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第三章 リュータと新たな出会い
第三十二話 リュータと宙の煌めきと
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- か、完敗だわ -
「ふははははは、ここか? ここがええのんか?」
にゃー。
大量の猫に囲まれた俺は、まず座ってあぐらをかいた。そして我虎牙棍サーベル杖モード(もう訳分かんね)を用いて『生活魔法』の『温風』を吹かせていた。
そして近寄ってきた猫を優しく撫でた。
「やー、猫は猫で、いやされるね。どこかのモグラとは大違いだ」
変態忍者アンデルス君も『温風』が大好きだったけど、彼、変態だからね。お尻を突き出して「もっと、もっとぉ!!」と言い出した時は、さすがに蹴ったよ。
「お、俺もそんなつもりじゃ、うわああん!」と本気で逃げた時は、少しだけ哀れに思ったものだね。彼の新たな可能性を開いてしまったのだから。
- なんてこと。あなた、無敵なの!? -
そんな訳はない。二度ほど死んでるし、全然無敵じゃない。むしろ異世界に転移してきた人間の中では最弱の部類だろう。ひどい話だ。
「あ、消えた。もっとなでていたかったな・・・」
がっかりである。割とヘコむ。
- なんで試練終了が、最もあなたにダメージを与えてるのよ・・・ -
和室消失の時もそうだったな。その後の猫でいやされたけど。
「さて、これで試練は終わりなのかな?」
そうだといいな。あり得ないだろうけど。
するとやはり最後ではなかったようで、声の主は開き直ったような調子で笑い出した。
- ふ、あははははは!! そうね、そうこなくっちゃ! -
「もうさっさと終わらせてご褒美下さい」
- そうね、そうよね! やっぱり金銀財宝、強力な兵器、欲しいわよね!! -
「いえ、お米を下さい。出来るならせんべいとか、おしんこもおいしかったです」
ー ・・・ -
・・・。
- 次の試練、行くわよ! -
いえ、本当に金銀財宝や強力な兵器よりも、お米下さいよね。
***
あれからもう、何日が経ったのだろうか。来る日も来る日も、謎の試練を受け続けた。それが苦にならなかったのは、ご飯がおいしかったからである。お米、偉大。和食、最強。今朝の焼きおにぎりは格別でした。
- ふ、ふふ。さすが勇者ね。とうとう最後の試練まで生き残るだなんて -
いえ、だから勇者じゃないですって。それと生き残るって・・・殺す気満々だったのカナ?
- まさかここまで低レベルな勇者がいるとは思わなったけど、その快進撃もここまでよ! -
随分と失礼な物言いをしているが、もはや意地になっている声の主さんは、今日も妙な試練を出してくるのだろうか。
「いや、そもそも108個の試練なんて、考えるの無理でしょ」
煩悩の数だけ試練を受けろ、とか、受ける方もだけど、出す方もしんどいよね。しかも俺は勇者じゃないからって、勇者じゃないパターンを急きょ作ってたみたいだし。何なの? にらめっこ勝負とかさ。俺、負けないよ? 「自称笑いの神」の使徒だし、負けないよ?
ー 最後の勝負は、これよ -
キュウーン、とモーター音と共に何かが開き、そこから、カツッカツッとヒールの音が響いた。OLでも出てくるのかと思ったが、出てきたのは、黒の中に赤や青、黄色と言った粒が浮いている珠。
「いや、ヒールの音、どこからしてるんですかね!!」
珠が宙に浮いているだけなのに、移動するたびにカツッカツッって、摩訶不思議ぃ!!
しかもコレが俺の料理作ってたのかよ! 感謝の気持ちはあるけど、怖すぎない!?
- ふふ、ようやく驚いてくれたわね -
そりゃ驚くよ! ぶっ飛びすぎだよ! 包丁のトントンって音、どうやって出してたんだよ!!
- 最後の勝負は、そう・・・ -
タメに溜めて、目の前の珠はビシィと言う効果音と共に俺を指差した、んだと思う。
- この私、ソラのダンジョンコアと、勝負よ!! -
ここがダンジョンだったなんて
聞いて、ないよー。
***
- 最初に言っておくわ -
ん?
