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4:イーヴォの幸せ生活!
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イーヴォはいつもの時間に目覚めると、欠伸を連発しながらベッドから下り、パンツを穿いて運動しやすい服を着た。
部屋のドアを開ければ、同じタイミングで向かい側のドアが開いた。
寝起きだからかいつもより目つきが悪いアルッティが、パァッと顔を輝かせた。実に可愛い。尻尾があればぶんぶん振りまくっていそうな雰囲気である。昔飼っていた愛犬を連想させるアルッティに、イーヴォは朝からほっこりした。
軽く柔軟体操をしてから、アルッティと一緒に走り始める。イーヴォはちらっとアルッティを見た。
身長はほぼ変わらない。身体つきもお互い筋肉質で逞しい。真剣な顔で走るアルッティの鋭い横顔に胸の奥と腹の奥がきゅんきゅんする。今すぐにでも襲ってアルッティのペニスを腹の中に咥えこみたい。
イーヴォは根っからの男専門だ。今年で二十八歳になるが、恋人をつくったことはない。アナニーはしまくっているのだが、ピッカピカの処女だ。
三歳年下のアルッティに惚れて早くも七年になる。
アルッティが新人の時の指導役がイーヴォだった。
当時のアルッティは、まだ頼りない成長途中の身体つきをしていた。
しこたま鍛えまくったのだが、アルッティはいつでも必死で頑張っていた。他の同期が本気泣きするほどキツい鍛錬でも、歯を食いしばって頑張っていた。
怖い先輩だと遠巻きにされる中、『先輩、先輩』と懐いてきたアルッティが堪らなく可愛くて、イーヴォはあっさりと恋に落ちた。
アルッティはイーヴォに懐いてくれているが、ノンケである。ノンケをどう攻略したらいいのか分からなくて、頻繁に友達のナートゥに相談したりしていたのだが、異性愛者のナートゥではあまり効果的な方法を思いつかなかった。
ノンケにどうアプローチしたらいいのか分からないまま、ただ年月だけが無駄に過ぎていった。
じわじわ諦めた方がいいのかなぁと思い始めた頃に、アルッティが住む官舎が火事になった。
全財産を失ったアルッティには申し訳ないのだが、これは好機だと思った。
イーヴォの家で一緒に暮らしたら、何かこう……いい感じに進展しないだろうか。
家では裸で過ごしたい派なのは元からなので、イーヴォはアルッティがいようと構わず家の中では全裸で過ごしている。
実は密かにアルッティが襲ってきてくれないかと期待しているのだが、今のところそんな気配はない。
自分に魅力がないからなのか、アルッティが鉄壁のノンケだからなのか、悩ましい日々が続いている。
街中を走り終えて家に帰り着くと、庭で基礎鍛錬をやる。並んで腕立て伏せをやりながら、あんなに頼りなかったのに立派な身体になったなぁと、なんだか嬉しく誇らしい気分になった。
基礎鍛錬を終え、シャワーを浴びてから髭を剃る。制服を着てから鏡を見ながら乾かした髪を整える。アルッティには少しでもよく見られたい。『格好いい先輩』と思われていたいし、あわよくば素敵な恋人になりたい。
イーヴォはビシッと髪型をキメると、うきうきと台所へ向かった。
今朝もいい匂いが漂っている台所に入れば、アルッティがこちらを見て、へらっと笑った。朝っぱらから可愛いかよ。笑うと鋭い三白眼がちょっと細くなる。
「今朝は挽肉のオムレツにしてみました!」
「おっ。いいな。美味そうだ。珈琲を淹れるな」
「お願いします。スープももう出来上がりますよ。今朝は蕪とベーコンと茸のスープです」
「いいねぇ。パンは当ててやろう。干し葡萄入りのやつ!」
「正解です!」
「やった。好きなんだよなぁ。干し葡萄入りのパン」
丁寧に珈琲を淹れると、手分けして居間のテーブルに朝食を運んだ。
干し葡萄入りのパンはほんのり甘くて素直に美味しい。挽肉入りのオムレツもボリュームがあって嬉しいし、スープも優しい味わいですごく美味しい。デザートに焼き林檎まであった。
一緒に暮らし始めて十日ほどだが、今のところ、朝食は毎日一緒に食べられている。ものすごく嬉しい。アルッティの手料理は文句なしに美味しいし、なにより、アルッティがイーヴォのために作ってくれるのが本当に嬉しくて幸せすぎる。
「イーヴォ先輩。多分今日は遅くなりそうです。シチューを作ってありますから、温めて食べてください」
「分かった。いつもありがとな」
「いえいえ。お世話になってますし。今日の弁当は、燻製した魚のスライスと野菜のサンドイッチ、それと卵のサンドイッチです」
「おっ。美味そうだな。昼飯が楽しみだ。ここ最近、毎日飯が楽しみで生きてるわ。俺」
「お口に合ってよかったです!」
照れたように笑うアルッティが可愛すぎる。うっかり勃起しないように気をつけながら、イーヴォはまるで新婚さんのような日々の幸せを噛み締めた。
一緒に出勤してから、イーヴォは自分の班の部屋に向かった。
友達のナートゥが既にいたので、真っ直ぐにナートゥの元に向かう。
「聞いてくれ! ナートゥ!」
「おはよ。今朝はなんだよ。惚気はもう聞き飽きてるんだが」
「今日もアルッティが最高に可愛くてな!」
「それ、毎朝聞いてるぞ」
「今日の昼飯も手作り弁当だ!」
「はいはい。よかったな。俺も嫁さんの手作り弁当だ」
「もはや新婚さんと言っても過言ではないっ!!」
「いや、言い過ぎだろ。なんの進展もしてないんだろ?」
「そうなんだよ……家では常に全裸でいるのに、なんで襲ってこないんだろうな?」
「ノンケだからだろ。単なる変態と思われてるんじゃないか?」
「アルッティはそんな酷いこと思わねぇもん!」
「いや、いい歳した男が『もん』って……引くわ」
「しれっと結婚しやがったナートゥよ」
「なんだよ」
「どうすればアルッティに性的に見てもらえると思う?」
「無理じゃないか?」
「即答はやめろっ!」
「いやだって、アルッティはノンケだし。野郎の裸なんぞ見てもなんとも思わないだろ。普通」
「くっ……今の新婚さんみたいな状況は確かに嬉しいが、もっとこう……イチャイチャちゅっちゅしたい! 更に言えばセックスがしたい! セックスが!」
「朝っぱらから言うことじゃないな。あ。そろそろ朝礼だぞ」
「へーい。話の続きは昼飯の時な」
「また不毛な話を聞かされるのか……」
ナートゥが遠い目をしたが、イーヴォは構わずに自分の机に向かった。
上司が入ってきたので朝礼が始まる。最悪なことに殺人事件を担当することになってしまった。下手すれば何日も帰れないかもしれない。アルッティの顔を毎日見れないのも嫌だし、アルッティの手料理を食べられないのも心底嫌だ。
イーヴォは最短の時間で犯人を見つけると決めると、相棒の後輩を連れて、早速事件現場へと向かった。
深夜遅くに意地だけで家に帰ると、窓から明かりがもれていた。
家の中に入って服を脱ぎ、台所に向かえば、アルッティがいた。
「あ、おかえりなさい」
「ただいま。アルッティも今帰ってきたのか?」
「はい。強盗事件の担当になっちゃいまして。もしかしたら数日帰れないかもです」
「あー。俺も殺人事件の担当にされた」
「シチューを温めたばかりなんで、まずは食べましょうか」
「あぁ。一緒に運ぶ。寝酒はいるか?」
「んー。酒は飲みたいけど、今夜はやめておきます。落ち着いたら、ゆっくり飲みませんか? ツマミを色々作りますよ」
「それは楽しみだ。じゃあ、俺も今夜はやめておこう。どうせなら、美味いツマミで美味い酒を飲みたい。珈琲は寝る前は微妙だから、温かいミルクでも作るか。運んでおいてくれ。その間にはミルクを温めておく」
「はい。ありがとうございます!」
イーヴォは二人分のミルクを手早く温めると、マグカップに注いでいそいそと居間に向かった。
今夜も美味しい夕食を二人で食べられる幸せに、だらしなく頬がゆるんでしまう。
殺人犯は絶対に数日中には捕まえてやる。その後にはご褒美のアルッティとの酒盛りが待っている。
ご褒美のために、全力を尽くす。
