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第2章 ヨルムンガルドダンジョン攻略編
第22話:VSアサシンプレイヤー
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アサシンプレイヤーは、私がぶん投げたナイフを最小限の動作で回避した。素早い動き。レベルの高さが窺える。
アサシンプレイヤーは再び女性に凶刃を向けようとしたが、回避の隙に私は至近距離まで接近していた。
『ファイアフィスト!!!!!』
私は躊躇なくスキル攻撃を放った。燃える拳が命中すると思った刹那、アサシンプレイヤーはすっと後退し、同時に何かを女性めがけて投げた。
「うっ……」
壁にもたれる女性がうめき声を発した。女性の肩に何か刺さってる。あれは投げナイフ……いや、ただの投げナイフじゃない。刺さった相手を毒状態にする、毒投げナイフだ。
たったったっ、という足音。アサシンプレイヤーが私の前から遠ざかっていく。
全て理解した。アサシンプレイヤーは瀕死の女性に毒投げナイフを投げて毒状態にして、私が女性に釘付けとなるような状態を作り出したんだ。この場から、確実に逃げるために。
「ふざけるなっっっ!!!」
込み上げる怒りを叫ぶことによって発散しながら、私はウィンドウを操作してハイポーションを発現させた。まずはこの女性をなんとかしないといけない。
「これを飲んで!! 早く!!」
私は半ば強引に女性の口にハイポーションを突っ込み、顎を手で持ち上げて飲ませた。
いつ他のモンスターが襲ってくるか分からない。解毒する前に、まずはHPを回復する必要があると判断した。
「う……うう……」
ハイポーションを飲み終えた女性が苦しげな声を発する。女性の頭上のHPバーは、あっという前に半分以上回復していた。
ふーっ、と私は安堵の息を吐いた。本当に危ないところだった。あと少しでもハイポーションを飲ませるのが遅れていたら、毒によって女性のHPはゼロになっていただろう。
「よし、次は解毒しないとだね。これを飲んで」
「貴方は……一体……?」
ウィンドウを操作して解毒薬を発現させた私を見て、女性は声を絞り出した。
「私はアラーテ。このダンジョンを攻略中のプレイヤーだよ。悲鳴を聞きつけてここに来た。貴方がアサシンプレイヤーに襲われているのが見えたから、助けに来たんだよ」
「アサシンプレイヤー……? さっきの人は、そう呼ばれてるの……? パーティーのメンバーと連絡がつかなくなって困ってた時に、さっきの人にいきなり襲われて、もう訳が分からなくて……」
女性の目から涙が一筋、また一筋こぼれ、やがて女性はわんわん泣き出してしまった。私は女性に解毒薬を飲ませた後、女性を優しく抱きしめた。
恐らくこの女性は、アサシンプレイヤーの存在を知らなかったのだろう。急に襲われたら混乱するのは当然だ。
どうして、こんな思いをするプレイヤーが現れてしまうのだろう。どうして、皆で仲良くすることが出来ないんだろう。悲しみと怒りで私の胸がいっぱいになった。
「アラーテ! やっと追いついた! 速すぎるでほんまに!」
声とともに足音が近づいてきた。コヤ、リスト、そしてジージだ。
「アラーテ、その人は……」
おずおずと話しかけてきたリストに、私は小さく頷きを返した。私の反応で状況を察したのか、リストは苦々しい表情を浮かべた。
少し時間を置いて、落ち着きを取り戻した女性に私はアサシンプレイヤーのことを説明した。
会話を交わす中で、女性の名前がエリスであること、女性はデータリセットが起きてから今に至るまでにZを全く見ていなかったことが判明した。それならアサシンプレイヤーについて知らないのも無理はない。
