不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

第９８６回。#いいねの数だけ自創作で意識していることを挙げてみる その３

しかしまあなんだな、私よっぽど
異世界転生居酒屋開店
っていうフォーマットが気に入ってるんだな。麦原だいだい先生の立石だらり呑みって漫画は参考になると思うので、今から異世界で居酒屋さんを開こうと思っている小説家の皆さんは一度ご覧になるといいと思います。

６　食ってから書かない
私は空きっ腹でやらないとダメなんだよ。飲み物は別にいいけど、食いものが腹んなか入ってるとダメ。
体に悪いのはわかってるけど、実は筋トレとかもダメ。
食うと満腹にならないと気持ち悪いし、満腹で動くと気持ち悪い。
だから、もう食う前にやる。
ぶっちゃけると私は和室の畳でコレ書いてるのでテーブルにデスクトップパソコンがどーん！とあるのね。だから胡坐かいてこれ書いてるとおなかが圧迫されるのもあるし、やっぱり消化にエネルギー使うせいか食う前に書き始めようかと思っちゃう。
なんかね、食うっていうのはもう全部片付いてからやらないとイヤなんだよ。仕事してても配達だから急に持ってこいって言われるのすげえイヤで。
で頑張って終わらせて早めに片がついて何か食ってるとき、食おうと思ってるとき、買い物しようってとき、買い物に来た店んなかで、とにかくそういう時に連絡よこされるの大っキライだった。電話じゃさすがに言わなかったけど切った後で
バカじゃねえの！
とか言ってたもん。それがまして自分でちゃんと回って、いらねえって話をしたその舌の根の乾かぬ内だったりすると閻魔じゃなくても引っこ抜こうと思うよね。
それと同じで、書くにしてもその前に体を動かしたいし、なんだったらひと汗かいてシャワーしてから書くようにしたい。だとすると飯は相当後でいい。
肥満児だけど最近は燃費がいいのか消化がにぶいのか、一日一食でも全然平気になった。前は三食以上バカみたいに食ってて、それが二食になり、一食でもまあまあ平気かなって。夜まで食べないと、もう寝る前に食うと気持ち悪いからそのまま寝ちゃえる気がするんだよ。あんまりやったことはないけども。
よくよく思い出してみると、バカ食いしてた時期ってのは私、別に何か文章を書いてるわけじゃないんだよな。フツーに港湾労働者やってたりバンドやってたりで、まあそっちで発散してたんだろうけどそれにしても食ってたな。
たぶん、他にギャラリーがいると食うんだな。だから別に一人でいるときは食わないんだ。きっと。食ってるだけで驚かれたり笑いになるんだからそりゃ食うわな。お前まだ食うの！？すげえな！とか言われたら面白いもん。バカにされてるわけじゃないしな…勝手知ったる連中だしたいていは。よく食うキャラとしての自分がいるから食うんであって、別にこうしてパソコンの前にいるときは食わないで平気だし…その後遺症としてのデブを今度どのように解消しつつ小説を書くか。
ただやっぱ脳にエネルギーがないとダメなのは人間の摂理なので仕方がないわな。朝飯食う前に書き始めて、昼前ぐらいにドンと食って、また夕方とか夜に書き始めるのが理想だなあ。仕事してた時はホント疲れちゃってて、もう休日も平日もカンケーなかったから夜しか時間ないし、けど書くようなこともないしで。
この辺の調子の合わせ方には自分なりに苦労したっていうか、ネタが浮かばないし浮かんでも書く気力がないし、ネタが浮かぶほどの出来事や発想の源泉になるような体験、読書や映画鑑賞も出来てなかったからね。ロケットが傷んでたうえに燃料も空っぽ。お腹はからっぽでいいけど、頭はからっぽじゃモノ書きは出来ないもんな。なるべく食わずに書くようにする。これ大事。私はね。

７　ああどうしよう、もう別に書くことねえや。
１５いいねもいただいておいて…。
やっぱりアレかな、自虐はしても自分の作品は貶さない、ってのはあるかな。
駄作です、駄文です、とか昔よく言ってたじゃない。みんな。自分もそういう、ノリでも自虐でも謙遜でも色んなことでそう言ってた時期もあるけど、やっぱりよくないなと思ってやめたね。
駄文なのはまあ駄文も書いてるからいいとして、一生懸命書いたしねえ。それを駄文と銘打って読ませるのもどうかっていうハナシで。
ここが面白いと自分では思います、こういう作品です、というのを自分で言うのも難しいけども、気づいてくれたらうれしいところや、読んでほしい部分があるってのは確かでさ。影響を受けた映画や漫画、小説、音楽、歌詞、情景、いろいろなものが混じりあって、その表現として小説がある。表現という方法の最後の出口が違うだけであとはみんな一緒だと思うんだその辺は。だから駄作、駄曲、駄文とかやっぱり言わないことだよね。くだらない作品を一生懸命作るのだって良いわけだよ。
昔、ビートたけしさんの作った
みんな～、やってるか！
って映画なんかヒドかったもん。でもそれを北野武ではなく、ビートたけしとして、くだらなくて映画なんてメチャクチャにしちゃえ！と思って作ったわけでさ。
そのメチャクチャな中にも、撮り方や表情なんかいいもの色々あるんだし。
どうやってどう思って作ったって響く人がいるんだよな。逆に大真面目にモーニング娘。がマラソンする映画とかだってあったじゃん。アレ見て面白かった、モーニング娘可愛かった！っていう人がいたっていいわけでさ。
そういう意味じゃアレだな、ビートたけしさんは今だったらもっとシニカルでくっだらねえことしてくれそうだけどな映画も。あれだけあるんだもん全部。名誉もお金も。だったら最後もっとこう、ホンットに下らねえなこの人！っていうの作ってほしいなー。所ジョージさん家とか使ってさ。
そういうのってのはこっちが見てくだらねえとかしょーもねえとかは言うけど基本的には誉め言葉として使うんであって本当に表するに値しないものはそもそも話題に出ないでしょ。だから、そういう自分の作品を表するに値はしませんが出しちゃってます、みたいな言い方はしちゃダメだと私は思うのよ。