12 / 13
義兄
しおりを挟む
舞い落ちた枯れ葉が、歩道を覆っている。じきに枯葉すらなくなる季節になるだろう。誠司は参考書を買いに、近所の本屋に来ていた。参考書コーナーへ向かい、よさそうなものを見繕う。
「それ、おすすめ」
その声に顔を向けると、生徒会長の白鳥がにこりと笑った。
「藍川くんでも買うのね。参考書」
「そりゃあね。受験生だから」
「京大だものね。どう、判定は」
「A」
「さすがね」
「白鳥は?どこ行くんだ?」
「O女子大」
「へえ」
白鳥と会話しながら参考書を見ていると、茶色い髪が視界に入った。キョロキョロ店内を見回していた瞳が、誠司と白鳥に向かい、ぎくりと強張る。
「あら、美月ちゃん」
「こ、んにちは」
美月は本をさっ、と後ろ手にして、目をそらし気味にした。誠司は目を細め、美月が手にしている本を取り上げた。
「あっ!」
「心のかたち~心理学入門~」
気まずそうな美月を横目で見る。
「お前はよほど僕を病気にしたいようだな」
「自覚ないの?あんたは病気よ、十中八九」
「年頃の男がセックスしたいのは当たり前だ」
「っななに言ってんのこんなとこで!」
美月は真っ赤になって誠司から身を引く。
「お前だってこないだ自慰を」
「ストップ!なんでそんなことまで言うのよばか!」
白鳥が呆れた声を出す。
「痴話喧嘩を鑑賞する趣味はないから行くわね」
「ち、痴話喧嘩じゃありません!」
誠司はため息をついて、
「こんなもの買う余裕があるのか?産婦人科の代金もばかにならないのに」
「だって、この本図書館にないんだもん」
美月はそう言って視線を床に落とす。誠司は参考書と共に本を持ってレジに向かった。
「あ、ちょっと」
「ついでだ」
「あ、りがとう」
美月は顔を赤らめ、はにかんでいる。今すぐ抱きしめたくなったが、また怒り出すので我慢する。
美月は言った。自分以外を好きになれと。
まさか本当にそうする気はない。美月は誠司に対して情がある。なら、手放す理由はない。
秋の街を歩くと、手をつないで歩いているカップルに遭遇する。
美月は彼らを見るたび羨ましげな顔をしていた。誠司は手を伸ばし、美月の手を取った。美月がびくりとして手を引こうとする。
「ち、ちょっと」
「別に普通だろう、手をつなぐきょうだいなんて」
「そ、そう、かな」
美月は目を泳がせたあげく、誠司の手をそっと握り返す。こんなことで言いくるめられる彼女を可愛いと思う。だからこそ、自分がいなくなったあと、彼女にちょっかいをかける男が現れたらと思うと苛立つ。そんなやつが現れたら、自分が何をするかわからない。
「誠司」
困ったような声がして、そちらを見ると、美月が誠司を見つめていた。
「あの、家、ついたよ」
「ああ」
誠司が手を離すと、美月は恥ずかしげに手を撫でて、靴を脱ぐ。誠司も靴を脱いで、美月の後に続いた。階段を上る際に、スカートから下着がのぞいた。
「美月」
「え?」
「下着が見えてる」
「え、や」
美月は慌ててスカートを抑え、真っ赤になって階段を駆け上がる。一番上につくと、恨めしげに誠司を睨んでいた。
「なんだ、その目は」
「見たでしょ」
「見えたんだ」
「変態」
誠司は肩をすくめ、自室へ向かおうとした。抵抗を感じたので振り向く。美月が服の袖を引っ張っていた。
「あとで、勉強教えて、お、おにいちゃん」
聞きなれない呼称に、誠司は目を細める。
「どうしたんだ?美月」
「だって、おにいちゃん、でしょ」
ずっとあんた、だの、誠司だの呼んでいたのに。恥ずかしいのか、瞳が潤んでいる。兄として見ようとしての発言だろうが、これはこれで悪くない。
「わかった。あとで部屋に来い」
そう言うと、ほっとしたように頷いた。
「ありがと」
自分の部屋に戻った誠司は、制服から私服に着替えた。買った参考書を解いていると、ノックの音がする。
「入っていい?」
「ああ」
美月が顔をのぞかせ、部屋に入ってくる。彼女は教科書を開き、ここ、と指をさす。座卓の前に座らせ、問う。
「どこがわからないんだ?」
「全部」
