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今ならもれなくもう一本ついてきます!!
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今日も魔界の空はどす黒い。絶好の男狩り日和である。
アーネは、ルンルンと魔王城の廊下を歩いていた。アーネは淫魔だ。もう500年以上生きている。淡い桃色の髪はサラサラで、自慢の白磁の肌はつるつるぷるぷる、バッサバサの睫毛も赤い瞳も美しく、ぷるんぷるんの少し厚めの唇は、思わずキスがしたくなると評判がいい。
アーネの趣味は、男狩りである。特に不慣れな男を喰うのが大好きだ。わざわざ人間の国に行って男漁りをすることもあるし、魔界で様々な種族の男を喰うのも楽しい。人間のペニスもいいが、魔族の異形ペニスも大変美味しい。
アーネは、ド淫乱揃いの淫魔の中でも、群を抜いてド淫乱である。結腸をガン突きされながら、潮を吹いてケツイキするのが大好きだ。お漏らしどんとこーい! なんなら中におしっこしてもらって、それを出すところを見られるのが大好きだ。
アーネは、今日は誰を喰おうかと、魔王城の訓練場を覗きに行った。魔王城の訓練場には、美味しい獲物がいっぱいいる。思わず涎が出そうなくらい、鍛えられた精力溢れる男達でいっぱいだ。むわぁっと香る雄臭く汗臭い訓練場は、アーネが一番好きな場所だ。
アーネが、訓練場の隅っこで、鍛錬している様々な種族の男達をじーーっと観察もとい視姦していると、目の前に大柄なリザードマンが現れた。魔王城の警備を任されているヴィッレである。ヴィッレが露骨に顔を顰めながら、アーネの首根っこを掴んで、軽々と持ち上げた。
「ド淫乱野郎。此処はお前の狩り場じゃねぇと何度言ったら分かる」
「あっはー! だってぇ。美味しそうな男達でいっぱいなんだもーん」
「お前に弄ばれたと泣きを見る連中が後を絶たないんだが」
「あはっ。僕、一発ヤッたらどうでもよくなるんだよね」
「最低か。クソ野郎」
「うふふー。淫魔の性だからしょうがないのさ」
「と・に・か・く! うちの連中に手を出すのは止めろ」
「えーー。んー。じゃあ、ヴィッレ警備隊長が相手してくれたら、暫くの間は控えてあげる」
「断る。使い古しに興味はねぇ」
「何? 君って処女厨? ユニコーンのお友達?」
「違う。別に処女に拘りはねぇが、お前程ド淫乱な節操なしには興味ねぇってだけだ」
「えー。いいじゃん。ヤろうよー。僕は名器だよー? 警備隊長の愚息も一発昇天間違い無し!」
「ヤラねぇ。失せろ」
「やーん」
アーネは首根っこを掴まれたまま引き摺られ、雑に訓練場の外に放り出された。
のっしのっしと去っていくヴィッレの背中を見ながら、アーネは軽く舌打ちをして、舌なめずりをした。決めた。何がなんでもヴィッレを喰う。
ヴィッレはリザードマンだから、ペニスが2本もある。『一本買ったらもう一本ついてきます!』みたいなお得感が最高ではないか。警備隊長をしているだけあって、ヴィッレは他のリザードマンよりも鍛えられた逞しい肉体をしているし、精力もむんむんである。喰わないという選択肢は無い。
アーネはどうやってヴィッレの寝込みを襲うか考えながら、ひとまず仕事に戻った。
アーネは魔王城で文官をしている。ド淫乱で暇さえあれば男狩りをしているが、仕事は一応ちゃんとやっている。
1日の仕事を終えた後、アーネは、随分と前に喰った警備隊のオークに声をかけ、ヴィッレの自宅を聞き出した。勿論、エロい手練手管で。本番前の軽い前菜である。オークのデカデカペニスも中々よいものだ。ふんがぁと鼻息荒く、ズッコンバッコンヤッてくれるのもいい。精液の量も多いし、醜いと言われがちな顔立ちも、慣れれば可愛いものだ。
アーネは、軽い前菜を楽しんでから、ウキウキとスキップをして、城下にあるヴィッレの自宅へと歩き始めた。
ヴィッレの自宅は、魔王城に割と近い高級住宅地と一般住宅地の堺にあった。ギリギリ一般住宅地である。質素な雰囲気の二階建ての家で、狭い庭には洗濯物が干してあった。
アーネは、ワクワクしながら、玄関の呼び鈴を鳴らした。すぐに玄関のドアが開き、ヴィッレが顔を見せた。ヴィッレは緑色の鱗に包まれており、リザードマンの中でもシュッとした鋭い顔立ちをしている。縦長の瞳孔は、いつも油断なく鋭く光っている。
ヴィッレが、輝く笑顔のアーネを見た瞬間、牙を剥いて、露骨に嫌そうな顔をした。
「何の用だ」
「えへっ。一発ヤろうと思って!」
「はい。さようなら」
「おおーっと! 僕は君と一発ヤるまで帰らないぞぉ!」
アーネは、ヴィッレが閉めようとしたドアの隙間に足を突っ込み、ドアを閉められないようにした。
「悪徳押し売り業者か。てめぇは」
「はっはっは! 安心しなよ。お金なんてとらないから。興味ないし」
「その代わり精気をしこたま持っていきやがるんだろうが」
「えっへへー。だって僕、淫魔だもん」
「押し売りお断りだ。ド淫乱野郎」
「まぁまぁまぁまぁ。先っぽだけ。先っぽだけ」
「い・や・だ」
「僕のお尻は、君の『一本買ったらもう一本ついてきます!』な、お得ちんこがいっぺんに入るよ!」
「人のちんこを叩き売り商品みてぇに言うな!!」
「いやぁ。いいじゃない。2本もちんこがあるなんて。お買い得ぅ!! 僕、『お得』とか『お買い得』って言葉に弱いんだよね」
「心底どうでもいい。か・え・れ!」
「い・や・ん!」
玄関先での応酬は、アーネの粘り勝ちで終わった。かれこれニ刻程粘りまくったら、ヴィッレが根負けした。アーネの獲物に対する執念を舐めるでない。狙った獲物は逃さない。それがアーネである。
