エロゲ世界に転生したが、俺は平凡な青春を過ごしたい。

蜜りんご

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3部:3年生

第10話

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山下さん襲撃があったことは一旦忘れることにして、俺は1人寂しく美術部の展示スペースに来ていた。何故かというと、ベンチあるのに人気がまぁ無いので静かだからだ。荒れた心を治すのにはちょうどいいと思って来ていた。もちろん、ちらほらマダムみたいな人は数人いるけど静かだ。

最近どんどんエロゲキャラの襲撃がひどくなってる気がする。なんでだ!!襲われるなら、片想い相手のすみれちゃんにしてほしい。でもすみれちゃんとは、清いお付き合いしたいからそんなはしたないことしてほしくない。付き合えるって決まったわけじゃ無いけど。

にしても、誰もいない教室で襲われるなんて男の夢なんていうけど、そうじゃ無いと思う。エロ配信してる山下さんから襲われるなんて、ほぼAVだろ。

(はぁ…受付役まだなのに疲れた)

晃成は最後の文化祭だから、俺なんかと回らずに池崎さんと周りなよって言ったのでいないし。それ以外に文化祭一緒に回ってくれるほど、仲良い人いないから辛い。そんなことを考えながらぼぉっとしてたら、あっという間に俺が受付する時間がやって来た。

隣の第二音楽室で軽く血糊とかで化粧?塗装?をしてもらって交代する。最近の100均はすごくて、血糊だって結構リアルだ。受付をやってた子と交代して、視聴覚室前の椅子に座る。

「では券もらいますねー…はい、ありがとうございます。それでは際限の無い恐怖の事故物件の部屋へ行ってらっしゃいませ」

こんな感じで、次々とお客さんを相手していく。中からは結構な悲鳴が聞こえるので、上手くできたとなかなか上手くできたんじゃないかなって思う。

結局俺は余った時間は全部2年の劇を見に行って、暇をつぶした。そんなこんなで最後の文化祭は終わった。なんか今年で最後だと思うと少しの哀愁を感じるけど、やり切った感はある。

文化祭の終わった後には、後夜祭が待っている。俺は文化祭よりも後夜祭の方が楽しみだ。クラスごとの順位発表だったり、余興とかいろいろあるからね。俺はこの余興パートが楽しみだ。

「それでは学年ごとの順位発表に移りたいと思います!皆さん盛り上がってますかー!?」

「いえーい!!」

文化祭でよくある盛り上げに俺も参加して、うぇーいって言ったけど、周りも大声でなんか色々叫んでいる。

「盛り上がってますかー!!!!!」

「いえーい!!!!!!!」

会場内のボルテージも上がったところで、順位の発表だ。1年、2年の発表は滞りなく行われた。

「それでは最後に3年生の発表に移りたいと思います!まず!第三位!3年…3組『DOLL』!!」

周りからは歓声が上がり、俺も喜んだ。1位は取れなかったけど、賞を取れたことがめっちゃ嬉しい。

「晃成!これで3年連続で賞もらえたな!」

「確かに!!俺ら最強じゃーん!!」

そう笑う晃成につられて、俺も笑う。たしかに3年連続で、賞をもらえたことは光栄だ。晃成の言うとおり最強って言いたくなるのもわかる。最後の文化祭も華がある終わり方で良かったと思うのだった。
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