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第一章 運命の書、ただし俺のページは白紙
日常という名のプロローグ
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翌朝。
差し込む朝日で目を覚まし、ぼんやりと天井を見上げる。
(……夢、だったのかな)
昨夜の出来事を、まだどこか夢だと信じていたかった。
化石みたいな古本屋で、俺の名前が書かれた本を見つけて、それが俺の過去を全て知っていて、おまけに未来のページが全部白紙だったなんて……。
いや、いくらなんでも、ファンタジーがすぎるだろ。
だが、枕元の、ずしりと重い存在感が、昨夜の出来事が現実だったことを、嫌というほど俺に突きつけてくる。
そこには、あの『青葉一樹年代記』が、まるで俺の未来を嘲笑うかのように、鎮座していた。
(……やばい。胃が痛い)
どうにか気を取り直して、俺は重い足を引きずって登校した。
朝食のトーストは喉を通らず、いつもの通学路も、なぜだか足取りが重い。
(俺の未来は白紙……)
その事実が、鉛のように俺の心にのしかかる。
もし、この本が本当に俺の人生を記しているのなら、俺の未来は、何一つ決まっていない、何も起こらない「無」ってことなのか?
そんな馬鹿な。
学校に着いても、頭の中は本のことでいっぱいだった。
一時間目の古文の授業では、「枕草子」の「春はあけぼの」という美しい文章が、俺の耳には「春は白紙、夏も白紙」としか聞こえてこない。
二時間目の数学では、白紙のノートに二次方程式を解く自分の姿が、白紙の未来に向かって無駄な努力を続ける俺自身のようだ、なんて斜に構えたことを考えてしまう。
昼休み、友人たちが他愛ない会話で盛り上がっている声も、なぜだか遠くに聞こえる。
「なあ、一樹、来週の土曜、みんなでゲーセン行かね?」
「あー、ごめん。ちょっと用事あるわ」
反射的に断ってしまった。
用事なんてない。
ただ、漠然とした不安と焦りが、俺の心を支配し始めていたのだ。
このまま、何も起きない退屈な毎日が、死ぬまで続いていくのだろうか。
俺の人生は、何一つ面白いことが起きずに、このまま終わってしまうのか?
(そんなの、冗ら……)
俺の物語は、まだ始まってもいないのに。
焦燥感が、喉元までせり上がってくる。
誰か、俺のこの白紙のページに、何かを書いてくれ。
何でもいい。とんでもない事件でも、胸がキュンとするような恋でも、なんでもいいから。
そんな、柄にもないことを考えていた、その時だった。
◇
五時間目のホームルーム直前。
ガタリ、と誰かが椅子を倒した音が、やけに大きく響いた。
教室のドアが、ゆっくりと開く。
担任教師のタナカ先生が、いつもより何故だか神妙な顔で入ってきた。
タナカ先生は、教壇の前に立つと、いつものチョークを握りしめ、まるでこれから重大な判決でも言い渡すかのように、重々しく口を開いた。
「皆に、大事な連絡がある。今日から、このクラスに新しい仲間が加わることになった」
その一言で、気怠い空気が一変した。
「おっ、マジか!」
「どんな子だろ?」
クラスのあちこちから、ひそひそと期待のこもった声が上がる。
新学期が始まってしばらく経ったこの時期の転校生なんて、珍しい。
俺も、まさか自分の未来が白紙だと突きつけられたばかりだというのに、ほんの少しだけ、胸の奥がざわつくのを感じた。
「入ってきなさい」
タナカ先生の言葉に促され、教室のドアの向こうから、一人の生徒が姿を現した。
(…………は?)
クラスの誰もが、ドアの向こうに現れたその人物に、文字通り釘付けになった。
そこに立っていたのは、陽の光を溶かしたような、艶やかなハニーブラウンの髪を揺らす、一人の少女だった。
肩まで伸びた髪は、ふわりと風に揺れるたび、甘い香りが漂ってきそうなほど瑞々しい。
大きな瞳は、吸い込まれるような琥珀色。
そして、整った鼻筋に、薄紅色の唇。
非の打ち所がない、完璧な美貌。
まるで、ファッション雑誌からそのまま飛び出してきたかのような、いや、それ以上の輝きを放っている。
クラス中の男子が、ゴクリと息をのむ音が聞こえた。
女子たちからも、「かわいい……」と、感嘆のため息が漏れる。
その場の空気が、まるで高級な香水で満たされたみたいに、一瞬で華やいだ。
俺も、その圧倒的な存在感に、思わず目を奪われる。
(なんだ、あいつ……モデルか? アイドルか? ていうか、同じ学校の制服を着てるけど、こんな美少女、この学年にいたか?)
あまりの非現実的な美しさに、思考がフリーズする。
しかし、その美少女が、俺の脳ミソを完全に停止させる、とんでもない行動に出たのだ。
彼女は、教壇の前に立つと、くるりとクラス全体を見回した。
その瞳が、一瞬だけ、俺と重なったような気がした。
そして、ニヤリ、と。
まるで、とびっきりの悪戯を思いついた子供みたいな、そんな表情で、彼女は唇の端を吊り上げた。
その表情に、何故か、とてつもない既視感を覚える。
「じゃあ、自己紹介を頼む」
タナカ先生の言葉に、彼女はこくりと頷いた。
そして、スラスラと、流れるような美しい文字で、黒板に自分の名前を書き始めた。
『橘 莉緒』
その名前が、黒板に記された瞬間。
俺の脳ミソは、完全にショートした。
(う……そ……だろ……?)
タチバナ、リオ。
七年間、ずっと会いたかった。
七年間、ずっと、もう二度と会えないと思っていた。
俺の、たった一人の親友の名前。
だが、目の前の彼女は、記憶の中の、日に焼けた肌と短い黒髪、そしてやんちゃな笑顔の「少年」とは、似ても似つかない。
完璧な美少女だ。
あまりにも美しすぎて、もはやファンタジーの登場人物としか思えない。
混乱の極みにいる俺に向かって、彼女は悪戯っぽく、いや、とびきりの笑顔で、片目を瞑った。
「よっ、カズ! 久しぶり!」
その仕草。
その呼び方。
それは、間違いなく。
七年前、夕焼けの公園で、不器用に、でも真っ直ぐな約束を交わした、俺の記憶の中の“彼”そのものだった。
その瞬間、俺の目の前に広がる白紙の未来に、一筋の光が差し込んだような気がした。
いや、光なんかじゃない。これは、大嵐だ。
俺の退屈で灰色だった世界に、とんでもない竜巻が、今、まさに、巻き起ころうとしていたのだ。
(莉緒……なのか? 本当に、お前、なのか?)
俺の心臓は、これまで経験したことのないスピードで、ドクンドクンと激しく鳴り響いていた。
俺の物語は、ここから始まる。
そんな、根拠のない確信が、俺の全身を駆け巡っていた。
差し込む朝日で目を覚まし、ぼんやりと天井を見上げる。
(……夢、だったのかな)
昨夜の出来事を、まだどこか夢だと信じていたかった。
化石みたいな古本屋で、俺の名前が書かれた本を見つけて、それが俺の過去を全て知っていて、おまけに未来のページが全部白紙だったなんて……。
いや、いくらなんでも、ファンタジーがすぎるだろ。
だが、枕元の、ずしりと重い存在感が、昨夜の出来事が現実だったことを、嫌というほど俺に突きつけてくる。
そこには、あの『青葉一樹年代記』が、まるで俺の未来を嘲笑うかのように、鎮座していた。
(……やばい。胃が痛い)
どうにか気を取り直して、俺は重い足を引きずって登校した。
朝食のトーストは喉を通らず、いつもの通学路も、なぜだか足取りが重い。
(俺の未来は白紙……)
その事実が、鉛のように俺の心にのしかかる。
もし、この本が本当に俺の人生を記しているのなら、俺の未来は、何一つ決まっていない、何も起こらない「無」ってことなのか?
そんな馬鹿な。
学校に着いても、頭の中は本のことでいっぱいだった。
一時間目の古文の授業では、「枕草子」の「春はあけぼの」という美しい文章が、俺の耳には「春は白紙、夏も白紙」としか聞こえてこない。
二時間目の数学では、白紙のノートに二次方程式を解く自分の姿が、白紙の未来に向かって無駄な努力を続ける俺自身のようだ、なんて斜に構えたことを考えてしまう。
昼休み、友人たちが他愛ない会話で盛り上がっている声も、なぜだか遠くに聞こえる。
「なあ、一樹、来週の土曜、みんなでゲーセン行かね?」
「あー、ごめん。ちょっと用事あるわ」
反射的に断ってしまった。
用事なんてない。
ただ、漠然とした不安と焦りが、俺の心を支配し始めていたのだ。
このまま、何も起きない退屈な毎日が、死ぬまで続いていくのだろうか。
俺の人生は、何一つ面白いことが起きずに、このまま終わってしまうのか?
