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1学期編 ~期末試験~
第48話
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生物の試験を終え、化学の試験の時間となった。この休み時間では、1、4、2、3、5組の順に試験問題を受け取った。
(今回の化学は…、これはまた4組の試験問題か。)
蒼雪は試験問題を見てそう感じ取っていた。今回の試験問題の傾向が先ほどまで解いていた生物の試験と似た作りになっていたからだ。
(ここまで4組の試験ばかり解いていると思っているが、実は1組の試験も解いている可能性もあったのだろうか?)
蒼雪は一通りの問題を解き終え、余った時間にそんなことを考えていた。確率的にあり得なくはないけれど1組の、特に有栖院のような人たちが作った試験問題ならもっと難しく手古摺らされると思っていたのだ。
蒼雪がそんな考察をしている間に化学の試験は終わりを告げていた。
「試験終了です。解答用紙を回収しますが、氏名、クラス、出席番号が書かれているか確認してください。」
蒼雪たちは化学の試験も終えて残す試験は数学だけとなった。ここまで来るとクラス内も最後だから気を引き締めていこうという空気と、ようやく終わるという安堵の状態とが入り混じる状態となっていた。
蒼雪が最後の問題を受け取ろうと廊下に出るとちょうど瑞希も廊下に出たところだった。
「あっ、蒼雪君。お疲れさま! これで期末試験も終わりだね。」
「そうだな。ここまでいろいろあったがもう終わりだ。最後までやりきるぞ。」
「うん!」
蒼雪と瑞希が先生のもとへ行くとまだ他のクラスは来ていなかったが、すぐに集まり最後の試験問題を各クラスが受け取った。4,3,1,2,5組の順に受け取り蒼雪は教室に戻っていった。
「それでは数学の問題用紙と解答用紙を配る。」
1学期期末試験の最後の解答用紙を問題用紙が配られた。
(ん、これは…。)
蒼雪は解答用紙に名前を記入する際、解答用紙の欄を見ていくと最後の最後でまた見覚えのある解答用紙だった。
「それでは試験を開始だ。」
先生の合図とともに問題用紙をひっくり返すと蒼雪が感じた通り自分が作成した問題が書かれていた。
(最後の最後でこれか。拍子抜けだな。)
蒼雪は期末試験最後の試験が自分の作成した問題で終わりを迎えるということで不完全燃焼気味だった。しかし、そういった理由で点数を落とすわけにもいかないので最後まで問題は解ききった。また、途中式も点数に含んでいるので答えが分かっているからと言っても省略することなく丁寧に書いていった。
「試験終了だ。」
先生の合図により試験は終了し教室内では終わったことを喜ぶ声や安堵の息が聞こえてきた。この日はこれで終わり、残す学園の日程も試験結果の返却と終業式だけだった。
「蒼、どうだった?」
「俺は問題なく終わったよ。」
「そうか。俺は数学が少し微妙だったけど、何とかなったと思うぜ! サンキューな!」
正悟は今回の試験ではいい結果を残せたという自信があるようだった。それについて蒼雪たちの協力があったからだと感謝しているようだった。
先生が来るまでの間、蒼雪は正悟や詩音たちと今回の試験について話していた。期末試験が終わったことで全員の気が抜けているような感じがした。試験も終わり開放感があふれているのだろう。
「浮かれているのはいいが、これからホームルームを始めるから席に着け。」
月宮先生は教室に着くなりこの様子は想定の範囲内だったようで厳しい言葉をかけて席に着かせた。
「まずは試験ご苦労だったな。これで試験日程が一段落した。あとはこちらで採点をして各クラスによって作成された採点基準等を伝える。それが終われば夏休みとなる。」
月宮先生の夏休み発言で教室内が少しざわついたのだが、
「だが、この学園が夏休みに何もイベントをしないわけではない。」
月宮先生が夏休み中にも何らかの学園側の行事があることを告げると教室内は静まり返った。
「だが夏休み中のイベントとなるからな、生徒側に受けるか受けないかの選択権がある。内容については受けることを選択した生徒のみに詳細が送られる。そしてこのイベントでは今回の試験で得ることがなかった相棒評価が主に行われる。そのため相棒を組んでいる生徒は参加を推奨する。ここまでで何か質問はあるか?」