夕食後、イーヴォはアルッティと一緒に後片付けをしてから風呂に入り、アルッティに『おやすみ』と言ってから自室のベッドですとんと眠りに落ちた。
部屋のドアを開ければ、同じタイミングで向かい側のドアが開いた。
寝起きだからかいつもより目つきが悪いアルッティが、パァッと顔を輝かせた。実に可愛い。尻尾があればぶんぶん振りまくっていそうな雰囲気である。昔飼っていた愛犬を連想させるアルッティに、イーヴォは朝からほっこりした。
軽く柔軟体操をしてから、アルッティと一緒に走り始める。イーヴォはちらっとアルッティを見た。
身長はほぼ変わらない。身体つきもお互い筋肉質で逞しい。真剣な顔で走るアルッティの鋭い横顔に胸の奥と腹の奥がきゅんきゅんする。今すぐにでも襲ってアルッティのペニスを腹の中に咥えこみたい。
イーヴォは根っからの男専門だ。今年で二十八歳になるが、恋人をつくったことはない。アナニーはしまくっているのだが、ピッカピカの処女だ。
三歳年下のアルッティに惚れて早くも七年になる。
アルッティが新人の時の指導役がイーヴォだった。
当時のアルッティは、まだ頼りない成長途中の身体つきをしていた。
しこたま鍛えまくったのだが、アルッティはいつでも必死で頑張っていた。他の同期が本気泣きするほどキツい鍛錬でも、歯を食いしばって頑張っていた。
怖い先輩だと遠巻きにされる中、『先輩、先輩』と懐いてきたアルッティが堪らなく可愛くて、イーヴォはあっさりと恋に落ちた。
アルッティはイーヴォに懐いてくれているが、ノンケである。ノンケをどう攻略したらいいのか分からなくて、頻繁に友達のナートゥに相談したりしていたのだが、異性愛者のナートゥではあまり効果的な方法を思いつかなかった。
ノンケにどうアプローチしたらいいのか分からないまま、ただ年月だけが無駄に過ぎていった。
じわじわ諦めた方がいいのかなぁと思い始めた頃に、アルッティが住む官舎が火事になった。
全財産を失ったアルッティには申し訳ないのだが、これは好機だと思った。
イーヴォの家で一緒に暮らしたら、何かこう……いい感じに進展しないだろうか。
家では裸で過ごしたい派なのは元からなので、イーヴォはアルッティがいようと構わず家の中では全裸で過ごしている。
実は密かにアルッティが襲ってきてくれないかと期待しているのだが、今のところそんな気配はない。
自分に魅力がないからなのか、アルッティが鉄壁のノンケだからなのか、悩ましい日々が続いている。
街中を走り終えて家に帰り着くと、庭で基礎鍛錬をやる。並んで腕立て伏せをやりながら、あんなに頼りなかったのに立派な身体になったなぁと、なんだか嬉しく誇らしい気分になった。
基礎鍛錬を終え、シャワーを浴びてから髭を剃る。制服を着てから鏡を見ながら乾かした髪を整える。アルッティには少しでもよく見られたい。『格好いい先輩』と思われていたいし、あわよくば素敵な恋人になりたい。
イーヴォはビシッと髪型をキメると、うきうきと台所へ向かった。
今朝もいい匂いが漂っている台所に入れば、アルッティがこちらを見て、へらっと笑った。朝っぱらから可愛いかよ。笑うと鋭い三白眼がちょっと細くなる。
「今朝は挽肉のオムレツにしてみました!」
「おっ。いいな。美味そうだ。珈琲を淹れるな」
「お願いします。スープももう出来上がりますよ。今朝は蕪とベーコンと茸のスープです」
「いいねぇ。パンは当ててやろう。干し葡萄入りのやつ!」
「正解です!」
「やった。好きなんだよなぁ。干し葡萄入りのパン」
丁寧に珈琲を淹れると、手分けして居間のテーブルに朝食を運んだ。
干し葡萄入りのパンはほんのり甘くて素直に美味しい。挽肉入りのオムレツもボリュームがあって嬉しいし、スープも優しい味わいですごく美味しい。デザートに焼き林檎まであった。
一緒に暮らし始めて十日ほどだが、今のところ、朝食は毎日一緒に食べられている。ものすごく嬉しい。アルッティの手料理は文句なしに美味しいし、なにより、アルッティがイーヴォのために作ってくれるのが本当に嬉しくて幸せすぎる。
「イーヴォ先輩。多分今日は遅くなりそうです。シチューを作ってありますから、温めて食べてください」
「分かった。いつもありがとな」
「いえいえ。お世話になってますし。今日の弁当は、燻製した魚のスライスと野菜のサンドイッチ、それと卵のサンドイッチです」
「おっ。美味そうだな。昼飯が楽しみだ。ここ最近、毎日飯が楽しみで生きてるわ。俺」
「お口に合ってよかったです!」
照れたように笑うアルッティが可愛すぎる。うっかり勃起しないように気をつけながら、イーヴォはまるで新婚さんのような日々の幸せを噛み締めた。
一緒に出勤してから、イーヴォは自分の班の部屋に向かった。
友達のナートゥが既にいたので、真っ直ぐにナートゥの元に向かう。
「聞いてくれ! ナートゥ!」
「おはよ。今朝はなんだよ。惚気はもう聞き飽きてるんだが」
「今日もアルッティが最高に可愛くてな!」
「それ、毎朝聞いてるぞ」
「今日の昼飯も手作り弁当だ!」
「はいはい。よかったな。俺も嫁さんの手作り弁当だ」
「もはや新婚さんと言っても過言ではないっ!!」
「いや、言い過ぎだろ。なんの進展もしてないんだろ?」
「そうなんだよ……家では常に全裸でいるのに、なんで襲ってこないんだろうな?」
「ノンケだからだろ。単なる変態と思われてるんじゃないか?」
「アルッティはそんな酷いこと思わねぇもん!」
「いや、いい歳した男が『もん』って……引くわ」
「しれっと結婚しやがったナートゥよ」
「なんだよ」
「どうすればアルッティに性的に見てもらえると思う?」
「無理じゃないか?」
「即答はやめろっ!」
「いやだって、アルッティはノンケだし。野郎の裸なんぞ見てもなんとも思わないだろ。普通」
「くっ……今の新婚さんみたいな状況は確かに嬉しいが、もっとこう……イチャイチャちゅっちゅしたい! 更に言えばセックスがしたい! セックスが!」
「朝っぱらから言うことじゃないな。あ。そろそろ朝礼だぞ」
「へーい。話の続きは昼飯の時な」
「また不毛な話を聞かされるのか……」
ナートゥが遠い目をしたが、イーヴォは構わずに自分の机に向かった。
上司が入ってきたので朝礼が始まる。最悪なことに殺人事件を担当することになってしまった。下手すれば何日も帰れないかもしれない。アルッティの顔を毎日見れないのも嫌だし、アルッティの手料理を食べられないのも心底嫌だ。
イーヴォは最短の時間で犯人を見つけると決めると、相棒の後輩を連れて、早速事件現場へと向かった。
深夜遅くに意地だけで家に帰ると、窓から明かりがもれていた。
家の中に入って服を脱ぎ、台所に向かえば、アルッティがいた。
「あ、おかえりなさい」
「ただいま。アルッティも今帰ってきたのか?」
「はい。強盗事件の担当になっちゃいまして。もしかしたら数日帰れないかもです」
「あー。俺も殺人事件の担当にされた」
「シチューを温めたばかりなんで、まずは食べましょうか」
「あぁ。一緒に運ぶ。寝酒はいるか?」
「んー。酒は飲みたいけど、今夜はやめておきます。落ち着いたら、ゆっくり飲みませんか? ツマミを色々作りますよ」
「それは楽しみだ。じゃあ、俺も今夜はやめておこう。どうせなら、美味いツマミで美味い酒を飲みたい。珈琲は寝る前は微妙だから、温かいミルクでも作るか。運んでおいてくれ。その間にはミルクを温めておく」
「はい。ありがとうございます!」
イーヴォは二人分のミルクを手早く温めると、マグカップに注いでいそいそと居間に向かった。
今夜も美味しい夕食を二人で食べられる幸せに、だらしなく頬がゆるんでしまう。
殺人犯は絶対に数日中には捕まえてやる。その後にはご褒美のアルッティとの酒盛りが待っている。
ご褒美のために、全力を尽くす。
夕食後、イーヴォはアルッティと一緒に後片付けをしてから風呂に入り、アルッティに『おやすみ』と言ってから自室のベッドですとんと眠りに落ちた。
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