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第18話 わからない
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文化祭以降、圭歌と美雨は話せなくなっていた
「・・ぉーぃ、ぉーぃ!おーい!美雨!聞いてる?!」
「あ、ごめん。ちょっとボーってしてた笑」
「・・・圭歌ちゃんとまだ話せてないの?」
「うん。部活では話したりするけど、部活の話だけで、、、話はできてないかな」
「そっか、、」
「嫌われちゃったかな笑」
「そんなことあるかい!圭歌ちゃんはいつも美雨のことを想ってるし、美雨のために全力じゃん」
理佐の言葉を聞き少し涙を浮かべる美雨
「ちょ、ちょっと!!大丈夫??」美雨の顔を覗き込む
「・・・ごめん。あはは笑 大丈夫大丈夫!」
「美雨、、、無理しないで」
「うん大丈夫。・・・圭に、、会いたいな。」そういい微笑む美雨
「もう、美雨が素直になってるよ~泣 会いたいねぇ、そうだよね。
明日部活休みでしょ?圭歌ちゃんの家に行って話してきたら?まとまってなくても美雨の素直な感情を伝えたらいいよ。」
「そうだね、、圭に言ってみる」
~次の日~
【ピンポーン】
「はーい、こんにちは」
「ごめんね急に」
「いえいえ、どうぞあがってください」
「おじゃまします」
「(相変わらず綺麗な部屋だなぁ)」
「すいません、お茶しかなくて」
「ううん、ありがとう!」
部屋に無言な時間が流れる
「圭、私言葉で伝えるのが下手で」
「うん」
「私なりの伝え方になるんだけど、聞いてくれる?」
「はい」
ゆっくり圭歌の近くへ行き、美雨はぎゅっと抱きしめた
そして、涙が溢れてきた
「美雨さん、、」
「ん、、ぐすっ、、あいたかった、、圭に会いたかった。
寂しかった、ごめんなさい。嫌いにならないで、、」
「嫌いになんてなりません。寂しい思いをさせてごめん。少し距離を置きたかっただけなんです。
自分自身と向き合いたくて」
圭歌も美雨を抱きしめるとそのまま続けた
「文化祭のとき男性と話してるとこをみて嫉妬してイライラしたのは事実。だけど、それだけが距離置いた理由じゃなくて、自分に自信がなくなった」
「やっぱり世間はまだ同性愛に理解がないし、しようともしてくれない。美雨さんはうちと出会わなければ今頃男性と付き合ってたかもしれない。堂々とデートして周りなんか気にせずに。そんな環境なのに、うちは幸せに出来るのかって」
「それでずっと話してくれなかったの?」
「そうです。うちが好きだって伝えなければ昔のまま仲のいい先輩後輩でいれた」
すると突然圭歌のくちびるに美雨はキスをした
「私の最初で最後の好きな人は、圭だよ。そんな悲しいこと言わないで?」
「美雨さん、、ごめん」
「謝らないで。いつも私のことを一番に考えてくれてありがとう。でもたまには弱音はいていいし頼ってほしい。ずっとかっこよくなくていいんだよ、年上のお姉さんなんだから」
周りばかり気にしていた美雨は圭歌と過ごすことによって成長していた
美雨自身の幸せに気づけたから
「圭?」
「ん?」
「美雨はずっとずーっと圭が好きだからね。もう圭以外考えられないから。
だから、、だから、離さないで」
「美雨?」
「ん?」
「美雨が大好きで大好きで抑えられません。だからこんな奴だけどこれからも隣にいてください」
「はい、よろこんで」
久しぶりに二人で笑いあった
「あ、でもメイド服はもう禁止!」
「ごめんって~ほんとに!あれは若干仕方なかったから」
「いやーわかってるよ?文化祭ごときで嫉妬して。けど!さぁ。
あれは可愛すぎだよ?そりゃあお客さん好きになるよ」
「そんなあれはノリだよ~絶対」
「もう、禁止ね。うちだけにして?かわいくなるの」
「自らメイド服なんて着ないよ!笑
美雨がかわいいって思われたいのは圭だけだよ//」
