79 / 96
第七章 リュータと魔王
第七十九話 検証と妖精リターンズ
しおりを挟む賢者の話を聞いて、そして今までの俺の行動を思い返して、一つ疑問に至ったんだ。
「『生活魔法』って、本当にただの便利魔法なのかな?」
以前、『生活魔法』を『調査』した時は、こうだった
『生活魔法-生活に必要そうな魔法の詰め合わせ。』
確かに『生活魔法』はすごく便利だった。
変な魔法も多いし、本当にこれ必要か? と思うような魔法もあった。
芳香剤の魔法がそうだ。
ただ生きるだけなら必要ない。
特に『カメムシ臭』なる対魔物・対生物に対して絶対的な優位性を持つ臭いは、絶対に『生活魔法』でも『生活に必要そうな魔法』でもない。断言できる。
でも、それは前の世界での感覚の話だ。
シルちゃんや他のこの世界の人たちと話していた時の違和感。
魔力について。
これらを総合的にまとめると、見えてくるものがあった。
「それを証明する為に、いざ、『生活魔法』を『鑑定』だ!!」
お、おお。
おおおおお!!
「来た、来たぞ! なんでだ!? って思うけど、でも、これが、これこそが光明だ!!」
俺はこの『鑑定』結果をみんなに伝え、対ゴースト戦で打つべき手を伝えた後、開戦までの間、二時間の仮眠を取った。
***
「いよいよこの時が来たのじゃ」
「そうだね」
時刻は午前三時。
開戦まであと三十分を切ろうかと言うタイミングだ。里に軍勢が到着してしまうのはアウトだから、それより前に迎撃するとなって、三時半にこちらから攻勢を仕掛ける事になったのだ。
「天候予報士の話では、日の出は五時二十三分だそうよ」
「ウゲェ、予想より延びてんじゃネーカ」
「それは、仕方がないのじゃ」
昨夜の話し合い、情報のすり合わせの際に予想していた時間より二十三分も長い。
しかし、自然に文句を言うのも、予報をした人を恨むのも筋違いだ。
「ツヨシ君は空気読め。それとミントさん、起きていて大丈夫なんですか?」
「ええ、大丈夫よ。でもペパミンは大事を取って後方待機だわ」
「本当は私も共に戦いたいのだがな」
そう言ってくれるのは頼もしい限りなんだけど、足が小鹿のようになっている。
つまり、立っているだけでプルプルしている。
「リザードマン四人も抱えていたら、まだ体力が戻らないのは当然よ。いいから休んでいなさい」
「し、しかしだなミント!」
「大丈夫よ。彼がなんとかしてくれるから」
うん、その頼ってます的なセリフとは裏腹に頭を優しく撫でるの、やめません?
ほら、ペパミンさん、めっちゃ怪訝そうな顔してるし。
「リュータ殿はミントをめと・・・、いや、なんでもない」
何か言いかけてやめたけど、めと? なんだろう。
って、ペパミンさんが俺を巻き込みつつミントさんに抱き着いた!?
「二人とも、どうか無事に帰ってくるのだぞ」
「ええ、もちろんよ」
もちろんです。
ちなみに背の高いお二人に抱きしめられる行為がどういう結果に結びついたかと言えば、俺の頭は完全にお二人のお胸に取り囲まれております。
「ダブルおっぱい!」
「え?」
やべぇ! 本音と建前が逆になった!
でも口をおっぱいで塞がれているからくぐもった感じで、うまく聞き取られなかったようだ、セーフ!
「必ず! 無事に帰ってきます!!」
「そ、そうか。気合が入っているようで何よりだ」
ふう、色々とヤバかった。
「リュータ、私も行くわ。それでは、あとで、ね?」
「ええ、ご武運を」
ミントさんと俺は別部隊だ。と言うか、俺と勇者二人にはまず真っ先にやらねばならない事があるから。
「さて、そろそろ時間か」
俺がやらねばならない事。
いや、むしろ俺にしかやれない事。
それは、いつものアレだ。
「ゴーストが魔物なら、『生活魔法』が絶対に効く」
「むしろあの『解説』を聞いた後では、それしかないって思えますよね」
「ミチルさん。うん、そうだね、自分でもびっくりだけど」
「はい。でも本当に、リュータさんには驚かされてばかりです」
「そう? って、なんで手を掴むの?」
「え、えへへ・・・。ちょっと、緊張してしまいまして」
なるほど、そう言えばそもそもミチルさんは女子高生、いやギリギリ卒業したくらいか。
どっちにしてもまぁ、本物の幽霊って怖いよね。
俺? 俺は幽霊って、ほんと怖い。苦手なの。
ビビりだからね!
「いやー、俺も幽霊苦手でさぁ。気持ちわかうををおおお!? イタイイタイ!?」
「 そ う じゃ な い で す 」
「にぎ、握り絞めめめめ!?」
「んーー、もう!」
ぐっはー! ミチルさんに手を握り潰されるかと思ったわ!
決戦を前に、なんてことを!
「ひ、ひいい。『応急手当』、はぁ~~、死ぬかと思った」
この世界、HP制だから手を握りつぶされても死ぬ可能性があるんだよね。ほんとこの世界怖い。
「もう、リュータさんがこんな状況で変な事を言うからです!」
「え? そうなの?」
「アン? むしろ変なのは姉御じゃネーカぁ?」
だよねー。
そしてミチルさんは顔を真っ赤にして、プルプルし始めた。
流行りなんだろうか、小鹿プレイ。
「もう、もうもう! 知りません! シルビィちゃーん!!」
ミチルさんは奇行に及んだあげく、シルちゃんの元へと向かい、なぜかヨシヨシされている。
はて、一体なんだったんだろうか。
付き合いの長いツヨシ君も困り顔だ。
カンカンカン。カンカンカン。
「っと、始まるみたい、だね」
「ンだなぁ。ま、いっちょモンでやっか」
予め決められていた開門の合図、金物を叩く音が響く。その合図を聞き、俺を含む周囲の者たちは全員、片眼をつぶった。
もし明るくならなかった時の為に、闇夜に目を慣らすためだ。
そして残った片目で見た門のその先は、やはりと言うか、闇だった。
「まだ夜中だしね。さて、ウィルの発明品はどうかなー」
まず武装したエルフたちが門周辺を警戒、次に飛び出したのは何かの機械を四人で抱えている集団。
「ひのふのみの、八個もアンのか、アレ」
「ウィルのヤツ、いつの間にあんなに作っていたんだ。ビルを作る魔道具と言い、絶好調過ぎない?」
「ハッハ! 作りたいモンが山ほどあるっつってたカンな!」
そう言えばそれで恨みが募られてたんだった。
なんて思っていたら、森に向けて光が放たれた!
「うおお!?」
その機械の先端から放たれた光は、夜の闇で覆われた森を明るく照らした。
そして森から響くは、嘆きの声。
「これは、ゴーストの声! やった!」
誰かの、多分リザードマンか交渉団か、いずれか実際にゴーストを目の当たりにした人たちの声だろう。
つまり、俺の予想は当たった訳だ。
「やっぱりだ! 『生活魔法』はゴーストに効く!」
さぁ、人類の反撃のお時間ですよ!
***
最初に飛び出したのはツヨシ君だった。
手に持つ刀に『生活魔法』の『微風』をまとわせ、森の中を一気にかける。
それに追従するのは、ミチルさん。
彼女の剣には『生活魔法』の『明かり』が灯っていて、その軌道がなにやら幻想的だった。
「姉御、それズリー!!」
「いいから前を向きなさい!」
ツヨシ君の気持ち、分かるわー。
「おら、記念すべき第一号が見えたゾ! くたばれ!」
剛腕一閃、ツヨシ君の刀が目の前にいたゴーストらしき黒いものを切り裂く。
『ギャァァァ・・・』
そんな断末魔を残して、ゴーストは消え去った。
そしてそれを見たミチルさんが、続いてその隣にいたゴーストを切り裂く。
『カミヨォォォ・・・』
こちらも一撃。
続いてツヨシ君が使う魔法を変え、今度は土、火、水と切り替えていく。
どれもこれも、今まで魔法も物理攻撃も効かないと言われていたゴーストを易々と倒していった。
意外だったのは、闇属性らしき『生活魔法』でも効果があった事だろうか。
「スゲェぜ『生活魔法』!!」
うん、俺もそう思うよ。
「でも、あの『解説』を聞けば納得です」
そう、アレを聞いたら誰もが納得する結果だ。
しかし、ゴーストとの遭遇率が低く、また放っておけば消え去っていたから今まで誰も実験しようとしなかっただけで、誰もが思いつく結果でもあるんだよなぁ。
『生活魔法-生命活動に必要そうな魔法の詰め合わせ』
生命活動に特別効果があるのなら、その反対の存在であるゴーストにも特別に効果があるんじゃなかろうか。
そう思っての事だったが、どうにも予想通り過ぎて拍子抜けだ。
しかし神様は『生活魔法』を攻撃に転用するのは想定外って言ってたんだよなぁ。
ほんと、この世界ってよく分からないわ。
システム的な穴が多すぎじゃね?
「だが、これじゃ焼け石に水じゃねーカ?」
「そう、ですね。十万、いやそれ以上の軍相手となると一体二体こうやって潰しても、全く減る様子がないですよ!」
そうなんだよね。
エルフの里の総勢で戦っても、獣人王国からの応援を頼りにしても二千程度。とてもじゃないけど十万の軍勢は止められない。
「でも、まだ手はあるから! 一旦引くよ!」
「オウ!」
「分かりました! でやぁ!」
検証は終了。
即座に反転、帰還!
「シルちゃん!」
「リュータ! 二人も無事じゃな。そしてその顔、つまりは」
ああ、そうさ。
「実験成功! 奴らには、『生活魔法』が通用する!」
「おお、おお! さすがリュータなのじゃ!」
わーお、大胆にもシルちゃんがこの公衆の面前で抱き着いてきた。
もちろん俺も抱き返す。熱い抱擁・・・、って俺の襟首を掴んでいるのはどなたカシラ!?
「ぐ、ぐぇぇ。何気にツープラトンアタックになってるぅぅぅ」
シルちゃんが俺の腰をガッチリつかんで、襟首掴んでいる方が俺の首を絞める。
なんて連携の取れた攻撃なん・・・だ・・・。
「久しぶりに出てきてみれば、どう言う事なのよ!」
二つの魔の手から解放されたので振り向いてキレてる元凶を見た。
パンクロックな格好に真っ赤な髪。
身長は、俺の知っている普段の彼女ではなく、百六十センチほどの美少女。
「え? 真紅、さん?」
「そうよ! やっと戻ってこれたわ!」
「戻って、これた?」
彼女が一体何を言っているのか分からない。
うおっと、背中に何やら幸せな感触が・・・。そして同時にちょっとしっとり、いやだいぶしっとり、ぐっちょりしてきたぞ!?
「その真っ赤で下品なのは放っておいて、私とイイコトしましょう?」
「どっちが下品なんだよ! 藍子!」
背中のは、藍子さんか。
赤のダンジョンコアの妖精さん、ハイゴブリンの真紅さん。
そして青のダンジョンコアの妖精さん、ハイマーメイドの藍子さんが緊急参戦、なのか?
「私も、いるよ?」
「クロちゃん! 会いたかったよーー」
「ミチッ!?」
等身大クロちゃんに抱き着いたのは、結構世話になっていたミチルさん。
彼女もダンジョンコアの魔石、黒い妖精さん、クロノ。通称クロちゃん。
大人しそうなのにヤンチャと言うちょっとよく分からない性格をしている子だが、とてもいい子だ。
「うふふ、楽しそうね」
「そう言いながら俺の手の甲をつねるのやめませんか!? ソラミちゃん!」
笑顔で背後にブラックホール的な雰囲気を漂わせているのは、世にも珍しい宙のダンジョンコアの妖精さん、ソラミちゃん。
実年齢がちょっと表現しづらい桁数だけど、見た目だけなら綺麗なお姉さん。秘書的な見た目に寄らすとても家庭的なお人だ。
「魔王も迂闊でござったな。これほどの魔力が満ちておれば、我らも実体を持てると言うもの」
「その声は、玄武? ・・・、玄武?」
「なんでござろうか、主殿?」
うん、いや、いいんだけどさ。
玄武のサイズ、五十センチほどしかない。まんま直立した亀って感じ。
「さすがに本来のサイズでは邪魔になりもうす。それ以外にも、魔力を無駄に消費する訳にも参らぬ故」
ああ、そうなんだ。
「それで、君たちは今までどうしてたの? こっちからの問いかけに全く反応してなかったけど?」
って、なんで妖精さんが一斉に俺の方を向くの!? しかも真顔で!
「アンタの、アンタのダンジョンに迷い込んだからよ! なんなのよあの滅茶苦茶なダンジョンは!」
「私たちの全てを詰め込んだようなあのダンジョンは反則よ」
「おまけに仮想ダンジョンだったから、コアがなかった」
「リュータの声だけは聞こえているのに、こちらからの声は聞こえない」
「うむ。そして外の様子は見れるが、我らには何も出来ない。実に歯がゆい所でござったな、はっはっは」
そ、そうなんだー。
「そうかそうか。うむ、よく分からんが、積もる話は後にしてもらえんかのぉ」
「シルビィエンテクライテア。・・・、そうね、今はそんな事言っている場合じゃないわね」
「うむ、理解が早くて結構なことじゃ。それで、お主らは」
「その先を言う必要はないぞ、ハイエルフ!」
「そうでござるよ。主殿のお役に立つ、それが玄武としての」
「アンタは黙ってな! アタイはね! 単純に、惚れた男の為に戦うんだよ!」
「何言ってるの! 私こそ惚れたのよ!」
「あの人は、私の・・・」
「ほーっほっほ! 何を言い出すのかと思えば、私のものよ!」
ほ、ほー、そうなのかー。
いや、大変おモテになる人がいるんですねー。
これだけの美女美少女(見た目は)に慕われるとか、すごいなー。
「オイ、リュータ、遠い目、してんじゃネーゾコラ」
だ、だって、今の状況、魔王軍より怖いじゃん!!
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。
夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる