私の異世界転生~私は幸せになりたい~

柚希

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2章 1人目の夫との出会い

強い冒険者

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若い冒険者達が帰ってから5日。


今日は朝からビービーと警報がなり起こされた。

眠い目を擦りながらコントロール室に行くとノエルと羅刹が厳しい顔つきでモニターを睨み付けていた。


「おはよう。どうしたの?そんな顔をして」


「おはよう、主」


「おはようございます、マスター」


「主、今日の冒険者は少しばかり強いぞ…」


ノエルが強いって言うなんて…初めて…だよね。
顔が強ばり、生唾をゴクリと飲み込む。


「つ、強いってどのくらい?」


「私と互角くらい…でしょうか?」



「あぁ、少しばかり羅刹が上か、我ともいい勝負をしそうだ」


「わぁ、強い人来たんだね!?」


「えぇぇ…スッゴい強いじゃん」


リオンが私とは真逆の反応をしているが、それも気にならない。


どくん、どくんと心臓が脈打つのがわかるくらい緊張してきた。
どうしよう…


「主、そんな泣きそうな顔をしなくても我は負けん。我にはまだまだ届かないひよっ子だぞ、アレは」


「そうなの?大丈夫?」


「ノエルなら大丈夫ですよ、マスター」


「ますたー?」


いくらノエルが強いといったって、不安なものは不安で…
それが顔に出ていたのかリリスにまで心配されてしまった。


「うん…大丈夫だよね」


「ママ!すぐに追い返しちゃおう!」


「そうだね!」



リオンと仲良く頷き合っているとノエルから声がかかる。


「主、我はボス部屋で待機しておく。何かあれば念話で頼む」


「うん、わかった。気をつけてね」


「ああ。それとボス部屋に普段いる魔物はとりあえず召喚用の部屋にでも移してくれ」


「わかった」



ノエルを送り出し、中央の操作盤で魔物達を移動する。
…操作の練習しといてよかった。


さてっと大きなモニターを見ると冒険者はすでに7階に到達していて探索しながらも最小限の戦闘でサクサクと前に進んでいる。


「わぁ!本当に強いね!」


リオンは素直に感心している。


「マスター、今後はダンジョンの強化も考えなくてはいけないですね」


羅刹は真剣に今後のダンジョンのことを考えているようだ。
確かに、ここまでスムーズに効率されると…
最後にノエルがいるとはいえ、不安が残る。


「そうだね、この人が帰ったら強化しよう」


そう約束して、またモニターに集中する。


そして、あっという間に10階のボス部屋の扉の前まで冒険者が来てしまった。


「大丈夫。ノエルなら大丈夫だよね」


言い聞かせるように呟き、そっとリリスを抱きしめる。
もちろん、視線はモニターから外せない。


冒険者はボス部屋の扉から中を覗き、そっと部屋に足を踏み入れた。


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