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2部:2年生
第16話
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2月14日、そうバレンタインだ。今年こそ、すみれちゃんからチョコをもらう!!そう目標を立て学校に向かった。去年と同様、斉藤さんは朝俺の家に突撃してきてチョコを押し付けて学校に向かって去っていった。
味は安定に美味しかった。去年晃成に言われたことを思い出して、血とか考えたけど今年のはチョコを溶かして固めたものっぽかったしちょっと不安だ。ていうか、好きな人の食べ物に自分の血液入れたら自分のこと好きになるとか言い出したの誰だよ!って思ってしまった。
学校について、まず他クラスである上谷さんにラインで呼び出されチョコをもらった。そしてクラスに戻り、山下さんからもチョコをもらった。なぜか今年は皆クッキーとかではなく、溶かして固めるタイプのチョコレートをもらった。まぁ貰えるだけ嬉しいのでいいや。
去年、晃成から恐怖の話を聞かされたけど何も入ってなかったぽいし、今年もありがたく食べる。また、お返しをしなきゃな、なんて考えてた時だ。
「あの、田中君…受け取ってくれたらで良いんだけど、音楽祭で色々あったからお礼ってことで…」
そう言ってすみれちゃんが既製品だけど、チョコを渡してきてくれた。
「くれるの!?ありがたくもらう!!」
「そんなに喜んでもらえるなんて思ってなかった。けどこちらこそこないだは迷惑かけてごめん」
「そんなことないよ。チョコありがとう!」
もう2月にして今年の運を使い果たした気がする。さっそく晃成に自慢しようと思う。ちなみに晃成はマイコプラズマにかかって3日前から休んでるから、写真を撮って喜びを送る。マイコプラズマになったっていても咳が止まらないだけで、熱は微熱らしい。
晃成のことは、心配だけどそれよりもすみれちゃんからチョコを貰えた喜びが圧倒的に上回っている。
<見て!晃成!>
<西野さんからチョコもらえた!!>
この缶はしばらく俺の机の目立つところに飾られるんだろうな。ていうか写真撮り終わった後に思ったけど、すごい目立つ行動じゃねこれって。すみれちゃんに明らかに喜んでるし、浮かれまくってることが通じるんじゃ無いかって思ったけど、クラスの中にはちょうどすみれちゃんはいなかったからセーフだった。
数時間後晃成からメッセージが届いてた。
<おめwww>
<念願の西野ちゃんからのチョコじゃん>
<この勢いで告っちまえよww>
告白かぁ…違和感はなくなってきたけど、やっぱりおっさんだった頃の俺がいるからこんな歳の離れた子と付き合って良いのかっていう葛藤がある。見た目で言えば、なんともないんだけどね。
<とりあえずお返しは飴にするよ>
<告白はまだできないかな(笑)>
<ヘタレめww>
<絶対うまくいくと思うのに>
<ヘタレで結構だ(笑)>
とりあえず晃成とのやりとりは終わらせ、すみれちゃんのチョコと向き合う。缶の表面が削れたら嫌だから慎重に持ち帰んないとな、とか思いつつ中を覗く。ブランドは有名なところじゃなくて、俺が全然知らないところだったけどそんなこと問題じゃ無い。
(貰えるか貰えないかが大事なんだ…!!)
中には、美味しそうな抹茶と苺味のチョコが鎮座していた。これは家に帰ってからいただくとしよう。いや、溶けたら嫌だから今ちょっと食べちゃおうかな…食べるか。
(…うんま。抹茶味のチョコ苦手かと思ってたけど、そんなことなかったわ)
今年の2月14日は幸せな日を送れたことに喜びだ。けど、もうお返しをするまで1ヶ月もない。他の人に対してのお返しが雑だったてわけじゃないけど、すみれちゃんにはちゃんとしたお返しがしたい。作戦を練らなければ…!と心に思うのだった。
味は安定に美味しかった。去年晃成に言われたことを思い出して、血とか考えたけど今年のはチョコを溶かして固めたものっぽかったしちょっと不安だ。ていうか、好きな人の食べ物に自分の血液入れたら自分のこと好きになるとか言い出したの誰だよ!って思ってしまった。
学校について、まず他クラスである上谷さんにラインで呼び出されチョコをもらった。そしてクラスに戻り、山下さんからもチョコをもらった。なぜか今年は皆クッキーとかではなく、溶かして固めるタイプのチョコレートをもらった。まぁ貰えるだけ嬉しいのでいいや。
去年、晃成から恐怖の話を聞かされたけど何も入ってなかったぽいし、今年もありがたく食べる。また、お返しをしなきゃな、なんて考えてた時だ。
「あの、田中君…受け取ってくれたらで良いんだけど、音楽祭で色々あったからお礼ってことで…」
そう言ってすみれちゃんが既製品だけど、チョコを渡してきてくれた。
「くれるの!?ありがたくもらう!!」
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「そんなことないよ。チョコありがとう!」
もう2月にして今年の運を使い果たした気がする。さっそく晃成に自慢しようと思う。ちなみに晃成はマイコプラズマにかかって3日前から休んでるから、写真を撮って喜びを送る。マイコプラズマになったっていても咳が止まらないだけで、熱は微熱らしい。
晃成のことは、心配だけどそれよりもすみれちゃんからチョコを貰えた喜びが圧倒的に上回っている。
<見て!晃成!>
<西野さんからチョコもらえた!!>
この缶はしばらく俺の机の目立つところに飾られるんだろうな。ていうか写真撮り終わった後に思ったけど、すごい目立つ行動じゃねこれって。すみれちゃんに明らかに喜んでるし、浮かれまくってることが通じるんじゃ無いかって思ったけど、クラスの中にはちょうどすみれちゃんはいなかったからセーフだった。
数時間後晃成からメッセージが届いてた。
<おめwww>
<念願の西野ちゃんからのチョコじゃん>
<この勢いで告っちまえよww>
告白かぁ…違和感はなくなってきたけど、やっぱりおっさんだった頃の俺がいるからこんな歳の離れた子と付き合って良いのかっていう葛藤がある。見た目で言えば、なんともないんだけどね。
<とりあえずお返しは飴にするよ>
<告白はまだできないかな(笑)>
<ヘタレめww>
<絶対うまくいくと思うのに>
<ヘタレで結構だ(笑)>
とりあえず晃成とのやりとりは終わらせ、すみれちゃんのチョコと向き合う。缶の表面が削れたら嫌だから慎重に持ち帰んないとな、とか思いつつ中を覗く。ブランドは有名なところじゃなくて、俺が全然知らないところだったけどそんなこと問題じゃ無い。
(貰えるか貰えないかが大事なんだ…!!)
中には、美味しそうな抹茶と苺味のチョコが鎮座していた。これは家に帰ってからいただくとしよう。いや、溶けたら嫌だから今ちょっと食べちゃおうかな…食べるか。
(…うんま。抹茶味のチョコ苦手かと思ってたけど、そんなことなかったわ)
今年の2月14日は幸せな日を送れたことに喜びだ。けど、もうお返しをするまで1ヶ月もない。他の人に対してのお返しが雑だったてわけじゃないけど、すみれちゃんにはちゃんとしたお返しがしたい。作戦を練らなければ…!と心に思うのだった。
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