「馬鹿だな」
そう言うと、むっとした表情になる。
「うるさいわね、早く教えてよ」
「それが人に物を頼む態度か?」
「……教えてください」
「まず式をたてろ」
「だから、その式がわからないの」
「馬鹿か?」
美月の頰が風船みたいになった。
「放物線と曲線の交差点二つの解を……」
教えながら、美月の横顔を見る。柔らかい茶色の髪が額に落ち、まつ毛が影をつくる。唇はリップで潤み、白い首筋は伸びた髪に覆われていた。髪をかきあげると、美月がびくりとした。
「な、に」
「いいから、解け」
そう言いながら、耳を撫でる。美月はびくびく震えながら、シャーペンを動かそうと頑張っている。
「やめてよ、解けないじゃない」
「どうして?」
「そんな、触られたら、集中できない」
「へえ」
触る手を止めない誠司に、美月が困ったように眉を下げる。
「やだ」
「やらしい気分になるから?」
「ならないもん、や」
首筋に口付け、腹を撫で始めた誠司から逃げようと、美月がもがく。
「普通だろ?きょうだいなら、これくらい」
「普通じゃない、よ、ん、う」
シャツをめくり上げ、腹に直接触れると、美月がもどかしげに首を振る。
「太ったか?」
「太ってな、いもん」
「そうか?随分柔らかいけど」
「ばか」
美月が拗ねたように視線をそらした。
「俺は柔らかいほうが好きだよ」
「あ、っ」
手を徐々に上げていき、ブラジャーをぱちん、と外した。胸をやんわり揉まれると、美月はびくりと身体を揺らす。
「やだ、ねえ、勉強、しなきゃ」
「解いていいよ、ほら」
誠司は美月の手を掴み、シャーペンをもたせた。
「むり、だよ」
「きもちいいから?」
「ば、か、っ」
乳首を撫でると、甘い声を出す。
「大きくなった。それに、感度がよくなったな」
「誠司のせい、だ」
「違うだろ?美月がやらしいからだ」
「やらしくないもん」
「やらしいよ、自分で触ってみろ」
誠司は美月の手を掴み、胸に導く。
「やだ、こんな、の」
目の前に手鏡を立てると、美月が真っ赤になる。
「だめ」
「乳首がたってる」
「あ、っ」
羞恥で顔をそらす美月に、意地の悪い気持ちになった。
「ちゃんと見ろ。勉強するんだろ?」
「っふ、あ」
乳首を摘むと、首筋が真っ赤になる。嫌がっているわけではない。感じていることに自己嫌悪しているのだ。
「やだ、やだ……っ」
「そうか」
そう言って手を離すと、美月がこちらを見た。
「なに?」
「な、んでもない」
そう言って、シャーペンを握りしめる。集中していないことは自明だった。息が荒いし、スカートの下の内股がもぞもぞ動いている。
「美月、腰揺れてる」
囁くと、身体を震わせる。
「し、しない、から」
「なにを?」
「あんたと、えっちしない」
「したいくせに」
「なに言って、あ」
スカートの下に手を潜り込ませる。
「僕はしたい。お前にいれたい」
「だめ、だって、あ」
誠司は彼女の乳房に顔を埋めた。
「あ、や」
乳首を舐め、吸うと、甘い声をあげる。
抱き込んで、下着の上から柔らかくなでた。美月の下着が、じわりと濡れ、微かな水音をたてる。彼女はすがるような目を、こちらに向けた。
「ほしい?」
「だめ」
「言え、ほしいって」
「あ、あ」
下着ごしに指を入れると、美月が誠司の服を掴む。
潤んだ瞳にぞくぞくする。ほしいと言うまで愛撫してやろうと思う。
「っん」
胸元を撫で、乳首をつまむ。美月の弱い部分は全て知っている。首筋を舐め、指先で下着の上から割れ目をなぞる。溢れ出した愛液が、指を濡らした。
震えだした白い背中も、小さな喘ぎも、達してしまいそうだからだ。
「やあ、あっ」
びくんとふるえた美月が、くたりと身体を倒す。しばらく息をついて、だるいだろう身体を起こした。ノロノロと、ずり落ちた下着を引き上げる。
「勉強、する」
「強情だな」
誠司は手を離した。濡れた手をティッシュで拭うと、美月が小さな声で言う。
「洗ってきなさいよ」
「面倒だ」
「……あんたってほんと最低」
「あんた?」
「お兄さんなのに、最低」
「今更だな」
