ってるから。持ってきてやる。ちょっと待ってなさい。」

咲夜 「よかったですね。蒼空さん。」

蒼空 「にゃん!」

咲夜 「最後にもう一回抱きしめさせてくださいよ。」

蒼空 「にゃ。」

私は抱きしめられた。咲夜は泣いていた。きっと後少しだと、本能的に気付いてるんだろう。

永琳 「持ってきたぞ。」

咲夜 「飲んでください。早く、あなたの姿を見たいので。」

私は飲んだ。その薬を。

蒼空 「あ~良かった。戻れた。」

咲夜 「よかったですっ!」

咲夜は私に抱きついてきた。そして、泣いていた。
永琳さんは気を利かせて奥に行ってくれた。

咲夜 「私、私...もっと...もっとあなたと一緒に居たいんですっ!でも、でも...体がだめになってきているのは
   わかりますし...。どうしたらあ...どうしたらいいのか...離れたく...ないんですっ...」

私は抱きしめた。強く、強く。

蒼空 「絶対に...絶対に一緒にいてあげるからね。ずっと...」

気付いたら私も泣いていた。咲夜はもっと泣いていた。

蒼空 「咲夜、ちょっとこっち向いて?」

咲夜 「はい?」

咲夜 「あっ///んんっ///」

いきなりだったが、いいと思った。
とはいえちょっとこれはだめだったと思うが。

咲夜 「いきなり舌いれてくるとは...思わなかったですよ?」

蒼空 「っご、ごめん。ちょっと...なにかしないと...感情を抑えきれそうになくって...。」

永琳 「コホンッ!あのだな...そういうことは家でやってくれないか?」

二人 「あっごめんなさい!」

私達は急いで永遠亭を出た。


永琳 「いいな...。あいつらは初々しいういういしいな...。」

妹紅 「なんだ今の?どういう意味だ?」

永琳 「あ、いや何でもない何でもない...。///」



私達は紅魔館の庭の中で一緒に日がしっかり出るまで語り合ったのだった...。




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