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21:プロポーズとパーティーの夜
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クラウディオとフェリは繋がったまま抱き合っていた。仰向けに寝転がった逞しい身体のクラウディオの上にフェリがのっている。
「重くないか?」
「全然」
お互いまだ呼吸は整っていない。戯れるように何度も軽いキスをする。クラウディオがフェリの長い波打つ髪に触れ、遊ぶように指先に絡める。クラウディオは結構フェリの髪に触れるのが好きだ。
「……フェリ」
「んー?」
「そろそろ結婚しないか?」
クラウディオの裸の肩に預けていた頭を起こした。クラウディオの顔を見れば、どこか緊張しているような真剣な顔をしている。
「……俺でいいのか?本当に」
「フェリがいいんだよ」
「俺、子供も孫もいるぞ」
「うん。何の問題もない。皆で家族になりたい。婚姻届とか戸籍とか、そういう面倒なことはマーサ様が協力してくださるから子供ができても大丈夫だ。ロヴィーノ様達とは俺は年に1度しか会えないけど、その分会えるときに大事にする」
「……家族になってくれる?」
「あぁ」
フェリはクラウディオの唇に触れるだけのキスをした。
「……結婚する」
クラウディオがほっとしたように微笑んだ。フェリはなんだか目頭が熱くなって、ぎゅっとクラウディオに強く抱きついた。クラウディオもフェリの身体をしっかり抱き締めてくれる。
「……俺はフェリの『家』だから、皆でいつでも帰ってくればいい」
「……うん」
優しく頭を撫でてくれるクラウディオの手の温もりに、涙が堪えきれなくなった。感極まったフェリが小さく嗚咽をもらしながら本格的に泣き出すと、フェリが泣き止むまでクラウディオが何度も優しくフェリの頭を撫で、髪にキスをしてくれた。明日子供達に報告しよう、と優しく囁くクラウディオに、フェリはコクンと頷いた。
ーーーーーー
フェリとクラウディオの結婚祝いパーティーはマーサの家の庭で盛大に行われた。フェリがなんだか恥ずかしいから結婚式はしないと主張したら、じゃあ気軽なガーデンパーティーで、となったのだ。
4大国全ての神子と王とその家族達、それからクラウディオの同僚達が集まり、かなりの大人数になった。現風の王であるロヴィーノと話し合い、クラウディオと結婚することは風の宗主国の者達には一切知らせないことにした。先代王とは未だに書類上の夫婦ではあるが、そこらへんは無視する。
そもそも、この世界は男女比が平等ではない。6:4で男の方が多い。当然ながら溢れる男が出てくる。故に、どの宗主国でも複婚や同性婚が認められている。マーサが夫のリチャードと共に治めているサンガレア領は、男同士でも子供をつくれる施設があることやマーサ達領主家の者達が同性愛に非常に寛容なことから、領地全体が同性愛に寛容である。だから男夫婦や恋人達も他の領地に比べて格段に多い。クラウディオとフェリが結婚することになっても、普通に皆受け入れ祝福してくれた。
昼前から始まったガーデンパーティーは、夜遅くまで続いていた。マーサを筆頭に酒好きな者達が多く、更に祝いとして各宗主国から大量のサンガレアでは珍しい酒が贈られており、それが振る舞われていた為に酒盛りは大いに盛り上がっている。
フェリとクラウディオはそこそこの時間には土竜の森の中のフェリの家に引き上げた。
風呂場で騒ぎ疲れた身体を2人でゆっくりと温泉に浸かって癒す。
風呂から出ると、服を着ずに裸のまま2人でベッドに潜り込んだ。クラウディオが腕枕をしてくれるので、フェリは甘えてクラウディオにピッタリくっついた。
