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Crazy Moon 8
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「あ、主任。来週、得意先に私を連れて下さい。ご挨拶をと思いまして。アポをお願いします」
「鹿沼、WEB訂正が出た! 頼むわ」
……月曜日。
気持ちがいいくらい、課長も結城も普段通り仕事をしていた。
結城に土曜日告られると予感して、なにか友情が壊れるカウントダウンが始まったような気がしてひとり焦り、さらには結城を拒めと課長に言われたことを無視して、結城と向き合うための土曜日を作ったことに、なにか課長に罪悪感を覚えて、あまり食事も出来なかった日曜日。
あんなに悩んでいた時間は、まるで無駄だった。
特に睦み合いのようなことをして、イク顔を何度も見せてしまった課長に、これからどう接すればいいのかと悩みまくっていたのに、まるで課長は態度を軟化させない……いつも通りの無愛想な鉄仮面。
……ふたりだけの秘め事も、課長にはそんな程度だったのかと、なぜか軽くショックを受けるあたし。
しかしそのショックも、ふたりから出される仕事に忙殺されてしまった。
確かに金曜日の後処理とか今後の対策とかを考える課長とか、逃げて行方がわからない三橋さんや江川くん捕獲に、まるで探偵の如く探し回っている営業を思えば忙しいのはわかるけどね。
土曜日に結城と遊びに出かけるなどと課長にバレたら、烈火の如く憤怒をぶちあてられるか、あるいは身も心も凍える冷凍ビームを出されて、あたしが再生不能に陥ることは確かだ。間違っても、「そうか、楽しんで来いよ」などと好意的にはならないだろう。
別に課長に隠さなきゃという気持ちに焦ることはないも思う。これはあたしと結城の問題であり、どんな結論にしても回答を出さなくてはならないのは、課長ではなくあたしだからと。だから報告義務もないだろう。あたしと課長は恋人でもないんだし、ただいやらしいことをしてしまった仲であるだけで。
迂闊に告げてしまったら、結城と行くことを課長に止めて貰いたいというのが前提にある、自意識過剰すぎるものを隠していると、思われてしまう。
課長に恋愛感情があるように思えないのに、あたしがえっちなことをした程度で愛があるなどと自惚れて、わざと課長にヤキモチをやかせようとしているのではと邪推されたくない。
課長にあるのは恋愛感情ではなく、苦い過去ゆえの執着のように思えるのだ。男なら誰にでも手を出すと思われているあたしだから、過去にあたしに食われた記憶を、あたしを食うことで支配欲を満足させて上書きしようとでもしているではないか。だから我武者羅にも思えるくらいに、あたしを求めたのではないか。
課長の意図がどんなもので、はぐらかされているのがどんな理由があったにせよ、それでもそんな彼に抱かれたいと思ったのは事実。
今まで恋愛を捨ててきたあたしが、女として男である課長を求めたのは事実。
そして結城には、満月の夜には結城の男を感じて、あたしは女になるけれど、満月以外は結城の性別などなにも考えなくなっているのもまた、事実だ。
結城は男であるということはわかっているし、頼もしく人情に厚く、協調性がありながら、困ったひとを決して見捨てずにひっぱりあげる力を持つこともわかっている。
結城のよさを言えといわれたら、あたしはその場ですぐに答えられる自信がある。
氷の課長と、炎の結城。
ひとりでなんでもしようとする課長と、皆でやろうとする結城。
ひとを信用出来ない課長と、ひとを信頼する結城。
まるでタイプが違うふたりの男に、満月以外の日に男を感じたのは、再会して僅かな日数しか経たぬ、課長の方だった。
――あなた自身が結城さんを拒め。
結城は今まで、あたしが望む友達として接してくれていた。
その結城が隠してきたものと、あたしは向き合わないといけない。
……そう、もやもやとしていたんだけどね、日曜日。
なんだか悩むことなかったよね、まったく土曜日の出来事に翻弄されていたのはあたしだけだったよね。
もしかすると結城も、あたしへの恋愛感情はないのかもしれない。
そして課長も、微熱と共に、あたしが口にした約束すら忘れたのかもしれない。
うんうん、いいぞ。
なにも問題なし!
「あっはっはっは!」
「怖いっす、主任怖いっす!」
見ると、ミーティングルームで椅子に座るあたしは、木島くんの前で大笑いをしていた。
ラグビー選手のような、いいガタイで怯える……元ラグビー部マネージャー。
「なにか悩みがあるっすか? だったらきっと斎藤さんが相談に乗るっす!」
斎藤さんとは千絵ちゃんのことだ。
「木島くんじゃないの?」
「俺は男女の痴話喧嘩に、アドバイスするまでの経験値はないっす!」
「痴話喧嘩!?」
「どうせ課長と喧嘩したっすよね? だから課長も朝から凄くぴりぴりしながら、主任にわざと仕事を出すし、主任のこと意識しているのバレバレっす!」
「はあああ!? アポの依頼をあたしに出しただけで、意識してるって!? どこがよ、あの無感情の鉄仮面ぶりのどこが!?」
「わからないっすか、主任。あんなにちらちらと主任のこと見て気にしているのに。まだまだ恋人としては、ひよっこっすね~」
わかるもなにも、恋人じゃないのに。
……木島くんに笑われた。
木島くんにひよっこと言われた。
それが、なにか悔しい!