アーネは、ぐったりしているヴィッレの逞しい腕に腕を絡めて、ルンルンとご機嫌に玄関から居間へと移動した。寝室のベッドまで待てない。散らかった居間で、とりあえず一発ヤリたい。ベッドに移動はその後でいい。
散らかった居間に入ると、アーネはすぐに服を脱ぎ始めた。脱がしてもらうのもいいけれど、今はとにかく早くセックスがしたい。ヴィッレだって、アーネのいっそ人形じみた美しい肢体にメロメロになること間違い無しである。
アーネは素早く全裸になると、満面の笑みを浮かべて、棒立ちのヴィッレに抱きついた。
ーーーーーーー
ヴィッレは、暫し考えた。全裸で抱きついているアーネは、セックスをしないと本当に帰らないのだろう。アーネは別にヴィッレの好みではないが、アーネの男漁りの被害者が一時的にでも減るのなら、アーネを抱くのも吝かではない。
ふと、ヴィッレは思いついた。アーネを孕ませたらいいのである。ヴィッレは、数代前の先祖にドラゴンがいる関係で、リザードマンとしては規格外な魔力と膂力を持っているが、子供ができにくいという難点もある。淫魔は比較的孕みやすいと聞く。アーネは男だが、男でも孕める魔法があるので、なんの問題も無い。一応、駄目元で本人に了承を得て、アーネを孕ませれば、『早く結婚して子供をつくれ』と煩い両親や親族も黙るのではないだろうか。
ヴィッレは、身体を擦りつけてくるアーネに、話しかけた。
「おい。お前、俺の子を産む気はないか」
「え? なに。突然。ぶっちゃけ君、僕のこと、好きじゃないでしょ」
「まぁ、ぶっちゃけ。単純に子供が欲しいだけだ」
「ふぅん。まぁ、試すだけ試すのはいいよ~。種付セックスなんて興奮するしね!!」
「子供ができたら、責任はしっかりとる」
「そりゃどーも。真面目だなぁ。ヴィッレ警備隊長は」
「お前が緩すぎるだけだ」
「あはっ! だって僕、淫魔だもん」
そうと決まれば、子作りセックスである。ヴィッレは、着ていたラフな服を脱ぎ捨てると、アーネを肩に担ぎ上げて、二階の寝室に向かった。
「扱いが雑っ!!」
「気にするな」
ヴィッレは、アーネを自分のベッドに落とし、アーネを組み敷いた。アーネが蠱惑的な笑みを浮かべて、舌なめずりをした。確かに、アーネには、むせ返るような色気がある。これに、ホイホイつられる男が後を絶たないのも納得である。
ヴィッレは、先が二股になっている細長い舌を伸ばして、アーネの柔らかい唇をチロチロと擽り、アーネの下腹部へと顔を移動させた。アーネの白磁の肌に口を触れさせ、魔法の呪文を唱える。すると、アーネの下腹部に、薄墨色の子宮と卵巣をモチーフにしたような絵が浮かび上がった。これで、種付セックスをすれば、上手くいけば、アーネは孕む。孕むといっても、子供は卵の状態で産まれてくる。母体に負担がかからない大きさの卵で産まれてきて、両親が卵に魔力を注げば、卵が成長して、子供が生まれる。
ヴィッレが、確認の為に、孕み紋を撫でると、アーネの身体がビクビクッと震え、ぴんっと無駄に美しい造形をしているアーネのペニスが勃起した。そういえば、孕み紋は、催淫効果があった気がする。アーネは、唯でさえ感度がいい淫魔なので、ヴィッレもそれなりに楽しめそうな気がしてきた。
ヴィッレは、ニシャアと笑うと、薔薇色に頬を染めて、とろんとした顔をしているアーネの顔を跨いだ。ヴィッレのペニスはまだ勃起していないので、股間のスリットに入ったままだ。まずは、ヴィッレが勃起しないと話にならない。
「アーネ。舐めて勃たせろ」
「うん♡……はぁ……♡ 孕み紋、初めてだけど、これヤバいね。ちんこが欲しくて堪んない」
「いつもだろ」
「いつも以上なんだよ。んー。ヴィッレ警備隊長、立って。その方がやりやすい」
「おう」
ヴィッレがベッドの上に立つと、アーネが起き上がり、膝立ちになって、ヴィッレの股間のスリットに舌を這わせ始めた。じわじわ気持ちがいい。アーネは、色んな雄とヤリまくっているから、リザードマンともセックスをしたことがあるのだろう。絶妙な舌使いに、ヴィッレのペニスは勃起して、ぼるんっとスリットから飛び出した。ヴィッレのペニスは、亀頭が大きくカリが張り出していて、太くて長い竿には柔らかい棘のようなものがついている。ヴィッレの二本のペニスを見たアーネが、だらしない顔で涎を垂らした。
「はぁ……♡ すごい、ちんこ♡」
「咥えろ」
「はぁい♡」
アーネが、どす黒い緑色をしたヴィッレのペニスの片方を躊躇なく咥え、もう片方のペニスを掴んで撫で回し始めた。アーネが頭を前後に動かしながら、ヴィッレのペニスに舌を這わせつつ、唇でペニスを扱いてくる。絶妙な力加減でペニスを吸われると、一気に射精感が高まっていく。
ヴィッレは、アーネの頭を両手で掴み、腰を激しく小刻みに振り始めた。
「おぐぅっ!? んぐぅっ! ぐぅっ!! ふんぐぅっ!」
ヴィッレを見上げるアーネの顔が苦痛に歪んでいるが、興奮するだけである。アーネの喉ちんこの手前あたりを擦るように、アーネの喉奥目がけて腰を振り続けると、アーネが半ば白目を剥きながら、小刻みに震え始めた。
「んーーーーーーっ♡」
アーネがビクンビクンと身体を震わせ、喉奥でヴィッレのペニスを締めつけてきた。ヴィッレは我慢することなく、アーネの喉奥に叩きつけるように勢いよく射精した。びゅるるるるるっと大量の精液が尿道を勢いよく飛び出していく。アーネの鼻の穴から、ぶりゅっと白い精液が飛び出た。射精を終えたペニスをアーネの口から引き抜けば、アーネが嘔吐いて、汚い吐瀉音を響かせながら、出したばかりのヴィッレの精液を吐き出した。ヴィッレは、クックッと低く笑って、鼻から白い精液が出たままのアーネの頬を片手でむにっと掴んだ。
「折角出してやったもんを吐くんじゃねぇよ」
「らって……」
「おら。ケツ出せ。俺のちんこが欲しいんだろうが」