「アラーテ、本当にありがとう。アラーテに助けられていなければ、私は確実に殺されていたと思う。どうお礼をすればいいか……」
エリスは立ち上がり、そう言って私に深々と頭を下げた。
「そんな、お礼なんて別に……あ、そうだ。じゃあ1つだけお願い聞いてもらえるかな?」
「うん」
「さっき私が放ったスキル攻撃のこととか、全部ここだけの秘密にしてもらえないかな? あまり人に知られたくなくて」
エリスには、11拳のスキル攻撃を思い切り見られてしまった。言いふらされるのは困る。
「え、秘密にするって、そんなことでいいの? 貴重なアイテムをあげるとかじゃないと割に合わなくない?」
「そんなことないよ。秘密にしてもらえればそれでいいから」
「そっか……分かった。さっきの炎のパンチみたいな攻撃のこととか、色々気になるけど、全部黙っておくことにするよ」
「よろしく。女同士の約束だからね」
私はそう言い、エリスとがっちり握手を交わした。
よし、これできっと大丈夫だ。約束を守ってくれるのを信じるしかないけど、エリスはいい人そうだしきっと約束を守ってくれるに違いない。
「あ、そうだ、さっきのアサシンプレイヤー、何か言ったりしてた? 他のプレイヤーの仇をとるためにあいつを倒そうと思ってるから、なんでもいいから情報が欲しいんだよね」
「うーん……あ、自分のことを、ジャックって名乗ってたよ。俺はMSOの切り裂きジャックだ、とか訳分からないこと言ってた」
実在したとされる連続殺人犯の名前をとって、ジャックか。MSO内で殺人を犯す人間がいかにも思いつきそうな名前だ。
「エリス!!」
「やっと見つけたよ!!」
その時、2人の女性プレイヤーが駆け寄ってきた。エリスは立ち上がり、2人の女性と抱き合って再びわんわんと泣き出してしまった。
話を聞くに、その2人はエリスと同じパーティーのメンバーで、2人は落とし穴に落ちてモンスターが蔓延る危険地帯に移動してしまい、脱出に時間がかかってエリスとの合流が遅れたようだ。
エリスは、私がエリスを助けた経緯を、私のジョブが11拳だとバレないぎりぎりの塩梅で上手く誤魔化しながら説明していた。本当にありがたい。エリス以外の2人にはちょっと怪しまれてる気がするけど、気にしない気にしない。
エリスはアサシンプレイヤーに襲われ、残りの2人も連戦に次ぐ連戦で心底疲弊している様子だった。私とリスト、ジージがセーフティエリアへの帰還を促すと、3人はワープクリスタルで近くの街へ移動していった。
あ、エリスとはこっそりフレンド登録しといたよ。ここで会ったのも何かの縁だしね。
「もう、アラーテはちょっと猪突猛進すぎるよ。急に走って行っちゃうんだから……」
「せやで。ウチを置いて行かんとってほしいわ」
「ごめんね……」
リストとコヤに言われ、私は両手を合わせて謝罪の意を示した。
我ながら、後先考えない行動だったとは思う。やむをえない事態だったとはいえ、パーティーのメンバーを心配させるような行動はなるべく控えないとね。
「アサシンプレイヤーは一体どこに行ったんじゃろうな……?」
ジージが顎に手を当てながら声を発した。
「今度はウチの前に現れて欲しいわ。そしたらウチがぶっ殺して、仇を取れるのに」
コヤが真顔で結構物騒なことを言った。その台詞はかわいい顔にあまり似合わないなぁ……。
「どこに移動したかは分からないけど、アサシンプレイヤーがもう一度アラーテの前に現れる可能性は高いと思ってるよ」
リストが神妙な面持ちで言う。「何でやねん」と聞いたコヤに、リストは説明を始めた。
「多分、アサシンプレイヤーは他のプレイヤーを殺すことに執着してるヤバい奴だと思う。そしてさっき、エリスさんの息の根を止める寸前でアラーテに妨害された。きっとアサシンプレイヤーはそのことを根に持って、アラーテを攻撃するんじゃないかな。……あ、ごめんアラーテ、あまり気分がいい話じゃなかったね」