「つっかれたー」
「盛り上がってたな」
「マーサだけじゃなくて酒飲みが多いんだよな。水の王とか火の王もめちゃくちゃ酒好きだしよー」
「領軍の連中も基本酒が好きだしな」
「なー。あ、でも火の宗主国の、なんだっけ?名前忘れたけど、果実酒旨かった」
「俺それ飲んだかな?水の宗主国の米の酒は飲んだけど。めちゃくちゃ旨いやつ」
「……どれだ?」
「名前が思い出せないな。何種類も試し飲みしてたから」
「クラウディオ。結構飲んでたよな」
「うん」
「……今夜できる?」
「余裕」
クラウディオがフェリの腰をいやらしい手つきで撫でた。フェリはその感触にクスクス笑いながら、1度起き上がって邪魔になるかけ布団をどかし、仰向けに寝転がるクラウディオに跨がってピタリと逞しいクラウディオの身体の上に伏せた。実を言うと、2人で風呂に入っている時から期待でずっと女のソコが疼いて濡れている。クラウディオがフェリの柔らかい尻を両手で揉む。フェリは戯れるような軽いキスをクラウディオに仕掛けた。ちゅっ、ちゅっと何度もクラウディオの唇に吸いつき、舌で舐める。クラウディオが舌を出して伸ばしてきたので、舌を絡ませ、そのままクラウディオの口の中に舌を入れて上顎や歯列を舐め回す。クラウディオの手が尻だけでなく、フェリの腰や背中を触れるか触れないかという微妙な力加減で撫でてきた。クラウディオの武骨な手がフェリの柔らかな肌を撫でる度にゾクゾクして、ひどく興奮する。
フェリの下腹部に当たるクラウディオのぺニスはすっかり勃起していた。フェリのぺニスもである。女のソコもアナルも疼いて仕方がない。
ねっとりと互いの口の中を舐め合いながら、クラウディオがフェリの女のソコに指先で軽く触れた。ぬるぬると指で優しく入り口あたりを擦られる。クラウディオがクックッと小さく笑った。
「すごいな、フェリ。ぬるぬる」
「うん……なぁ、こっちも」
フェリは後ろ手にクラウディオの手を掴んで、クラウディオの指先を自分のアナルに導いた。フェリの愛液で濡れたクラウディオの指がアナルに触れ、くるくる小さな円を描くように優しくフェリの早くもひくつくアナルを揉む。
「どっちが先がいい?」
「クラウディオは?」
「どっちも捨てがたいな」
クラウディオが両手を使って、フェリの女のソコとアナルに同時にゆっくり太い指を入れてきた。思わず熱い溜め息が出てしまう。本当に器用なもので、女のソコに入っている左手の指も、アナルに入っている右手の指も、フェリが感じる動きをしている。両方の中のいいところを同時にグリグリ刺激されて、フェリは腰や太腿を震わせた。
「あぁ……それ、すごい……気持ちいい……」
「どっちも締まってるな」
「あ、はぁ……」
フェリの女のソコから、ぐちゃぐちゃといやらしい水音がする。気持ちがいい。でも、もっと欲しい。フェリは伏せていた身体を起こして、ずりずりとクラウディオの指を入れたまま移動し、クラウディオの顔を跨いだ。
「なぁ、舐めてよ」
クラウディオが小さく楽しそうに笑いながら、フェリのソコとアナルから指を抜いた。フェリの尻を両手で掴んで、びちょびょに濡れているソコにねっとり舌を這わせる。ぬるぬると舐め回され、フェリはあまりの気持ちよさに腰をくねらせた。音を立てながらフェリのソコを舐め、時折どんどん溢れるフェリの愛液を啜るクラウディオの頭に片手で触れる。クラウディオのしっかりとした硬めの髪の毛に触れながら、フェリは自分で自分のぺニスをしごき始めた。
「あぁ……いい……もっとして……」