再び真面目な顔で勉強し始めた美月を見て、誠司は目を細めた。
「それ、おすすめ」
その声に顔を向けると、生徒会長の白鳥がにこりと笑った。
「藍川くんでも買うのね。参考書」
「そりゃあね。受験生だから」
「京大だものね。どう、判定は」
「A」
「さすがね」
「白鳥は?どこ行くんだ?」
「O女子大」
「へえ」
白鳥と会話しながら参考書を見ていると、茶色い髪が視界に入った。キョロキョロ店内を見回していた瞳が、誠司と白鳥に向かい、ぎくりと強張る。
「あら、美月ちゃん」
「こ、んにちは」
美月は本をさっ、と後ろ手にして、目をそらし気味にした。誠司は目を細め、美月が手にしている本を取り上げた。
「あっ!」
「心のかたち~心理学入門~」
気まずそうな美月を横目で見る。
「お前はよほど僕を病気にしたいようだな」
「自覚ないの?あんたは病気よ、十中八九」
「年頃の男がセックスしたいのは当たり前だ」
「っななに言ってんのこんなとこで!」
美月は真っ赤になって誠司から身を引く。
「お前だってこないだ自慰を」
「ストップ!なんでそんなことまで言うのよばか!」
白鳥が呆れた声を出す。
「痴話喧嘩を鑑賞する趣味はないから行くわね」
「ち、痴話喧嘩じゃありません!」
誠司はため息をついて、
「こんなもの買う余裕があるのか?産婦人科の代金もばかにならないのに」
「だって、この本図書館にないんだもん」
美月はそう言って視線を床に落とす。誠司は参考書と共に本を持ってレジに向かった。
「あ、ちょっと」
「ついでだ」
「あ、りがとう」
美月は顔を赤らめ、はにかんでいる。今すぐ抱きしめたくなったが、また怒り出すので我慢する。
美月は言った。自分以外を好きになれと。
まさか本当にそうする気はない。美月は誠司に対して情がある。なら、手放す理由はない。
秋の街を歩くと、手をつないで歩いているカップルに遭遇する。
美月は彼らを見るたび羨ましげな顔をしていた。誠司は手を伸ばし、美月の手を取った。美月がびくりとして手を引こうとする。
「ち、ちょっと」
「別に普通だろう、手をつなぐきょうだいなんて」
「そ、そう、かな」
美月は目を泳がせたあげく、誠司の手をそっと握り返す。こんなことで言いくるめられる彼女を可愛いと思う。だからこそ、自分がいなくなったあと、彼女にちょっかいをかける男が現れたらと思うと苛立つ。そんなやつが現れたら、自分が何をするかわからない。
「誠司」
困ったような声がして、そちらを見ると、美月が誠司を見つめていた。
「あの、家、ついたよ」
「ああ」
誠司が手を離すと、美月は恥ずかしげに手を撫でて、靴を脱ぐ。誠司も靴を脱いで、美月の後に続いた。階段を上る際に、スカートから下着がのぞいた。
「美月」
「え?」
「下着が見えてる」
「え、や」
美月は慌ててスカートを抑え、真っ赤になって階段を駆け上がる。一番上につくと、恨めしげに誠司を睨んでいた。
「なんだ、その目は」
「見たでしょ」
「見えたんだ」
「変態」
誠司は肩をすくめ、自室へ向かおうとした。抵抗を感じたので振り向く。美月が服の袖を引っ張っていた。
「あとで、勉強教えて、お、おにいちゃん」
聞きなれない呼称に、誠司は目を細める。
「どうしたんだ?美月」
「だって、おにいちゃん、でしょ」
ずっとあんた、だの、誠司だの呼んでいたのに。恥ずかしいのか、瞳が潤んでいる。兄として見ようとしての発言だろうが、これはこれで悪くない。
「わかった。あとで部屋に来い」
そう言うと、ほっとしたように頷いた。
「ありがと」
自分の部屋に戻った誠司は、制服から私服に着替えた。買った参考書を解いていると、ノックの音がする。
「入っていい?」
「ああ」
美月が顔をのぞかせ、部屋に入ってくる。彼女は教科書を開き、ここ、と指をさす。座卓の前に座らせ、問う。
「どこがわからないんだ?」
「全部」
「馬鹿だな」
そう言うと、むっとした表情になる。
「うるさいわね、早く教えてよ」
「それが人に物を頼む態度か?」
「……教えてください」
「まず式をたてろ」
