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電気をたいせつに
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前回までのあらすじ。マッシヴカンガルーが、サンダーマッシヴカンガルーに進化したぞ!
というわけで、さぁゆけマサルっ!10万アンペアだ!!
「……(ぼりぼり)」
「って、だからおまえ。なんでそんな嫌そうな顔してケツかくんだよ…」
しかしオレがマサルに電撃を使うよう促しても、マサルは「なんでそんなことしなきゃいけねぇんだ?」とばかりにケツをかく。うん、それはもう雑かつ不服そうに。。。
(ふ~む、相変わらずいうことをきかないな…)
だがしかし、カンダルーのマサルからすれば、そんなモノかもしれない。
コッチが善意でスキルオーブを使用させたのだって「なんかワケ解らんことさせやがって」とか思ってそうだし、そのうえさらに使ったこともない電撃をやれだなんだと言われても、さっぱりワケワカメだろう。
だからそんなマサルのケツをかくという行動には、ストレスを我慢したり、「おれがこうしてケツをかいている間に、そのうるさい口を閉じろ」的な、ある種の威嚇も含まれているように感じる。
つまり前田慶次におけるキセルをトーンが、カンガルーのマサルにおいては、おケツボリボリなのだ。
「う~む、参ったな」
スキルに興味はあるが、あんまりしつこくして臍を曲げられても大変だ。
「ねぇほらマサル、電撃つかってみてよ。こうビリビリって!」
「せやねぇ。ウチもマサルちゃんのカッコええとこ、見てみたいわぁ」
しかし腕を組んで考え込んでいると、ここでオレよりも【電気】のスキルに興味津々のふたりがマサルをおだてる作戦に出た模様。
(おお、いいぞふたりとも!ブタもおだてりゃ木に登る。カンガルーだっておだてれば、電撃のひとつくらい放つかもしれないぞ!)
よし、ではオレもそのおだてる作戦に便乗するとしよう。
「ナイスマッスル!今日もよくキレてるぞマサル!いいねェ、まるで背中に鬼の顔があるみたいじゃないか。知ってるか?おまえが初めて姿をみせた時、オレ達は鬼が出たのかと思ったんだ」
「そうそう!鬼ね。あ、そういえば鬼もカミナリ様も似たようなモンじゃない!ね、マサル!電気ビリビリ~って、してみようよッ!」
「ええねェ、サンダーマッサルマッサルぅ~!」
と、そんなおだてが功を奏したのか。仁菜さん瀬来さんに挟まれなにやら口をモゴモゴとさせていたマサルが、一瞬だけうっすら光った。
「え…?」
「いま光らんかった??」
並んでいたふたりにはよく解らなかったようだが、正面に立っていたオレにはマサルが光ったのがよく視えた。
「たしかに今、マサルが光ったよ。【電気】のスキルを使ったんだろう」
「せやけど…、ウチらなんも感じひんかったなぁ」
「う~ん…」
仁菜さんが言うようにふたりはマサルと並んでその身体にも触れていたが、なんの痛痒も感じなかった様子で、首を傾げている。
「ね、マサルもっかいやってみてよ」
「ふぶふん…」
だが今度は光らずに、なんか頭周りの長い毛がふわふわしてるのだけが見て取れた。たぶん発した電気で、帯電しているのだろう。
「ふ~む。ま、最初だしこんなものだろう。うんうん、よくがんばったなマサル」
「え~、たったこれだけなの~?」
しかしそんな成果に、瀬来さんはご不満の様子。
「ムチャ言わないの瀬来さん。取得してすぐ使えただけでも、大したもんだよ。それにマサルの魔力生成力が、いったいどれくらいあるものなのか。変に無理をさせてダンジョンのなかで倒れられでもしたら、連れ帰るのも一苦労だ」
「せやね。…でもウチらが感電せぇへんかったのって、なんでなんやろ?」
うん、一度目の発光現象をスパークと捉えるのなら、マサルの身体に触れていた仁菜さんと瀬来さんは、感電していてもおかしくはない。
「う~ん、たぶんだけどスーツの表面を伝って、電気が地面に流れていったからじゃないかな?」
「あ、私ソレ知ってるかも。雷に打たれても車内にいたら平気なヤツでしょ?」
「お、ご名答。瀬来さんよく知ってたね」
「ふふ~ん!前にテレビ番組で観た事あったんだぁ」
なるほど、それでか。確かに人体よりも、金属の塊である車の方が電気を通しやすい。
なのでそういった路があると、電気はより通りやすい路を通って流れていく特性があるので、雷に打たれた車内に人がいても無事なケースというのがあるそうだ。まぁそれでも当たり所が悪けりゃ、感電するんだろうけど。
ちなみに蟲王スーツだけのデータになるが、スーツは電気を通した。
スーツを作成した後で、いろいろと耐久テストも行っていたし。その時はバッテリーにブースターケーブルを繋いでアークさせてみたけど、コレをあんまりやるとバッテリーが傷むから「あ、やっぱ電気とおすんだ」程度のテストで済ませてしまっている。
しかしこうして電撃体当たりなんて真似をしてくるモンスターが出てくるようでは、改めてその辺も研究しとかないといけないな。
というわけで、さぁゆけマサルっ!10万アンペアだ!!