クラウディオの指がフェリのアナルに再び入ってきた。中を探るように指が動いたかと思えば、前立腺を焦らしもせずにグリグリ擦り出す。ソコを優しく舐め回されながら、アナルを強く刺激されて、もう限界である。
「あっ、あぁ、あ、あ、イクッ!あぁっ!」
フェリはアナルに入ったクラウディオの指を強く締めつけながら、勢いよくぺニスから精液を飛ばした。腰が自然とガクガク震える。
はーっはーっと荒い息を吐いて、フェリが自分の射精したぺニスを掴んだまま、絶頂の余韻に浸っていると、クラウディオの指がゆっくりとアナルから引き抜かれた。
「フェリ」
「……ん」
「どっちから挿れようか」
「……こっち」
フェリは腰を少し浮かせて、クラウディオの顔に押しつけていたソコを、ワレメを自分で指で開いてクラウディオによく見えるようにした。濡れてひくつく入り口辺りに自分の指で触れる。クラウディオの視線をソコに感じながら、自分の指を中に入れる。自慰はしたことがないが、なんとなく、中のどこを擦れば気持ちいいか分かる。クラウディオにもよく見えるようにわざとゆっくり自分の指を抜き差しする。クラウディオに自分の濡れまくったはしたない女のソコを見つめられるだけで、ゾクゾクして気持ちがいい。
「……いやらしいな、フェリ」
「あぁ……は、んぁ……いや?」
「まさか。フェリ。自分のだけじゃなくて、俺のも可愛がってくれないか?ココで」
クラウディオがフェリの腰を掴んで下ろさせ、動かしているフェリの指ごとソコを舐めた。ソコに感じるクラウディオの舌の感触に腰を震わせ、フェリは自分の指を抜いてゆっくり移動し、クラウディオのガチガチに固く反り返っている熱いぺニスに、濡れたソコを腰をくねらせ擦りつけた。クラウディオのぺニスを片手で支えて、ソコの入り口に先っぽを押しつけ、ゆっくりと腰を下ろしてクラウディオのぺニスを飲み込んでいく。大きなクラウディオのぺニスに膣内を押し拡げられる感覚が堪らない。フェリがクラウディオのぺニスのちょうど半分くらいをソコで飲み込んだら、クラウディオがフェリの腰を両手で掴んで勢いよく腰を突き上げた。
「あぁっ!!」
勢いよく奥まで届いたクラウディオのぺニスをぎゅっと締めつけた。何度も何度も強く腰を突き上げられる。フェリは突き上げられながら、クラウディオの腹に手をついて円を描くように腰を回した。楽しそうだったクラウディオの顔から余裕がなくなる。ベッドが軋む音がする程2人で激しく動く。中を勢いよく熱くて固いぺニスで擦られ、奥をガンガン突き上げられる度に頭が馬鹿になりそうになるくらい強い快感が突き抜ける。
「あっ!あっ!あっ!すごいっ!クラウディオッ!いいっ!」
「はっ、はっ……フェリッ!」
クラウディオが繋がったまま寝転がっていた身体を起こし、体勢を変え、フェリを押し倒した。フェリの両足を掴んで大きく広げさせ、激しく速く腰を振る。フェリはクラウディオの腕を強く掴んで強い快感に耐えようとしたが、すぐに限界がきた。
「あぁ!あ!あ!あ!あ!イクッ!イクッ!あぁぁぁ!!」
全身をビクビク震わせてイくフェリの身体を更にクラウディオが激しく揺さぶる。フェリの両足から手を離し、フェリの顔の両側に手をついて激しく巧みに腰を動かす。フェリはクラウディオの腰に足を絡めた。気持ちがいい。もっと。それしか頭にない。クラウディオの大きなぺニスをぎゅうぎゅう締めつけながら、フェリはまたイッた。
「あぁぁぁ!!」
「……っあぁ!」
一際強く腰を打ちつけてクラウディオがフェリの中の奥に射精した。クラウディオにぎゅっと強く抱き締められる。フェリは力の入らない腕でクラウディオを抱き締めかえした。ぐっぐっとクラウディオが全て出しきるように、何度も腰を押しつけてくる。その度にフェリの口から小さな喘ぎ声がもれた。クラウディオの動きが止まると、2人揃って大きく息を吐いた。荒い呼吸のまま、何度も軽いキスをする。
