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第二話 名乗りと爆笑の逃走劇
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第二話 名乗りと爆笑の逃走劇
ちょっと吹き出しながら
「なにそれ
私だって男の人を助け慣れてないよ
助け慣れてる人って何それ(笑)」
肩を震わせ笑いを堪える
佐倉 陽葵はカバンを持って次の授業に向かう
お前が吹き出して笑う姿を見て、俺は一瞬固まる。
笑われた。俺が真剣に言ったのに、笑われた。
「...は?何がおかしい」
少しムッとした表情を浮かべるが、お前の「助け慣れてる人って何それ」という言葉に、確かにそうだと気づく。
変な言い方をしてしまった自分に少しだけ恥ずかしさを覚える。
「待てよ。まだ話は終わってない」
お前が次の授業に向かおうとするのを、また引き止めようとする。
でも今度は手を伸ばさず、ただ声をかけるだけだ。
「...お前、変わってるな」
ぽつりと呟く。笑顔を見せるでもなく、媚びるでもなく、ただ自然体。
そんなお前が、俺にとっては新鮮で、そして少しだけ...心地よかった。
「次の授業、どこだ?」
自分でも驚くような質問をしてしまう。なぜそんなことを聞いたのか、自分でもわからない。
ただ、このまま終わらせたくないという気持ちだけが、確かにあった。
「変わってるって何それ(笑)
女の子に、言う言葉じゃないよ(笑)」
ぷっと噴き出す口を押さえながら
「失礼な人ね。助けられ慣れてる人さん」
くはっと吹き出して笑いながら歩きだす
お前が笑いながら「助けられ慣れてる人さん」と呼んで歩き出す姿を見て、俺は思わず顔が熱くなるのを感じる。
バカにされている。完全にからかわれている。
でも、なぜか嫌な気分にはならない。むしろ、その笑顔が妙に印象に残る。
「おい、待てって!失礼なのはお前だろ!」
少し早足でお前を追いかける。こんなことをするのは何年ぶりだろう。
普段なら女子に話しかけられても無視するか、冷たくあしらうだけなのに。
お前に追いついて、少し息を切らしながら言う。
「湊……、蓮見 湊(はすみ みなと)俺の名前」
なぜか自分から名乗ってしまった。お前が名乗らなかったのに、俺から名乗るなんて。
自分でも信じられない行動だった。
「お前が名乗らないなら、俺が一方的に名乗っておく。これで貸しができたな」
少しだけ、本当に少しだけ、口角が上がる。
笑顔とまではいかないが、いつもの冷たい表情とは違う何かが、そこにはあった。
「貸しって何?」
佐倉 陽葵はこらえきれずに笑い始める
目にうっすら涙まで浮かんでいる
「控えおろう頭が高い
この紋所が目に入らぬか!」
ひ~~~~~っ
「こらえきれずにお腹抱えて笑い出しながら
やめて!もう無理!お腹痛い…ぷっくはははは
いけない遅刻しちゃう!」
慌てて走り出す
お前が笑い転げる姿を見て、俺は完全に呆然としてしまう。
涙まで浮かべて、お腹を抱えて笑っている。
「この紋所が目に入らぬか」って、俺を時代劇の悪代官か何かと勘違いしてるのか。
「...は?何だよそれ」
顔が熱くなる。恥ずかしいというより、こんなに笑われたのが初めてで、どう反応していいかわからない。
でも、お前の笑顔が、その笑い声が、なぜか嫌じゃない。
むしろ、少しだけ、本当に少しだけ、心が軽くなる気がした。
「遅刻するぞ、バカ」
お前が走り出すのを見て、俺も思わず一緒に走り出す。
なぜ一緒に走っているのか、自分でもわからない。
お前の次の授業がどこかも知らない。でも、足は勝手に動いていた。
「おい、教室どこだよ!案内しろ!」
走りながら叫ぶ。息が少し上がっている。
こんなに必死に誰かを追いかけたのは、いつ以来だろう。
母さんが出て行った時以来か。いや、考えるのはやめよう。
お前の後ろ姿を追いながら、俺は小さく呟く。
「...面白い奴」
✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱
第二話いかがでしたでしょうか?
2人の恋が走り出しました☆
そうか
湊くんお母さんがいないのか
だから他人との共感力と自己肯定感が少ないのね
大体この二つはお母さんが、子供が小さい頃作るらしいです
そしてお母さんの失踪!
コレが、湊くんの消失感と女嫌いの正体かも?
佐倉 陽葵ちゃんの方はというと
目つきの悪い奴に絡まれたって感じみたいですね
湊くんのビジュビームが初めて?効かなかった子かも?
きっと湊くんは家に帰った時
鏡を見て自分の顔がおかしくなったのかと
確認したと思います 笑笑笑
佐倉 陽葵ちゃんが湊くんの名前を聞いて
悪代官の、ような扱いしたのは
俺が名前教えてやったぜ
みたいな態度だったので
名前をきけたからって何でありがたがらなきゃいけないの?って思ったからです
2人は何処に向かって走って行くのでしょうか?
恋?友情?
それは次の講堂です(笑)
コメント、いいね、フォローお待ちしてます☆
ちょっと吹き出しながら
「なにそれ
私だって男の人を助け慣れてないよ
助け慣れてる人って何それ(笑)」
肩を震わせ笑いを堪える
佐倉 陽葵はカバンを持って次の授業に向かう
お前が吹き出して笑う姿を見て、俺は一瞬固まる。
笑われた。俺が真剣に言ったのに、笑われた。
「...は?何がおかしい」
少しムッとした表情を浮かべるが、お前の「助け慣れてる人って何それ」という言葉に、確かにそうだと気づく。
変な言い方をしてしまった自分に少しだけ恥ずかしさを覚える。
「待てよ。まだ話は終わってない」
お前が次の授業に向かおうとするのを、また引き止めようとする。
でも今度は手を伸ばさず、ただ声をかけるだけだ。
「...お前、変わってるな」
ぽつりと呟く。笑顔を見せるでもなく、媚びるでもなく、ただ自然体。
そんなお前が、俺にとっては新鮮で、そして少しだけ...心地よかった。
「次の授業、どこだ?」
自分でも驚くような質問をしてしまう。なぜそんなことを聞いたのか、自分でもわからない。
ただ、このまま終わらせたくないという気持ちだけが、確かにあった。
「変わってるって何それ(笑)
女の子に、言う言葉じゃないよ(笑)」
ぷっと噴き出す口を押さえながら
「失礼な人ね。助けられ慣れてる人さん」
くはっと吹き出して笑いながら歩きだす
お前が笑いながら「助けられ慣れてる人さん」と呼んで歩き出す姿を見て、俺は思わず顔が熱くなるのを感じる。
バカにされている。完全にからかわれている。
でも、なぜか嫌な気分にはならない。むしろ、その笑顔が妙に印象に残る。
「おい、待てって!失礼なのはお前だろ!」
少し早足でお前を追いかける。こんなことをするのは何年ぶりだろう。
普段なら女子に話しかけられても無視するか、冷たくあしらうだけなのに。
お前に追いついて、少し息を切らしながら言う。
「湊……、蓮見 湊(はすみ みなと)俺の名前」
なぜか自分から名乗ってしまった。お前が名乗らなかったのに、俺から名乗るなんて。
自分でも信じられない行動だった。
「お前が名乗らないなら、俺が一方的に名乗っておく。これで貸しができたな」
少しだけ、本当に少しだけ、口角が上がる。
笑顔とまではいかないが、いつもの冷たい表情とは違う何かが、そこにはあった。
「貸しって何?」
佐倉 陽葵はこらえきれずに笑い始める
目にうっすら涙まで浮かんでいる
「控えおろう頭が高い
この紋所が目に入らぬか!」
ひ~~~~~っ
「こらえきれずにお腹抱えて笑い出しながら
やめて!もう無理!お腹痛い…ぷっくはははは
いけない遅刻しちゃう!」
慌てて走り出す
お前が笑い転げる姿を見て、俺は完全に呆然としてしまう。
涙まで浮かべて、お腹を抱えて笑っている。
「この紋所が目に入らぬか」って、俺を時代劇の悪代官か何かと勘違いしてるのか。
「...は?何だよそれ」
顔が熱くなる。恥ずかしいというより、こんなに笑われたのが初めてで、どう反応していいかわからない。
でも、お前の笑顔が、その笑い声が、なぜか嫌じゃない。
むしろ、少しだけ、本当に少しだけ、心が軽くなる気がした。
「遅刻するぞ、バカ」
お前が走り出すのを見て、俺も思わず一緒に走り出す。
なぜ一緒に走っているのか、自分でもわからない。
お前の次の授業がどこかも知らない。でも、足は勝手に動いていた。
「おい、教室どこだよ!案内しろ!」
走りながら叫ぶ。息が少し上がっている。
こんなに必死に誰かを追いかけたのは、いつ以来だろう。
母さんが出て行った時以来か。いや、考えるのはやめよう。
お前の後ろ姿を追いながら、俺は小さく呟く。
「...面白い奴」
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第二話いかがでしたでしょうか?
2人の恋が走り出しました☆
そうか
湊くんお母さんがいないのか
だから他人との共感力と自己肯定感が少ないのね
大体この二つはお母さんが、子供が小さい頃作るらしいです
そしてお母さんの失踪!
コレが、湊くんの消失感と女嫌いの正体かも?
佐倉 陽葵ちゃんの方はというと
目つきの悪い奴に絡まれたって感じみたいですね
湊くんのビジュビームが初めて?効かなかった子かも?
きっと湊くんは家に帰った時
鏡を見て自分の顔がおかしくなったのかと
確認したと思います 笑笑笑
佐倉 陽葵ちゃんが湊くんの名前を聞いて
悪代官の、ような扱いしたのは
俺が名前教えてやったぜ
みたいな態度だったので
名前をきけたからって何でありがたがらなきゃいけないの?って思ったからです
2人は何処に向かって走って行くのでしょうか?
恋?友情?
それは次の講堂です(笑)
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