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2章 1人目の夫との出会い
冒険者
ビー!ビー!ビー!ビー!
最近では聞きなれてしまった警報音で目を覚ます。
「また?今度は何の魔物なのー?」
寝起きのスウェット姿でコントロール室に向かう。
ここに慣れてきて随分とラフな格好で過ごすようになってきた。
「主、冒険者だ」
「え…?」
「冒険者だ」
「えっ!?うそ!画面、見せて!」
大きなモニターの1つにアップで映してもらう。
そこには10代後半かな?といった少年たちが4人映っていた。
「ほ、本当だ…」
ダンジョンをオープンして約3週間。
最初はオープンして2、3日後には発見される予想だったのだ。
なのに、なかなか発見されず…。
ようやく今日、発見してもらえた。
この世界に来て初めての人との遭遇(一方的にみてるだけ…)
ドキドキしながらモニターを見つめる。
モニターに映る冒険者は4人。
1人は金属の胸当てに盾と剣を持っている。
頭にも帽子のようなものをかぶっていて髪の色なんかは見えない。
4人の中では1番身長が高そう。
2人目は何かの皮で出来てるっぽい防具に剣を持っている。
頭の上にはちょこんと動物の耳障りのようなものが見える。
話し合っている様子を見る限り彼がリーダーっぽい。
3人目は短めのマントに弓を持っていて、緑の髪の毛が特徴的な細身の男の子だ。背中にはリュックが見えるし、腰には短い剣を差してる。
最後、4人目は一番小柄でローブを来ていて杖を持っているいかにも魔法使いって感じの子だ。
肩から斜めに掛けるカバンを持っている。
「おぉー。初異世界人だ!」
少しだけテンションが上がる。
彼らは警戒した様子で慎重に入口からダンジョンの中を観察しているようだった。
「あら?入ってこないね」
「この森の奥までこれるってことは少しはダンジョンのこととかも知ってるんじゃない?」
◆◆◆冒険者視点◆◆◆
「おい!来てくれ!」
「ルディ、どうした?でかい声だして…」
ロイが呆れた声を出して近づいてくる。
「これ…見てくれ…」
小さめの洞窟の入り口を指差す。
俺の記憶が正しければ…ここには岩山があるだけで洞窟なんてなかったはずだ。
「これは…」
「え…こんなところに洞窟なんてなかったよね?」
「岩山だったろ?登るのも苦労する…」
「だよな…」
イオとガレンも近づいてくる。
俺たち4人は最近やっとこの森の奥まで探索できるようになった幼馴染みのパーティーだ。
これまで慎重にやってきたし、これからも慎重にやっていくつもりなんだ。
だから、森の異変なんかには敏感に反応する。
命は大切だからな。
「これは…ダンジョン、か?」
ロイが洞窟の中を慎重に覗き込むように観察する。
大丈夫そうなので、俺たち残りの3人も覗き込む。
ロイだけが索敵のスキルを獲得してるから、これが俺たちの正解だ。
覗いた先には草原が広がっていた。
普通の洞窟にはあり得ない。
しかも、外から見る分には普通の洞窟に見えたのに…だ。
「…だな」
「だね。」
「間違いないな」
「…よし、街に戻ってギルドに報告するぞ…俺たちじゃ対処できない。手に余る案件だ」
サクッと判断し、ダンジョンらしき洞窟には入らずに引き返す。
ここから街まで急いでも2日。
逸る気持ちをなんとか抑え、無事に街に着いた俺たちは冒険者ギルドに駆け込んだ。
最近では聞きなれてしまった警報音で目を覚ます。
「また?今度は何の魔物なのー?」
寝起きのスウェット姿でコントロール室に向かう。
ここに慣れてきて随分とラフな格好で過ごすようになってきた。
「主、冒険者だ」
「え…?」
「冒険者だ」
「えっ!?うそ!画面、見せて!」
大きなモニターの1つにアップで映してもらう。
そこには10代後半かな?といった少年たちが4人映っていた。
「ほ、本当だ…」
ダンジョンをオープンして約3週間。
最初はオープンして2、3日後には発見される予想だったのだ。
なのに、なかなか発見されず…。
ようやく今日、発見してもらえた。
この世界に来て初めての人との遭遇(一方的にみてるだけ…)
ドキドキしながらモニターを見つめる。
モニターに映る冒険者は4人。
1人は金属の胸当てに盾と剣を持っている。
頭にも帽子のようなものをかぶっていて髪の色なんかは見えない。
4人の中では1番身長が高そう。
2人目は何かの皮で出来てるっぽい防具に剣を持っている。
頭の上にはちょこんと動物の耳障りのようなものが見える。
話し合っている様子を見る限り彼がリーダーっぽい。
3人目は短めのマントに弓を持っていて、緑の髪の毛が特徴的な細身の男の子だ。背中にはリュックが見えるし、腰には短い剣を差してる。
最後、4人目は一番小柄でローブを来ていて杖を持っているいかにも魔法使いって感じの子だ。
肩から斜めに掛けるカバンを持っている。
「おぉー。初異世界人だ!」
少しだけテンションが上がる。
彼らは警戒した様子で慎重に入口からダンジョンの中を観察しているようだった。
「あら?入ってこないね」
「この森の奥までこれるってことは少しはダンジョンのこととかも知ってるんじゃない?」
◆◆◆冒険者視点◆◆◆
「おい!来てくれ!」
「ルディ、どうした?でかい声だして…」
ロイが呆れた声を出して近づいてくる。
「これ…見てくれ…」
小さめの洞窟の入り口を指差す。
俺の記憶が正しければ…ここには岩山があるだけで洞窟なんてなかったはずだ。
「これは…」
「え…こんなところに洞窟なんてなかったよね?」
「岩山だったろ?登るのも苦労する…」
「だよな…」
イオとガレンも近づいてくる。
俺たち4人は最近やっとこの森の奥まで探索できるようになった幼馴染みのパーティーだ。
これまで慎重にやってきたし、これからも慎重にやっていくつもりなんだ。
だから、森の異変なんかには敏感に反応する。
命は大切だからな。
「これは…ダンジョン、か?」
ロイが洞窟の中を慎重に覗き込むように観察する。
大丈夫そうなので、俺たち残りの3人も覗き込む。
ロイだけが索敵のスキルを獲得してるから、これが俺たちの正解だ。
覗いた先には草原が広がっていた。
普通の洞窟にはあり得ない。
しかも、外から見る分には普通の洞窟に見えたのに…だ。
「…だな」
「だね。」
「間違いないな」
「…よし、街に戻ってギルドに報告するぞ…俺たちじゃ対処できない。手に余る案件だ」
サクッと判断し、ダンジョンらしき洞窟には入らずに引き返す。
ここから街まで急いでも2日。
逸る気持ちをなんとか抑え、無事に街に着いた俺たちは冒険者ギルドに駆け込んだ。
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