クラウディオが腰を動かして萎えたぺニスを引き抜いた。途端にフェリのソコから精液が溢れて垂れる感触がする。すごく気持ちよかった。でもまだ足りない。
「はぁ……フェリ」
「……うん」
「舐めてくれないか?」
「うん」
クラウディオはフェリの身体を離すと、ベッドの上に膝立ちになった。フェリも起き上がり、クラウディオの前に膝まづく。クラウディオの精液とフェリの愛液で濡れて、てらてらといやらしく光るクラウディオのぺニスにキスをする。精液と愛液の混ざったものを全て舐めとるようにクラウディオのぺニス全体を舐め回すと、クラウディオが熱い息を吐いた。クラウディオのぺニスはすぐに再び大きく固くなった。フェリは大きく口を開けて、クラウディオのぺニスを咥えた。先っぽに舌を這わせ、唇で熱いぺニスをしごく。クラウディオがフェリの長い髪を優しく耳にかけ、露になったフェリの耳を指先で弄る。飲み込めるだけ飲み込んで、喉でぺニスを締めるように意識しながら吸いつくと、クラウディオの腰が震えた。
「あぁ……フェリ。上手だ」
クラウディオの言葉と優しく頭を撫でてくれる大きな手の感触に嬉しくなったフェリは、クラウディオの顔を上目遣いで見つめながら、頭を前後に動かして夢中で奉仕した。クラウディオの熱くて固い精液の匂いがするぺニスに酷く興奮する。フェリはクラウディオのぺニスを夢中で口で可愛がりながら、自分の勃起したぺニスに手を伸ばした。焦らしもせずに激しく擦る。女のソコもアナルも疼いて仕方がない。フェリは1度クラウディオのぺニスから口を離した。クラウディオの濡れたぺニスに頬擦りする。
「クラウディオ……欲しい……」
「どっちに?」
「こっち」
フェリは体勢を変え、クラウディオに背を向けて四つん這いになり、上体を下ろして尻だけ高く上げた。自分で両手で尻たぶを開いて、ひくつくアナルをクラウディオに見せつけた。フェリのアナルは垂れたフェリの愛液とクラウディオの精液で既に濡れている。でもぺニスを挿れるには少し足りない。クラウディオが優しくフェリの尻を撫でると、ベッド横の棚に置いてあるローションのボトルを手にとった。クラウディオがローションを高い位置からフェリのアナルに垂らす。アナルに感じる冷たいローションにさえ感じて、フェリは熱い息を吐いた。ローションで濡らしたクラウディオの太い指がアナルにゆっくりと入ってくる。フェリは思わず喘ぎながら、クラウディオの指を締めつけた。クラウディオの指が前立腺を刺激しながら、フェリのアナルを拡げるように動き回る。フェリは腰をくねらせて与えられる快感に酔いしれる。
「フェリ。すごいな。こっちもめちゃくちゃ締めつけてくる」
「あぁ……クラウディオ……いい……」
クラウディオがフェリのアナルに抜き差ししている指とは別の指でフェリの愛液が溢れてひくつくソコにも触れた。指をソコにも入れられ、アナルと同時に弄られる。フェリは堪らず腰を震わせてシーツを強く掴んだ。ぐちゅぐちゅといやらしい水音がする。
クラウディオの指が両方から引き抜かれた。フェリの腰をクラウディオが掴み、ぺニスの先っぽをフェリのアナルに押しつける。
「挿れるぞ」
「きて、はやく」
ゆっくりクラウディオの固いぺニスがフェリのアナルに入ってきた。待ち望んでいたクラウディオのぺニスの感覚に、フェリは堪えきれずに勢いよくぺニスから精液を吐き出した。腰が震えてアナルでぎゅっとクラウディオのぺニスを締めつける。
「あ、あ、あ、あ」
「あぁ……すごいな……」
クラウディオがキツく締めつけてくるアナルの感触を楽しむように、ゆるゆるとゆっくり腰を動かし始めた。
