あやかし蔵の管理人

朝比奈 和

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1巻

1-3

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 やっぱり妖怪なのか……。自分で聞いといてなんだが、まさか本当に妖怪だとは。
 これが夢オチってことはないよな?
 試しに頬をつねってみるが、普通に痛かった。

「夢じゃない」

 俺はへなへなとしゃがみ込む。
 正直、夢オチの方が良かった。だって、こんなことを他の人に話したら、頭を心配されるレベルだろ。
 しゃがんだ俺に小鬼が近寄って来て、心配そうに見上げる。

「あ、いや、別に体調悪くなったわけじゃないから。大丈夫だよ」

 俺が言うと、小鬼は「なら良かった」と言わんばかりにコクリと頷いた。
 ……俺は今、妖怪と意思疎通いしそつうが出来ている。
 頭の痛い事態だが、とりあえず小鬼に質問してみた。

「えっと、さっきここまで道案内してくれたのは、君だよね?」

 小鬼はコクリと頷く。

「そうなんだ。困ってたから助かったよ。ありがとうね」

 そうお礼を言うと、小鬼は照れた様子でもじもじと体を揺する。それから、小鬼は自分と俺を交互に指さし、自分の右手と左手を合わせて握手をした。
 俺は首を傾げて、その意味を考える。

「……俺と仲良くしたいってこと?」

 自信はなかったがそう推測して言うと、小鬼は嬉しそうに大きく頷いた。
 俺はその無邪気な小鬼に笑って、手を差し出す。

「じゃあ、仲良くしよう」

 小鬼はにこにこと笑って、俺の指を両手でキュッと掴んだ。
 人間の友人を作るのには時間がかかるのに、数分前に出会った妖怪と友達になってしまった。あり得ない状況に、我ながら可笑しくなる。

「君はどこから来たの? このお屋敷に住んでるの?」

 そう聞くと、小鬼は小さく首を振った。そして中庭を指さす。 
 俺は小鬼を抱き上げて、ガラス戸越しに中庭を見る。

「外から来たってこと?」

 すると小鬼は首を振って、再度中庭を指さす。それは中庭にある蔵を指していた。

「蔵?」

 俺が眉を寄せて尋ねた時、ふと誰かの気配がした。振り返ると、自分のすぐ真後ろに結月さんが立っていた。

「ゆ、結月さ……」

 こんなに近くに来ていたのに、足音一つ聞こえなかった。気配もたった今気が付いたくらいだ。
 一歩下がった俺の背に、ガラス戸が当たる。結月さんは静かな声で言った。

「蒼真君。こんな夜更よふけに、ここで何をやっているんだい?」

 そう尋ねられ、俺はゴクリと喉を鳴らし慌てて説明する。

「そ、その。約束を破るつもりはなかったんです。トイレに行って、自分の部屋に戻る時に、寝ぼけてこっちまで来ちゃって……」

 俺の言い訳に、結月さんは小さな声で「そう」と呟く。
 その短い相槌あいづちは、いったいどう解釈したらいいのだろうか。落胆してるのか、それとも怒ってるのか……。

「結月さんこそ、どうしてここに?」
「蒼真君の声が聞こえたからね。何かあったのかと思って、駆け付けたんだよ」

 あ……そっか、さっき小鬼に驚いた時、大声で叫んだのだった。
 そう思った辺りで、今更ながらに手の中の小鬼を抱き込む。
 結月さんが妖怪が見える人なのかわからないうちは、隠しておくべきだと思った。
 俺はチラリと結月さんの表情を窺う。

「まず段階を踏んで、ちゃんと説明をしてからと思っていたのだけれど……、もう会っちゃったんだね」

 結月さんは、俺の手をジッと見つめてそう呟く。
 明らかに俺の手の中に、何かがいるとわかっている口ぶりだ。
 小鬼は俺の指を押しのけて顔を出すと、結月さんに向かってシュンと頭を下げた。

「蒼真君との接触は、時が来るまで待ちなさいと言ったよね?」

 小鬼と視線を合わせたしなめる結月さんに、俺は口をポカンと開ける。
 見えているどころか、もしかしてこの小鬼と知り合いなのか?

