異世界病棟 ~淫夢迷宮~

戸影絵麻

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百鬼淫行⑧

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 左手を尻の後ろにつき、心持ち上体を反らして、蓮月は股倉を開いている。

 老人のほうに向けて左右に開いた脚の間からは、逆三角形に股間に食い込んだショーツが丸見えだ。

 ショーツは総レースのTバックだから、極端に面積が狭く、生地も薄い。

 シースルー気味の半透明な生地を透かして、鼠径部にわだかまる柔毛の影とその下の隆起が見えている。

「いつものように、やってみせるんだ」

 呪詛のような声で、老人が言う。

「まずは指でショーツの上から性器を触る。そうだろう?」

「…はい」

 蓮月は、脚の付け根までまくれ上がったワンピースの中に、右手を入れる。

 逆三角形のショーツの両側を親指と人差し指でつまむと、下腹に沿ってぐいと引き上げた。

 恥丘の割れ目に紐状になったショーツが食い込み、肉の畝がその両側にこんもりと盛り上がる。

「あ…」

 思わず、喉から声が漏れた。

 割れ目の中心から脳天に向かって、痺れるようなシグナルが走り抜けたのだ。

 もっこりと膨らんだ二列の肉の”唇”は、まだ何もしていないのに、早くも濡れて鈍い光沢を放っている。

 隆起の間に人差し指を入れ、固くよじれたショーツを押し込むように、谷間に沿ってゆっくり上下させていく。

「く、くう…」

 指先がコリコリしたしこりに当たると、つい鼻息が荒くなった。

「どうだ。陰核は勃起しているか?」

 蓮月の表情の変化を見逃さず、老人が核心をついてくる。

「は、はい…」

 答える声が、上ずった。

 しまった、と思う。

 これでは自分が感じ始めていることが、コンドーサンにバレてしまう。

 だが、いったん芽生えた快感は、指の動きに合わせて募る一方だ。

 こうなると、蓮月自身、自分の意志で愛撫を止めることは不可能だった。

 自慰を覚えたての幼女のように、上下に擦る指に力が入って動きが速くなる。

 指の腹が行き来し、固くし凝った肉の芽に当たるたびに、よじれたショーツが内側から滲む粘液で濡れていく。

 ハアハアハア…。

 蓮月はもう夢中だ。

 肩で息をしながら、自分のほうから腰を前に突き出し、老人に問題の部位がよく見えるよう、脚を開き切る。

「そろそろじかに触りたいか?」

 蓮月の股間に縦に食い込んだショーツには目もくれず、蓮月の顔をひたと見据えて老人が訊く。

「は、はい」

 声を震わせながら、答える蓮月。

 次の質問が来る前に、右手の人差し指はショーツの内側に潜り込んでいる。

 割れ目の中に指先を突っこむなり、じわりと肉汁のような熱いものがあふれ出してきた。

 再び疼くような快感に襲われ、かすれた声で仔猫のように蓮月は鳴く。

「中はどうなっている?」

 重ねて発せられた質問は、すでに「はい」だけでは答えられない内容だ。

 つまりはこの淫語による応答が、新たな段階に入ったということだろうか。

 老人は、被害者である蓮月自身に、淫らで恥ずべき言葉を言わせたくなったに違いない。

「もう…どろどろです」

 老人の期待に応えるかのように、蓮月の口から下品な言葉が飛び出した。

「とても熱くて、蕩けそう…」

 くちゃくちゃくちゃ…。

 蜜の溜まった穴を指でかき混ぜる音が、人気のない病室に響き渡った。

「乳首はどうだ? もう勃っているか?」

「は、はい…。もう、びんびんに…」

 催眠術にかかったかのように、蓮月は淫らな言葉を連発する。

 淫語を口にするたびに、背徳的な快感が脳内で小爆発を繰り返し、エキスの分泌を盛んにするからだった。

「だろうな。なら次は、陰核を弄りながら、乳を揉め」

「は、はい」

 蓮月は上半身を起こすと左手を胸に添え、震える指で一気にファスナーを引き下ろした。
 

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