「……(ぼりぼり)」
「って、だからおまえ。なんでそんな嫌そうな顔してケツかくんだよ…」
しかしオレがマサルに電撃を使うよう促しても、マサルは「なんでそんなことしなきゃいけねぇんだ?」とばかりにケツをかく。うん、それはもう雑かつ不服そうに。。。
(ふ~む、相変わらずいうことをきかないな…)
だがしかし、カンダルーのマサルからすれば、そんなモノかもしれない。
コッチが善意でスキルオーブを使用させたのだって「なんかワケ解らんことさせやがって」とか思ってそうだし、そのうえさらに使ったこともない電撃をやれだなんだと言われても、さっぱりワケワカメだろう。
だからそんなマサルのケツをかくという行動には、ストレスを我慢したり、「おれがこうしてケツをかいている間に、そのうるさい口を閉じろ」的な、ある種の威嚇も含まれているように感じる。
つまり前田慶次におけるキセルをトーンが、カンガルーのマサルにおいては、おケツボリボリなのだ。
「う~む、参ったな」
スキルに興味はあるが、あんまりしつこくして臍を曲げられても大変だ。
「ねぇほらマサル、電撃つかってみてよ。こうビリビリって!」
「せやねぇ。ウチもマサルちゃんのカッコええとこ、見てみたいわぁ」
しかし腕を組んで考え込んでいると、ここでオレよりも【電気】のスキルに興味津々のふたりがマサルをおだてる作戦に出た模様。
(おお、いいぞふたりとも!ブタもおだてりゃ木に登る。カンガルーだっておだてれば、電撃のひとつくらい放つかもしれないぞ!)
よし、ではオレもそのおだてる作戦に便乗するとしよう。
「ナイスマッスル!今日もよくキレてるぞマサル!いいねェ、まるで背中に鬼の顔があるみたいじゃないか。知ってるか?おまえが初めて姿をみせた時、オレ達は鬼が出たのかと思ったんだ」
「そうそう!鬼ね。あ、そういえば鬼もカミナリ様も似たようなモンじゃない!ね、マサル!電気ビリビリ~って、してみようよッ!」
「ええねェ、サンダーマッサルマッサルぅ~!」
と、そんなおだてが功を奏したのか。仁菜さん瀬来さんに挟まれなにやら口をモゴモゴとさせていたマサルが、一瞬だけうっすら光った。
「え…?」
「いま光らんかった??」
並んでいたふたりにはよく解らなかったようだが、正面に立っていたオレにはマサルが光ったのがよく視えた。
「たしかに今、マサルが光ったよ。【電気】のスキルを使ったんだろう」
「せやけど…、ウチらなんも感じひんかったなぁ」
「う~ん…」
仁菜さんが言うようにふたりはマサルと並んでその身体にも触れていたが、なんの痛痒も感じなかった様子で、首を傾げている。
「ね、マサルもっかいやってみてよ」
「ふぶふん…」
だが今度は光らずに、なんか頭周りの長い毛がふわふわしてるのだけが見て取れた。たぶん発した電気で、帯電しているのだろう。
「ふ~む。ま、最初だしこんなものだろう。うんうん、よくがんばったなマサル」
「え~、たったこれだけなの~?」
しかしそんな成果に、瀬来さんはご不満の様子。
「ムチャ言わないの瀬来さん。取得してすぐ使えただけでも、大したもんだよ。それにマサルの魔力生成力が、いったいどれくらいあるものなのか。変に無理をさせてダンジョンのなかで倒れられでもしたら、連れ帰るのも一苦労だ」
「せやね。…でもウチらが感電せぇへんかったのって、なんでなんやろ?」
うん、一度目の発光現象をスパークと捉えるのなら、マサルの身体に触れていた仁菜さんと瀬来さんは、感電していてもおかしくはない。
「う~ん、たぶんだけどスーツの表面を伝って、電気が地面に流れていったからじゃないかな?」
「あ、私ソレ知ってるかも。雷に打たれても車内にいたら平気なヤツでしょ?」
「お、ご名答。瀬来さんよく知ってたね」
「ふふ~ん!前にテレビ番組で観た事あったんだぁ」
なるほど、それでか。確かに人体よりも、金属の塊である車の方が電気を通しやすい。
なのでそういった路があると、電気はより通りやすい路を通って流れていく特性があるので、雷に打たれた車内に人がいても無事なケースというのがあるそうだ。まぁそれでも当たり所が悪けりゃ、感電するんだろうけど。
ちなみに蟲王スーツだけのデータになるが、スーツは電気を通した。
スーツを作成した後で、いろいろと耐久テストも行っていたし。その時はバッテリーにブースターケーブルを繋いでアークさせてみたけど、コレをあんまりやるとバッテリーが傷むから「あ、やっぱ電気とおすんだ」程度のテストで済ませてしまっている。
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