(そんなの、冗ら……)
俺の物語は、まだ始まってもいないのに。
焦燥感が、喉元までせり上がってくる。
誰か、俺のこの白紙のページに、何かを書いてくれ。
何でもいい。とんでもない事件でも、胸がキュンとするような恋でも、なんでもいいから。
そんな、柄にもないことを考えていた、その時だった。
◇
五時間目のホームルーム直前。
ガタリ、と誰かが椅子を倒した音が、やけに大きく響いた。
教室のドアが、ゆっくりと開く。
担任教師のタナカ先生が、いつもより何故だか神妙な顔で入ってきた。
タナカ先生は、教壇の前に立つと、いつものチョークを握りしめ、まるでこれから重大な判決でも言い渡すかのように、重々しく口を開いた。
「皆に、大事な連絡がある。今日から、このクラスに新しい仲間が加わることになった」
その一言で、気怠い空気が一変した。
「おっ、マジか!」
「どんな子だろ?」
クラスのあちこちから、ひそひそと期待のこもった声が上がる。
新学期が始まってしばらく経ったこの時期の転校生なんて、珍しい。
俺も、まさか自分の未来が白紙だと突きつけられたばかりだというのに、ほんの少しだけ、胸の奥がざわつくのを感じた。
「入ってきなさい」
タナカ先生の言葉に促され、教室のドアの向こうから、一人の生徒が姿を現した。
(…………は?)
クラスの誰もが、ドアの向こうに現れたその人物に、文字通り釘付けになった。
そこに立っていたのは、陽の光を溶かしたような、艶やかなハニーブラウンの髪を揺らす、一人の少女だった。
肩まで伸びた髪は、ふわりと風に揺れるたび、甘い香りが漂ってきそうなほど瑞々しい。
大きな瞳は、吸い込まれるような琥珀色。
そして、整った鼻筋に、薄紅色の唇。
非の打ち所がない、完璧な美貌。
まるで、ファッション雑誌からそのまま飛び出してきたかのような、いや、それ以上の輝きを放っている。
クラス中の男子が、ゴクリと息をのむ音が聞こえた。
女子たちからも、「かわいい……」と、感嘆のため息が漏れる。
その場の空気が、まるで高級な香水で満たされたみたいに、一瞬で華やいだ。
俺も、その圧倒的な存在感に、思わず目を奪われる。
(なんだ、あいつ……モデルか? アイドルか? ていうか、同じ学校の制服を着てるけど、こんな美少女、この学年にいたか?)
あまりの非現実的な美しさに、思考がフリーズする。
しかし、その美少女が、俺の脳ミソを完全に停止させる、とんでもない行動に出たのだ。
彼女は、教壇の前に立つと、くるりとクラス全体を見回した。
その瞳が、一瞬だけ、俺と重なったような気がした。
そして、ニヤリ、と。
まるで、とびっきりの悪戯を思いついた子供みたいな、そんな表情で、彼女は唇の端を吊り上げた。
その表情に、何故か、とてつもない既視感を覚える。
「じゃあ、自己紹介を頼む」
タナカ先生の言葉に、彼女はこくりと頷いた。
そして、スラスラと、流れるような美しい文字で、黒板に自分の名前を書き始めた。
『橘 莉緒』
その名前が、黒板に記された瞬間。
俺の脳ミソは、完全にショートした。
(う……そ……だろ……?)
タチバナ、リオ。
七年間、ずっと会いたかった。
七年間、ずっと、もう二度と会えないと思っていた。
俺の、たった一人の親友の名前。
だが、目の前の彼女は、記憶の中の、日に焼けた肌と短い黒髪、そしてやんちゃな笑顔の「少年」とは、似ても似つかない。
完璧な美少女だ。
あまりにも美しすぎて、もはやファンタジーの登場人物としか思えない。
混乱の極みにいる俺に向かって、彼女は悪戯っぽく、いや、とびきりの笑顔で、片目を瞑った。
「よっ、カズ! 久しぶり!」
その仕草。
その呼び方。
それは、間違いなく。
七年前、夕焼けの公園で、不器用に、でも真っ直ぐな約束を交わした、俺の記憶の中の“彼”そのものだった。
その瞬間、俺の目の前に広がる白紙の未来に、一筋の光が差し込んだような気がした。
いや、光なんかじゃない。これは、大嵐だ。
俺の退屈で灰色だった世界に、とんでもない竜巻が、今、まさに、巻き起ころうとしていたのだ。
(莉緒……なのか? 本当に、お前、なのか?)
俺の心臓は、これまで経験したことのないスピードで、ドクンドクンと激しく鳴り響いていた。
俺の物語は、ここから始まる。
そんな、根拠のない確信が、俺の全身を駆け巡っていた。
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