- あなたは、閉鎖されたダンジョンで死んだら、生き返らないわ -
なんだって!?
「いや、それ、だったら第一の試練の前に言ってよ!?」
- ・・・ -
・・・。
- 勝負は簡単。私を倒す。以上よ -
うおい!?
死ぬ気なんてサラサラないけど、今、このタイミングでそれを言うかなー。
ないわー。
- とは言っても、私にできることは二つだけよ -
えーと、料理と掃除でしょうか。
そんな間の抜けた事を考えていたが、ソラのダンジョンコアは格が違った。
いきなり真っ白な空間の上部がゴウンゴウンと割れたと思ったら、満天の星空が現れた。
「ソラ・・・宙!? 宇宙か!!」
まさか宇宙を司るダンジョンコアと合間見えていたとは知らず、俺はなんて能天気な事を考えていたのだろうか。
そして動く天体の数々に、その大迫力に、思わずつばを飲み込んだ。
宇宙、宇宙的な魔法と言えば、これしかないだろう。
「メテオ・・・」
- その通りよ。あなたに耐えられるかしら -
んーーー。
無理です!
***
ヒューーーンと言う効果音が鳴っていそうな速度で飛来する隕石に、成す術もなく見守る俺。
そして哀れな俺にその隕石が激突するかと思われた瞬間、隕石は軌道をそれた。
「おや?」
次々と隕石が近寄ってきて、それる。
これは一体・・・。
- ど、どうかしら? 怖いかしら? -
「うん、怖い。これは怖い」
怖すぎる。目の前に高層ビルサイズの隕石が通り過ぎるのだから、シャレになっていない。都庁みたいな二連結の隕石もある。ただ、どれだけ近くを通り過ぎようとも、熱も衝撃も、何も感じなかった。
「あ、あのー、どうして落ちてこないのでしょうか?」
落ちてきても困るが、このままなのもどうかと思う。満天の星空が、うごめく無数の隕石、いや、落ちてこないから彗星か、で埋め尽くされている。正直、見ているのでさえキツい。
- お、落ちてくるって、そんなの痛いじゃない!! -
え、逆切れ!?
- ここは、私の体の中でもあるのよ!! そんな所に隕石なんて落とせる訳、ないじゃない!! -
ならなんで使ったし。
***
「とりあえず、他の方法にしませんか?」
- そうね、隕石は強力すぎるわね。いくらあなたでも木っ端みじんね -
「木っ端どころか跡形も残りません」
- ええ、そうよね。なら、どうしましょうか・・・ -
考えていなかったのかい!! と言うのは野暮である。彼女、彼女? はずっと107個もの俺用の試練を考え続けてきたのである。そんな彼女を責めるなど、俺には出来ない。
だから、こちらから提案しよう。
俺のダンジョン攻略と言えば、こうだろう。
「なら、ダンジョンコア、あなたを攻略する、でどうですか」
- こ、攻略!? あ、あなた何を考えているの!! -
おや?
そこはかとなく、俺が伝えたかったニュアンスと違う気がしますね。一体何を考えたのだろうか、この珠は。
- い、いやらしいことをする気なんでしょう! エロ小説みたいに、エロ小説みたいに!! -
しません。超、しません。
しかしこれでダンジョンコアと言う存在が分からなくなった。
真紅さんや藍子さん、クロちゃんもそんな事を考えるのだろうか。『ステータス』が使えない都合、彼女らに聞く事も出来ないが、まぁ、何と答えられても困るだけなのでいいか。
「ある意味で間違ってはいませんが、ダンジョンコアってそもそも硬いんですよね?」
- 私の思考は柔軟よ! -
そう言う意味ではない。
「そうですね。料理もうまいし、洗濯もありがとうございました。でも、精神的なお堅いとかではないです」
- でも、私は安い女じゃないわ! -
え、女なの?
それ、怖くて聞き返せなかったんだけど。今までで最も怖いと思った言葉だわ。
真紅さんたちも、もしかしてやっぱり女性なの? 性別のない中性、あるいは無性だと思っていましたよ。
今後、彼女らにどう接するべきか・・・。
***
しかし、この珠、女性なのか。
不思議すぎるでしょ、異世界。
いや、待てよ。SFと思えばいいのか。搭載しているAIが、女性型。うん、これなら納得だ。
「分かりました。あなたは女性だったのですね」
- なに、それ・・・ -
拗ねた!? 迂闊な物言いだったか!
「い、いえ。中性なタイプだと思っていたので。言い方がまずかったですね、ごめんなさい」
- フン! -
「あ、あのー」
返事がない。ただの珠のようだ。
「もしもし?」
珠を軽く触ってみる。パチパチっと電気が走ったかのようになって拒絶される。
「すいません! 謝るのでどうか機嫌を直してもらえませんか?」
かんしゃくを起してメテオられても困るんです。それと、出来ることが二つと言っていた内のもう一つもまだ明らかになっていないので怖いのです。
***
宙のダンジョンコアはあれから30分、だんまりを決め込んだままだった。
困ったぞ。本気でさっき彼女が指摘した意味での「攻略」になりつつある。しかし「原初の黒のダンジョン」でもそうだったけど、どうしてこうも精神的な揺さぶりでしか解決できないのだろうか。
って、そうか。この手があるか。
「やはり最後に頼るのはこれだ。『生活魔法』!!」
の、『電話』。
チリリリリン、チリリリリン。
ガチャ。
『ー ・・・、何よ? -』
はい来た、来ましたよ。出てくれました、ダンジョンコアさん。やはり律儀な性格をしている模様。そりゃ飯の支度や寝床にトイレまで用意してくれるのだから、鳴った『電話』は無視できないよね。
さて、地球でやったゲーム知識を活かして、彼女を攻略するとしましょう。
今こそコスモを燃やすとき。
密かに取っておいた『メモ』を今、活用して
褒めちぎって、機嫌を直してもらおうか!!
「ふははははは、ここか? ここがええのんか?」
にゃー。
大量の猫に囲まれた俺は、まず座ってあぐらをかいた。そして我虎牙棍サーベル杖モード(もう訳分かんね)を用いて『生活魔法』の『温風』を吹かせていた。
そして近寄ってきた猫を優しく撫でた。
「やー、猫は猫で、いやされるね。どこかのモグラとは大違いだ」
変態忍者アンデルス君も『温風』が大好きだったけど、彼、変態だからね。お尻を突き出して「もっと、もっとぉ!!」と言い出した時は、さすがに蹴ったよ。
「お、俺もそんなつもりじゃ、うわああん!」と本気で逃げた時は、少しだけ哀れに思ったものだね。彼の新たな可能性を開いてしまったのだから。
- なんてこと。あなた、無敵なの!? -
そんな訳はない。二度ほど死んでるし、全然無敵じゃない。むしろ異世界に転移してきた人間の中では最弱の部類だろう。ひどい話だ。
「あ、消えた。もっとなでていたかったな・・・」
がっかりである。割とヘコむ。
- なんで試練終了が、最もあなたにダメージを与えてるのよ・・・ -
和室消失の時もそうだったな。その後の猫でいやされたけど。
「さて、これで試練は終わりなのかな?」
そうだといいな。あり得ないだろうけど。
するとやはり最後ではなかったようで、声の主は開き直ったような調子で笑い出した。
- ふ、あははははは!! そうね、そうこなくっちゃ! -
「もうさっさと終わらせてご褒美下さい」
- そうね、そうよね! やっぱり金銀財宝、強力な兵器、欲しいわよね!! -
「いえ、お米を下さい。出来るならせんべいとか、おしんこもおいしかったです」
ー ・・・ -
・・・。
- 次の試練、行くわよ! -
いえ、本当に金銀財宝や強力な兵器よりも、お米下さいよね。
***
あれからもう、何日が経ったのだろうか。来る日も来る日も、謎の試練を受け続けた。それが苦にならなかったのは、ご飯がおいしかったからである。お米、偉大。和食、最強。今朝の焼きおにぎりは格別でした。
- ふ、ふふ。さすが勇者ね。とうとう最後の試練まで生き残るだなんて -
いえ、だから勇者じゃないですって。それと生き残るって・・・殺す気満々だったのカナ?
- まさかここまで低レベルな勇者がいるとは思わなったけど、その快進撃もここまでよ! -
随分と失礼な物言いをしているが、もはや意地になっている声の主さんは、今日も妙な試練を出してくるのだろうか。
「いや、そもそも108個の試練なんて、考えるの無理でしょ」
煩悩の数だけ試練を受けろ、とか、受ける方もだけど、出す方もしんどいよね。しかも俺は勇者じゃないからって、勇者じゃないパターンを急きょ作ってたみたいだし。何なの? にらめっこ勝負とかさ。俺、負けないよ? 「自称笑いの神」の使徒だし、負けないよ?
ー 最後の勝負は、これよ -
キュウーン、とモーター音と共に何かが開き、そこから、カツッカツッとヒールの音が響いた。OLでも出てくるのかと思ったが、出てきたのは、黒の中に赤や青、黄色と言った粒が浮いている珠。
「いや、ヒールの音、どこからしてるんですかね!!」
珠が宙に浮いているだけなのに、移動するたびにカツッカツッって、摩訶不思議ぃ!!
しかもコレが俺の料理作ってたのかよ! 感謝の気持ちはあるけど、怖すぎない!?
- ふふ、ようやく驚いてくれたわね -
そりゃ驚くよ! ぶっ飛びすぎだよ! 包丁のトントンって音、どうやって出してたんだよ!!
- 最後の勝負は、そう・・・ -
タメに溜めて、目の前の珠はビシィと言う効果音と共に俺を指差した、んだと思う。
- この私、ソラのダンジョンコアと、勝負よ!! -
ここがダンジョンだったなんて
聞いて、ないよー。
***
- 最初に言っておくわ -
ん?
- あなたは、閉鎖されたダンジョンで死んだら、生き返らないわ -
なんだって!?
「いや、それ、だったら第一の試練の前に言ってよ!?」
- ・・・ -
・・・。
- 勝負は簡単。私を倒す。以上よ -
うおい!?
死ぬ気なんてサラサラないけど、今、このタイミングでそれを言うかなー。
ないわー。
- とは言っても、私にできることは二つだけよ -
えーと、料理と掃除でしょうか。
そんな間の抜けた事を考えていたが、ソラのダンジョンコアは格が違った。
いきなり真っ白な空間の上部がゴウンゴウンと割れたと思ったら、満天の星空が現れた。
「ソラ・・・宙!? 宇宙か!!」
まさか宇宙を司るダンジョンコアと合間見えていたとは知らず、俺はなんて能天気な事を考えていたのだろうか。
そして動く天体の数々に、その大迫力に、思わずつばを飲み込んだ。
宇宙、宇宙的な魔法と言えば、これしかないだろう。
「メテオ・・・」
- その通りよ。あなたに耐えられるかしら -
んーーー。
無理です!
***
ヒューーーンと言う効果音が鳴っていそうな速度で飛来する隕石に、成す術もなく見守る俺。
そして哀れな俺にその隕石が激突するかと思われた瞬間、隕石は軌道をそれた。
「おや?」
次々と隕石が近寄ってきて、それる。
これは一体・・・。
- ど、どうかしら? 怖いかしら? -
「うん、怖い。これは怖い」
怖すぎる。目の前に高層ビルサイズの隕石が通り過ぎるのだから、シャレになっていない。都庁みたいな二連結の隕石もある。ただ、どれだけ近くを通り過ぎようとも、熱も衝撃も、何も感じなかった。
「あ、あのー、どうして落ちてこないのでしょうか?」
落ちてきても困るが、このままなのもどうかと思う。満天の星空が、うごめく無数の隕石、いや、落ちてこないから彗星か、で埋め尽くされている。正直、見ているのでさえキツい。
- お、落ちてくるって、そんなの痛いじゃない!! -
え、逆切れ!?
- ここは、私の体の中でもあるのよ!! そんな所に隕石なんて落とせる訳、ないじゃない!! -
ならなんで使ったし。
***
「とりあえず、他の方法にしませんか?」
- そうね、隕石は強力すぎるわね。いくらあなたでも木っ端みじんね -
「木っ端どころか跡形も残りません」
- ええ、そうよね。なら、どうしましょうか・・・ -
考えていなかったのかい!! と言うのは野暮である。彼女、彼女? はずっと107個もの俺用の試練を考え続けてきたのである。そんな彼女を責めるなど、俺には出来ない。
だから、こちらから提案しよう。
俺のダンジョン攻略と言えば、こうだろう。
「なら、ダンジョンコア、あなたを攻略する、でどうですか」
- こ、攻略!? あ、あなた何を考えているの!! -
おや?
そこはかとなく、俺が伝えたかったニュアンスと違う気がしますね。一体何を考えたのだろうか、この珠は。
- い、いやらしいことをする気なんでしょう! エロ小説みたいに、エロ小説みたいに!! -
しません。超、しません。
しかしこれでダンジョンコアと言う存在が分からなくなった。
真紅さんや藍子さん、クロちゃんもそんな事を考えるのだろうか。『ステータス』が使えない都合、彼女らに聞く事も出来ないが、まぁ、何と答えられても困るだけなのでいいか。
「ある意味で間違ってはいませんが、ダンジョンコアってそもそも硬いんですよね?」
- 私の思考は柔軟よ! -
そう言う意味ではない。
「そうですね。料理もうまいし、洗濯もありがとうございました。でも、精神的なお堅いとかではないです」
- でも、私は安い女じゃないわ! -
え、女なの?
それ、怖くて聞き返せなかったんだけど。今までで最も怖いと思った言葉だわ。
真紅さんたちも、もしかしてやっぱり女性なの? 性別のない中性、あるいは無性だと思っていましたよ。
今後、彼女らにどう接するべきか・・・。
***
しかし、この珠、女性なのか。
不思議すぎるでしょ、異世界。
いや、待てよ。SFと思えばいいのか。搭載しているAIが、女性型。うん、これなら納得だ。
「分かりました。あなたは女性だったのですね」
- なに、それ・・・ -
拗ねた!? 迂闊な物言いだったか!
「い、いえ。中性なタイプだと思っていたので。言い方がまずかったですね、ごめんなさい」
- フン! -
「あ、あのー」
返事がない。ただの珠のようだ。
「もしもし?」
珠を軽く触ってみる。パチパチっと電気が走ったかのようになって拒絶される。
「すいません! 謝るのでどうか機嫌を直してもらえませんか?」
かんしゃくを起してメテオられても困るんです。それと、出来ることが二つと言っていた内のもう一つもまだ明らかになっていないので怖いのです。
***
宙のダンジョンコアはあれから30分、だんまりを決め込んだままだった。
困ったぞ。本気でさっき彼女が指摘した意味での「攻略」になりつつある。しかし「原初の黒のダンジョン」でもそうだったけど、どうしてこうも精神的な揺さぶりでしか解決できないのだろうか。
って、そうか。この手があるか。
「やはり最後に頼るのはこれだ。『生活魔法』!!」
の、『電話』。
チリリリリン、チリリリリン。
ガチャ。
『ー ・・・、何よ? -』
はい来た、来ましたよ。出てくれました、ダンジョンコアさん。やはり律儀な性格をしている模様。そりゃ飯の支度や寝床にトイレまで用意してくれるのだから、鳴った『電話』は無視できないよね。
さて、地球でやったゲーム知識を活かして、彼女を攻略するとしましょう。
今こそコスモを燃やすとき。
密かに取っておいた『メモ』を今、活用して
褒めちぎって、機嫌を直してもらおうか!!
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