月宮先生がそう言うと、
「はい、質問いいですか?」
「どうした君島?」
「はい。今回の試験では主に相棒評価が行われると言いましたが、個人評価はないのでしょうか? また、相棒を組んでいない生徒には意味がないことなのでしょうか?」
君島が手を挙げ、月宮先生に問いかけた。
「そうだな。個人評価も全くないというわけではないが参加しなかった生徒に不平等を与えるほど大きな差にはならないように配慮をしている。そして意味がないのかというが意味は自分で見出すものだ。内容は参加しない人には話せないが、それぞれの能力の活かし方、協調性が問われることを行う予定だ。気になるなら参加をするといい。相棒を組んでいないからと言って不利になるイベントでもない。」
「…わかりました。」
「ほかに何か質問のある人はいるか?」
そう言って教室内を見渡すものの誰も手を挙げる人はいなかったので、
「これでホームルームは終了とする。」
月宮先生はそういうと教室を出ていった。
先生が出ていった教室内は先ほどの先生から会ったイベントについて参加をするかしないかという話題で持ちきりだった。
「蒼雪君はどうするのかしら?」
「俺は参加をしてもいいと思っている。何も予定がないのは面白くないうえに相棒評価を上げるいい機会だからな。」
「そうね。今回の試験では上がらないのだからこういう機会を利用するしかないわね。」
蒼雪と千春がそんなことを話していると、
「俺たちも参加でいいと思っているぜ。」
「…私たちもポイントを稼ぐ必要はある。」
正悟と舞依がそう言いながら会話に参加してきた。彼らもやはり相棒ポイントを稼ぐという意味ではイベントに参加すべきだと感じているようだった。
「そうか。しかし、これを機にまた学務課に人が行きそうだな。」
「そうだな。相棒を組んでいる方が有利って考える人は多そうだしな。」
「…先生は関係ないと言った。」
「関係はないと言ってもここで大幅に稼げると思ったら打算的にも組んだ方がいいと考えるんじゃないかしら? 何せ個人ポイントよりも多くのポイントが稼げるんだもの。」
「結局は金…いや、ポイントがみんなほしいんだよな。」
正悟は身もふたもないことを言っているが結局のところはそうなのだろう。この島での生活に使うポイントは自分で稼ぐしかなく、それを手に入れる手段は限られているので少しでも得ようと思うなら相応のことをしないといけないのだ。
「とにかく、ここにいる俺たちは参加ということだな。響真たちにも相棒を組むなら早めに学務課に行くように伝えておこう。」
「そうだな。あいつらの気持ちはなんとなくわかるしこういう機会に言った方がちょうどいいかもしれないな。」
蒼雪と正悟がそう話していると、
「蒼雪君、私たちも人のことが言えないんじゃないかしら?」
と、千春が窘めてきた。
「わかっている。こういう状況だが、ある意味隠れ蓑になっていると言えるかもしれない。数時間もすれば今日は学務課も落ち着いているかもしれないし、後で連絡をして一緒に行こう。」
蒼雪はまだ教室に他の人もいるので内容はぼかしながらそう言った。
「わかっているならいいわ。あとあなたの提案を伝えてくるわ。あとでまた連絡をするから一度私たちは帰るわ。昼ご飯も食べたいわ。」
「わかった。また後でな。」
蒼雪は千春にそう言うと、千春は舞依もつれて一緒に教室を出ていった。
「なぁさっきのはどういう意味だ?」
正悟は先ほどのやり取りの意味が分からずそう聞いてきたのだが、
「あとでわかる。その時には説明をしてやるから今は待っていてくれ。それよりも彼らとも合流をしよう。」
蒼雪はそう言っていまだに談笑をしている響真たちのもとへと移動をした。正悟は蒼雪に内緒にされて不服そうにしていたが、荷物をまとめてから蒼雪に続いて彼らのもとへと集まった。
(今回の化学は…、これはまた4組の試験問題か。)
蒼雪は試験問題を見てそう感じ取っていた。今回の試験問題の傾向が先ほどまで解いていた生物の試験と似た作りになっていたからだ。
(ここまで4組の試験ばかり解いていると思っているが、実は1組の試験も解いている可能性もあったのだろうか?)
蒼雪は一通りの問題を解き終え、余った時間にそんなことを考えていた。確率的にあり得なくはないけれど1組の、特に有栖院のような人たちが作った試験問題ならもっと難しく手古摺らされると思っていたのだ。
蒼雪がそんな考察をしている間に化学の試験は終わりを告げていた。
「試験終了です。解答用紙を回収しますが、氏名、クラス、出席番号が書かれているか確認してください。」
蒼雪たちは化学の試験も終えて残す試験は数学だけとなった。ここまで来るとクラス内も最後だから気を引き締めていこうという空気と、ようやく終わるという安堵の状態とが入り混じる状態となっていた。
蒼雪が最後の問題を受け取ろうと廊下に出るとちょうど瑞希も廊下に出たところだった。
「あっ、蒼雪君。お疲れさま! これで期末試験も終わりだね。」
「そうだな。ここまでいろいろあったがもう終わりだ。最後までやりきるぞ。」
「うん!」
蒼雪と瑞希が先生のもとへ行くとまだ他のクラスは来ていなかったが、すぐに集まり最後の試験問題を各クラスが受け取った。4,3,1,2,5組の順に受け取り蒼雪は教室に戻っていった。
「それでは数学の問題用紙と解答用紙を配る。」
1学期期末試験の最後の解答用紙を問題用紙が配られた。
(ん、これは…。)
蒼雪は解答用紙に名前を記入する際、解答用紙の欄を見ていくと最後の最後でまた見覚えのある解答用紙だった。
「それでは試験を開始だ。」
先生の合図とともに問題用紙をひっくり返すと蒼雪が感じた通り自分が作成した問題が書かれていた。
(最後の最後でこれか。拍子抜けだな。)
蒼雪は期末試験最後の試験が自分の作成した問題で終わりを迎えるということで不完全燃焼気味だった。しかし、そういった理由で点数を落とすわけにもいかないので最後まで問題は解ききった。また、途中式も点数に含んでいるので答えが分かっているからと言っても省略することなく丁寧に書いていった。
「試験終了だ。」
先生の合図により試験は終了し教室内では終わったことを喜ぶ声や安堵の息が聞こえてきた。この日はこれで終わり、残す学園の日程も試験結果の返却と終業式だけだった。
「蒼、どうだった?」
「俺は問題なく終わったよ。」
「そうか。俺は数学が少し微妙だったけど、何とかなったと思うぜ! サンキューな!」
正悟は今回の試験ではいい結果を残せたという自信があるようだった。それについて蒼雪たちの協力があったからだと感謝しているようだった。
先生が来るまでの間、蒼雪は正悟や詩音たちと今回の試験について話していた。期末試験が終わったことで全員の気が抜けているような感じがした。試験も終わり開放感があふれているのだろう。
「浮かれているのはいいが、これからホームルームを始めるから席に着け。」
月宮先生は教室に着くなりこの様子は想定の範囲内だったようで厳しい言葉をかけて席に着かせた。
「まずは試験ご苦労だったな。これで試験日程が一段落した。あとはこちらで採点をして各クラスによって作成された採点基準等を伝える。それが終われば夏休みとなる。」
月宮先生の夏休み発言で教室内が少しざわついたのだが、
「だが、この学園が夏休みに何もイベントをしないわけではない。」
月宮先生が夏休み中にも何らかの学園側の行事があることを告げると教室内は静まり返った。
「だが夏休み中のイベントとなるからな、生徒側に受けるか受けないかの選択権がある。内容については受けることを選択した生徒のみに詳細が送られる。そしてこのイベントでは今回の試験で得ることがなかった相棒評価が主に行われる。そのため相棒を組んでいる生徒は参加を推奨する。ここまでで何か質問はあるか?」
月宮先生がそう言うと、
「はい、質問いいですか?」
「どうした君島?」
「はい。今回の試験では主に相棒評価が行われると言いましたが、個人評価はないのでしょうか? また、相棒を組んでいない生徒には意味がないことなのでしょうか?」
君島が手を挙げ、月宮先生に問いかけた。
「そうだな。個人評価も全くないというわけではないが参加しなかった生徒に不平等を与えるほど大きな差にはならないように配慮をしている。そして意味がないのかというが意味は自分で見出すものだ。内容は参加しない人には話せないが、それぞれの能力の活かし方、協調性が問われることを行う予定だ。気になるなら参加をするといい。相棒を組んでいないからと言って不利になるイベントでもない。」
「…わかりました。」
「ほかに何か質問のある人はいるか?」
そう言って教室内を見渡すものの誰も手を挙げる人はいなかったので、
「これでホームルームは終了とする。」
月宮先生はそういうと教室を出ていった。
先生が出ていった教室内は先ほどの先生から会ったイベントについて参加をするかしないかという話題で持ちきりだった。
「蒼雪君はどうするのかしら?」
「俺は参加をしてもいいと思っている。何も予定がないのは面白くないうえに相棒評価を上げるいい機会だからな。」
「そうね。今回の試験では上がらないのだからこういう機会を利用するしかないわね。」
蒼雪と千春がそんなことを話していると、
「俺たちも参加でいいと思っているぜ。」
「…私たちもポイントを稼ぐ必要はある。」
正悟と舞依がそう言いながら会話に参加してきた。彼らもやはり相棒ポイントを稼ぐという意味ではイベントに参加すべきだと感じているようだった。
「そうか。しかし、これを機にまた学務課に人が行きそうだな。」
「そうだな。相棒を組んでいる方が有利って考える人は多そうだしな。」
「…先生は関係ないと言った。」
「関係はないと言ってもここで大幅に稼げると思ったら打算的にも組んだ方がいいと考えるんじゃないかしら? 何せ個人ポイントよりも多くのポイントが稼げるんだもの。」
「結局は金…いや、ポイントがみんなほしいんだよな。」
正悟は身もふたもないことを言っているが結局のところはそうなのだろう。この島での生活に使うポイントは自分で稼ぐしかなく、それを手に入れる手段は限られているので少しでも得ようと思うなら相応のことをしないといけないのだ。
「とにかく、ここにいる俺たちは参加ということだな。響真たちにも相棒を組むなら早めに学務課に行くように伝えておこう。」
「そうだな。あいつらの気持ちはなんとなくわかるしこういう機会に言った方がちょうどいいかもしれないな。」
蒼雪と正悟がそう話していると、
「蒼雪君、私たちも人のことが言えないんじゃないかしら?」
と、千春が窘めてきた。
「わかっている。こういう状況だが、ある意味隠れ蓑になっていると言えるかもしれない。数時間もすれば今日は学務課も落ち着いているかもしれないし、後で連絡をして一緒に行こう。」
蒼雪はまだ教室に他の人もいるので内容はぼかしながらそう言った。
「わかっているならいいわ。あとあなたの提案を伝えてくるわ。あとでまた連絡をするから一度私たちは帰るわ。昼ご飯も食べたいわ。」
「わかった。また後でな。」
蒼雪は千春にそう言うと、千春は舞依もつれて一緒に教室を出ていった。
「なぁさっきのはどういう意味だ?」
正悟は先ほどのやり取りの意味が分からずそう聞いてきたのだが、
「あとでわかる。その時には説明をしてやるから今は待っていてくれ。それよりも彼らとも合流をしよう。」
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