取り繕うようにリストは苦笑を浮かべる。
「いや、そんなことないよ。もう一度現れてくれるなら、むしろ都合がいい」
私は言い、先程紅蓮の炎を纏っていた拳をきつく握りしめた。
死の淵に立たされていた、エリスの悲しみと恐怖に満ちた表情が脳裏に焼き付いて離れない。
エリスをあそこまで追い詰めたアサシンプレイヤーが憎い。これ以上被害を拡大させないためにも、必ずアサシンプレイヤーを倒すしかない。
「今はとにかく先に進もう。早く第1層を突破して、セーフティエリアでゆっくり休もうよ」
私の言葉に、残りの3人は深く頷きを返した。
その後私たちは、時折遭遇するモンスターを倒しながら、次のフロアを目指してひたすらダンジョン内を探索した。
階段を上がり、フロアを探索し、また階段を上がったところで、明らかに今までと違うフロアに辿り着いた。迷路のような構造だった今までと比べて、このフロアは奥に向かって一本道が続いているだけだ。
一本道の先には、巨大な扉。第1層のボスがいる証だ。扉の先のボスを倒せば、晴れて第1層突破となりセーフティエリアで休憩することが出来る。
「いよいよじゃな……む、扉の前に人がおるのう」
ジージの言う通り、扉の前に誰かいる。4人組のプレイヤーだ。誰かな……って、あれ、天衣無縫の4人じゃん!
「アラーテちゃ~ん! 久しぶり~!」
私たちの接近に気付き、クールが手を振りながら叫んだ。声がでかいなぁ……あと、ちゃん付けはちょっとやめてほしいかも……。
無視するわけにはいかないので、私たちは天衣無縫の4人と合流した。
「もう、折角メッセージ送ったのに全然返信来ないから、アラーテちゃんに嫌われちゃったのかと心配してたんだよ~」
クールが明るい口調で言う。メッセージ? 何の話?
「あ、やば、天衣無縫からメッセージ来てた……」
ウィンドウを操作していたリストが青ざめた表情で言った。慌てて私もウィンドウを見てみると、クールの言葉通りメッセージが届いていた。
それは、『第1層のボスを一緒に討伐しませんか』という、天衣無縫からのお誘いのメッセージだった。
アサシンプレイヤーは再び女性に凶刃を向けようとしたが、回避の隙に私は至近距離まで接近していた。
『ファイアフィスト!!!!!』
私は躊躇なくスキル攻撃を放った。燃える拳が命中すると思った刹那、アサシンプレイヤーはすっと後退し、同時に何かを女性めがけて投げた。
「うっ……」
壁にもたれる女性がうめき声を発した。女性の肩に何か刺さってる。あれは投げナイフ……いや、ただの投げナイフじゃない。刺さった相手を毒状態にする、毒投げナイフだ。
たったったっ、という足音。アサシンプレイヤーが私の前から遠ざかっていく。
全て理解した。アサシンプレイヤーは瀕死の女性に毒投げナイフを投げて毒状態にして、私が女性に釘付けとなるような状態を作り出したんだ。この場から、確実に逃げるために。
「ふざけるなっっっ!!!」
込み上げる怒りを叫ぶことによって発散しながら、私はウィンドウを操作してハイポーションを発現させた。まずはこの女性をなんとかしないといけない。
「これを飲んで!! 早く!!」
私は半ば強引に女性の口にハイポーションを突っ込み、顎を手で持ち上げて飲ませた。
いつ他のモンスターが襲ってくるか分からない。解毒する前に、まずはHPを回復する必要があると判断した。
「う……うう……」
ハイポーションを飲み終えた女性が苦しげな声を発する。女性の頭上のHPバーは、あっという前に半分以上回復していた。
ふーっ、と私は安堵の息を吐いた。本当に危ないところだった。あと少しでもハイポーションを飲ませるのが遅れていたら、毒によって女性のHPはゼロになっていただろう。
「よし、次は解毒しないとだね。これを飲んで」
「貴方は……一体……?」
ウィンドウを操作して解毒薬を発現させた私を見て、女性は声を絞り出した。
「私はアラーテ。このダンジョンを攻略中のプレイヤーだよ。悲鳴を聞きつけてここに来た。貴方がアサシンプレイヤーに襲われているのが見えたから、助けに来たんだよ」
「アサシンプレイヤー……? さっきの人は、そう呼ばれてるの……? パーティーのメンバーと連絡がつかなくなって困ってた時に、さっきの人にいきなり襲われて、もう訳が分からなくて……」
女性の目から涙が一筋、また一筋こぼれ、やがて女性はわんわん泣き出してしまった。私は女性に解毒薬を飲ませた後、女性を優しく抱きしめた。
恐らくこの女性は、アサシンプレイヤーの存在を知らなかったのだろう。急に襲われたら混乱するのは当然だ。
どうして、こんな思いをするプレイヤーが現れてしまうのだろう。どうして、皆で仲良くすることが出来ないんだろう。悲しみと怒りで私の胸がいっぱいになった。
「アラーテ! やっと追いついた! 速すぎるでほんまに!」
声とともに足音が近づいてきた。コヤ、リスト、そしてジージだ。
「アラーテ、その人は……」
おずおずと話しかけてきたリストに、私は小さく頷きを返した。私の反応で状況を察したのか、リストは苦々しい表情を浮かべた。
少し時間を置いて、落ち着きを取り戻した女性に私はアサシンプレイヤーのことを説明した。
会話を交わす中で、女性の名前がエリスであること、女性はデータリセットが起きてから今に至るまでにZを全く見ていなかったことが判明した。それならアサシンプレイヤーについて知らないのも無理はない。
「アラーテ、本当にありがとう。アラーテに助けられていなければ、私は確実に殺されていたと思う。どうお礼をすればいいか……」
エリスは立ち上がり、そう言って私に深々と頭を下げた。
「そんな、お礼なんて別に……あ、そうだ。じゃあ1つだけお願い聞いてもらえるかな?」
「うん」
「さっき私が放ったスキル攻撃のこととか、全部ここだけの秘密にしてもらえないかな? あまり人に知られたくなくて」
エリスには、11拳のスキル攻撃を思い切り見られてしまった。言いふらされるのは困る。
「え、秘密にするって、そんなことでいいの? 貴重なアイテムをあげるとかじゃないと割に合わなくない?」
「そんなことないよ。秘密にしてもらえればそれでいいから」
「そっか……分かった。さっきの炎のパンチみたいな攻撃のこととか、色々気になるけど、全部黙っておくことにするよ」
「よろしく。女同士の約束だからね」
私はそう言い、エリスとがっちり握手を交わした。
よし、これできっと大丈夫だ。約束を守ってくれるのを信じるしかないけど、エリスはいい人そうだしきっと約束を守ってくれるに違いない。
「あ、そうだ、さっきのアサシンプレイヤー、何か言ったりしてた? 他のプレイヤーの仇をとるためにあいつを倒そうと思ってるから、なんでもいいから情報が欲しいんだよね」
「うーん……あ、自分のことを、ジャックって名乗ってたよ。俺はMSOの切り裂きジャックだ、とか訳分からないこと言ってた」
実在したとされる連続殺人犯の名前をとって、ジャックか。MSO内で殺人を犯す人間がいかにも思いつきそうな名前だ。
「エリス!!」
「やっと見つけたよ!!」
その時、2人の女性プレイヤーが駆け寄ってきた。エリスは立ち上がり、2人の女性と抱き合って再びわんわんと泣き出してしまった。
話を聞くに、その2人はエリスと同じパーティーのメンバーで、2人は落とし穴に落ちてモンスターが蔓延る危険地帯に移動してしまい、脱出に時間がかかってエリスとの合流が遅れたようだ。
エリスは、私がエリスを助けた経緯を、私のジョブが11拳だとバレないぎりぎりの塩梅で上手く誤魔化しながら説明していた。本当にありがたい。エリス以外の2人にはちょっと怪しまれてる気がするけど、気にしない気にしない。
エリスはアサシンプレイヤーに襲われ、残りの2人も連戦に次ぐ連戦で心底疲弊している様子だった。私とリスト、ジージがセーフティエリアへの帰還を促すと、3人はワープクリスタルで近くの街へ移動していった。
あ、エリスとはこっそりフレンド登録しといたよ。ここで会ったのも何かの縁だしね。
「もう、アラーテはちょっと猪突猛進すぎるよ。急に走って行っちゃうんだから……」
「せやで。ウチを置いて行かんとってほしいわ」
「ごめんね……」
リストとコヤに言われ、私は両手を合わせて謝罪の意を示した。
我ながら、後先考えない行動だったとは思う。やむをえない事態だったとはいえ、パーティーのメンバーを心配させるような行動はなるべく控えないとね。
「アサシンプレイヤーは一体どこに行ったんじゃろうな……?」
ジージが顎に手を当てながら声を発した。
「今度はウチの前に現れて欲しいわ。そしたらウチがぶっ殺して、仇を取れるのに」
コヤが真顔で結構物騒なことを言った。その台詞はかわいい顔にあまり似合わないなぁ……。
「どこに移動したかは分からないけど、アサシンプレイヤーがもう一度アラーテの前に現れる可能性は高いと思ってるよ」
リストが神妙な面持ちで言う。「何でやねん」と聞いたコヤに、リストは説明を始めた。
「多分、アサシンプレイヤーは他のプレイヤーを殺すことに執着してるヤバい奴だと思う。そしてさっき、エリスさんの息の根を止める寸前でアラーテに妨害された。きっとアサシンプレイヤーはそのことを根に持って、アラーテを攻撃するんじゃないかな。……あ、ごめんアラーテ、あまり気分がいい話じゃなかったね」
取り繕うようにリストは苦笑を浮かべる。
「いや、そんなことないよ。もう一度現れてくれるなら、むしろ都合がいい」
私は言い、先程紅蓮の炎を纏っていた拳をきつく握りしめた。
死の淵に立たされていた、エリスの悲しみと恐怖に満ちた表情が脳裏に焼き付いて離れない。
エリスをあそこまで追い詰めたアサシンプレイヤーが憎い。これ以上被害を拡大させないためにも、必ずアサシンプレイヤーを倒すしかない。
「今はとにかく先に進もう。早く第1層を突破して、セーフティエリアでゆっくり休もうよ」
私の言葉に、残りの3人は深く頷きを返した。
その後私たちは、時折遭遇するモンスターを倒しながら、次のフロアを目指してひたすらダンジョン内を探索した。
階段を上がり、フロアを探索し、また階段を上がったところで、明らかに今までと違うフロアに辿り着いた。迷路のような構造だった今までと比べて、このフロアは奥に向かって一本道が続いているだけだ。
一本道の先には、巨大な扉。第1層のボスがいる証だ。扉の先のボスを倒せば、晴れて第1層突破となりセーフティエリアで休憩することが出来る。
「いよいよじゃな……む、扉の前に人がおるのう」
ジージの言う通り、扉の前に誰かいる。4人組のプレイヤーだ。誰かな……って、あれ、天衣無縫の4人じゃん!
「アラーテちゃ~ん! 久しぶり~!」
私たちの接近に気付き、クールが手を振りながら叫んだ。声がでかいなぁ……あと、ちゃん付けはちょっとやめてほしいかも……。
無視するわけにはいかないので、私たちは天衣無縫の4人と合流した。
「もう、折角メッセージ送ったのに全然返信来ないから、アラーテちゃんに嫌われちゃったのかと心配してたんだよ~」
クールが明るい口調で言う。メッセージ? 何の話?
「あ、やば、天衣無縫からメッセージ来てた……」
ウィンドウを操作していたリストが青ざめた表情で言った。慌てて私もウィンドウを見てみると、クールの言葉通りメッセージが届いていた。
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