「木島くん、彼女いるの!?」
「いないっす。最後に付き合った彼女は、関西に就職してそのまま、上司と結婚してしまったっす! まだ別れてもいなかったのに、結婚しましたの葉書が届いたっす」
「そ、それは災難だったね……。立ち直れてよかったよ」
木島くんに彼女がいたことも意外だったけど。
「俺、ここに勤めて一年はぼーっとしていたっすが、斎藤さんのおかげで立ち直れたっす!」
いやいつも木島くんは、眠そうな顔でぼーっとしているよ、などとは言えない。
「へぇ、千絵ちゃん恋愛相談やってたんだ」
「そうっす。皆の恋の話とか、斎藤さんはよく知ってるっす。プライベートでかなり信頼されてるっすよ」
なんだか、仲良くしていた後輩が皆から慕われるのが嬉しい。
千絵ちゃんが失恋した時は、本当にひどかったのだ。
いつもは女子力が高くて、杏奈とは別の意味で女の子を装っているのに、化粧でもカバーできないほど、泣き腫らした顔でやってきて、それなのににこにこと笑おうとして、見ているだけで痛々しくて。
千絵ちゃんが吹っ切るまで、スイーツ巡りによく連れ回したものだ。
千絵ちゃんは男に媚びたような態度をとっていて、"千絵は実は腹黒い"などと嫌う衣里を始め、苦手意識を持つ同性は確かにいるけれど、それでも千絵ちゃんは優しくて素直な子で、あたしは好きだ。
千絵ちゃんが会社に馴染んでいるのなら、よかったよかった。
「こぉら、まったりするな」
後ろからぽかりと頭を叩かれて、振り返れば笑っているけれど強張った顔をしている結城だった。
「ご、ごめん……」
「すまん、木島。ちょっと鹿沼に用があるから席を外していてくれるか?」
「わかりましたっす! 席に戻ってますので、用があったら声をかけて下さいっす!」
結城が人払いをするのは珍しい。
まさか、今ここで言ってくるとか!?
そう身構えていると、あたしの額にデコピンをしてきた。
「イタっ!」
「今は仕事だろ、鹿沼!」
もうひとつ、デコピン。
「イタタタ……」
「緊張解れたか?」
結城がにやりと笑った。
「そう身構えるなって。言いたいことはいろいろあるけど、ぎくしゃくだけはさせねぇぞ。……俺を意識するなら別だけど、それは土曜日以降に存分に意識させてやるから」
「なっ!」
しかしそれが結城流の、あたしの緊張のほぐし方だとわかった。
「で、本題。ちょっとやばいことになるかもしれねぇ、シークレットムーン」
「やばい?」
「ああ、金曜日の停電で、業務に支障が出た企業が大きいところでな。支障というよりは、どうもウイルスが出たという情報が漏れていたらしく、そこでそれすら管理出来ていないのかと、信用が失墜した。担当の副社長が一番激怒していて、本社だけではなく、関連会社が一気に辞めそうな気配がある」
「ええええ!?」
「小林商事。覚えてるか? 俺がとってきたところ」
「覚えてるよ、なんでよりによってあそこがまた……」
かなり大きい企業なのだ。
結城が通い詰めて、必死に契約をとってきたところだ。
「あそこの副社長が結構腹黒いんだわ。俺説得にあたってみる」
「わかった」
「金曜日の件、抑えられたからまだよかったけれど、抑えられなかったらどうなっていたかと、今更だけどぞっとする。信用は得られるまでは長くて、失うのは一瞬だからな」
「そうだよね……」
「他にも辞めたいというところが2,3出てきているから、大きいところは真下に任せて、ちょっと営業、取引先のフォローに動くわ。なんだかさ、嫌な予感がするんだよ。あの金曜のワームの一件が、前触れだったような……」
「前触れ?」
「ああ。なんかこう、ざわざわとするんだ。社員達もなにかまとまり感がなくて、あさってのことを考えている気がするし。金曜のワーム情報が流れたことにしろ、身内を疑いたくはねぇけど、江川と三橋以外にも、なにかしでかそうとする奴が潜んでいるのかもしれねぇ。本当にあいつらだけで終わるのか、なにか不安を感じる」
確かに、必死になって頑張ろうとしている組と、どうでもよさそうにしている組と、社員が両極端にわかれている気がする。ここまで社員は極端ではなかったはずだ。
「それとさ、江川と三橋、総務に届けていた住所を引き払っていた。完全に確信犯だ」
「なんでだろう、結城にふられたからってそこまでやるなんて」
「そう、そこまでやれる度胸が俺にもよくわからん。ワーム、会社から訴えられるレベルだぞ!? それなのに大それたことをしですことが出来た理由がわからねぇんだ」
「確かに、やりすぎだよね。怨恨のレベルを超えている」
結城は頷いた。
「さらに、江川は確かにプログラミング能力はあったが、あそこまでのものを本当に作ったのか。もしかして江川単独犯行のプログラムではないかもしれないと、お前んとこの課長が言い出してさ。デモ機で入れられたプログラムの解析を、三上とかプログラム部の連中を使ってはいるが、解析はかなり困難で来週あたりまでかかってしまうかもしれないそうだ」
「……来週でわかるの!? 解析と言っても、入れられたプログラムが丸々残っているわけじゃないんでしょ!?」
「ああ、あるのはワームが入れられていない金曜日のバックアップか、ワームに侵されたものだけだ。今のサーバーは、BB-fallで該当プログラムは消去されてしまったから、ワームに侵されたものからプログラムを探り当てるらしい」
「ワームって、増殖するんでしょう!?」
「ああ。ワームの増殖率以上のプログラムで、ワームを避けて見つけるらしい。昨日、香月課長は会社に出て解決法を見つけたんだと。だからプログラム部は今朝から総出だ。……俺には出来ねぇ、芸当だよ」
昨日、あたしは自分のことばかりを考え、その間に課長は会社で仕事をしていたんだ。しかも、自分の担当ではないはずの、プログラム解析を。
オンオフを切り替えられる彼の方が、よほど大人だ。
彼の方がよっぽど、うちの社員だ。
「……っと、もう俺小林商事に行って粘ってくるわ」
「うん、頑張って」
「それと……土曜日、温泉プールな」
「プール!? えっち!」
「い、いいだろ……俺、夏泳いでねぇんだし。箱根の……」
言われた名前は、衣里と一緒に今度行ってみたいと言っていたもので。
「あそこなの!? だったら行く!! 絶対に行く!!」
そうはしゃいで結城の腕を掴んだ時だった。
「……あの、主任。少しよろしいでしょうか」
突然課長の声がして、驚いてあたしと結城はばっと離れた。
「な、なんでしょうか!?」
心臓に悪いよ、この鉄仮面。
無感情のくせに、目が語ってるよ。
"なにいちゃついてるんだよ、拒めと言っただろ!?"
「主任に、書類作成のお手伝いをして貰いたいんですが……」
「は、はい」
あたしは顎で、結城に行きなさいと促す。
「じゃ、行ってくるわ」
それで終わればいいのに、奴はあたしの頭を撫でていく。
ひぃぃぃぃ、鉄仮面の冷視線に凍っちゃうよ!!
「ふふ。本当に仲がいいですね」
結城が座っていた席に課長が座る。
机の上にバンと書類の山を叩きつけると、彼は笑った。
「でも私とも、仲良しですよね? 他人ではない仲なんだし」
冷たい笑みで、少し顔を傾げるようにして。
「ん?」
怖っ!
可愛くない、この圧が怖っ!
「どうですか?」
しかも机の下で、足であたしの足の臑(すね)を叩かれる。
ガツンガツンガツン。
ご機嫌よろしくないようだ。
「は、はい。左様で」
ガツンガツンガツン。
それでも、靴を脱いでいてくれてありがとう。そこフェミニスト気取るなら、叩かない方がポイント高いと思うよ?
「ですよね。本当にあなたは、私が見ていないところで、なにをしているかわかりませんね。結城さんを拒んで下さいね、と私がお願いしたことをすぐに破って、こうやって腕を掴んでいちゃいちゃしているなんて」
お、お願いされたかしら。
一方的だったような。
「だからあなたに、お仕事です。期日は明日まで。よろしくお願いします。明日終われば、また違うお仕事を頼みますので」
見せられた書類は、細やかな手書きの英字や日本語。
ああ、綺麗な字だな……などと感心している余裕はない。
「昨日作った、暫定的の緊急対策用プログラムです。この使い方を、誰でも出来るようにマニュアル化して下さい。それが終わっても、まだまだ仕事はあります。……とことん、使わせて貰います。会社のために」
ひぃぃぃぃ!!
美人さんの笑顔の圧が怖い!
会社のためではなくて、課長のためではないのか!?
「……ちょっと、会社に不穏な空気が流れている気がします」
ふっと真顔で彼はそう呟いた。
「昨日、たまたまネットでうちの金曜日のことについて、外部の掲示板で書き込みがあったのを見ました」
「か、書き込みですか?」
「IPアドレスからはネットカフェでの書き込みくらいしか特定できず、誰かはわかっていません。しかも日曜ですから、どこへでも行けますから場所はあてにならない」
「………」
「その書き込みは私が消しました。もし別の場所ででも見つけたら、教えて下さい」
消したと、さらりと言ったけれど、彼が作った掲示板では無い限り、普通は簡単に削除はできないはずだ。恐るべし、元忍月コーポレーション。なんでプログラム部に入らなかったんだろう。
「それと、社員になにか……落ち着きがない。来たばかりの私が言うのだから、古株のあなたなら、もっとなにかを感じるはずだ。なにかの前触れでなければいいですけれど」
――なんだかさ、嫌な予感がするんだよ。あの金曜のワームの一件が、前触れだったような……。
――なんかこう、ざわざわとするんだ。社員達もなにかまとまり感がなくて、あさってのことを考えている気がするし。
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