フェリは動き回るクラウディオのぺニスに夢中になり、朝がくるまで何度もクラウディオを求めた。
「重くないか?」
「全然」
お互いまだ呼吸は整っていない。戯れるように何度も軽いキスをする。クラウディオがフェリの長い波打つ髪に触れ、遊ぶように指先に絡める。クラウディオは結構フェリの髪に触れるのが好きだ。
「……フェリ」
「んー?」
「そろそろ結婚しないか?」
クラウディオの裸の肩に預けていた頭を起こした。クラウディオの顔を見れば、どこか緊張しているような真剣な顔をしている。
「……俺でいいのか?本当に」
「フェリがいいんだよ」
「俺、子供も孫もいるぞ」
「うん。何の問題もない。皆で家族になりたい。婚姻届とか戸籍とか、そういう面倒なことはマーサ様が協力してくださるから子供ができても大丈夫だ。ロヴィーノ様達とは俺は年に1度しか会えないけど、その分会えるときに大事にする」
「……家族になってくれる?」
「あぁ」
フェリはクラウディオの唇に触れるだけのキスをした。
「……結婚する」
クラウディオがほっとしたように微笑んだ。フェリはなんだか目頭が熱くなって、ぎゅっとクラウディオに強く抱きついた。クラウディオもフェリの身体をしっかり抱き締めてくれる。
「……俺はフェリの『家』だから、皆でいつでも帰ってくればいい」
「……うん」
優しく頭を撫でてくれるクラウディオの手の温もりに、涙が堪えきれなくなった。感極まったフェリが小さく嗚咽をもらしながら本格的に泣き出すと、フェリが泣き止むまでクラウディオが何度も優しくフェリの頭を撫で、髪にキスをしてくれた。明日子供達に報告しよう、と優しく囁くクラウディオに、フェリはコクンと頷いた。
ーーーーーー
フェリとクラウディオの結婚祝いパーティーはマーサの家の庭で盛大に行われた。フェリがなんだか恥ずかしいから結婚式はしないと主張したら、じゃあ気軽なガーデンパーティーで、となったのだ。
4大国全ての神子と王とその家族達、それからクラウディオの同僚達が集まり、かなりの大人数になった。現風の王であるロヴィーノと話し合い、クラウディオと結婚することは風の宗主国の者達には一切知らせないことにした。先代王とは未だに書類上の夫婦ではあるが、そこらへんは無視する。
そもそも、この世界は男女比が平等ではない。6:4で男の方が多い。当然ながら溢れる男が出てくる。故に、どの宗主国でも複婚や同性婚が認められている。マーサが夫のリチャードと共に治めているサンガレア領は、男同士でも子供をつくれる施設があることやマーサ達領主家の者達が同性愛に非常に寛容なことから、領地全体が同性愛に寛容である。だから男夫婦や恋人達も他の領地に比べて格段に多い。クラウディオとフェリが結婚することになっても、普通に皆受け入れ祝福してくれた。
昼前から始まったガーデンパーティーは、夜遅くまで続いていた。マーサを筆頭に酒好きな者達が多く、更に祝いとして各宗主国から大量のサンガレアでは珍しい酒が贈られており、それが振る舞われていた為に酒盛りは大いに盛り上がっている。
フェリとクラウディオはそこそこの時間には土竜の森の中のフェリの家に引き上げた。
風呂場で騒ぎ疲れた身体を2人でゆっくりと温泉に浸かって癒す。
風呂から出ると、服を着ずに裸のまま2人でベッドに潜り込んだ。クラウディオが腕枕をしてくれるので、フェリは甘えてクラウディオにピッタリくっついた。
「つっかれたー」
「盛り上がってたな」
「マーサだけじゃなくて酒飲みが多いんだよな。水の王とか火の王もめちゃくちゃ酒好きだしよー」
「領軍の連中も基本酒が好きだしな」
