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椿編
番外編第一話・それは甘く甘く
番外編・椿
三人で折角だし、旅行に行こうかと計画をしていた。熱海もいいね、ハワイもいいね、というか全部どこもいいね、って話をしていた。
喜ぶ密が可愛くて、悦ぶ顔もついでに見たくなっていた。いや、野郎としては当然の反応じゃね? 可愛くて好きなやつの、悦ぶ顔と喜ぶ顔見たくなるとか普通だよな。
普段は収録や、作詞、更には雑誌やテレビの撮影で忙しいってもんで楽しみにしていた。
本当に先のことを笑う密がさぁ、可愛くてさあ、旅行先には温泉もあるってんで珠の肌になる密を味わってやろうとかにやにやしてたのに!
急な収録が入り、あのくそ作家と二人だけで密は旅行に出かけてしまった!
何でオレは悲しくも仕事せにゃならいかんのだという感情は押し殺し、笑顔でインタビューやレコーディングを受け仕事を終えると帰宅する。
帰宅すれば家には誰もおらず、がらんとしていて、オレは悲しくも密がいつも使っていた枕を抱きしめた。
匂いがかすかにすれば少し興奮してくる、抜くくらいいよな? 浮気じゃないよな? だって密の枕嗅いでたらむらむらしちまったんだよ! あー、くっそいい匂いがする。フェロモンの残り香だ!
こういうの扱かないと健康に悪いしいかんいかん、というこじつけ的な言い訳を見つけるなり、オレはティッシュで自慰にふける。
密の肢体や、声、表情を思い出しながら枕を嗅いで擦りあげていく。
やがて達してティッシュで拭き取ろうとした頃にあり得ない音が響き渡る。
「ただいまー!」
密サァン?! 雪道ィ?!
駄目だろ、何だこの流れはあれか、可哀想だから帰ってきちゃったの的なフラグか!
可愛くない? え、マジで可愛くない? オレの番可愛くないか?
とか思案してる間に片付けてしまえばまだ間に合ったのに、満面の笑みで扉を開ける密と雪道には間に合わなかった。
雪道は呆れた顔つきをし、密は無邪気で明るい笑顔が冷ややかな絶対零度の笑顔へと変わっていた。
「ひ、密、これは違うんだ、う、浮気じゃあないよな? お前の枕だし!」
「馬鹿! 浮気だよ、寂しいだろうなと思って帰ったのに! そんなに僕の匂いがよかったら、僕の匂いだけに発情してれば?!」
「ひ、密ァ!!」
密は自室に籠もってしまい、残ったのはオレと雪道。
雪道はお土産のカピバラ人形を置くと、くすくすと笑った。
「焼き餅妬かれてよかったな」
「馬鹿野郎、舐めとんのか! あれすげぇ怒ってるじゃん!」
「早く粗末なそれしまって、慰めにいけばどうだね? 今日だけは邪魔しないであげよう」
普段邪魔ばかりしてくる雪道が、珍しく譲ってくれた。
雪道は三人で結ばれて以来、独占欲を子供みたいにむき出しにしてきて大人げないくらいでもあったのに。
オレは慌てて下着とパンツにぶつをしまいつつ、密を追いかけ密の部屋へと入る。
密はむうううと頬を膨らませていて、いつだったか見せて貰った密の絵本のハムスターそっくりで可愛い。
「密、こっち向け」
「性欲魔神」
「お褒めにあずかり光栄でぇす、ってちげぇよ。アンタ相手だからこうなるんだよ」
「もっとこう、年上の余裕とかないの?」
「そんなもん、雪道に任せた。オレは欲しいときに欲しいものを食うんだよ、だから、食わせろ密。さっき抜いたけど、まだおさまんねぇんだよ。オレだって楽しみにしてたんだ旅行」
「…………馬鹿、おいで」
三人で折角だし、旅行に行こうかと計画をしていた。熱海もいいね、ハワイもいいね、というか全部どこもいいね、って話をしていた。
喜ぶ密が可愛くて、悦ぶ顔もついでに見たくなっていた。いや、野郎としては当然の反応じゃね? 可愛くて好きなやつの、悦ぶ顔と喜ぶ顔見たくなるとか普通だよな。
普段は収録や、作詞、更には雑誌やテレビの撮影で忙しいってもんで楽しみにしていた。
本当に先のことを笑う密がさぁ、可愛くてさあ、旅行先には温泉もあるってんで珠の肌になる密を味わってやろうとかにやにやしてたのに!
急な収録が入り、あのくそ作家と二人だけで密は旅行に出かけてしまった!
何でオレは悲しくも仕事せにゃならいかんのだという感情は押し殺し、笑顔でインタビューやレコーディングを受け仕事を終えると帰宅する。
帰宅すれば家には誰もおらず、がらんとしていて、オレは悲しくも密がいつも使っていた枕を抱きしめた。
匂いがかすかにすれば少し興奮してくる、抜くくらいいよな? 浮気じゃないよな? だって密の枕嗅いでたらむらむらしちまったんだよ! あー、くっそいい匂いがする。フェロモンの残り香だ!
こういうの扱かないと健康に悪いしいかんいかん、というこじつけ的な言い訳を見つけるなり、オレはティッシュで自慰にふける。
密の肢体や、声、表情を思い出しながら枕を嗅いで擦りあげていく。
やがて達してティッシュで拭き取ろうとした頃にあり得ない音が響き渡る。
「ただいまー!」
密サァン?! 雪道ィ?!
駄目だろ、何だこの流れはあれか、可哀想だから帰ってきちゃったの的なフラグか!
可愛くない? え、マジで可愛くない? オレの番可愛くないか?
とか思案してる間に片付けてしまえばまだ間に合ったのに、満面の笑みで扉を開ける密と雪道には間に合わなかった。
雪道は呆れた顔つきをし、密は無邪気で明るい笑顔が冷ややかな絶対零度の笑顔へと変わっていた。
「ひ、密、これは違うんだ、う、浮気じゃあないよな? お前の枕だし!」
「馬鹿! 浮気だよ、寂しいだろうなと思って帰ったのに! そんなに僕の匂いがよかったら、僕の匂いだけに発情してれば?!」
「ひ、密ァ!!」
密は自室に籠もってしまい、残ったのはオレと雪道。
雪道はお土産のカピバラ人形を置くと、くすくすと笑った。
「焼き餅妬かれてよかったな」
「馬鹿野郎、舐めとんのか! あれすげぇ怒ってるじゃん!」
「早く粗末なそれしまって、慰めにいけばどうだね? 今日だけは邪魔しないであげよう」
普段邪魔ばかりしてくる雪道が、珍しく譲ってくれた。
雪道は三人で結ばれて以来、独占欲を子供みたいにむき出しにしてきて大人げないくらいでもあったのに。
オレは慌てて下着とパンツにぶつをしまいつつ、密を追いかけ密の部屋へと入る。
密はむうううと頬を膨らませていて、いつだったか見せて貰った密の絵本のハムスターそっくりで可愛い。
「密、こっち向け」
「性欲魔神」
「お褒めにあずかり光栄でぇす、ってちげぇよ。アンタ相手だからこうなるんだよ」
「もっとこう、年上の余裕とかないの?」
「そんなもん、雪道に任せた。オレは欲しいときに欲しいものを食うんだよ、だから、食わせろ密。さっき抜いたけど、まだおさまんねぇんだよ。オレだって楽しみにしてたんだ旅行」
「…………馬鹿、おいで」
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