34 / 44
第34話 演者には触らないでもらえます?
しおりを挟む
ミュージックと共にステージへと足音を刻む和奏。スポットライトが浴びせられる。
三百人の観客の前。たいしたことない数だと思っていた。乙女華の全校生徒の数よりも全然少ない。けど、熱を持ったそいつらが、和奏のことを凝視する。
良い意味でも悪い意味でも、視線というモノが、これほど刺さるとは思わなかった。けど、和奏は動じない。『よっ』と、言わんばかりに敬礼して見せる。
穂織は、淡々と登場。微笑みを浮かべていた。追随する心音は、手を振りながら明るい笑顔を見せる。
「――ここが、スタートだ。穂織のおかげで、ここまでこられた。ありがとな」
小声で、つぶやくように伝える和奏。
「ふふっ。お安い御用でした」
「ここからは、あたしが連れて行く。夢の世界へだ」
「楽しみにしてるよ」
拍手。というには頼りない出迎えだった。まばらにパチパチ。和奏たちの私語を、かろうじてかき消してくれる程度。その拍手も、数秒で鳴りを潜めてしまう。
――とても静かになった。
まあ、客のほとんどが地元民である。噂を聞いていれば、応援もできない。『いかにもな連中』が、そういう好意的な拍手を送る客に対して睨みを利かせている。
結構キツいな。と、和奏は思った。まるで冷たい向かい風が吹いているような気分だった。
「はぁい。どもっ! シュルーナの唯坂心音でぇす。――間違えた! コロネちゃんでーす。本日は、お集まりいただきありがとうございましたっ。ファンの皆様も、対バンのファンの皆様も、みんなまとめてお楽しみいただける歌をご用意してきました! 期待してくださいね! けど、その前に自己紹介! まずは、うちの炎上王子こと若様!」
「はいはーい。御紹介ににあずかった炎上王子です。秋野和奏です」
「本日の意気込みをお聞かせくださぁい」
「意気込み? ええと、そだな。とりあえず炎上しないようがんばります」
「六十点のコメントありがとうございます。さ、次はうちの不思議ちゃん、夏川穂織ことほーりぃ先輩。挨拶をお願いします」
「このような素敵なライブハウスでデビューさせてもらえるなんて嬉しいね。期待に応えられるようがんばるよ」
「もっと、バズるようなこと言いましょうよ。例えば……恋人はいるんですか?」
「いないよ。けど、片思いはしてる」
「わわっ、いいんですか? いきなりスキャンダルッ! やばい! でも気になるっ! 相手は誰ですか――って、さっきから若様の方を見過ぎです!」
「いや、あまりにかっこいいから……」
「片思いの相手って、あたしか?」
トークをしながらも、和奏は観客の様子を観察していた。ガラの悪い連中が、睨みを利かせている。そういう奴らに気を遣っているのか、一般の客もそわそわし始めていた。
「――さて、緊張もほぐれてきたところで、そろそろ一曲目、いっときましょう!」
心音が拳を勢いよく掲げた。打ち合わせ通り、曲が流れ始める。観客がざわつき始めた。本当にライブが始まるのか。柄乃組が襲撃するという噂は本当なのか。どうなるんだと、不穏な空気が漂った。
「それじゃあ、みなさん! 楽しんでくださいね!」
前奏の間に捲し立てる心音。和奏も穂織もスタンバイする。
一曲目。『クレイジィ・ラブ・ライアー』。エミルが、知り合いのシンガーソングライターに依頼して作ってもらった曲である。
作詞は心音。ラブレターを書くのが趣味なので、なかなか恥ずかしい文章で仕上げられた。ただ、それを心音が歌うと、想いが曲と一体になり、心地よいメロディとして成立する。
正直、負けていない。プロ相手でも。それほど、唯坂心音の歌声は神がかっている。
彼女の歌を聞いた観客は、完全に押し黙ってしまう。盛り上がるというよりも、酔いしれているといった感じか。この曲は、彼女がメインの曲。和奏のパートもあるが、そこに切り替わった瞬間、会場から失笑が漏れたのは悲しい。
しかし、客は乗らない。
ただ、眺めているだけ。
――そして、歌が終盤に差し掛かった時、和奏の額に激痛が走る。
「ッ!」
