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第4章 洞窟都市グロッタ
#38 黄金都市の秘密⑨
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「雷で」
ルビイが応えると、
「了解です」
エリスがコートを脱ぎ捨てた。
すかさずサトがその背後に回る。
「サト、お願い」
エリスがすがるような眼をして言うと、ひとつ大きくうなずいて、サトがエリスの胸を後ろから抱きしめた。
「お、おまえら、何を」
胸のふくらみを揉み始めたサトを見て、アニムスが呆れたような声を出す。
「これがいいのです。これが」
エリスが両腕を伸ばす。
「伏せてください」
近づいてくる2体のオークを睨みつけて、鋭い声でサトが言った。
その手は相変わらず着衣の上からリズミカルにエリスの小ぶりの胸を揉んでいる。
アニムスとアニマを両脇に抱えるようにして地面にしゃがみ込むと、けげんそうなふたりに向かってルビイは説明した。
「魔力は性的快感と深くかかわってるの。特にエリスの場合はね」
「性的、快感?」
アニマが細い眉を吊り上げてルビイを見た。
なんのことか、今ひとつピンとこないらしい。
「なるほどねえ。魔法学校の劣等生だけあって、今までいろいろあったんだろうな、辛いこととか」
アニムスが感慨深げにつぶやいた時、
「んああああああああっ!」
エリスが叫び始めた。
ブロンドの長い髪が逆立ち、周囲の空気がバリバリと帯電する。
ルビイは静電気で髪の毛が浮き上がるのを感じた。
「うわ」
「きゃ」
双子も同様で、両手で頭を押さえている。
オークはすぐそこまで来ている。
緩慢な動作だが、物理攻撃が効かない以上、その脅威はかなりのものだ。
「くうううううっ! はあっ!」
両サイドからその腕が伸びてきた瞬間、
オルガスムスに達したような声で、エリスが絶叫した。
ルビイが応えると、
「了解です」
エリスがコートを脱ぎ捨てた。
すかさずサトがその背後に回る。
「サト、お願い」
エリスがすがるような眼をして言うと、ひとつ大きくうなずいて、サトがエリスの胸を後ろから抱きしめた。
「お、おまえら、何を」
胸のふくらみを揉み始めたサトを見て、アニムスが呆れたような声を出す。
「これがいいのです。これが」
エリスが両腕を伸ばす。
「伏せてください」
近づいてくる2体のオークを睨みつけて、鋭い声でサトが言った。
その手は相変わらず着衣の上からリズミカルにエリスの小ぶりの胸を揉んでいる。
アニムスとアニマを両脇に抱えるようにして地面にしゃがみ込むと、けげんそうなふたりに向かってルビイは説明した。
「魔力は性的快感と深くかかわってるの。特にエリスの場合はね」
「性的、快感?」
アニマが細い眉を吊り上げてルビイを見た。
なんのことか、今ひとつピンとこないらしい。
「なるほどねえ。魔法学校の劣等生だけあって、今までいろいろあったんだろうな、辛いこととか」
アニムスが感慨深げにつぶやいた時、
「んああああああああっ!」
エリスが叫び始めた。
ブロンドの長い髪が逆立ち、周囲の空気がバリバリと帯電する。
ルビイは静電気で髪の毛が浮き上がるのを感じた。
「うわ」
「きゃ」
双子も同様で、両手で頭を押さえている。
オークはすぐそこまで来ている。
緩慢な動作だが、物理攻撃が効かない以上、その脅威はかなりのものだ。
「くうううううっ! はあっ!」
両サイドからその腕が伸びてきた瞬間、
オルガスムスに達したような声で、エリスが絶叫した。
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