「だから、その式がわからないの」
「馬鹿か?」
美月の頰が風船みたいになった。
「放物線と曲線の交差点二つの解を……」
教えながら、美月の横顔を見る。柔らかい茶色の髪が額に落ち、まつ毛が影をつくる。唇はリップで潤み、白い首筋は伸びた髪に覆われていた。髪をかきあげると、美月がびくりとした。
「な、に」
「いいから、解け」
そう言いながら、耳を撫でる。美月はびくびく震えながら、シャーペンを動かそうと頑張っている。
「やめてよ、解けないじゃない」
「どうして?」
「そんな、触られたら、集中できない」
「へえ」
触る手を止めない誠司に、美月が困ったように眉を下げる。
「やだ」
「やらしい気分になるから?」
「ならないもん、や」
首筋に口付け、腹を撫で始めた誠司から逃げようと、美月がもがく。
「普通だろ?きょうだいなら、これくらい」
「普通じゃない、よ、ん、う」
シャツをめくり上げ、腹に直接触れると、美月がもどかしげに首を振る。
「太ったか?」
「太ってな、いもん」
「そうか?随分柔らかいけど」
「ばか」
美月が拗ねたように視線をそらした。
「俺は柔らかいほうが好きだよ」
「あ、っ」
手を徐々に上げていき、ブラジャーをぱちん、と外した。胸をやんわり揉まれると、美月はびくりと身体を揺らす。
「やだ、ねえ、勉強、しなきゃ」
「解いていいよ、ほら」
誠司は美月の手を掴み、シャーペンをもたせた。
「むり、だよ」
「きもちいいから?」
「ば、か、っ」
乳首を撫でると、甘い声を出す。
「大きくなった。それに、感度がよくなったな」
「誠司のせい、だ」
「違うだろ?美月がやらしいからだ」
「やらしくないもん」
「やらしいよ、自分で触ってみろ」
誠司は美月の手を掴み、胸に導く。
「やだ、こんな、の」
目の前に手鏡を立てると、美月が真っ赤になる。
「だめ」
「乳首がたってる」
「あ、っ」
羞恥で顔をそらす美月に、意地の悪い気持ちになった。
「ちゃんと見ろ。勉強するんだろ?」
「っふ、あ」
乳首を摘むと、首筋が真っ赤になる。嫌がっているわけではない。感じていることに自己嫌悪しているのだ。
「やだ、やだ……っ」
「そうか」
そう言って手を離すと、美月がこちらを見た。
「なに?」
「な、んでもない」
そう言って、シャーペンを握りしめる。集中していないことは自明だった。息が荒いし、スカートの下の内股がもぞもぞ動いている。
「美月、腰揺れてる」
囁くと、身体を震わせる。
「し、しない、から」
「なにを?」
「あんたと、えっちしない」
「したいくせに」
「なに言って、あ」
スカートの下に手を潜り込ませる。
「僕はしたい。お前にいれたい」
「だめ、だって、あ」
誠司は彼女の乳房に顔を埋めた。
「あ、や」
乳首を舐め、吸うと、甘い声をあげる。
抱き込んで、下着の上から柔らかくなでた。美月の下着が、じわりと濡れ、微かな水音をたてる。彼女はすがるような目を、こちらに向けた。
「ほしい?」
「だめ」
「言え、ほしいって」
「あ、あ」
下着ごしに指を入れると、美月が誠司の服を掴む。
潤んだ瞳にぞくぞくする。ほしいと言うまで愛撫してやろうと思う。
「っん」
胸元を撫で、乳首をつまむ。美月の弱い部分は全て知っている。首筋を舐め、指先で下着の上から割れ目をなぞる。溢れ出した愛液が、指を濡らした。
震えだした白い背中も、小さな喘ぎも、達してしまいそうだからだ。
「やあ、あっ」
びくんとふるえた美月が、くたりと身体を倒す。しばらく息をついて、だるいだろう身体を起こした。ノロノロと、ずり落ちた下着を引き上げる。
「勉強、する」
「強情だな」
誠司は手を離した。濡れた手をティッシュで拭うと、美月が小さな声で言う。
「洗ってきなさいよ」
「面倒だ」
「……あんたってほんと最低」
「あんた?」
「お兄さんなのに、最低」
「今更だな」
再び真面目な顔で勉強し始めた美月を見て、誠司は目を細めた。
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる