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第一章
14.〈つぼみ〉
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魔法を操り、得てして強大な力を誇るエルフ。そしてエルフには、それぞれ得意なことがある。
俺は、自らの魔力を用いて何かを作り出したり、何かを操ったりする魔力操作術を一等得意としていた。
自分が扱える魔法の中でも特に気に入っている、魔力を糧にして黒い鷹を創る魔法。
この魔法は中央政府で働く上で度々行ってきた薄暗い仕事……監視や諜報、暗殺に於いて、非常に役立つものだった。
魔力の鷹は、その視界と聞き取った音を記録する。そして俺が望めば、思い通りの動きをする。鷹一羽を作り出す為の労力は殆どなく、俺が望めば何百羽も、何千羽も創り出すことができる。
大量の鷹を操って見定めた獲物を監視し、情報を抜き出し、時には鷹に何かをさせる。爪や嘴で攻撃させたり、小さなものを盗ませたり。あるいは転移魔法を組み合わせ、鷹の元に自分を転移させる。実に、応用の効く魔法。この鷹を創る魔法で、俺は中央政府の中で伸し上がってきた。
俺はリアのことを殆ど知らない。
誕生日、家族構成、好きなもの、嫌いなもの、趣味、日々どのように過ごしているのか……。挙げたらきりがない。あの身体に触れたのは俺が初めてだと分かったが、それでも、彼女に恋人や、好きな奴がいないとは限らない。
そして、知らないことが多いということは、知識欲の強い俺にとっては我慢ができないことだ。
自分の知らないリアの空白に誰かがつけ込み、彼女を拐ってしまう可能性は無きにしも非ず。彼女の生活を監視して、何事もないことを確かめなければ、おかしくなってしまいそうだった。
一週間前、俺はリアの家の上空に五百羽の鷹を放った。
鷹は山や湖畔を含めたはずれの村全域に飛び立ち、村を丸ごと監視している。
一日の終わりに、俺は精神世界に建てた城の中で、鷹が見聞きした記録を確認した。鷹を放ってより、毎日毎日記録を確認し続けた。
さして興味もない村の住民共までを監視する理由はただ一つ、リアを守るためだ。
誰かリアの話はしていないか?
リアに近づく人間はいないか?
リアを害そうとする人間はいないか?
リアは特別誰かと仲良くしていないか?
血眼で大量の記録を確認した。価値のない記録であることを確認しないと、胸を掻き毟ってしまいそうだった。
そして、リアに近づこうとする人間がいないことを確認し、安心すると、最も甘美で待ち遠しい……リア自身の記録を確認する時間に入る。
この一週間のリアの行動は、実に堪らないものだった。
安静にするようにと書き残しておいたのに、熱を取り除いた翌日からリアは朝から晩まで鍛冶場で熱心に何かを作っていた。髭面がリアの様子を見に来た時も、リアは手元の宝石をずっと磨き続けていた。
作業に疲れた時、彼女はふわふわとした赤い髪を風にたなびかせて、俺の魔力が溶かし込まれた紅茶を味わうように飲んだ。
そして空をぼんやり眺め、俺が創り出した鷹を見つけると微笑むのだ。
赤い瞳が細められるたび、俺が直接リアに微笑まれているようで嬉しかった。
鍛冶場の屋根に遮られて何を作っているのかはよく見えなかったが、あれは、ずっと俺に贈るブローチを作っていたのだ。
あんなに熱心に、一生懸命な目で、黙々と作業に取り組んで。煤に汚れた彼女の顔が、とても可愛らしかった。
……あまりにも可愛らしいから、汚して泣かせたかった。
(犯してやりたい)
その赤くふわふわの髪に顔を埋め、さらしに隠れた慎みのない胸を存分に嬲ってやりたい。俺は、まだ彼女の身体の全てを暴いていない。あの身体を知り尽くしたい。
はずれの村に解き放った鷹の元に転移して、またリアに淫らな「夢」を見せてやっても良かったが、俺はぐっと自分を抑えた。
あの働きぶりではリアに幻惑魔法をかけたところで、いたずらに彼女を疲弊させてしまうだけ。
彼女が休み、しっかり元気を取り戻した時に、また改めて触れに行けば良いのだ。
リアの身体を堕とすつもりではあるが、過度な負担をかけるつもりはない。
そうだ。
そうやって、自分を律し続けた甲斐があった。
リアは俺のことを考えて、こんなに素晴らしいものを作ってくれたのだから!
リアが朝から晩まで鍛冶場に立ち、熱心に作ってくれたブローチは、今、俺の手の中にある。
俺の、永遠の宝物。俺に対する彼女の想いの結晶。
(まさか鷹の意匠を施してくれるとは……な)
美しい金の羽根と、瞳を思わせるスターサファイア。
ずっと見ていたくなるほど、見事な出来のブローチだった。
彼女は俺のことを考えて、中央政府の黒い服に映えるようにと、純金で台座を作ってくれたのだ。
彼女は俺のことを想って、この青い貴石を熱心に磨き続けてくれたのだ!
愛おしい。彼女への愛おしさが募る。
中央政府の役人としての皮を投げ捨てて、あの自警団の事務所の中で、思わず彼女に口付けそうになった。
彼女が俺に対して何かしらの想いをくれたことが、心の底から嬉しい。
熱に苛まれ、仕方なく俺を求めたであろうあの時の彼女とは違う。
彼女は平常心で、俺の喜ぶものを作ってくれたのだ……!
ずっとずっと、俺の姿が頭にちらつくように、微弱な幻惑魔法をかけ続けてきた。きっとその成果が現れたのだ。彼女は、俺を気遣ってくれている!
アンジェロにまでブローチを作ったのは気に入らないが、この際別に良い。リアが奴に渡したブローチは、それ程手のかけられたものではない。ずっと彼女を見ていた俺なら分かる。
彼女の想いは俺の手の中にあるのだ。
この金と青のブローチは、彼女が特に手をかけて作ったものなのだと、俺は知っている。独占欲が満たされる……。
ああ、それにしても……。
リア、君は無防備すぎるのだ。
誰も来ない林の中の家に住んでいるからといって、外で汗ばんだ肌を平気で出し、布で拭うなどあってはならないことだ。女として慎みがない。
たまたま誰かが迷い込んで来て、君のその滑らかで白い肌を見てしまうかもしれないのに。そして興奮のあまり、君を毒牙にかけてしまうかもしれないのに。
君がいくら力の強いドワーフとの混ざり血だとはいえ、林の中に一人住む女など、恰好の餌食だというのに。
例えば俺は、君を犯そうと思えばすぐ犯しにいくことができるのだ。この魔力を使って……。
泉から水を掬い、気持ちよさそうに身体を拭うリア。白い肌に美しく雫が滴り落ちていく。
俺は君の匂いも、肌の感触も、唇と胸の柔らかさもよく知っている。
白い肌を見る度に、あの君に触れた甘美な時間に囚われる。そして、勃ち上がった自身を慰めずにはいられない。
君が恨めしい。
俺が君を犯したくて、だが君の身体を思って必死で己を律し、毎日寂しく自分自身を慰めているというのに、何も知らずに肌を露わにする君が許せない。
あんな林の中に一人住んでいたら、君はきっと危ない目に遭ってしまう。
どこか安全なところに、リアを住まわせることはできないだろうか?
……リアの生活を、余すことなく監視できる環境はないだろうか?
気兼ねなく彼女に触れることができるようなところはないだろうか?
例えば、俺の屋敷のような……。
はずれの村からリアを連れ出し、俺の屋敷に住まわせたい。
俺の手元に置いて、彼女の中に魔力の器が形成されるまで、じっくりねっとり愛を捧げたい。
(リア、リア……リア……)
そんなことを考えながら、何度も何度も彼女の名を舌で転がした。ただの一個人を表すありきたりな名前だというのに、赤い髪の女を思い浮かべただけで、甘みさえ感じる気がする。
彼女への恋慕を募らせながら、鷹から得た記録を丁寧に丁寧に処理していき、魔力で現像する。
(ああ、上手くいった……!)
リアの姿を写した鮮やかな、何千枚もの写真を得ることができた。俺はそれを城の壁に、寸分の隙間なく貼っていく。
空を見て微笑むリア。花に水をやるリア。白い素肌を晒すリア。真面目な顔で槌を握るリア。
窓から覗いて記録した、家の中でゆったりと過ごすリア。
何かの本を読むリア。紅茶を飲むリア。手に俺が贈った軟膏を塗るリア。俺が贈ったルージュを唇に差すリア。
無防備にも窓際で着替えて、その豊かな肢体を晒すリア。旋回する鷹を見て微笑むリア。
様々なリアの姿が、俺の手元に在る。リアに囲まれる満足感に、俺は深い息を吐いた。
彼女が俺と同じ世界に存在しているという事実に、心から感謝をしている。女神を祀った台座に平伏し、信仰を捧げる。我が願いを聞き入れて下さったという奇跡に、毎夜毎夜浸る。
……ああ、彼女に会いたい。触れたい。
彼女は視察の応対から外されたが、これで終わりにする訳がない。俺は適当な理由をでっち上げてでも視察の度に彼女の顔を見に行くし、理由が得られなくても魔力を使って無理やり彼女の元に行く。
そうだ、これで終わりではない。これからが始まりなのだ。
彼女の好きなもの。嫌いなもの。服の好み、着けている下着、使っている石鹸、生活習慣、癖、皆……皆知っておきたい。知らなければ安心ができない。何としても、彼女をこの手に得る。
絶対に逃さない。
俺は、自らの魔力を用いて何かを作り出したり、何かを操ったりする魔力操作術を一等得意としていた。
自分が扱える魔法の中でも特に気に入っている、魔力を糧にして黒い鷹を創る魔法。
この魔法は中央政府で働く上で度々行ってきた薄暗い仕事……監視や諜報、暗殺に於いて、非常に役立つものだった。
魔力の鷹は、その視界と聞き取った音を記録する。そして俺が望めば、思い通りの動きをする。鷹一羽を作り出す為の労力は殆どなく、俺が望めば何百羽も、何千羽も創り出すことができる。
大量の鷹を操って見定めた獲物を監視し、情報を抜き出し、時には鷹に何かをさせる。爪や嘴で攻撃させたり、小さなものを盗ませたり。あるいは転移魔法を組み合わせ、鷹の元に自分を転移させる。実に、応用の効く魔法。この鷹を創る魔法で、俺は中央政府の中で伸し上がってきた。
俺はリアのことを殆ど知らない。
誕生日、家族構成、好きなもの、嫌いなもの、趣味、日々どのように過ごしているのか……。挙げたらきりがない。あの身体に触れたのは俺が初めてだと分かったが、それでも、彼女に恋人や、好きな奴がいないとは限らない。
そして、知らないことが多いということは、知識欲の強い俺にとっては我慢ができないことだ。
自分の知らないリアの空白に誰かがつけ込み、彼女を拐ってしまう可能性は無きにしも非ず。彼女の生活を監視して、何事もないことを確かめなければ、おかしくなってしまいそうだった。
一週間前、俺はリアの家の上空に五百羽の鷹を放った。
鷹は山や湖畔を含めたはずれの村全域に飛び立ち、村を丸ごと監視している。
一日の終わりに、俺は精神世界に建てた城の中で、鷹が見聞きした記録を確認した。鷹を放ってより、毎日毎日記録を確認し続けた。
さして興味もない村の住民共までを監視する理由はただ一つ、リアを守るためだ。
誰かリアの話はしていないか?
リアに近づく人間はいないか?
リアを害そうとする人間はいないか?
リアは特別誰かと仲良くしていないか?
血眼で大量の記録を確認した。価値のない記録であることを確認しないと、胸を掻き毟ってしまいそうだった。
そして、リアに近づこうとする人間がいないことを確認し、安心すると、最も甘美で待ち遠しい……リア自身の記録を確認する時間に入る。
この一週間のリアの行動は、実に堪らないものだった。
安静にするようにと書き残しておいたのに、熱を取り除いた翌日からリアは朝から晩まで鍛冶場で熱心に何かを作っていた。髭面がリアの様子を見に来た時も、リアは手元の宝石をずっと磨き続けていた。
作業に疲れた時、彼女はふわふわとした赤い髪を風にたなびかせて、俺の魔力が溶かし込まれた紅茶を味わうように飲んだ。
そして空をぼんやり眺め、俺が創り出した鷹を見つけると微笑むのだ。
赤い瞳が細められるたび、俺が直接リアに微笑まれているようで嬉しかった。
鍛冶場の屋根に遮られて何を作っているのかはよく見えなかったが、あれは、ずっと俺に贈るブローチを作っていたのだ。
あんなに熱心に、一生懸命な目で、黙々と作業に取り組んで。煤に汚れた彼女の顔が、とても可愛らしかった。
……あまりにも可愛らしいから、汚して泣かせたかった。
(犯してやりたい)
その赤くふわふわの髪に顔を埋め、さらしに隠れた慎みのない胸を存分に嬲ってやりたい。俺は、まだ彼女の身体の全てを暴いていない。あの身体を知り尽くしたい。
はずれの村に解き放った鷹の元に転移して、またリアに淫らな「夢」を見せてやっても良かったが、俺はぐっと自分を抑えた。
あの働きぶりではリアに幻惑魔法をかけたところで、いたずらに彼女を疲弊させてしまうだけ。
彼女が休み、しっかり元気を取り戻した時に、また改めて触れに行けば良いのだ。
リアの身体を堕とすつもりではあるが、過度な負担をかけるつもりはない。
そうだ。
そうやって、自分を律し続けた甲斐があった。
リアは俺のことを考えて、こんなに素晴らしいものを作ってくれたのだから!
リアが朝から晩まで鍛冶場に立ち、熱心に作ってくれたブローチは、今、俺の手の中にある。
俺の、永遠の宝物。俺に対する彼女の想いの結晶。
(まさか鷹の意匠を施してくれるとは……な)
美しい金の羽根と、瞳を思わせるスターサファイア。
ずっと見ていたくなるほど、見事な出来のブローチだった。
彼女は俺のことを考えて、中央政府の黒い服に映えるようにと、純金で台座を作ってくれたのだ。
彼女は俺のことを想って、この青い貴石を熱心に磨き続けてくれたのだ!
愛おしい。彼女への愛おしさが募る。
中央政府の役人としての皮を投げ捨てて、あの自警団の事務所の中で、思わず彼女に口付けそうになった。
彼女が俺に対して何かしらの想いをくれたことが、心の底から嬉しい。
熱に苛まれ、仕方なく俺を求めたであろうあの時の彼女とは違う。
彼女は平常心で、俺の喜ぶものを作ってくれたのだ……!
ずっとずっと、俺の姿が頭にちらつくように、微弱な幻惑魔法をかけ続けてきた。きっとその成果が現れたのだ。彼女は、俺を気遣ってくれている!
アンジェロにまでブローチを作ったのは気に入らないが、この際別に良い。リアが奴に渡したブローチは、それ程手のかけられたものではない。ずっと彼女を見ていた俺なら分かる。
彼女の想いは俺の手の中にあるのだ。
この金と青のブローチは、彼女が特に手をかけて作ったものなのだと、俺は知っている。独占欲が満たされる……。
ああ、それにしても……。
リア、君は無防備すぎるのだ。
誰も来ない林の中の家に住んでいるからといって、外で汗ばんだ肌を平気で出し、布で拭うなどあってはならないことだ。女として慎みがない。
たまたま誰かが迷い込んで来て、君のその滑らかで白い肌を見てしまうかもしれないのに。そして興奮のあまり、君を毒牙にかけてしまうかもしれないのに。
君がいくら力の強いドワーフとの混ざり血だとはいえ、林の中に一人住む女など、恰好の餌食だというのに。
例えば俺は、君を犯そうと思えばすぐ犯しにいくことができるのだ。この魔力を使って……。
泉から水を掬い、気持ちよさそうに身体を拭うリア。白い肌に美しく雫が滴り落ちていく。
俺は君の匂いも、肌の感触も、唇と胸の柔らかさもよく知っている。
白い肌を見る度に、あの君に触れた甘美な時間に囚われる。そして、勃ち上がった自身を慰めずにはいられない。
君が恨めしい。
俺が君を犯したくて、だが君の身体を思って必死で己を律し、毎日寂しく自分自身を慰めているというのに、何も知らずに肌を露わにする君が許せない。
あんな林の中に一人住んでいたら、君はきっと危ない目に遭ってしまう。
どこか安全なところに、リアを住まわせることはできないだろうか?
……リアの生活を、余すことなく監視できる環境はないだろうか?
気兼ねなく彼女に触れることができるようなところはないだろうか?
例えば、俺の屋敷のような……。
はずれの村からリアを連れ出し、俺の屋敷に住まわせたい。
俺の手元に置いて、彼女の中に魔力の器が形成されるまで、じっくりねっとり愛を捧げたい。
(リア、リア……リア……)
そんなことを考えながら、何度も何度も彼女の名を舌で転がした。ただの一個人を表すありきたりな名前だというのに、赤い髪の女を思い浮かべただけで、甘みさえ感じる気がする。
彼女への恋慕を募らせながら、鷹から得た記録を丁寧に丁寧に処理していき、魔力で現像する。
(ああ、上手くいった……!)
リアの姿を写した鮮やかな、何千枚もの写真を得ることができた。俺はそれを城の壁に、寸分の隙間なく貼っていく。
空を見て微笑むリア。花に水をやるリア。白い素肌を晒すリア。真面目な顔で槌を握るリア。
窓から覗いて記録した、家の中でゆったりと過ごすリア。
何かの本を読むリア。紅茶を飲むリア。手に俺が贈った軟膏を塗るリア。俺が贈ったルージュを唇に差すリア。
無防備にも窓際で着替えて、その豊かな肢体を晒すリア。旋回する鷹を見て微笑むリア。
様々なリアの姿が、俺の手元に在る。リアに囲まれる満足感に、俺は深い息を吐いた。
彼女が俺と同じ世界に存在しているという事実に、心から感謝をしている。女神を祀った台座に平伏し、信仰を捧げる。我が願いを聞き入れて下さったという奇跡に、毎夜毎夜浸る。
……ああ、彼女に会いたい。触れたい。
彼女は視察の応対から外されたが、これで終わりにする訳がない。俺は適当な理由をでっち上げてでも視察の度に彼女の顔を見に行くし、理由が得られなくても魔力を使って無理やり彼女の元に行く。
そうだ、これで終わりではない。これからが始まりなのだ。
彼女の好きなもの。嫌いなもの。服の好み、着けている下着、使っている石鹸、生活習慣、癖、皆……皆知っておきたい。知らなければ安心ができない。何としても、彼女をこの手に得る。
絶対に逃さない。
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