「ほしい」
アーネがぐちゃぐちゃの顔で、うっとりと笑い、こちらに背を向けて四つん這いになった。上体を伏せて、自分のやや肉付きがいい白い尻肉を掴み、アーネが尻肉を大きく広げた。アーネの淡い桃色のアナルが丸見えになる。縦割れになっているのかと思えば、そうでもない。アナルだけ見れば、無垢な処女のようだ。淫魔だから、どれだけペニスを咥えこみまくっても、縦割れにはならないのだろう。
ヴィッレは、水魔法で掌に粘度の高い水を生成すると、拳全体にぬるぬるする水をまとわりつけ、いきなり揃えた指を四本、アーネのアナルに押し込んだ。
「あっはぁ♡」
「あー。これなら拳も余裕だな。流石、淫魔」
ヴィッレは、すぐに指を引き抜き、今度はアーネのアナルに拳を突っ込んだ。アーネのアナルは皺を伸ばしきり、従順にヴィッレの拳を飲み込んだ。熱く柔らかいアーネの直腸内を探り、痼のようになっている前立腺を早々と見つけたヴィッレは、むぎゅっと前立腺を指で摘み、こりこりこりこりと弄り始めた。
「あひぃぃぃぃ♡ しゅごっ♡ しゅごいぃぃぃぃ♡ あぁぁぁぁ♡ いっくぅぅぅぅ♡」
「はっや。もっと堪えろよ」
「むりむりむりむりぃ♡ いっくぅぅぅぅぅぅ♡」
アーネの細い腰がビクンビクンと震え、ぎゅっとキツくアーネのアナルが締まった。すんと鼻を鳴らして匂いを嗅げば、アーネの精液の匂いがする。本当にイキやがった。多分、その前に、喉でイッてたからというのもあるだろう。孕み紋効果と相俟って、かなり感度が上がっているようだ。
ヴィッレは、イッて身体を震わせているアーネのアナルの中に、更に深く拳を押し込んだ。襞のようなところを抜け、拳の先に肉の壁が当たる。そこをトンッと軽く叩くと、アーネの背がしなり、アーネが大きく喘いだ。拳を握った腕を大きく動かして、前立腺を擦りながら、ドンッドンッと、腹の奥深くの肉の壁を叩きまくる。
「ひぃっ♡ あぁっ♡ いいっ♡ もっと♡ あっは♡ あーーっ♡ またっ♡ いくぅっ♡」
「イキたきゃイケ。おらおらおらおら」
「あぁぁぁぁぁぁ♡ いくいくいくいっくぅぅぅぅ♡」
アーネの全身が痙攣するように震え、びしゃびしゃと水音がした。ふわっとおしっこの匂いがするから、どうやら漏らしたらしい。
ヴィッレは、ずるぅっと拳をアーネのアナルから引き抜くと、アーネの白い尻をパァンと叩いた。
「漏らしてんじゃねぇよ」
「ら、らってぇ……」
「ほらよ。お待ちかねのちんこだ。しっかり味わえよ」
「あ、あ、あぁぁぁぁ♡」
ヴィッレは二本のペニスをまとめて掴み、ペニスの先っぽを、ぽっかりと口を開けて、物欲しそうにひくひくしているアーネのアナルに押しつけた。二本のペニスの先っぽを押し込むと、アーネの細い腰を掴んで、一気に腰を押し込んで、ペニスを根元近くまで突っ込む。ペニスがキツいアナルに締めつけられながら、熱く柔らかい腸壁に包まれ、ペニスの先っぽが肉の壁にぶつかった。ちょっと悔しいが、アーネは間違いなく名器である。肉の壁に当たっているペニスの先っぽは、まるで肉が吸いついてくるような感じがするし、根元近くの括約筋の締めつけが絶妙にキツくて気持ちがいい。
ヴィッレは、熱い溜め息を吐くと、最初からクライマックスな感じで激しく腰を振り始めた。パンパンパンパンッと肌同士がぶつかり合う音が響き、下腹部をアーネの尻に打ちつける度に、アーネの白い尻が赤く染まっていく。
「あ♡ あ♡ あ♡ あ♡ いいっ♡ いいっ♡ しゅごいぃぃぃぃ♡」
「あーー。やべぇな。出そう」
「だしてっ♡ いっぱいちょうだいっ♡」
「おー。孕め孕めー。おらよっと」
「んおぉ♡ あ、あ、あーーっ♡」
ヴィッレが一際強く下腹部をアーネの尻に叩きつけ、ペニスの先っぽで肉の壁をぐりぐりぐりぐりしまくりながら、精液をぶち撒けると、アーネの身体が小刻みに震え、射精しているヴィッレのペニスをキツくアナルで締めつけてきた。アーネもイッたようである。
ヴィッレは長い射精を終えると、ゆっくりと萎えた二本のペニスをアーネのアナルから引き抜いた。途端に、ぶぼっ、ぶりゅぅぅぅぅっと汚い音と共に、大量の白い精液が、アーネのアナルから飛び出た。
ヴィッレは、ちっと舌打ちをして、パァンッとアーネの赤く染まった尻を叩いた。
「おい。出したら意味ねぇだろ」
「ご、ごめんなひゃい……もっかい、もっかいしてぇ♡」
「こうなったら孕むまで栓をしとくか」
ヴィッレは、アーネの身体をころんと転がし、仰向けにすると、半分萎えている自分のペニスを擦って勃たせ、自分から膝裏を持って足を大きく広げたアーネのアナルに、片手で揃えた二本のペニスを一気に押し込んだ。
「あっはぁっ♡」
「おい。自分ばっかイッてんじゃねぇぞ」
ペニスを押し込んだ瞬間、アーネのペニスから、ぴゅるるるっと精液が飛び出した。チラッとアーネの下腹部を見れば、孕み紋は薄墨色のままだ。これが桃色に変わったら、種付完了である。
ヴィッレは、完全に飛んでる顔をしたアーネの顔の両側に手をつき、激しく小刻みに腰を振り始めた。ドンドンドンドンッと小刻みに強く腹の奥深くの肉の壁を突きまくれば、アーネが狂ったように泣き叫びながら、身を捩ってよがる。ヴィッレが上体を起こして、アーネのほっそりとした太腿を掴み、更に激しく腰を振れば、アーネのペニスから、ぷしゃぁぁぁぁっと透明な液体が飛び出した。おしっこの匂いはしないから、多分、潮だろう。
ヴィッレは、休むことなく腰を振りながら考えた。一番、種付に成功しそうな体位はどれだろうか。ひゃんひゃん喘ぎまくるアーネを見下ろしながら、暫し考え、ヴィッレは、一度アーネのアナルからペニスを引き抜いた。
アーネの腰を高く上げさせ、チンぐり返しの体勢にさせると、上から突き刺すように、二本のペニスを一気にアーネのアナルに突っ込む。アーネのほっそりとした足首を掴み、ヴィッレは激しく動き始めた。ドンッ、ドンッ、と強く腹の奥深くの肉の壁を突き下ろす度に、アーネが叫び、身体を震わせる。ヴィッレは自分がイクことを最優先に動き始めた。アーネは、別に勝手に一人でイッているから、特に気遣う必要は無い。ヴィッレはめちゃくちゃに激しく腰を振りまくり、再び、アーネの腹の奥深くの肉の壁にペニスの先っぽをぐりぐりぐりぐり押しつけて、思いっきり精液をぶち撒けた。
自分のペニスでアーネのアナルに栓をしたまま、ゆっくりと体勢を変え、正常位の状態になると、ヴィッレは孕め紋を確認した。うっふら桃色がかっているが、まだ殆ど薄墨色をしている。これは追加で何十発か出したら本当に孕みそうだ。
ヴィッレは、殆ど白目を剥いて気絶しかけているアーネの頬をペチペチと軽く叩いた。
「おい。いつまでも飛んでんじゃねぇぞ」
「はぁ、はぁ、ちょっ、ぼく、たいちょうのこと、なめてた」
「そうかよ。俺は先祖にドラゴンがいてだな」
「え?」
「子供ができにくい家系なんだが、このまま、あと何十発かヤれば、孕ませられそうだ」
「は、はぁぁぁぁぁぁ!? ちょっ、流石にそれは僕が死ぬっ!」
「死なん死なん。お前、淫魔だし」
「い、いやいやいやいや。今ならまだ引き返せるし!」
「ざーんねん。もう孕め紋が色づき始めている」
「はぁっ!? なっ、ちょっ、マジッ!?」
「あぁ。ということで、誘ってきたお前も責任はちゃんと取れよっと!」
「あぁんっ♡ ちょっ、やすませて……」
「断る。孕むまでヤリ続ける」
「そんなぁ♡ あっ♡ あっ♡ やだぁ♡ きもちいいぃぃぃぃ♡」
ヴィッレは腰を振りながら、身を捩って喘ぐアーネを見下ろしてた。なんだか楽しくなってきたヴィッレは、クックッと低く笑った。
ーーーーーーー
アーネは、割と後悔していた。ヴィッレのことを、単なる強いリザードマンだと舐めていた。ドラゴンの血が入っているとか聞いてない。
アーネは、本当に孕むまで、約10日間、ほぼ休憩無しで、ヴィッレに抱かれ続けた。孕め紋が桃色に染まり、アーネが孕むと、今度は腹の中の卵を育てる為に、約2ヶ月ぶっ通しで抱かれまくった。本気で死ぬかと思った。桃色の孕め紋が赤く染まると、卵が成熟した証拠である。
アーネは、徐々に大きく膨れていく下腹部のまま、孕め紋が完全に赤く染まるまで、ひたすらヴィッレに抱かれまくった。おしっこをする時は、ヴィッレのペニスをアナルに咥え込んだまま、させられたし、うんこは卵を孕んだ時点で出なくなる。ヴィッレがペニスを引き抜くと、ヴィッレが出した大量の精液が出てくるだけである。
なんとか孕め紋が真っ赤に染まり、漸く、産卵の時が来た。ここまで、本当に長かった。アーネは、半日かけて、ヴィッレに見守られながら、三つの卵を産んだ。子供を産むのは流石に初めてなので、無事に卵を産めて、ほっとした。が、もう二度としたくない。セックス大好きド淫乱淫魔でも、2ヶ月半近く、ほぼ休憩無しでセックスするのはキツ過ぎる。
卵を無事に産み終えて、ほっとしているアーネに、ヴィッレが声をかけてきた。
「なぁ。ピアス着けてもいいか?」
「えー? 僕に?」
「あぁ」
「別にいいけどー。安物は嫌だよ。美しい僕を惹き立てるものにして」
「はいはい。じゃあ、着けるわ」
ヴィッレが、ベッドから下りて、長い針と緑色の宝石がついたピアスを持ってきた。ヴィッレが、疲れて寝転がっているアーネを跨ぎ、弄られまくった結果、ぴんっと勃ったままの乳首に針を当てた。
「って、うぉーーい! どこに着ける気さ!」
「乳首」
「普通の顔して言うなーー!!」
「えいっ」
「あんっ♡ って、許可なく穴を開けるなー!」
「うっすら思ってたが、お前、被虐趣味持ってるよな」
「そんなの持ってない!」
「嘘つけ。尻を叩かれて悦ぶくせに。よし。ピアス、似合うぞ。これな、先祖代々伝わるもので、俺以外の雄のちんこを咥え込んだ瞬間、お前に雷が落ちる」
「……それは勿論、比喩だよね?」
「いや。物理」
「なんつーもん、人に着けてんだぁぁぁぁ!!」
「一度着けたら死ぬまで外せない仕様だ」
「はぁぁぁぁ!?」
「俺がドラゴンじゃなくてよかったな。俺がドラゴンなら、巣穴から二度と外には出られなかったぞ」
「いやいや。待って待って。何でこれを着けたのさ!?」
「お前が好きだから?」
「そっ、それなら、もっと普通に貞操帯とか……」
「いちいち外すのも面倒だし、こっちの方が安心できる。お前、文官としては優秀なんだし、閉じ込めるのは俺としても本意じゃない。が、浮気は許さん。諦めろ。俺を惚れさせた自分を怨めよ」
「ぼ、ぼ、僕の馬鹿野郎ぉぉぉぉ!!」
「はっはっは! まぁ、なんだ。まさかの三つ子だったが、子供達が卵から生まれて落ち着いたら、楽しい家族計画をしようじゃないか。家族は多い方が賑やかで楽しい。アーネ」
「な、なんだよ」
「そのうち、『愛してる』って言わせてみせよう。身体は、もう俺無しじゃ生きていけないだろ」
「……悔しいけど反論できないなぁ。むぅ。しょうがない。ヴィッレ。僕が君のことを愛するように、精々頑張りたまえよ」
「そうする」
ヴィッレが、ニシャアと楽しそうに笑った。
それから、アーネは、ヴィッレと共に、子育てを始めた。毎日三つの卵に均等に魔力を分けてやり、約半月程で、卵から子供達が生まれてきた。3人とも、ヴィッレによく似ていた。
アーネもヴィッレも仕事があるから、子守や家政婦を雇い、働きながら子育てに奮闘する日々が始まった。やんちゃ坊主3人の相手は大変だが、同時に、とても可愛くて、愛おしい。毎日が賑やかで、『お前、誰だよ』と言いたくなる程、愛を囁いてくるヴィッレに、アーネはすぐに絆された。
楽しい家族計画第二弾は、三つ子が3歳になった頃に、情熱的に行われた。
(おしまい)
アーネは、ルンルンと魔王城の廊下を歩いていた。アーネは淫魔だ。もう500年以上生きている。淡い桃色の髪はサラサラで、自慢の白磁の肌はつるつるぷるぷる、バッサバサの睫毛も赤い瞳も美しく、ぷるんぷるんの少し厚めの唇は、思わずキスがしたくなると評判がいい。
アーネの趣味は、男狩りである。特に不慣れな男を喰うのが大好きだ。わざわざ人間の国に行って男漁りをすることもあるし、魔界で様々な種族の男を喰うのも楽しい。人間のペニスもいいが、魔族の異形ペニスも大変美味しい。
アーネは、ド淫乱揃いの淫魔の中でも、群を抜いてド淫乱である。結腸をガン突きされながら、潮を吹いてケツイキするのが大好きだ。お漏らしどんとこーい! なんなら中におしっこしてもらって、それを出すところを見られるのが大好きだ。
アーネは、今日は誰を喰おうかと、魔王城の訓練場を覗きに行った。魔王城の訓練場には、美味しい獲物がいっぱいいる。思わず涎が出そうなくらい、鍛えられた精力溢れる男達でいっぱいだ。むわぁっと香る雄臭く汗臭い訓練場は、アーネが一番好きな場所だ。
アーネが、訓練場の隅っこで、鍛錬している様々な種族の男達をじーーっと観察もとい視姦していると、目の前に大柄なリザードマンが現れた。魔王城の警備を任されているヴィッレである。ヴィッレが露骨に顔を顰めながら、アーネの首根っこを掴んで、軽々と持ち上げた。
「ド淫乱野郎。此処はお前の狩り場じゃねぇと何度言ったら分かる」
「あっはー! だってぇ。美味しそうな男達でいっぱいなんだもーん」
「お前に弄ばれたと泣きを見る連中が後を絶たないんだが」
「あはっ。僕、一発ヤッたらどうでもよくなるんだよね」
「最低か。クソ野郎」
「うふふー。淫魔の性だからしょうがないのさ」
「と・に・か・く! うちの連中に手を出すのは止めろ」
「えーー。んー。じゃあ、ヴィッレ警備隊長が相手してくれたら、暫くの間は控えてあげる」
「断る。使い古しに興味はねぇ」
「何? 君って処女厨? ユニコーンのお友達?」
「違う。別に処女に拘りはねぇが、お前程ド淫乱な節操なしには興味ねぇってだけだ」
「えー。いいじゃん。ヤろうよー。僕は名器だよー? 警備隊長の愚息も一発昇天間違い無し!」
「ヤラねぇ。失せろ」
「やーん」
アーネは首根っこを掴まれたまま引き摺られ、雑に訓練場の外に放り出された。
のっしのっしと去っていくヴィッレの背中を見ながら、アーネは軽く舌打ちをして、舌なめずりをした。決めた。何がなんでもヴィッレを喰う。
ヴィッレはリザードマンだから、ペニスが2本もある。『一本買ったらもう一本ついてきます!』みたいなお得感が最高ではないか。警備隊長をしているだけあって、ヴィッレは他のリザードマンよりも鍛えられた逞しい肉体をしているし、精力もむんむんである。喰わないという選択肢は無い。
アーネはどうやってヴィッレの寝込みを襲うか考えながら、ひとまず仕事に戻った。
アーネは魔王城で文官をしている。ド淫乱で暇さえあれば男狩りをしているが、仕事は一応ちゃんとやっている。
1日の仕事を終えた後、アーネは、随分と前に喰った警備隊のオークに声をかけ、ヴィッレの自宅を聞き出した。勿論、エロい手練手管で。本番前の軽い前菜である。オークのデカデカペニスも中々よいものだ。ふんがぁと鼻息荒く、ズッコンバッコンヤッてくれるのもいい。精液の量も多いし、醜いと言われがちな顔立ちも、慣れれば可愛いものだ。
アーネは、軽い前菜を楽しんでから、ウキウキとスキップをして、城下にあるヴィッレの自宅へと歩き始めた。
ヴィッレの自宅は、魔王城に割と近い高級住宅地と一般住宅地の堺にあった。ギリギリ一般住宅地である。質素な雰囲気の二階建ての家で、狭い庭には洗濯物が干してあった。
アーネは、ワクワクしながら、玄関の呼び鈴を鳴らした。すぐに玄関のドアが開き、ヴィッレが顔を見せた。ヴィッレは緑色の鱗に包まれており、リザードマンの中でもシュッとした鋭い顔立ちをしている。縦長の瞳孔は、いつも油断なく鋭く光っている。
ヴィッレが、輝く笑顔のアーネを見た瞬間、牙を剥いて、露骨に嫌そうな顔をした。
「何の用だ」
「えへっ。一発ヤろうと思って!」
「はい。さようなら」
「おおーっと! 僕は君と一発ヤるまで帰らないぞぉ!」
アーネは、ヴィッレが閉めようとしたドアの隙間に足を突っ込み、ドアを閉められないようにした。
「悪徳押し売り業者か。てめぇは」
「はっはっは! 安心しなよ。お金なんてとらないから。興味ないし」
「その代わり精気をしこたま持っていきやがるんだろうが」
「えっへへー。だって僕、淫魔だもん」
「押し売りお断りだ。ド淫乱野郎」
「まぁまぁまぁまぁ。先っぽだけ。先っぽだけ」
「い・や・だ」
「僕のお尻は、君の『一本買ったらもう一本ついてきます!』な、お得ちんこがいっぺんに入るよ!」
「人のちんこを叩き売り商品みてぇに言うな!!」
「いやぁ。いいじゃない。2本もちんこがあるなんて。お買い得ぅ!! 僕、『お得』とか『お買い得』って言葉に弱いんだよね」
「心底どうでもいい。か・え・れ!」
「い・や・ん!」
玄関先での応酬は、アーネの粘り勝ちで終わった。かれこれニ刻程粘りまくったら、ヴィッレが根負けした。アーネの獲物に対する執念を舐めるでない。狙った獲物は逃さない。それがアーネである。
アーネは、ぐったりしているヴィッレの逞しい腕に腕を絡めて、ルンルンとご機嫌に玄関から居間へと移動した。寝室のベッドまで待てない。散らかった居間で、とりあえず一発ヤリたい。ベッドに移動はその後でいい。
散らかった居間に入ると、アーネはすぐに服を脱ぎ始めた。脱がしてもらうのもいいけれど、今はとにかく早くセックスがしたい。ヴィッレだって、アーネのいっそ人形じみた美しい肢体にメロメロになること間違い無しである。
アーネは素早く全裸になると、満面の笑みを浮かべて、棒立ちのヴィッレに抱きついた。
ーーーーーーー
ヴィッレは、暫し考えた。全裸で抱きついているアーネは、セックスをしないと本当に帰らないのだろう。アーネは別にヴィッレの好みではないが、アーネの男漁りの被害者が一時的にでも減るのなら、アーネを抱くのも吝かではない。
ふと、ヴィッレは思いついた。アーネを孕ませたらいいのである。ヴィッレは、数代前の先祖にドラゴンがいる関係で、リザードマンとしては規格外な魔力と膂力を持っているが、子供ができにくいという難点もある。淫魔は比較的孕みやすいと聞く。アーネは男だが、男でも孕める魔法があるので、なんの問題も無い。一応、駄目元で本人に了承を得て、アーネを孕ませれば、『早く結婚して子供をつくれ』と煩い両親や親族も黙るのではないだろうか。
ヴィッレは、身体を擦りつけてくるアーネに、話しかけた。
「おい。お前、俺の子を産む気はないか」
「え? なに。突然。ぶっちゃけ君、僕のこと、好きじゃないでしょ」
「まぁ、ぶっちゃけ。単純に子供が欲しいだけだ」
「ふぅん。まぁ、試すだけ試すのはいいよ~。種付セックスなんて興奮するしね!!」
「子供ができたら、責任はしっかりとる」
「そりゃどーも。真面目だなぁ。ヴィッレ警備隊長は」
「お前が緩すぎるだけだ」
「あはっ! だって僕、淫魔だもん」
そうと決まれば、子作りセックスである。ヴィッレは、着ていたラフな服を脱ぎ捨てると、アーネを肩に担ぎ上げて、二階の寝室に向かった。
「扱いが雑っ!!」
「気にするな」
ヴィッレは、アーネを自分のベッドに落とし、アーネを組み敷いた。アーネが蠱惑的な笑みを浮かべて、舌なめずりをした。確かに、アーネには、むせ返るような色気がある。これに、ホイホイつられる男が後を絶たないのも納得である。
ヴィッレは、先が二股になっている細長い舌を伸ばして、アーネの柔らかい唇をチロチロと擽り、アーネの下腹部へと顔を移動させた。アーネの白磁の肌に口を触れさせ、魔法の呪文を唱える。すると、アーネの下腹部に、薄墨色の子宮と卵巣をモチーフにしたような絵が浮かび上がった。これで、種付セックスをすれば、上手くいけば、アーネは孕む。孕むといっても、子供は卵の状態で産まれてくる。母体に負担がかからない大きさの卵で産まれてきて、両親が卵に魔力を注げば、卵が成長して、子供が生まれる。
ヴィッレが、確認の為に、孕み紋を撫でると、アーネの身体がビクビクッと震え、ぴんっと無駄に美しい造形をしているアーネのペニスが勃起した。そういえば、孕み紋は、催淫効果があった気がする。アーネは、唯でさえ感度がいい淫魔なので、ヴィッレもそれなりに楽しめそうな気がしてきた。
ヴィッレは、ニシャアと笑うと、薔薇色に頬を染めて、とろんとした顔をしているアーネの顔を跨いだ。ヴィッレのペニスはまだ勃起していないので、股間のスリットに入ったままだ。まずは、ヴィッレが勃起しないと話にならない。
「アーネ。舐めて勃たせろ」
「うん♡……はぁ……♡ 孕み紋、初めてだけど、これヤバいね。ちんこが欲しくて堪んない」
「いつもだろ」
「いつも以上なんだよ。んー。ヴィッレ警備隊長、立って。その方がやりやすい」
「おう」
ヴィッレがベッドの上に立つと、アーネが起き上がり、膝立ちになって、ヴィッレの股間のスリットに舌を這わせ始めた。じわじわ気持ちがいい。アーネは、色んな雄とヤリまくっているから、リザードマンともセックスをしたことがあるのだろう。絶妙な舌使いに、ヴィッレのペニスは勃起して、ぼるんっとスリットから飛び出した。ヴィッレのペニスは、亀頭が大きくカリが張り出していて、太くて長い竿には柔らかい棘のようなものがついている。ヴィッレの二本のペニスを見たアーネが、だらしない顔で涎を垂らした。
「はぁ……♡ すごい、ちんこ♡」
「咥えろ」
「はぁい♡」
アーネが、どす黒い緑色をしたヴィッレのペニスの片方を躊躇なく咥え、もう片方のペニスを掴んで撫で回し始めた。アーネが頭を前後に動かしながら、ヴィッレのペニスに舌を這わせつつ、唇でペニスを扱いてくる。絶妙な力加減でペニスを吸われると、一気に射精感が高まっていく。
ヴィッレは、アーネの頭を両手で掴み、腰を激しく小刻みに振り始めた。
「おぐぅっ!? んぐぅっ! ぐぅっ!! ふんぐぅっ!」
ヴィッレを見上げるアーネの顔が苦痛に歪んでいるが、興奮するだけである。アーネの喉ちんこの手前あたりを擦るように、アーネの喉奥目がけて腰を振り続けると、アーネが半ば白目を剥きながら、小刻みに震え始めた。
「んーーーーーーっ♡」
アーネがビクンビクンと身体を震わせ、喉奥でヴィッレのペニスを締めつけてきた。ヴィッレは我慢することなく、アーネの喉奥に叩きつけるように勢いよく射精した。びゅるるるるるっと大量の精液が尿道を勢いよく飛び出していく。アーネの鼻の穴から、ぶりゅっと白い精液が飛び出た。射精を終えたペニスをアーネの口から引き抜けば、アーネが嘔吐いて、汚い吐瀉音を響かせながら、出したばかりのヴィッレの精液を吐き出した。ヴィッレは、クックッと低く笑って、鼻から白い精液が出たままのアーネの頬を片手でむにっと掴んだ。
「折角出してやったもんを吐くんじゃねぇよ」
「らって……」
「おら。ケツ出せ。俺のちんこが欲しいんだろうが」
「ほしい」
アーネがぐちゃぐちゃの顔で、うっとりと笑い、こちらに背を向けて四つん這いになった。上体を伏せて、自分のやや肉付きがいい白い尻肉を掴み、アーネが尻肉を大きく広げた。アーネの淡い桃色のアナルが丸見えになる。縦割れになっているのかと思えば、そうでもない。アナルだけ見れば、無垢な処女のようだ。淫魔だから、どれだけペニスを咥えこみまくっても、縦割れにはならないのだろう。
ヴィッレは、水魔法で掌に粘度の高い水を生成すると、拳全体にぬるぬるする水をまとわりつけ、いきなり揃えた指を四本、アーネのアナルに押し込んだ。
「あっはぁ♡」
「あー。これなら拳も余裕だな。流石、淫魔」
ヴィッレは、すぐに指を引き抜き、今度はアーネのアナルに拳を突っ込んだ。アーネのアナルは皺を伸ばしきり、従順にヴィッレの拳を飲み込んだ。熱く柔らかいアーネの直腸内を探り、痼のようになっている前立腺を早々と見つけたヴィッレは、むぎゅっと前立腺を指で摘み、こりこりこりこりと弄り始めた。
「あひぃぃぃぃ♡ しゅごっ♡ しゅごいぃぃぃぃ♡ あぁぁぁぁ♡ いっくぅぅぅぅ♡」
「はっや。もっと堪えろよ」
「むりむりむりむりぃ♡ いっくぅぅぅぅぅぅ♡」
アーネの細い腰がビクンビクンと震え、ぎゅっとキツくアーネのアナルが締まった。すんと鼻を鳴らして匂いを嗅げば、アーネの精液の匂いがする。本当にイキやがった。多分、その前に、喉でイッてたからというのもあるだろう。孕み紋効果と相俟って、かなり感度が上がっているようだ。
ヴィッレは、イッて身体を震わせているアーネのアナルの中に、更に深く拳を押し込んだ。襞のようなところを抜け、拳の先に肉の壁が当たる。そこをトンッと軽く叩くと、アーネの背がしなり、アーネが大きく喘いだ。拳を握った腕を大きく動かして、前立腺を擦りながら、ドンッドンッと、腹の奥深くの肉の壁を叩きまくる。
「ひぃっ♡ あぁっ♡ いいっ♡ もっと♡ あっは♡ あーーっ♡ またっ♡ いくぅっ♡」
「イキたきゃイケ。おらおらおらおら」
「あぁぁぁぁぁぁ♡ いくいくいくいっくぅぅぅぅ♡」
アーネの全身が痙攣するように震え、びしゃびしゃと水音がした。ふわっとおしっこの匂いがするから、どうやら漏らしたらしい。
ヴィッレは、ずるぅっと拳をアーネのアナルから引き抜くと、アーネの白い尻をパァンと叩いた。
「漏らしてんじゃねぇよ」
「ら、らってぇ……」
「ほらよ。お待ちかねのちんこだ。しっかり味わえよ」
「あ、あ、あぁぁぁぁ♡」
ヴィッレは二本のペニスをまとめて掴み、ペニスの先っぽを、ぽっかりと口を開けて、物欲しそうにひくひくしているアーネのアナルに押しつけた。二本のペニスの先っぽを押し込むと、アーネの細い腰を掴んで、一気に腰を押し込んで、ペニスを根元近くまで突っ込む。ペニスがキツいアナルに締めつけられながら、熱く柔らかい腸壁に包まれ、ペニスの先っぽが肉の壁にぶつかった。ちょっと悔しいが、アーネは間違いなく名器である。肉の壁に当たっているペニスの先っぽは、まるで肉が吸いついてくるような感じがするし、根元近くの括約筋の締めつけが絶妙にキツくて気持ちがいい。
ヴィッレは、熱い溜め息を吐くと、最初からクライマックスな感じで激しく腰を振り始めた。パンパンパンパンッと肌同士がぶつかり合う音が響き、下腹部をアーネの尻に打ちつける度に、アーネの白い尻が赤く染まっていく。
「あ♡ あ♡ あ♡ あ♡ いいっ♡ いいっ♡ しゅごいぃぃぃぃ♡」
「あーー。やべぇな。出そう」
「だしてっ♡ いっぱいちょうだいっ♡」
「おー。孕め孕めー。おらよっと」
「んおぉ♡ あ、あ、あーーっ♡」
ヴィッレが一際強く下腹部をアーネの尻に叩きつけ、ペニスの先っぽで肉の壁をぐりぐりぐりぐりしまくりながら、精液をぶち撒けると、アーネの身体が小刻みに震え、射精しているヴィッレのペニスをキツくアナルで締めつけてきた。アーネもイッたようである。
ヴィッレは長い射精を終えると、ゆっくりと萎えた二本のペニスをアーネのアナルから引き抜いた。途端に、ぶぼっ、ぶりゅぅぅぅぅっと汚い音と共に、大量の白い精液が、アーネのアナルから飛び出た。
ヴィッレは、ちっと舌打ちをして、パァンッとアーネの赤く染まった尻を叩いた。
「おい。出したら意味ねぇだろ」
「ご、ごめんなひゃい……もっかい、もっかいしてぇ♡」
「こうなったら孕むまで栓をしとくか」
ヴィッレは、アーネの身体をころんと転がし、仰向けにすると、半分萎えている自分のペニスを擦って勃たせ、自分から膝裏を持って足を大きく広げたアーネのアナルに、片手で揃えた二本のペニスを一気に押し込んだ。
「あっはぁっ♡」
「おい。自分ばっかイッてんじゃねぇぞ」
ペニスを押し込んだ瞬間、アーネのペニスから、ぴゅるるるっと精液が飛び出した。チラッとアーネの下腹部を見れば、孕み紋は薄墨色のままだ。これが桃色に変わったら、種付完了である。
ヴィッレは、完全に飛んでる顔をしたアーネの顔の両側に手をつき、激しく小刻みに腰を振り始めた。ドンドンドンドンッと小刻みに強く腹の奥深くの肉の壁を突きまくれば、アーネが狂ったように泣き叫びながら、身を捩ってよがる。ヴィッレが上体を起こして、アーネのほっそりとした太腿を掴み、更に激しく腰を振れば、アーネのペニスから、ぷしゃぁぁぁぁっと透明な液体が飛び出した。おしっこの匂いはしないから、多分、潮だろう。
ヴィッレは、休むことなく腰を振りながら考えた。一番、種付に成功しそうな体位はどれだろうか。ひゃんひゃん喘ぎまくるアーネを見下ろしながら、暫し考え、ヴィッレは、一度アーネのアナルからペニスを引き抜いた。
アーネの腰を高く上げさせ、チンぐり返しの体勢にさせると、上から突き刺すように、二本のペニスを一気にアーネのアナルに突っ込む。アーネのほっそりとした足首を掴み、ヴィッレは激しく動き始めた。ドンッ、ドンッ、と強く腹の奥深くの肉の壁を突き下ろす度に、アーネが叫び、身体を震わせる。ヴィッレは自分がイクことを最優先に動き始めた。アーネは、別に勝手に一人でイッているから、特に気遣う必要は無い。ヴィッレはめちゃくちゃに激しく腰を振りまくり、再び、アーネの腹の奥深くの肉の壁にペニスの先っぽをぐりぐりぐりぐり押しつけて、思いっきり精液をぶち撒けた。
自分のペニスでアーネのアナルに栓をしたまま、ゆっくりと体勢を変え、正常位の状態になると、ヴィッレは孕め紋を確認した。うっふら桃色がかっているが、まだ殆ど薄墨色をしている。これは追加で何十発か出したら本当に孕みそうだ。
ヴィッレは、殆ど白目を剥いて気絶しかけているアーネの頬をペチペチと軽く叩いた。
「おい。いつまでも飛んでんじゃねぇぞ」
「はぁ、はぁ、ちょっ、ぼく、たいちょうのこと、なめてた」
「そうかよ。俺は先祖にドラゴンがいてだな」
「え?」
「子供ができにくい家系なんだが、このまま、あと何十発かヤれば、孕ませられそうだ」
「は、はぁぁぁぁぁぁ!? ちょっ、流石にそれは僕が死ぬっ!」
「死なん死なん。お前、淫魔だし」
「い、いやいやいやいや。今ならまだ引き返せるし!」
「ざーんねん。もう孕め紋が色づき始めている」
「はぁっ!? なっ、ちょっ、マジッ!?」
「あぁ。ということで、誘ってきたお前も責任はちゃんと取れよっと!」
「あぁんっ♡ ちょっ、やすませて……」
「断る。孕むまでヤリ続ける」
「そんなぁ♡ あっ♡ あっ♡ やだぁ♡ きもちいいぃぃぃぃ♡」
ヴィッレは腰を振りながら、身を捩って喘ぐアーネを見下ろしてた。なんだか楽しくなってきたヴィッレは、クックッと低く笑った。
ーーーーーーー
アーネは、割と後悔していた。ヴィッレのことを、単なる強いリザードマンだと舐めていた。ドラゴンの血が入っているとか聞いてない。
アーネは、本当に孕むまで、約10日間、ほぼ休憩無しで、ヴィッレに抱かれ続けた。孕め紋が桃色に染まり、アーネが孕むと、今度は腹の中の卵を育てる為に、約2ヶ月ぶっ通しで抱かれまくった。本気で死ぬかと思った。桃色の孕め紋が赤く染まると、卵が成熟した証拠である。
アーネは、徐々に大きく膨れていく下腹部のまま、孕め紋が完全に赤く染まるまで、ひたすらヴィッレに抱かれまくった。おしっこをする時は、ヴィッレのペニスをアナルに咥え込んだまま、させられたし、うんこは卵を孕んだ時点で出なくなる。ヴィッレがペニスを引き抜くと、ヴィッレが出した大量の精液が出てくるだけである。
なんとか孕め紋が真っ赤に染まり、漸く、産卵の時が来た。ここまで、本当に長かった。アーネは、半日かけて、ヴィッレに見守られながら、三つの卵を産んだ。子供を産むのは流石に初めてなので、無事に卵を産めて、ほっとした。が、もう二度としたくない。セックス大好きド淫乱淫魔でも、2ヶ月半近く、ほぼ休憩無しでセックスするのはキツ過ぎる。
卵を無事に産み終えて、ほっとしているアーネに、ヴィッレが声をかけてきた。
「なぁ。ピアス着けてもいいか?」
「えー? 僕に?」
「あぁ」
「別にいいけどー。安物は嫌だよ。美しい僕を惹き立てるものにして」
「はいはい。じゃあ、着けるわ」
ヴィッレが、ベッドから下りて、長い針と緑色の宝石がついたピアスを持ってきた。ヴィッレが、疲れて寝転がっているアーネを跨ぎ、弄られまくった結果、ぴんっと勃ったままの乳首に針を当てた。
「って、うぉーーい! どこに着ける気さ!」
「乳首」
「普通の顔して言うなーー!!」
「えいっ」
「あんっ♡ って、許可なく穴を開けるなー!」
「うっすら思ってたが、お前、被虐趣味持ってるよな」
「そんなの持ってない!」
「嘘つけ。尻を叩かれて悦ぶくせに。よし。ピアス、似合うぞ。これな、先祖代々伝わるもので、俺以外の雄のちんこを咥え込んだ瞬間、お前に雷が落ちる」
「……それは勿論、比喩だよね?」
「いや。物理」
「なんつーもん、人に着けてんだぁぁぁぁ!!」
「一度着けたら死ぬまで外せない仕様だ」
「はぁぁぁぁ!?」
「俺がドラゴンじゃなくてよかったな。俺がドラゴンなら、巣穴から二度と外には出られなかったぞ」
「いやいや。待って待って。何でこれを着けたのさ!?」
「お前が好きだから?」
「そっ、それなら、もっと普通に貞操帯とか……」
「いちいち外すのも面倒だし、こっちの方が安心できる。お前、文官としては優秀なんだし、閉じ込めるのは俺としても本意じゃない。が、浮気は許さん。諦めろ。俺を惚れさせた自分を怨めよ」
「ぼ、ぼ、僕の馬鹿野郎ぉぉぉぉ!!」
「はっはっは! まぁ、なんだ。まさかの三つ子だったが、子供達が卵から生まれて落ち着いたら、楽しい家族計画をしようじゃないか。家族は多い方が賑やかで楽しい。アーネ」
「な、なんだよ」
「そのうち、『愛してる』って言わせてみせよう。身体は、もう俺無しじゃ生きていけないだろ」
「……悔しいけど反論できないなぁ。むぅ。しょうがない。ヴィッレ。僕が君のことを愛するように、精々頑張りたまえよ」
「そうする」
ヴィッレが、ニシャアと楽しそうに笑った。
それから、アーネは、ヴィッレと共に、子育てを始めた。毎日三つの卵に均等に魔力を分けてやり、約半月程で、卵から子供達が生まれてきた。3人とも、ヴィッレによく似ていた。
アーネもヴィッレも仕事があるから、子守や家政婦を雇い、働きながら子育てに奮闘する日々が始まった。やんちゃ坊主3人の相手は大変だが、同時に、とても可愛くて、愛おしい。毎日が賑やかで、『お前、誰だよ』と言いたくなる程、愛を囁いてくるヴィッレに、アーネはすぐに絆された。
楽しい家族計画第二弾は、三つ子が3歳になった頃に、情熱的に行われた。
(おしまい)
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