声にならない叫びだった。仰け反るようにして派手に吹っ飛ぶ。何が起こったのかは、ステージに転がったそれを見て理解した。客席から極太のスパナが飛んできたのである。
客席から悲鳴が上がった。けど、すぐに静かになって、野太い声の罵声が浴びせかけられる。
「やめろやめろ!」「おまえらヘタクソなんだよ!」「小学生レベルの歌で金取ってんじゃねえ、このブスどもが!」「失せろやボケが!」「おい、音楽とめろ!」
和奏は、よろめきながらも立ち上がる。額からは紅くて生暖かいモノが流れ落ちていた。
流れていたメロディが止まる。だが、心音は歌うのを止めなかった。静寂に満ちた会場に、彼女の綺麗な歌声だけが響き渡る。
――始まったか。といった気持ちだ。観客を掻き分け、奥の方にいたチンピラや極道連中がステージ下へと詰め寄ってくる。
「おい、やめろって言ってんだろうが!」
心音めがけて、スパナが投げつけられる。だが、穂織がすかさず割って入った。マイクをぶつけて払いのける。凄まじい金属音が会場を振るわせた。さすがに心音の歌も止まった。
「演奏を妨害するのは、マナー違反だよ」
チンピラにそう告げたのち、心音を一瞥する穂織。すると、彼女も悟ったのか、すぐに気を取り直して表情を戻した。
「はいはーい。ここはライブハウスですよー。エキサイトするのはいいけど、怖いことはしちゃだめですからねっ? 音響さぁん。途中からでもいいので、もう一度曲を流してもらえますか? お願いしまーす」
曲は流れない。
引き続き、野次が飛ぶ。
「ライブは中止だ。ゴミみてえな歌を聞かされるこっちの身にもなれよ」
「そうかな? 心音ちゃんの歌はプロにも負けないと思うけど?」と、穂織が言った。
「ほぉ、俺たちの耳がおかしいってのか? あ? じゃあ聞いてみようぜ。――なあみんな! こいつらの歌が上手いと思う奴はいるか?」
チンピラが、観客の方を向いて大仰に問いかける。だが、誰ひとりとして挙手する人はいなかった。和奏の流血が生々しいのだろう。怯えているようだった。
「ってことだ。おまえら、土下座して詫びろや。汚い声を聞かせて、すみませんでしたってなぁ。んで、とっとと消えろ。町からも出て行け。ヤクザ社長にも言っとけ」
「すみませんね。拙い歌で……。けど、ライブハウスにはちゃんと許可もらってるんすよ。どうか、最後まで歌わせてくれませんかねぇ?」
無礼なほど丁寧。皮肉タップリに和奏は言った。
「降りろ。客を舐めんな」
「音響さん! もう一度、曲を流してもらえませんかねぇッ!」
叫ぶ和奏だが、当然、極道連中を敵に回してまで、音響さんが動いてくれるはずがなかった。極道の男が、ステージに向かってくる。
「――ちょっと、大人げないんじゃないかな?」
それを止めたのは、会場にいたエミル先生だった。弟子たちの晴れ舞台を見に来てくれていた。
「おい、姉ちゃん。内輪の話に首突っ込むと、ロクな事にならねえぞ?」
別の男が、エミルの背中にドスを当てていた。けど、彼女も負けていなかった。
「……そんなものを出したら、あとには引けなくなるよ?」
「こっちは、なるべく穏便に済ませようとしてるんだ。黙って見てろ」
チンピラの男が、ひょいとステージに飛び上がる。和奏の前に立ちはだかる。そして、腕を鷲掴みにした。
「おら! 降りろや! このっ! このっ――」
しかし、和奏はビクともしなかった。
「アイドルに手を触れないでもらえますか?」
「ふっ、ざけんなッ!」
腕を振り払うと、大振りのパンチが飛んでくる。回避すると。次は蹴りが飛んできた。軽く跳躍して避けてみせる。ならばと掴みかかってくるが、和奏はそれらを空手の受けで、すべて捌いていく。
隙を見て、顎に軽く一撃入れる。さほど威力はなかったが、脳を揺さぶるには十分。チンピラはふらりとよろめき、ステージの下へ消えていった。
「お見事。一本」と、穂織。
床に転がるチンピラを見て、明らかに雰囲気が本職の男が告げる。
「嬢ちゃん、もうあとには引けないぜ」
「そういわれましてもね。社長からの命令なんすよ。絶対にライブを成功させろってね。逆らったら、伊勢湾に沈められちゃいますんで、こっちも必死っすよ」
三百人の観客の前。たいしたことない数だと思っていた。乙女華の全校生徒の数よりも全然少ない。けど、熱を持ったそいつらが、和奏のことを凝視する。
良い意味でも悪い意味でも、視線というモノが、これほど刺さるとは思わなかった。けど、和奏は動じない。『よっ』と、言わんばかりに敬礼して見せる。
穂織は、淡々と登場。微笑みを浮かべていた。追随する心音は、手を振りながら明るい笑顔を見せる。
「――ここが、スタートだ。穂織のおかげで、ここまでこられた。ありがとな」
小声で、つぶやくように伝える和奏。
「ふふっ。お安い御用でした」
「ここからは、あたしが連れて行く。夢の世界へだ」
「楽しみにしてるよ」
拍手。というには頼りない出迎えだった。まばらにパチパチ。和奏たちの私語を、かろうじてかき消してくれる程度。その拍手も、数秒で鳴りを潜めてしまう。
――とても静かになった。
まあ、客のほとんどが地元民である。噂を聞いていれば、応援もできない。『いかにもな連中』が、そういう好意的な拍手を送る客に対して睨みを利かせている。
結構キツいな。と、和奏は思った。まるで冷たい向かい風が吹いているような気分だった。
「はぁい。どもっ! シュルーナの唯坂心音でぇす。――間違えた! コロネちゃんでーす。本日は、お集まりいただきありがとうございましたっ。ファンの皆様も、対バンのファンの皆様も、みんなまとめてお楽しみいただける歌をご用意してきました! 期待してくださいね! けど、その前に自己紹介! まずは、うちの炎上王子こと若様!」
「はいはーい。御紹介ににあずかった炎上王子です。秋野和奏です」
「本日の意気込みをお聞かせくださぁい」
「意気込み? ええと、そだな。とりあえず炎上しないようがんばります」
「六十点のコメントありがとうございます。さ、次はうちの不思議ちゃん、夏川穂織ことほーりぃ先輩。挨拶をお願いします」
「このような素敵なライブハウスでデビューさせてもらえるなんて嬉しいね。期待に応えられるようがんばるよ」
「もっと、バズるようなこと言いましょうよ。例えば……恋人はいるんですか?」
「いないよ。けど、片思いはしてる」
「わわっ、いいんですか? いきなりスキャンダルッ! やばい! でも気になるっ! 相手は誰ですか――って、さっきから若様の方を見過ぎです!」
「いや、あまりにかっこいいから……」
「片思いの相手って、あたしか?」
トークをしながらも、和奏は観客の様子を観察していた。ガラの悪い連中が、睨みを利かせている。そういう奴らに気を遣っているのか、一般の客もそわそわし始めていた。
「――さて、緊張もほぐれてきたところで、そろそろ一曲目、いっときましょう!」
心音が拳を勢いよく掲げた。打ち合わせ通り、曲が流れ始める。観客がざわつき始めた。本当にライブが始まるのか。柄乃組が襲撃するという噂は本当なのか。どうなるんだと、不穏な空気が漂った。
「それじゃあ、みなさん! 楽しんでくださいね!」
前奏の間に捲し立てる心音。和奏も穂織もスタンバイする。
一曲目。『クレイジィ・ラブ・ライアー』。エミルが、知り合いのシンガーソングライターに依頼して作ってもらった曲である。
作詞は心音。ラブレターを書くのが趣味なので、なかなか恥ずかしい文章で仕上げられた。ただ、それを心音が歌うと、想いが曲と一体になり、心地よいメロディとして成立する。
正直、負けていない。プロ相手でも。それほど、唯坂心音の歌声は神がかっている。
彼女の歌を聞いた観客は、完全に押し黙ってしまう。盛り上がるというよりも、酔いしれているといった感じか。この曲は、彼女がメインの曲。和奏のパートもあるが、そこに切り替わった瞬間、会場から失笑が漏れたのは悲しい。
しかし、客は乗らない。
ただ、眺めているだけ。
――そして、歌が終盤に差し掛かった時、和奏の額に激痛が走る。
「ッ!」
声にならない叫びだった。仰け反るようにして派手に吹っ飛ぶ。何が起こったのかは、ステージに転がったそれを見て理解した。客席から極太のスパナが飛んできたのである。
