知らぬはヒロインだけ

ネコフク

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二十話

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「みーちゃん」

「・・・・・・あーちゃん」

 まだ意識がぼんやりしていてもアラベラの呼びかけに応えたミハエルはふらふらと近づいたと思ったら、突然半分ほどむき出しになっていたど迫力な双丘へと顔面をダイブさせた。

「!?」

 ((((!?!?!?))))

 まさかの行動にアラベラは固まり、周りで様子を伺っていた生徒達はあんぐりと口を開け固まってしまう。
 貴族社会では異性との性的な接触がほぼ無い為、目の前で爆乳に顔を埋もれさせている光景はインパクト大、しかもそれをやっているのがこの国の第二王子という衝撃。ピシリと固まってしまうのも仕方ない事だ。

 ただこの行動が一部令息から後にミハエルは羨望の眼差しを向けられる事となるだが。


 数分、いや1分も経っていないかもしれない。長く感じた止まっていた時間はミハエルの動きとだらけきった声で動き出す。

「んは~あーちゃんのおっぱいの弾力~いい匂い~パフパ」

「だーーーーー!!今回楽しいはずのパーティーがこんな事になってしまって生徒会として謝罪を申し上げる。皆すまないが魅了チャームにかかって解呪魔法を受けた生徒は保健室へ行って、きちんと解かれたか確認してもらってくれ。他の生徒は聞き取りがあるかもしれないので教室に戻り待機してほしい」

 これ以上言わせるものかと、被せるように先ほどよりも大きな声を風魔法で会場いっぱいにクエスフィールが言うと、その声に我に返った生徒達がぞろぞろと会場を出ようと扉へ向かう。解呪された生徒もミハエルとは違い足取りはしっかりしている。

 会場の外には誰かが連絡したのか既に教師達が待機しており、生徒を誘導し、保健室へ行く生徒は何かある時の為に騎士が護衛でついて行く。

 10分もすると会場には今だ固まっているアラベラと胸に埋めた顔を左右に動かし堪能しているミハエル、それを呆れた顔で見ているクエスフィールとシスティアのみ。

「あ~舐めまくりたい~舐めていいよね?舐め」

 グキッ

「させねーよ!」

「あっ、グキッって言ったグキッて!」

「舌出してんじゃない。ほら生徒会室にいくぞ」

「えっ、この状態で行くの?すっごい歩きづらいんだけど!」

 ミハエルの頭を鷲掴みにしたクエスフィールによってアラベラの胸の貞操は守られたのだった(?)
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