「ほんとに、他の人の前でその照れた顔やめて//」
いつもの二人に戻れたそんな一日だった
「・・ぉーぃ、ぉーぃ!おーい!美雨!聞いてる?!」
「あ、ごめん。ちょっとボーってしてた笑」
「・・・圭歌ちゃんとまだ話せてないの?」
「うん。部活では話したりするけど、部活の話だけで、、、話はできてないかな」
「そっか、、」
「嫌われちゃったかな笑」
「そんなことあるかい!圭歌ちゃんはいつも美雨のことを想ってるし、美雨のために全力じゃん」
理佐の言葉を聞き少し涙を浮かべる美雨
「ちょ、ちょっと!!大丈夫??」美雨の顔を覗き込む
「・・・ごめん。あはは笑 大丈夫大丈夫!」
「美雨、、、無理しないで」
「うん大丈夫。・・・圭に、、会いたいな。」そういい微笑む美雨
「もう、美雨が素直になってるよ~泣 会いたいねぇ、そうだよね。
明日部活休みでしょ?圭歌ちゃんの家に行って話してきたら?まとまってなくても美雨の素直な感情を伝えたらいいよ。」
「そうだね、、圭に言ってみる」
~次の日~
【ピンポーン】
「はーい、こんにちは」
「ごめんね急に」
「いえいえ、どうぞあがってください」
「おじゃまします」
「(相変わらず綺麗な部屋だなぁ)」
「すいません、お茶しかなくて」
「ううん、ありがとう!」
部屋に無言な時間が流れる
「圭、私言葉で伝えるのが下手で」
「うん」
「私なりの伝え方になるんだけど、聞いてくれる?」
「はい」
ゆっくり圭歌の近くへ行き、美雨はぎゅっと抱きしめた
そして、涙が溢れてきた
「美雨さん、、」
「ん、、ぐすっ、、あいたかった、、圭に会いたかった。
寂しかった、ごめんなさい。嫌いにならないで、、」
「嫌いになんてなりません。寂しい思いをさせてごめん。少し距離を置きたかっただけなんです。
自分自身と向き合いたくて」
圭歌も美雨を抱きしめるとそのまま続けた
「文化祭のとき男性と話してるとこをみて嫉妬してイライラしたのは事実。だけど、それだけが距離置いた理由じゃなくて、自分に自信がなくなった」
「やっぱり世間はまだ同性愛に理解がないし、しようともしてくれない。美雨さんはうちと出会わなければ今頃男性と付き合ってたかもしれない。堂々とデートして周りなんか気にせずに。そんな環境なのに、うちは幸せに出来るのかって」
「それでずっと話してくれなかったの?」
「そうです。うちが好きだって伝えなければ昔のまま仲のいい先輩後輩でいれた」
すると突然圭歌のくちびるに美雨はキスをした
「私の最初で最後の好きな人は、圭だよ。そんな悲しいこと言わないで?」
「美雨さん、、ごめん」
「謝らないで。いつも私のことを一番に考えてくれてありがとう。でもたまには弱音はいていいし頼ってほしい。ずっとかっこよくなくていいんだよ、年上のお姉さんなんだから」
周りばかり気にしていた美雨は圭歌と過ごすことによって成長していた
美雨自身の幸せに気づけたから
「圭?」
「ん?」
「美雨はずっとずーっと圭が好きだからね。もう圭以外考えられないから。
だから、、だから、離さないで」
「美雨?」
「ん?」
「美雨が大好きで大好きで抑えられません。だからこんな奴だけどこれからも隣にいてください」
「はい、よろこんで」
久しぶりに二人で笑いあった
「あ、でもメイド服はもう禁止!」
「ごめんって~ほんとに!あれは若干仕方なかったから」
「いやーわかってるよ?文化祭ごときで嫉妬して。けど!さぁ。
あれは可愛すぎだよ?そりゃあお客さん好きになるよ」
「そんなあれはノリだよ~絶対」
「もう、禁止ね。うちだけにして?かわいくなるの」
「自らメイド服なんて着ないよ!笑
美雨がかわいいって思われたいのは圭だけだよ//」
「ほんとに、他の人の前でその照れた顔やめて//」
いつもの二人に戻れたそんな一日だった
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