「結月さんは、この小鬼と知り合いなんですか? この小鬼はいったい……」

 俺が尋ねると、結月さんは手を挙げて制止のポーズをとった。

「順を追って話すよ。まずは座って、落ち着ける場所に移動しよう。長い話になるからね」

 優しく微笑んで、裏屋敷の奥へと歩いて行く。俺は小鬼を抱えたまま、その後をついて行った。


 俺が通されたのは、裏屋敷の一室だった。
 結月さんが障子を開け、部屋の隅にあった行燈あんどんに火をつける。
 その部屋は十畳ほどの和室だった。うすぼんやりと明るくなった室内を見回して、この部屋には電灯さえないのだと気付く。真ん中に座卓ざたくがあって、向かい合う形で座布団が敷いてあった。
 結月さんが片方の座布団に座り、視線で促されて俺はもう片方の座布団に腰を下ろす。ついでに手の中の小鬼を机の上に下ろすと、小鬼は俺の前にちょこりと座った。

「蒼真君は、その小さいものは何だと思う?」
「妖怪……ですよね? この小鬼に確認しました」

 すると、少し驚いた顔をされたので、途端に自分の答えに自信がなくなった。

「あれ? 違いました?」
「いや、確かにそれは小鬼だよ。異形いぎょう、妖怪、あやかしと呼ばれるもののたぐいだ。私が驚いたのは、蒼真君がじかに確認したことにさ。普通、別世界のものは恐ろしい存在だろう?」

 苦笑されて、俺は彼が驚いた理由に納得した。

「はぁ……確かに、初めは少し怖かったですけど。見ていたら、悪そうな生き物に見えなかったので」

 そう言って小鬼の頭を撫でる。小鬼は少し照れた顔で、大人しく撫でられていた。結月さんはそんな俺達を微笑ましそうに見つめる。

「さっき私に見つかった時も、小鬼を隠して守っていたものね。君はそういうところが昔と変わらない。とても心の優しい子だ」

 そう言って、懐かしそうに笑う。
 それは結月さんに遊んでもらった幼い俺と、今の俺を比べて言っているのだろうか。褒めてもらうのはありがたいけれど、記憶にないのでどこか他人の話を聞いているみたいだ。

「褒められても、当時のことは記憶にないのでピンときませんが……」

 俺が自嘲じちょう気味に言うと、結月さんは真っ直ぐ俺を見据えて言った。

「君は幼少の記憶がないようだけれど、それには理由があるんだよ」
「理由? 俺の記憶に?」

 ただ記憶力が悪いせいじゃないのか?
 俺が眉根を寄せると、結月さんは薄く微笑んだ。

「君は妖怪を見たのを、今日が初めてだと思っているかもしれないが、実は小さい頃も妖怪が見えていたんだ」
「え! じゃあ、俺はもともとそういったものが見える性質たちだったってことですか?」

 衝撃の話に俺は目を見開き、動揺して視線を彷徨さまよわせる。

「で……でも、今までおかしなものを見たという記憶はないですけど……」

 地味で平凡な人生を歩んできた俺としては、にわかには信じがたい話だ。
 小鬼という物的証拠が目の前にあるので、妖怪の存在まで否定するつもりはないが、自分にそんな力があると言われても実感がわかない。
 結月さんは俺を落ち着かせるためか、優しく静かな声で言った。

「見えていなかったのは当然だよ。君の目を……異形のものを見る力を、ずっと封印していたからね」

 封印って……、小説や映画に出てくるあの封印?