「なー。あ、でも火の宗主国の、なんだっけ?名前忘れたけど、果実酒旨かった」
「俺それ飲んだかな?水の宗主国の米の酒は飲んだけど。めちゃくちゃ旨いやつ」
「……どれだ?」
「名前が思い出せないな。何種類も試し飲みしてたから」
「クラウディオ。結構飲んでたよな」
「うん」
「……今夜できる?」
「余裕」
クラウディオがフェリの腰をいやらしい手つきで撫でた。フェリはその感触にクスクス笑いながら、1度起き上がって邪魔になるかけ布団をどかし、仰向けに寝転がるクラウディオに跨がってピタリと逞しいクラウディオの身体の上に伏せた。実を言うと、2人で風呂に入っている時から期待でずっと女のソコが疼いて濡れている。クラウディオがフェリの柔らかい尻を両手で揉む。フェリは戯れるような軽いキスをクラウディオに仕掛けた。ちゅっ、ちゅっと何度もクラウディオの唇に吸いつき、舌で舐める。クラウディオが舌を出して伸ばしてきたので、舌を絡ませ、そのままクラウディオの口の中に舌を入れて上顎や歯列を舐め回す。クラウディオの手が尻だけでなく、フェリの腰や背中を触れるか触れないかという微妙な力加減で撫でてきた。クラウディオの武骨な手がフェリの柔らかな肌を撫でる度にゾクゾクして、ひどく興奮する。
フェリの下腹部に当たるクラウディオのぺニスはすっかり勃起していた。フェリのぺニスもである。女のソコもアナルも疼いて仕方がない。
ねっとりと互いの口の中を舐め合いながら、クラウディオがフェリの女のソコに指先で軽く触れた。ぬるぬると指で優しく入り口あたりを擦られる。クラウディオがクックッと小さく笑った。
「すごいな、フェリ。ぬるぬる」
「うん……なぁ、こっちも」
フェリは後ろ手にクラウディオの手を掴んで、クラウディオの指先を自分のアナルに導いた。フェリの愛液で濡れたクラウディオの指がアナルに触れ、くるくる小さな円を描くように優しくフェリの早くもひくつくアナルを揉む。
「どっちが先がいい?」
「クラウディオは?」
「どっちも捨てがたいな」
クラウディオが両手を使って、フェリの女のソコとアナルに同時にゆっくり太い指を入れてきた。思わず熱い溜め息が出てしまう。本当に器用なもので、女のソコに入っている左手の指も、アナルに入っている右手の指も、フェリが感じる動きをしている。両方の中のいいところを同時にグリグリ刺激されて、フェリは腰や太腿を震わせた。
「あぁ……それ、すごい……気持ちいい……」
「どっちも締まってるな」
「あ、はぁ……」
フェリの女のソコから、ぐちゃぐちゃといやらしい水音がする。気持ちがいい。でも、もっと欲しい。フェリは伏せていた身体を起こして、ずりずりとクラウディオの指を入れたまま移動し、クラウディオの顔を跨いだ。
「なぁ、舐めてよ」
クラウディオが小さく楽しそうに笑いながら、フェリのソコとアナルから指を抜いた。フェリの尻を両手で掴んで、びちょびょに濡れているソコにねっとり舌を這わせる。ぬるぬると舐め回され、フェリはあまりの気持ちよさに腰をくねらせた。音を立てながらフェリのソコを舐め、時折どんどん溢れるフェリの愛液を啜るクラウディオの頭に片手で触れる。クラウディオのしっかりとした硬めの髪の毛に触れながら、フェリは自分で自分のぺニスをしごき始めた。
「あぁ……いい……もっとして……」
クラウディオの指がフェリのアナルに再び入ってきた。中を探るように指が動いたかと思えば、前立腺を焦らしもせずにグリグリ擦り出す。ソコを優しく舐め回されながら、アナルを強く刺激されて、もう限界である。
「あっ、あぁ、あ、あ、イクッ!あぁっ!」
フェリはアナルに入ったクラウディオの指を強く締めつけながら、勢いよくぺニスから精液を飛ばした。腰が自然とガクガク震える。
はーっはーっと荒い息を吐いて、フェリが自分の射精したぺニスを掴んだまま、絶頂の余韻に浸っていると、クラウディオの指がゆっくりとアナルから引き抜かれた。
「フェリ」
「……ん」
「どっちから挿れようか」
「……こっち」
フェリは腰を少し浮かせて、クラウディオの顔に押しつけていたソコを、ワレメを自分で指で開いてクラウディオによく見えるようにした。濡れてひくつく入り口辺りに自分の指で触れる。クラウディオの視線をソコに感じながら、自分の指を中に入れる。自慰はしたことがないが、なんとなく、中のどこを擦れば気持ちいいか分かる。クラウディオにもよく見えるようにわざとゆっくり自分の指を抜き差しする。クラウディオに自分の濡れまくったはしたない女のソコを見つめられるだけで、ゾクゾクして気持ちがいい。
「……いやらしいな、フェリ」
「あぁ……は、んぁ……いや?」
「まさか。フェリ。自分のだけじゃなくて、俺のも可愛がってくれないか?ココで」
クラウディオがフェリの腰を掴んで下ろさせ、動かしているフェリの指ごとソコを舐めた。ソコに感じるクラウディオの舌の感触に腰を震わせ、フェリは自分の指を抜いてゆっくり移動し、クラウディオのガチガチに固く反り返っている熱いぺニスに、濡れたソコを腰をくねらせ擦りつけた。クラウディオのぺニスを片手で支えて、ソコの入り口に先っぽを押しつけ、ゆっくりと腰を下ろしてクラウディオのぺニスを飲み込んでいく。大きなクラウディオのぺニスに膣内を押し拡げられる感覚が堪らない。フェリがクラウディオのぺニスのちょうど半分くらいをソコで飲み込んだら、クラウディオがフェリの腰を両手で掴んで勢いよく腰を突き上げた。
「あぁっ!!」
勢いよく奥まで届いたクラウディオのぺニスをぎゅっと締めつけた。何度も何度も強く腰を突き上げられる。フェリは突き上げられながら、クラウディオの腹に手をついて円を描くように腰を回した。楽しそうだったクラウディオの顔から余裕がなくなる。ベッドが軋む音がする程2人で激しく動く。中を勢いよく熱くて固いぺニスで擦られ、奥をガンガン突き上げられる度に頭が馬鹿になりそうになるくらい強い快感が突き抜ける。
「あっ!あっ!あっ!すごいっ!クラウディオッ!いいっ!」
「はっ、はっ……フェリッ!」
クラウディオが繋がったまま寝転がっていた身体を起こし、体勢を変え、フェリを押し倒した。フェリの両足を掴んで大きく広げさせ、激しく速く腰を振る。フェリはクラウディオの腕を強く掴んで強い快感に耐えようとしたが、すぐに限界がきた。
「あぁ!あ!あ!あ!あ!イクッ!イクッ!あぁぁぁ!!」
全身をビクビク震わせてイくフェリの身体を更にクラウディオが激しく揺さぶる。フェリの両足から手を離し、フェリの顔の両側に手をついて激しく巧みに腰を動かす。フェリはクラウディオの腰に足を絡めた。気持ちがいい。もっと。それしか頭にない。クラウディオの大きなぺニスをぎゅうぎゅう締めつけながら、フェリはまたイッた。
「あぁぁぁ!!」
「……っあぁ!」
一際強く腰を打ちつけてクラウディオがフェリの中の奥に射精した。クラウディオにぎゅっと強く抱き締められる。フェリは力の入らない腕でクラウディオを抱き締めかえした。ぐっぐっとクラウディオが全て出しきるように、何度も腰を押しつけてくる。その度にフェリの口から小さな喘ぎ声がもれた。クラウディオの動きが止まると、2人揃って大きく息を吐いた。荒い呼吸のまま、何度も軽いキスをする。
クラウディオが腰を動かして萎えたぺニスを引き抜いた。途端にフェリのソコから精液が溢れて垂れる感触がする。すごく気持ちよかった。でもまだ足りない。
「はぁ……フェリ」
「……うん」
「舐めてくれないか?」
「うん」
クラウディオはフェリの身体を離すと、ベッドの上に膝立ちになった。フェリも起き上がり、クラウディオの前に膝まづく。クラウディオの精液とフェリの愛液で濡れて、てらてらといやらしく光るクラウディオのぺニスにキスをする。精液と愛液の混ざったものを全て舐めとるようにクラウディオのぺニス全体を舐め回すと、クラウディオが熱い息を吐いた。クラウディオのぺニスはすぐに再び大きく固くなった。フェリは大きく口を開けて、クラウディオのぺニスを咥えた。先っぽに舌を這わせ、唇で熱いぺニスをしごく。クラウディオがフェリの長い髪を優しく耳にかけ、露になったフェリの耳を指先で弄る。飲み込めるだけ飲み込んで、喉でぺニスを締めるように意識しながら吸いつくと、クラウディオの腰が震えた。
「あぁ……フェリ。上手だ」
クラウディオの言葉と優しく頭を撫でてくれる大きな手の感触に嬉しくなったフェリは、クラウディオの顔を上目遣いで見つめながら、頭を前後に動かして夢中で奉仕した。クラウディオの熱くて固い精液の匂いがするぺニスに酷く興奮する。フェリはクラウディオのぺニスを夢中で口で可愛がりながら、自分の勃起したぺニスに手を伸ばした。焦らしもせずに激しく擦る。女のソコもアナルも疼いて仕方がない。フェリは1度クラウディオのぺニスから口を離した。クラウディオの濡れたぺニスに頬擦りする。
「クラウディオ……欲しい……」
「どっちに?」
「こっち」
フェリは体勢を変え、クラウディオに背を向けて四つん這いになり、上体を下ろして尻だけ高く上げた。自分で両手で尻たぶを開いて、ひくつくアナルをクラウディオに見せつけた。フェリのアナルは垂れたフェリの愛液とクラウディオの精液で既に濡れている。でもぺニスを挿れるには少し足りない。クラウディオが優しくフェリの尻を撫でると、ベッド横の棚に置いてあるローションのボトルを手にとった。クラウディオがローションを高い位置からフェリのアナルに垂らす。アナルに感じる冷たいローションにさえ感じて、フェリは熱い息を吐いた。ローションで濡らしたクラウディオの太い指がアナルにゆっくりと入ってくる。フェリは思わず喘ぎながら、クラウディオの指を締めつけた。クラウディオの指が前立腺を刺激しながら、フェリのアナルを拡げるように動き回る。フェリは腰をくねらせて与えられる快感に酔いしれる。
「フェリ。すごいな。こっちもめちゃくちゃ締めつけてくる」
「あぁ……クラウディオ……いい……」
クラウディオがフェリのアナルに抜き差ししている指とは別の指でフェリの愛液が溢れてひくつくソコにも触れた。指をソコにも入れられ、アナルと同時に弄られる。フェリは堪らず腰を震わせてシーツを強く掴んだ。ぐちゅぐちゅといやらしい水音がする。
クラウディオの指が両方から引き抜かれた。フェリの腰をクラウディオが掴み、ぺニスの先っぽをフェリのアナルに押しつける。
「挿れるぞ」
「きて、はやく」
ゆっくりクラウディオの固いぺニスがフェリのアナルに入ってきた。待ち望んでいたクラウディオのぺニスの感覚に、フェリは堪えきれずに勢いよくぺニスから精液を吐き出した。腰が震えてアナルでぎゅっとクラウディオのぺニスを締めつける。
「あ、あ、あ、あ」
「あぁ……すごいな……」
クラウディオがキツく締めつけてくるアナルの感触を楽しむように、ゆるゆるとゆっくり腰を動かし始めた。
フェリは動き回るクラウディオのぺニスに夢中になり、朝がくるまで何度もクラウディオを求めた。
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