客席から悲鳴が上がった。けど、すぐに静かになって、野太い声の罵声が浴びせかけられる。
「やめろやめろ!」「おまえらヘタクソなんだよ!」「小学生レベルの歌で金取ってんじゃねえ、このブスどもが!」「失せろやボケが!」「おい、音楽とめろ!」
和奏は、よろめきながらも立ち上がる。額からは紅くて生暖かいモノが流れ落ちていた。
流れていたメロディが止まる。だが、心音は歌うのを止めなかった。静寂に満ちた会場に、彼女の綺麗な歌声だけが響き渡る。
――始まったか。といった気持ちだ。観客を掻き分け、奥の方にいたチンピラや極道連中がステージ下へと詰め寄ってくる。
「おい、やめろって言ってんだろうが!」
心音めがけて、スパナが投げつけられる。だが、穂織がすかさず割って入った。マイクをぶつけて払いのける。凄まじい金属音が会場を振るわせた。さすがに心音の歌も止まった。
「演奏を妨害するのは、マナー違反だよ」
チンピラにそう告げたのち、心音を一瞥する穂織。すると、彼女も悟ったのか、すぐに気を取り直して表情を戻した。
「はいはーい。ここはライブハウスですよー。エキサイトするのはいいけど、怖いことはしちゃだめですからねっ? 音響さぁん。途中からでもいいので、もう一度曲を流してもらえますか? お願いしまーす」
曲は流れない。
引き続き、野次が飛ぶ。
「ライブは中止だ。ゴミみてえな歌を聞かされるこっちの身にもなれよ」
「そうかな? 心音ちゃんの歌はプロにも負けないと思うけど?」と、穂織が言った。
「ほぉ、俺たちの耳がおかしいってのか? あ? じゃあ聞いてみようぜ。――なあみんな! こいつらの歌が上手いと思う奴はいるか?」
チンピラが、観客の方を向いて大仰に問いかける。だが、誰ひとりとして挙手する人はいなかった。和奏の流血が生々しいのだろう。怯えているようだった。
「ってことだ。おまえら、土下座して詫びろや。汚い声を聞かせて、すみませんでしたってなぁ。んで、とっとと消えろ。町からも出て行け。ヤクザ社長にも言っとけ」
「すみませんね。拙い歌で……。けど、ライブハウスにはちゃんと許可もらってるんすよ。どうか、最後まで歌わせてくれませんかねぇ?」
無礼なほど丁寧。皮肉タップリに和奏は言った。
「降りろ。客を舐めんな」
「音響さん! もう一度、曲を流してもらえませんかねぇッ!」
叫ぶ和奏だが、当然、極道連中を敵に回してまで、音響さんが動いてくれるはずがなかった。極道の男が、ステージに向かってくる。
「――ちょっと、大人げないんじゃないかな?」
それを止めたのは、会場にいたエミル先生だった。弟子たちの晴れ舞台を見に来てくれていた。
「おい、姉ちゃん。内輪の話に首突っ込むと、ロクな事にならねえぞ?」
別の男が、エミルの背中にドスを当てていた。けど、彼女も負けていなかった。
「……そんなものを出したら、あとには引けなくなるよ?」
「こっちは、なるべく穏便に済ませようとしてるんだ。黙って見てろ」
チンピラの男が、ひょいとステージに飛び上がる。和奏の前に立ちはだかる。そして、腕を鷲掴みにした。
「おら! 降りろや! このっ! このっ――」
しかし、和奏はビクともしなかった。
「アイドルに手を触れないでもらえますか?」
「ふっ、ざけんなッ!」
腕を振り払うと、大振りのパンチが飛んでくる。回避すると。次は蹴りが飛んできた。軽く跳躍して避けてみせる。ならばと掴みかかってくるが、和奏はそれらを空手の受けで、すべて捌いていく。
隙を見て、顎に軽く一撃入れる。さほど威力はなかったが、脳を揺さぶるには十分。チンピラはふらりとよろめき、ステージの下へ消えていった。
「お見事。一本」と、穂織。
床に転がるチンピラを見て、明らかに雰囲気が本職の男が告げる。
「嬢ちゃん、もうあとには引けないぜ」
「そういわれましてもね。社長からの命令なんすよ。絶対にライブを成功させろってね。逆らったら、伊勢湾に沈められちゃいますんで、こっちも必死っすよ」
