皇太子ってクールで格好いいよね。っていやいやアイツはワガママで甘えん坊だけど?〜皇太子は俺を嫁にしたいらしい〜

ネコフク

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皇太子は娶りたい5✳

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 突然の婚約者候補の発表に会場がざわつく。

 それを聞いて二人で驚きの声を上げるがカルは俺とは明らかに違う驚きぶりをしていた。

「陛下!候補って何ですか⁉候補って!って話でしたよね⁉」

 オイ、そんな話聞いてないぞ。

「あらぁ、フィリエルちゃんのドレスを台無しにしたのは誰ぇ?正座だけで許されたと思ってたの?」

 あぁ、皇妃様怒ってらっしゃる。余程楽しみにしてたんだろう、前を見据えてにこやかにカルを責めている。

と付けてやっただろう。これに懲りて行動を改めろ」

 ぐっと悔しそうに唇を噛みしめているが自分がやらかしてしまったのでそれ以上は何も言い返せないでいる。まあ、自業自得だな。
 それよりもまた俺に承諾無しで婚約者候補にされたのはいささか納得がいかない。親同士が決めるのは王族や貴族では当たり前なので何とも思わないが俺に隠すのはいただけない。断ると思われてたんだろうけど。

 互いに納得できない顔を内面に隠しファーストダンスを踊る為にホールの中心へ足を進める。

 音楽が始まり向き合い礼をして踊り始める。小さい頃から一緒にレッスンをしてきていたが公の場で踊るのはこれが初めてだ。
 カルは立太子の時にしたデビュタントでワガママを言って踊っていない。今回初めて婚約者候補と踊るという意味を貴族達が「相手のデビュタントまでファーストダンスはとっておいた」と認識するのは確実だ。

 まあカルの場合は実際そうなんだが。

 互いに慈しむような表情(母親仕込み)でゆったりと踊りながら文句を言う。

「俺また聞いてないけど?」

「・・・だって言ったら断るだろ」

「うん・・・まあ、、、」

「生理きたのだってまだ受け入れてないだろ。ずっと男として育ってきたからその気持ちは分かるけど俺はフィリが男のままでも娶る気だったから」

 そんな切なそうな顔するなよ。顔が赤くなるじゃないか。

「駄目、そんな顔しないで!他の令息ヤツらに見せたくない」

 踊っているにも関わらず隠すように俺の顔を胸に押しあて頭に口づけを落とす。周りから興奮と嫉妬の叫びが聞こえる。

「ちょっ、カルっ恥ずかしい!」

「あー、もっと見せたくない顔になった。どうにかして」

「どうにかできるかっ!お前がそんな事しなきゃよかっただろ!」

 音楽が終わってもカルは俺を抱きしめ続けこれはマズいと胸を叩きやっとの思いでその腕から抜け出し周りに礼をして戻る。戻る時まで俺を周りから隠しながら歩くものだから陛下や皇妃様が呆れた顔をしている。それを横目に二人はホールへ降りて行き踊りだす。おしどり夫婦として有名な二人の踊りはとても優雅で見ていてほっこりする。

 皇帝夫婦が戻ってくると公爵から挨拶が始まる。俺は皇太子が座る椅子の脇に微笑みをたたえながら立ち話しかけられた時だけ対応する。
 今回は皇太子の誕生日パーティーという事で娘を婚約者にと張り切って連れて来ていた貴族が多く先ほどと紹介されたにも関わらず売り込む者が後をたたなかったがそれが気に食わなかったのかカルの機嫌がみるみる悪くなる。

(ひぃ~これ以上機嫌が悪くなると退出しかねないっ)

「でっ殿下、落ち着いて」

「・・・殿下ぁ?」

 いや、公的な場だから!

「・・・・・・カル」

「フィリ・・・」

 おいおい、いつも表情筋が死んでる顔して貴族達に接してるのに俺にとろけた表情見せてるから挨拶に来た貴族がアホ面して唖然としてるぞ!でも機嫌が良くなったみたいだからいいか。

 なんとか挨拶が終わりホールでダンスが始まる。俺とカルは俺の両親の元へ行く。もちろんジト目をして。

「フィリエル、淑女なんだからそんな顔をしては駄目じゃない!」

「そんな顔をさせてるのはそっちだけどな」

「こらっ、言葉遣い!」

「・・・・・・」

 気まずいのか父がゴホンと咳をし

「まあなんだ、そういう事だ」

 母や兄も頷いている。

「何でいつも蚊帳の外なんだ!」

「逃げようとするからだ」

「ぐっ・・・」

 バレてる。

「逃げる気だったの?」

 そんな目で見るな。覚悟が出来てないだけだから!

「まあまあ、フィリエルもこうなったらどうしようもないんだから文句言うなよ」

「俺に相談もないのが気に食わないだけだ」

 プイッと顔を背けると抱き寄せられ頭上で頬をぐりぐりされ後はフィリが決めるだけだからと囁かれる。遠巻きに見ていた令嬢の黄色い声が聞こえる。がっつり見られたみたいだ。

 本当か?他にも隠してることあるんじゃないか?まあ俺が決めなきゃいけないのはそうだからなぁ。

「あなた達そろそろ他の人とも話しなさい。側近候補も来てるのよ」

 そうだ、今までカルが嫌がって俺しかいなかったけど仕事も多くなるから優秀な人材を見つけないと。

「そうだ、今から探しておかないと」

「フィリがいるじゃん」

「俺婚約者候補だけど?いつまでも仕事の手伝いは出来ないだろ。それとも婚約者やめる?」

「!!それは嫌だ」

「じゃあ行こう。ほら!」

 全く乗り気ではないカルを引っ張っていく。途端に令嬢に取り囲まれて誕生日のお祝いとアピールの嵐に巻き込まれる。誰一人婚約の祝いはしていない。

 女怖ぇ~。なんか香水が混じって臭いしキツ・・・カルは・・・俺より死にそうな顔してる!!あんな顔してるのに何故みんな気づかない⁉

「殿下、そろそろ・・・」

「殿下ぁ?」

 またこのパターンかよ。

「カルご令息達の所へ行かないと」

「そうだな。祝いの言葉ありがとう。では」

 優雅に挨拶をし離れるがカルには頬を染め俺には鋭い目を見せている。特に前から婚約者の座を狙っていた公爵・侯爵令嬢が凄かった。

 その後令息達が集まっている所に何ヶ所か行くがただただ抱き寄せるのが強くなっていくだけだった。まあその中でも数人目星がついたし良しとするか。




 なんとか無事に誕生日パーティーも終わり部屋に戻ってドレスを脱ぐはずでした。

「んぐっ・・・はあ・・・カルっドレスまだ脱いでないっ」

 部屋に入るなり激しく口の中を吸われ慌てて止める。口を離したカルの唇にリップの色が付いている。

「令嬢の姿で犯したい」

「駄目だって!また皇妃様に怒られるから!」

「むっ」

 さすがにこれ以上怒らせて婚約が無しになるのが嫌だったのか渋々普通に脱がせてくる。コルセットを外した時の開放感はたまらない。
 全て脱ぎガウンを着て今度はカルの衣装を脱がせていく。上半身を脱がせ終わりベルトに手をかけようとしたらズボンの膨らみに目がいく。

「カルお前・・・」

 もう素知らぬふりして下ろすしかない。口でしてくれるのって顔で見られてもするか!

 乱暴に脱がせガウンを投げる。不満そうに羽織り浴室へ行きカルに抱きかかえられるような状態で湯浴みする。
 浴槽は二人入っても余裕があるものでこれまたカルのワガママを聞き入れられた代物になっている。互いの髪や体を洗いゆったりと湯船で今日の疲れを落とす・・・おと・・・落とせない!

「こらっ、やめっ・・・んっ」

 後ろから伸びた手は俺自身を包み込み揉みしだかれもう片方の手で胸の突起を跳ね上げる。既にいきり立っているカルのそれは俺の腰に付けられわずかに擦っているのが分かる。
 二人で入るには余裕がある浴槽とはいえカルに抱えられている為動けず気持ち良さを逃がす為に腰が浮いてしまう。

「やだカルこんなとこでっ」

「フィリこっち向いて」

 涙目で振り返るとぐっと喉を鳴らし何かに耐えた後ついばむように口づけをしてくる。下半身をいじられているのもあってもどかしくつい自分からカルの唇を貪ってしまう。少し驚いた顔をしたが嬉しそうに音を立てながら同じ熱量で舌を絡ませてくる。その行為がとても気持ち良くて自身のたかぶりが増していく。

「やあ・・・カルの手気持ち良い・・・んっ・・・イっちゃいそう・・・!」

 増々腰を浮かせ耐える俺の腰を持ち上げ立たせ浴槽の縁に手をつかされた状態で後ろから勢いよく擦られ呆気なくイってしまう。

「まだこのままの態勢でいて」

 イったばかりの体は耳元で囁かれた声だけでも快感をもたらしてしまう。足に力が入らない。見かねたのか腹に腕を回し抱えた状態で俺の精を受け止めた手をひだに持っていき塗りつける。

「んんっ・・・あっ・・・」

 昨夜ほぐされ散々受け入れたそこは簡単に指を受け入れあまつさえ嬉しそうにきゅうきゅうと締めつける。
 俺の精で滑りがよくなっている指が内壁を擦りその度に腰が跳ね上がってしまう。

「フィリもう入れたい」

 余裕がないのか指を抜き残りの精液を怒張に塗り込み襞へとあてがう。ぬちぬちと入口を擦るいやらしい音が浴室に響き羞恥と興奮で襞がヒクヒクしてしまいフィリいやらしいと言われると同時にずぷりと中へ侵入してくる。昨日の快感を覚えているそこは奥へと誘うように蠢いて締めつける。

「・・・ハア・・・フィリの中気持ちイイ・・・」

 後ろから抱きしめ体を背中に密着させ発する声は顔を見なくても分かるくらい艶のある響きを出している。その状態で浅く抽送を繰り返していると昨日早々にイってしまった部分にゴリッとあたり腰がビクッとなってしまう。

「そこっ!すぐイっちゃうからぁ・・・!ああんっ!」

 数回擦っただけで吐精してしまい肩で息をする。

「ふふっ、こっちでイったのに中もうねっていたの気づいてる?」

「へっ?・・・・・・ああっ!」

 言われた事を理解する前に腰を尻に打ちつけられる。座位でやった時のように深く何度も穿つらぬかれ奥で喜びを感じて腰が動いてしまう。

「んっ・・・腰動いてるよ。気持ちいいね。じゃあこれはどう?」

「ひあっ!グラインドやめてっ!ナカが掻き回されて・・・んんっ!」

 最奥の壁全体を擦られ一瞬で登りつめてしまう。先ほどからの快感に喘ぐ口端からは飲み込めないよだれが顎を伝い湯船に落ちる。

 カルの動きがヤバい・・・それに突かれる度にカルの大きいのが奥まできて気持ちいい・・・こんなに快感を覚えちゃったら拒めなくなる・・・!

 震える体と腰を支えられ限界がきたのか激しい律動を繰り返し詰まる声と同時に奥へ欲情を吐き出す。注がれた温かさに身震いし一気に力が抜けてしまい湯船へと体が落ちてしまう。

「もうだめぇ・・・」

 そのまま気を失ってしまい気づくとベッドでカルに抱きしめられながら寝ていた。
 カルの寝息を聞きながら二日連続で流された不甲斐なさに落ち込んでしまい次は拒もうと心に決めるも実行できるくらい俺は強くなかった。








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