「どうして封印を?」

 俺が首を傾げると、結月さんは表情を曇らせた。

「蒼真君が幼かった頃、君は友達に妖怪のことを話したんだ。だけどその子には妖怪が見えなかったから、蒼真君のことを嘘つきだと言った。蒼真君が傷ついたことに妖怪達が怒って、その友達に怪我を負わせてしまったんだ。かすり傷程度で済んだけれど、その友達は怖かったのか、蒼真君を避けるようになってしまった」
「そうなんですか……」

 全然覚えてないけど、俺がコミュニケーションが苦手なのって、その辺りのトラウマが残ってるからなのかな。
 自分のせいで友人に怪我をさせたって、子供にとっては結構ショックな出来事だ。人との関わり合いに、臆病おくびょうになってしまったのも頷ける。

「そういった出来事があって、葵さんと相談し、私が君の見える力を封印することにしたんだよ」
「ばあちゃんは、俺が見えることを知っていたんですね。両親も?」
「いや、君のご両親は当時海外に行っていたし、日本に戻った時はすでに力を封印した後だったから、知らないよ。君のおばあさんの葵さんは、蒼真君と同様に妖怪が見える人だった。君の母方の先祖には陰陽師おんみょうじ巫女みこがいたというから、おそらくその気質が強いんだと思う」
「ばあちゃんも見える人だったんですか? 母方ってことは、母さんも?」

 驚いて思わず机を揺らすと、小鬼が小さく浮き上がった。ビックリする小鬼に、俺は「あ、ごめん」と謝る。
 いや、だって。あの祖母や天然てんねんな母さんにも秘められた力があったのかと、動揺したのだ。一言も聞いたことがなかったし、そんな素振そぶりもなかった。
 特に母さんは嘘がつけない性格だから、見えてたら絶対に言いそうなのに。
 すると、結月さんは小さく噴き出して首を振った。

「いや、お母さんのあいさんは破魔はまの力……悪いものを寄せ付けない力は強いようだけど、見ることは出来ないみたいだよ」

 破魔の力。そう言われてみれば、母さんには事故に遭ってもかすり傷さえ負わなかった過去がある。それが破魔の力によるものかはわからないが、跳ね返すパワーは強そうだ。
 俺は妙に納得して、大きく頷いた。

「俺にも破魔の力があるんですか?」

 悪いものを寄せ付けない力があれば、見えていても多少安心出来る。
 俺が期待して尋ねると、結月さんは困った顔をした。

「いや、むしろ君は、妖怪を引き寄せる力があるんだ」
「引き寄せる!?」

 俺が顔をこわばらせると、結月さんは慌ててフォローする。

「確かに妖怪が寄ってくるのは、人間の蒼真君にとって困ることかもしれないけど、それは悪いばかりの能力ではないんだよ。妖怪に好かれやすいという意味でもある」

 俺は机の上の小鬼を見下ろした。小鬼は机に載せていた俺の手に、キュッと抱きついていた。その様子からは、俺に対する好意が感じられる。
 嫌われるよりは、好かれた方が良いけれど……。
 そのまま小鬼をあやしていた俺は、ふと疑問が浮かんだ。

「って、あれ? 封印されたのに、何で今は小鬼が見えているんですか?」

 尋ねると、結月さんは静かに息を吐く。

「その封印は、十五歳くらいまでのもの。誕生日きっかりに解けるとは思わなかったが、すでにその封印は、解けてしまっている」

 俺はあやしていた手をピタリと止め、結月さんへと視線を上げた。

「……今の俺は、見える力も引き寄せる力も解放状態ってことですか?」
「まぁ、そうなるね」

 結月さんに肯定され、俺は愕然がくぜんとする。
 え、つまりこれから、妖怪が見える生活がはじまるということか?
 他人が見えないものを見えると言って回るほど、子供ではないけど。
 妖怪に反応した姿や、話す姿を見られたりしたら、かなり怪しい奴だと思われるよな。
 小鬼は可愛いが、恐ろしい妖怪だっているだろうし……。
 そんな引き寄せ体質では、普通の生活は見込めないのではないだろうか。

「あ、あの……もう一回封印することって、出来ないんですか?」

 俺がおそるおそる尋ねると、彼は困り顔で深いため息を吐いた。

「十年程度であれば、出来なくはないよ。だけど前回の封印の後、君の記憶に支障が出ている。記憶喪失が、封印によるものだとすると……」
「また記憶を喪失そうしつする可能性が、あるってことですか?」

 小さく頷く結月さんを見て、俺は頭を抱える。
 であるなら、再度の封印は出来ない。
 子供の時の記憶喪失と、今の段階での記憶喪失じゃレベルが違う。小・中・高の人間関係や、受験で詰め込んできた知識だってある。
 その中には思い出したくない黒歴史もあるけれど、都合よく悪い記憶だけを消すなんて出来ないだろう。
 だいたいそんな思いまでして封印したとしても、十年経ったらまた記憶喪失だろ? 失うものが大きすぎる。

「君をここに居候させようと思ったのも、そろそろ封印が解けると思ったからなんだ。ここなら、何かあっても私が手助けすることが出来る。それに、妖怪との付き合い方も知ってもらえると思ってね」
「付き合い方……ですか」

 とんでもないことになってきた。よもや、妖怪と付き合う方法を学ぶ日がこようとは……。

「正直、自信ないんですが……」

 俺が躊躇ためらいがちに言うと、結月さんはにっこりと微笑んだ。

「大丈夫だよ。段階をふんで教えていこうと思っているし、蒼真君は妖怪達と仲が良かったんだから」

 ……妖怪達と仲良く。それって封印前の話ですよね? というか、俺ってどんな幼少時代を送っていたんだ。
 俺は顔を少し引きつらせて、結月さんから小鬼へと視線を向けた。
 小鬼は俺と目が合って、キョトンと首を傾げる。その姿は、とても可愛かった。
 そりゃ、こんな妖怪ばかりだったら、俺だって仲良くしていきたいけどさ。
 それにしても……と、俺は結月さんに視線を戻した。

「結月さんって何者なんですか?」

 妖怪が見えるし、妖怪達との付き合い方を知っていて、尚且なおかつ封印する術も使えるなんて、ただの人間とは思えない。
 答えを待ってジーッと見つめる俺に、結月さんは薄く微笑んだ。

「私が何者か、蒼真君は知っているよ。今は忘れているかもしれないけどね。封印が解けた今、昔のことも少しずつ思い出すはずだ」
「…………つまり、今は教えてくれないってことですか?」
「私のことを思い出して欲しいからね」

 そう言って軽くウィンクする結月さんは、美形も相まって嫌味いやみなくらい様になっていた。普通の人がやったら、きっと気障きざすぎてドン引かれるだろう。

「じゃあ、あの中庭の蔵はなんですか? 小鬼が、あそこから来たみたいなことを教えてくれたんですけど」

 そう言って、俺は中庭の方向を指さす。結月さんはそちらに目を向けて言う。

「あれは、あやかし蔵だよ」
「あやかし蔵?」

 名前からして、怪しげな。

「表向きは蔵だが、重要なのは蔵の扉でね。あの扉を通じて、妖怪や異形の者などが行き来するんだよ」
「じょ……冗談ですよね?」

 思わず笑ってしまった俺に、結月さんは視線を戻した。結月さんの瞳は、至極真面目なものだった。

「もちろん冗談じゃないよ。いにしえの時代から、人の世とあやかしの世は表裏ひょうり一体。人の恐れ、嘆き、憎しみ、怒り、楽しみ、喜び、驚き……様々な感情とともに、異形のものは生まれてきた。それは今の世も同じことだ。彼らは名を変え、姿を変えて、いつの時代も人のそばにいる」
「それが……蔵の扉から出入りするんですか?」

 俺が息を呑むと、結月さんは静かに頷いた。

「そう。扉は日本各地に大小あるが、あの蔵は出入り口の中でも古く、重要な扉だ。私が管理をしている」
「扉を管理?」

 聞き返す俺に、結月さんは小鬼を一瞥いちべつして言う。

「そこにいる小鬼などは、取り立てて害はない妖怪だ。けれど、たまにヤンチャな子もいてね。扉にしゅをかけて、危険なものを通さないようにはしているが、何かあった時には対処出来るよう、私が管理しているんだよ。気性の荒いタイプは、その気がないとしても加減かげん知らずだから」

 そう言って、結月さんは困り顔でため息を吐く。
 ……不安だ。俺、やばい所に居候しちゃったんじゃないか?
 結月さんはビビる俺に気が付いたのか、にっこりと微笑んだ。

「安心して。私が責任を持って君を守るから。その小鬼のように、人に好意を抱いて寄り添いたいと思う妖怪はたくさんいる。蒼真君にはここで、そういった妖怪を知っていってもらいたいんだよ」

 普通に無難に生活したい俺は、遠慮したい気持ちでいっぱいだ。しかし、封印が解けた俺にとって、結月さんの助けを借りる以外の選択肢はなさそうだった。


「……おはようございます」

 次の日、俺が居間の障子をそーっと開けると、結月さんが焼き鮭の載ったお皿を食卓に並べていた。

「おはよう、蒼真君。今起こしに行こうと思っていたんだよ」

 そう言ってにっこり笑うので、俺は部屋に入って頭を下げる。

「すみません、寝坊して。朝ご飯作らなきゃいけなかったのに」

 居候の条件には食事を作ることも含まれていたのに、起きたら八時を過ぎていた。今日が学校じゃなくて、本当に良かった。
 すると結月さんは、お味噌汁を置きながら言う。

「絶対作らなきゃいけないことはないよ。居候の条件は、あくまで君を預かる口実みたいなものだ。私は不規則な生活だが、作れる時は作るよ。蒼真君は学生なんだから、まず学業を優先して」

 何て優しいお言葉。けれど、家賃や食費や光熱費をも免除めんじょしてもらっている身としては、結月さんに甘えすぎてはいけない。明日からは気を引き締めて朝食を作ろうと、固く決心をする。
 俺は感謝の意味を込めてもう一度頭を下げ、結月さんの手伝いを始めた。

「昨日、よく眠れなかったのかな?」

 心配そうにチラリと視線を向けられ、俺はその問いを否定出来なかった。
 あれから部屋に帰って寝ようと思っても、色々なことが頭をよぎって眠れなかったのだ。聞いた話があまりに突拍子とっぴょうしもなさすぎて、今朝起きた時も全部夢だったのではないかと思ったほどだ。

「やっぱり……、夢じゃないんですよね。昨晩の妖怪の話」
「まぁ、そうだね。そこに証拠もいるし」

 結月さんに言われて食卓を見ると、小鬼がはしを抱えて歩いていた。どうやら朝食の準備の手伝いをしているらしい。長い箸を運ぶのはバランスをとるのが難しいのか、その足取りは見ていて危なっかしい。
 箸置きまで運んだ小鬼の頭を撫でてやると、嬉しそうな顔をする。
 夢であったら良かったが、実際にこうして見てさわれるのだから否定も出来ない。

「ですよね」

 息を吐くと、結月さんは小さく笑って席に座った。

「とりあえず、朝食にしよう」
「あ、はい。いただきます」

 慌てて席に着いた俺は、パンッと手を合わせる。
 結月さんの作ってくれた朝食は和食で、ご飯にほうれん草と油げのお味噌汁、おかずは塩鮭に納豆なっとうにお漬物つけものといった内容だった。シンプルだけど、どれも美味おいしそうだ。俺も朝はご飯派だから、こういった朝食は嬉しい。


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