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第49話
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俺達が驚いていると、妖精王さんが「まあ、いきなり呼んでしまったし、驚いているよね? ごめんね」と言って、俺達の間にテーブルと俺の後ろに椅子を先程の根っこを使い作成し、「座って良いよ」と妖精王さんから言われた俺は、取りあえず根の椅子に座った。
「それで、あの何で俺は呼ばれたんですか?」
「それはね、私が会いたかったから」
俺が疑問に思っていた事を妖精王さんに聞くと、あっさりとそう返された。
「あ、会いたかったからですか?」
「うん、私ってさ結構この世界の上位の存在で神様とかと話す機会があるんだよね。そこで、クリフ君が転生する時に会った神様や武神とかと話してたらよくクリフ君の話題が出てて、私もちょっと気になったから時々見てたら興味が湧いちゃってさ加護を渡してあげようと思ったんだ」
「えっと、俺って神様達に見られてるんですか?」
「そうだね。四六時中は、神様達も仕事とかあるから見れてないけど時々集まってクリフ君が面白い事をしてるのを見てたよ。例えば、クリフ君が魔法の練習で何個一気に水の玉を作れるかっていう実験してる時とか、神様達で賭けをしてたりしたんだよ。まあ、あの時は私と魔導神が賭けに勝って武神達に1人ずつ一発芸をさせれたんだ。あれは、面白かったな~」
妖精王さんは、その時の事を思い出したのか少し笑いながら言った。そして、今の今まで気絶していたルシアさんが「ここは、何処……」と言い、起き上がった。
「ルシアちゃん、何で私を見て気絶何てしてるのさ!」
「す、すみません。妖精王様、久しぶりにお会いしたせいか妖精王様のオーラに当てられ気絶してしまいました」
「もう! だから、前の時に側近になったらそう言う事が起きないからって言ったのに「私は、大丈夫ですから」って出来る女見たいな感じで言うからだよ。今回は、帰る時にちゃんと契約して行くからね」
「は、はい……」
ルシアさんは、妖精王さんから怒られしぼむ様に頭を下げていた。
「まあ、もう済んだことだからいいけどね。今度からは、ここの部屋にもちゃんと毎日通ってもらうから」
「そ、そんな私の様な者が……」
「ルシアちゃん? 側近になるんだから、当り前だよ?」
「は、はい……」
ルシアさんは、妖精王さんの威圧に反論できずそのまま項垂れるように了承した。
「それで、あのこうやって会ったんですがこの後、どうしたらいいんですか?」
「そうだね。もうちょっと、話していたいんだけどここの向こうの世界じゃ時間軸がちょっと違ってて、今既に1時間位経ってるから、そろそろ戻らないとクリフ君の友達が心配して森の中探索しそうみたいだから、今日はお開きかな」
妖精王さんから「1時間経った」と聞き、俺は「マジで?!」と驚いた。流石のアリス達も俺が1時間戻ってこなかったら、何か不審に思い森の中を探索し始めるだろうし、アリスはともかくミケは、スピードなら俺達の抑えたスピードになんとかついてこれるみたいだが、戦闘面はまだ分からないから早くアリス達の所に帰らないとと焦る気持ちが現れた。
「大丈夫だよ。森は、私の管轄内だから友達の所に魔物を近づけない魔法を使ってるから、でも余り長く居なくなってる心配かけちゃうしね。クリフ君、じゃ~ね」
妖精王さんがそう言うと、俺の真後ろに扉が出現し、中に入ると先程のもう1つの扉の前に出て来たので俺は、ルシアさん達に「それでは、帰りますね」と言って【妖精の楽園】を出て行った。
「それで、あの何で俺は呼ばれたんですか?」
「それはね、私が会いたかったから」
俺が疑問に思っていた事を妖精王さんに聞くと、あっさりとそう返された。
「あ、会いたかったからですか?」
「うん、私ってさ結構この世界の上位の存在で神様とかと話す機会があるんだよね。そこで、クリフ君が転生する時に会った神様や武神とかと話してたらよくクリフ君の話題が出てて、私もちょっと気になったから時々見てたら興味が湧いちゃってさ加護を渡してあげようと思ったんだ」
「えっと、俺って神様達に見られてるんですか?」
「そうだね。四六時中は、神様達も仕事とかあるから見れてないけど時々集まってクリフ君が面白い事をしてるのを見てたよ。例えば、クリフ君が魔法の練習で何個一気に水の玉を作れるかっていう実験してる時とか、神様達で賭けをしてたりしたんだよ。まあ、あの時は私と魔導神が賭けに勝って武神達に1人ずつ一発芸をさせれたんだ。あれは、面白かったな~」
妖精王さんは、その時の事を思い出したのか少し笑いながら言った。そして、今の今まで気絶していたルシアさんが「ここは、何処……」と言い、起き上がった。
「ルシアちゃん、何で私を見て気絶何てしてるのさ!」
「す、すみません。妖精王様、久しぶりにお会いしたせいか妖精王様のオーラに当てられ気絶してしまいました」
「もう! だから、前の時に側近になったらそう言う事が起きないからって言ったのに「私は、大丈夫ですから」って出来る女見たいな感じで言うからだよ。今回は、帰る時にちゃんと契約して行くからね」
「は、はい……」
ルシアさんは、妖精王さんから怒られしぼむ様に頭を下げていた。
「まあ、もう済んだことだからいいけどね。今度からは、ここの部屋にもちゃんと毎日通ってもらうから」
「そ、そんな私の様な者が……」
「ルシアちゃん? 側近になるんだから、当り前だよ?」
「は、はい……」
ルシアさんは、妖精王さんの威圧に反論できずそのまま項垂れるように了承した。
「それで、あのこうやって会ったんですがこの後、どうしたらいいんですか?」
「そうだね。もうちょっと、話していたいんだけどここの向こうの世界じゃ時間軸がちょっと違ってて、今既に1時間位経ってるから、そろそろ戻らないとクリフ君の友達が心配して森の中探索しそうみたいだから、今日はお開きかな」
妖精王さんから「1時間経った」と聞き、俺は「マジで?!」と驚いた。流石のアリス達も俺が1時間戻ってこなかったら、何か不審に思い森の中を探索し始めるだろうし、アリスはともかくミケは、スピードなら俺達の抑えたスピードになんとかついてこれるみたいだが、戦闘面はまだ分からないから早くアリス達の所に帰らないとと焦る気持ちが現れた。
「大丈夫だよ。森は、私の管轄内だから友達の所に魔物を近づけない魔法を使ってるから、でも余り長く居なくなってる心配かけちゃうしね。クリフ君、じゃ~ね」
妖精王さんがそう言うと、俺の真後ろに扉が出現し、中に入ると先程のもう1つの扉の前に出て来たので俺は、ルシアさん達に「それでは、帰りますね」と言って【妖精の楽園】を出て行った。
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