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悪い事をしたとは思ってる。でも、あの時はあれしかなかった。
「でもひーにはそれ言わない方がいいね、確かに」
「ですよね」
熱田くんはパソコン処理をしながら難しそうに眉を寄せた。彼は事務作業がとても苦手で普段は私がやっているけど、今回ばかりは店長にしか触れないファイルだって事でずっとパソコンとにらめっこしていた。
「俺からそれとなくフォローしとくから、あかりんはあかりんでどうにかしなよ。ひーが嫌なわけじゃないんでしょ」
「それはそう、ですけど」
「どうせ、その水族館の上の空も何か理由はあるよ。あかりんとのデートがつまんないわけないし」
響くんからはあの日の夜に『ごめん』とだけメッセージが来た。それに何と返せばいいか分からなくて、そして返すとまずい気がして、既読マークをつけただけで置いてしまっている。
「響くんから何か、店長にきてます?」
「きてるよ、毎日。まあ内容はお察し。ああ、勿論ゲロってはないから安心して」
……あの日のあれで、もう嫌われたんだと思う。私といても楽しくなさそうだったし、それに私のあの対応。怒られてもおかしくないのに。少なくとも、……誠司なら、絶対に。
時計を見た。あがりの時間だった。気が重くなる。そんな私に溜息を聞かせながら、熱田くんは注意深く私を見た。
「絶対二人きりにならないようにね。何かあったら連絡して」
「はい、すみません心配かけて」
そう言うと、熱田くんはゆるゆると手を振った。
従業員入り口からショッピングモールを出る。すると、すでに……いた。
「よう、お疲れ様」
数ヶ月前と何ら変わり無い、自信に満ちた声。私がいなくてもきっと大丈夫だったんだ、この人は。
「……お疲れ様」
誠司は「駅までちょっと歩こっか」と笑った。人懐こいけれど、この人の正体を知っている身としては怖気しか湧かない。誠司は私の前を歩き出した。いつもと変わらない、小綺麗なスーツだった。仕事帰りだろうか。
「元気してた?」
こちらを見ず、数歩前を歩く。そんなものだ、この人は。人を合わせさせる人間だって自負しているだけある。
「なんで連絡してきたの」
あの日来た、新しくわざわざ作ったというアカウントから来たメッセージ。「今その水族館俺もいるから」って言葉。あの場で逃げ出したけど追ってきて、私は一度捕まった。でもその時は、「今日時間ないから」って、今日来ることを告げてきた。
誠司はちらりとこちらを見て、笑った。長めの前髪から見えた目に、光は無い。
「俺ね、やっぱお前じゃなきゃやだ」
数ヶ月前も、同じ事を言われた。でも、やはり駄目だ。心が動かない。もうこの人に、動かされる事はない。
信号に差し掛かる。人通りは多い、変な事にはならないはず。
「お前も、昔はそう言ってくれたじゃん」
「昔は、だよ」
「俺が浮気したの、そんなに気に食わない?」
知ったのは、誠司の部屋に置かれていたピアスだった。それを訪ねると誠司が「元カノのだよ、掃除したら出てきた」とヘラヘラ笑っていて。信じられなくてその場で泣いたら「そんなんで泣かれても俺困るんだけど」と開き直られ。そのピアスが有名ブランドの去年のクリスマス限定品だったと伝えたらもう誤魔化せないと思ったのか、「だから?これから結婚するのにそんなのでいちいち情緒不安定になられると俺もたないよ?」と言われて。もう駄目だ、と思った。
「でも俺、あの後考えたんだよ」
「え?」
信号が、青に変わる。
「あれだけ怒ったってことは、俺のこと本当に大好きだったんだなって。なら、俺も許してあげなきゃいけないなって」
……駄目だ、もう。話す気力すら湧かない。まだ駅まで着いていないけれど……もう、いいや。
誠司がこちらを向かないうちに、そっと踵を返す。数歩歩いて、すぐに手首を強く引かれた。反射で振り返ると、笑顔を消した誠司がいた。
「どこ行くんだよ」
「っ、離して」
「俺がわざわざ来てやったのにさ、何だよその態度。許してやろうと思ったのに」
「離してっ!」
わざと大きな声を出すと、周囲の人がざわめきだした。誠司は舌打ちして、私の腕を引いて走りだす。
「ちょっ……」
駄目だ、力負けしてしまう。他の人が捕まえてくれるわけもなく、ただ誠司に喧騒から連れ出されてしまう。逃げたいのに、勝てない。
辿り着いたのは、人気の無いコインパーキングだった。誠司の車が見えた途端、血の気が引いた。誠司は私の腕を掴んだまま、助手席の扉を乱暴に開けた。そこに私を押し込もうとするけれど、必死に耐える。
「乗れよ!」
「嫌!」
「っどこまで!どこまで俺に恥かかせんだよ!」
誠司のもう片方の腕が、私の頭を掴もうとする。けれど、誠司の体がひっくり返った。私も引きずられて、倒れる。
「わっ!」
「きゃあっ」
先に転んだ誠司が、弾みで私の手首を離す。何が起こったか分からなかったけれど、誰かが私の手のひらを取った。顔を見上げると、そこには。
「響くん」
「立って!」
ぎゅっ、と強く握られて立たせられる。そのまま、誠司を見ることなく慌てて駆け出す。追ってくる気配はなかった。無事、撒けたらしい。
やっと大通りまで出てきた。息を荒げながら、響くんは止まる。私も息を整えながら、響くんを見る。彼は、泣きそうな顔をしていた。
「ごめん、急に走らせたりして……灯ちゃん、ヒールなのに」
「何で私ってわかったの?」
「さっき熱田から連絡あって。『あかりんがやばい』って。問い詰めたら……元彼が待ち伏せてる、って」
結局、彼は伝えたのか。でも、確かに……その判断は、今となっては正しかった。もし響くんが来てくれなかったら、本当に危ない事になっていた気がする。
「でも従業員入り口行ったけどいなくて。とりあえず駅行こうとしたら、その辺の人が騒いでたから。聞いたら『女の人が拉致られてた』って。特徴聞いたら灯ちゃんだったから、方向聞いて……追いかけた」
ふと、彼の視線がまだ繋がれている手に行った。慌てて、離される。温もりが消えた。すると、急に……涙腺が、疼き出して。ぼろぼろと、涙が溢れてきた。
「あ、灯ちゃん」
「ごめっ、なさ……」
滲む視界の奥、響くんの熱が覆い被さってきた。いい匂いが、包んで来る。
「怖かったよね、あんなの……ごめん、俺がもっと早くに行ってれば……」
「ち、違うの。響くんは何も悪くないのっ……」
怖かった。それは、嘘はつけない。でもそれ以上に、この人が来て……安心が、勝った。その、安心の涙だ。
私を抱きしめながら、響くんの背が忙しなく私の背を撫でさする。ああ、こんな風に抱き締められたのって……いつぶりだろう。
だから……魔が、差した。
「響くん……お願いがあるの」
私は、最低な人間だ。
「でもひーにはそれ言わない方がいいね、確かに」
「ですよね」
熱田くんはパソコン処理をしながら難しそうに眉を寄せた。彼は事務作業がとても苦手で普段は私がやっているけど、今回ばかりは店長にしか触れないファイルだって事でずっとパソコンとにらめっこしていた。
「俺からそれとなくフォローしとくから、あかりんはあかりんでどうにかしなよ。ひーが嫌なわけじゃないんでしょ」
「それはそう、ですけど」
「どうせ、その水族館の上の空も何か理由はあるよ。あかりんとのデートがつまんないわけないし」
響くんからはあの日の夜に『ごめん』とだけメッセージが来た。それに何と返せばいいか分からなくて、そして返すとまずい気がして、既読マークをつけただけで置いてしまっている。
「響くんから何か、店長にきてます?」
「きてるよ、毎日。まあ内容はお察し。ああ、勿論ゲロってはないから安心して」
……あの日のあれで、もう嫌われたんだと思う。私といても楽しくなさそうだったし、それに私のあの対応。怒られてもおかしくないのに。少なくとも、……誠司なら、絶対に。
時計を見た。あがりの時間だった。気が重くなる。そんな私に溜息を聞かせながら、熱田くんは注意深く私を見た。
「絶対二人きりにならないようにね。何かあったら連絡して」
「はい、すみません心配かけて」
そう言うと、熱田くんはゆるゆると手を振った。
従業員入り口からショッピングモールを出る。すると、すでに……いた。
「よう、お疲れ様」
数ヶ月前と何ら変わり無い、自信に満ちた声。私がいなくてもきっと大丈夫だったんだ、この人は。
「……お疲れ様」
誠司は「駅までちょっと歩こっか」と笑った。人懐こいけれど、この人の正体を知っている身としては怖気しか湧かない。誠司は私の前を歩き出した。いつもと変わらない、小綺麗なスーツだった。仕事帰りだろうか。
「元気してた?」
こちらを見ず、数歩前を歩く。そんなものだ、この人は。人を合わせさせる人間だって自負しているだけある。
「なんで連絡してきたの」
あの日来た、新しくわざわざ作ったというアカウントから来たメッセージ。「今その水族館俺もいるから」って言葉。あの場で逃げ出したけど追ってきて、私は一度捕まった。でもその時は、「今日時間ないから」って、今日来ることを告げてきた。
誠司はちらりとこちらを見て、笑った。長めの前髪から見えた目に、光は無い。
「俺ね、やっぱお前じゃなきゃやだ」
数ヶ月前も、同じ事を言われた。でも、やはり駄目だ。心が動かない。もうこの人に、動かされる事はない。
信号に差し掛かる。人通りは多い、変な事にはならないはず。
「お前も、昔はそう言ってくれたじゃん」
「昔は、だよ」
「俺が浮気したの、そんなに気に食わない?」
知ったのは、誠司の部屋に置かれていたピアスだった。それを訪ねると誠司が「元カノのだよ、掃除したら出てきた」とヘラヘラ笑っていて。信じられなくてその場で泣いたら「そんなんで泣かれても俺困るんだけど」と開き直られ。そのピアスが有名ブランドの去年のクリスマス限定品だったと伝えたらもう誤魔化せないと思ったのか、「だから?これから結婚するのにそんなのでいちいち情緒不安定になられると俺もたないよ?」と言われて。もう駄目だ、と思った。
「でも俺、あの後考えたんだよ」
「え?」
信号が、青に変わる。
「あれだけ怒ったってことは、俺のこと本当に大好きだったんだなって。なら、俺も許してあげなきゃいけないなって」
……駄目だ、もう。話す気力すら湧かない。まだ駅まで着いていないけれど……もう、いいや。
誠司がこちらを向かないうちに、そっと踵を返す。数歩歩いて、すぐに手首を強く引かれた。反射で振り返ると、笑顔を消した誠司がいた。
「どこ行くんだよ」
「っ、離して」
「俺がわざわざ来てやったのにさ、何だよその態度。許してやろうと思ったのに」
「離してっ!」
わざと大きな声を出すと、周囲の人がざわめきだした。誠司は舌打ちして、私の腕を引いて走りだす。
「ちょっ……」
駄目だ、力負けしてしまう。他の人が捕まえてくれるわけもなく、ただ誠司に喧騒から連れ出されてしまう。逃げたいのに、勝てない。
辿り着いたのは、人気の無いコインパーキングだった。誠司の車が見えた途端、血の気が引いた。誠司は私の腕を掴んだまま、助手席の扉を乱暴に開けた。そこに私を押し込もうとするけれど、必死に耐える。
「乗れよ!」
「嫌!」
「っどこまで!どこまで俺に恥かかせんだよ!」
誠司のもう片方の腕が、私の頭を掴もうとする。けれど、誠司の体がひっくり返った。私も引きずられて、倒れる。
「わっ!」
「きゃあっ」
先に転んだ誠司が、弾みで私の手首を離す。何が起こったか分からなかったけれど、誰かが私の手のひらを取った。顔を見上げると、そこには。
「響くん」
「立って!」
ぎゅっ、と強く握られて立たせられる。そのまま、誠司を見ることなく慌てて駆け出す。追ってくる気配はなかった。無事、撒けたらしい。
やっと大通りまで出てきた。息を荒げながら、響くんは止まる。私も息を整えながら、響くんを見る。彼は、泣きそうな顔をしていた。
「ごめん、急に走らせたりして……灯ちゃん、ヒールなのに」
「何で私ってわかったの?」
「さっき熱田から連絡あって。『あかりんがやばい』って。問い詰めたら……元彼が待ち伏せてる、って」
結局、彼は伝えたのか。でも、確かに……その判断は、今となっては正しかった。もし響くんが来てくれなかったら、本当に危ない事になっていた気がする。
「でも従業員入り口行ったけどいなくて。とりあえず駅行こうとしたら、その辺の人が騒いでたから。聞いたら『女の人が拉致られてた』って。特徴聞いたら灯ちゃんだったから、方向聞いて……追いかけた」
ふと、彼の視線がまだ繋がれている手に行った。慌てて、離される。温もりが消えた。すると、急に……涙腺が、疼き出して。ぼろぼろと、涙が溢れてきた。
「あ、灯ちゃん」
「ごめっ、なさ……」
滲む視界の奥、響くんの熱が覆い被さってきた。いい匂いが、包んで来る。
「怖かったよね、あんなの……ごめん、俺がもっと早くに行ってれば……」
「ち、違うの。響くんは何も悪くないのっ……」
怖かった。それは、嘘はつけない。でもそれ以上に、この人が来て……安心が、勝った。その、安心の涙だ。
私を抱きしめながら、響くんの背が忙しなく私の背を撫でさする。ああ、こんな風に抱き締められたのって……いつぶりだろう。
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