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~
あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。
彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。
剣も魔法も得意ではない主人公は、
最強のメイドたちに守られながら生きている。
だが彼自身は、
「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。
自分にできることは何か。
この世界で、どう生きていくべきか。
最強の力を持つ者たちと、
何者でもない一人の青年。
その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。
本作は、
圧倒的な安心感のある日常パートと、
必要なときには本格的に描かれる戦い、
そして「守られる側の成長」を軸にした
完結済み長編ファンタジーです。
シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。
最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。
なお、シリーズ第二作目が、現在なろう様、カクヨム様で連載しています。
2月13日完結予定。
その後、アルファポリス様にも投稿する予定でいます。
後宮なりきり夫婦録
石田空
キャラ文芸
「月鈴、ちょっと嫁に来るか?」
「はあ……?」
雲仙国では、皇帝が三代続いて謎の昏睡状態に陥る事態が続いていた。
あまりにも不可解なために、新しい皇帝を立てる訳にもいかない国は、急遽皇帝の「影武者」として跡継ぎ騒動を防ぐために寺院に入れられていた皇子の空燕を呼び戻すことに決める。
空燕の国の声に応える条件は、同じく寺院で方士修行をしていた方士の月鈴を妃として後宮に入れること。
かくしてふたりは片や皇帝の影武者として、片や皇帝の偽りの愛妃として、後宮と言う名の魔窟に潜入捜査をすることとなった。
影武者夫婦は、後宮内で起こる事件の謎を解けるのか。そしてふたりの想いの行方はいったい。
サイトより転載になります。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
【完結】結界守護者の憂鬱なあやかし幻境譚 ~平凡な男子高校生、今日から結界を繕います~
御崎菟翔
キャラ文芸
【平凡な高校生 × 妖従者たちが紡ぐ、絆と成長の主従現代和風ファンタジー!】
★第9回キャラ文芸大賞エントリー中!
「選ぶのはお前だ」
――そう言われても、もう引き返せない。
ごく普通の高校生・奏太(そうた)は、夏休みのある日、本家から奇妙な呼び出しを受ける。
そこで待っていたのは、人の言葉を話す蝶・汐(うしお)と、大鷲・亘(わたり)。
彼らに告げられたのは、人界と異界を隔てる結界を修復する「守り手」という、一族に伝わる秘密の役目だった。
「嫌なら断ってもいい」と言われたものの、放置すれば友人が、家族が、町が危険に晒される。
なし崩し的に役目を引き受けた奏太は、夜な夜な大鷲の背に乗り、廃校や心霊スポットへ「出勤」することに!
小生意気な妖たちに絡まれ、毒を吐く蛙と戦い、ついには異世界「妖界」での政変にまで巻き込まれていく奏太。
その過程で彼は、一族が隠し続けてきた「残酷な真実」と、従姉・結(ゆい)の悲しい運命を知ることになる――
これは、後に「秩序の神」と呼ばれる青年が、まだ「ただの人間」だった頃の、始まりの物語。
★新作『蜻蛉商会のヒトガミ様』
この物語から300年後……神様になった奏太の物語も公開中!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/174241108/158016858
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる