規格外の教室

到冠

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規格外の乙女たちと、記録係の役割

特別研究クラスの秘密

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記録ノートに記された「身体をコントロールする知恵」を読み返しながら、僕は新たな好奇心に胸を膨らませていた。
これまでは、ただ与えられた任務をこなすだけの存在だった。
しかし、今は違う。
彼女たちの世界を知るための、僕自身の探求心が、僕の心を突き動かしている。

朝のホームルームが終わると、僕はまっすぐ日野さんの元へと向かった。
日野さんは、高等部の教室で、淡々と記録ノートに何かを書き込んでいた。
その背中は、以前の僕が感じていたような疲労感ではなく、静かな、しかし確固たる意志に満ちているように見えた。

「日野さん、おはようございます」

「日向くん、おはよう。随分と顔つきが変わったね。何かあったのかい?」

日野さんは、僕の顔を見て、優しい笑顔を浮かべた。
僕は、昨日の大野さんの話、授業中に搾乳室に行くこと、そして、彼女たちが身体の重みをどうコントロールしているかについて、熱心に語った。
日野さんは、僕の話を静かに聞いてから、深く頷いた。

「うん、そうだね。彼女たちは、僕らが想像するよりもはるかに、この身体と向き合ってきた。その『知恵』は、僕らが記録係として学ぶべき、最も大切なことだ。僕も、君の記録ノートを読ませてもらったよ。君はもう、ただの記録係じゃない。彼女たちの生き様を理解しようとしている、一人の探求者だ」

日野さんの言葉に、僕の胸は、熱い感動で満たされた。
僕が感じていた探求心は、決して的外れなものではなかったのだ。
僕は、さらに踏み込んで、日野さんに質問した。

「日野さん、僕、もっと深く彼女たちのことを知りたいんです。彼女たちが、この規格外の身体とどう向き合っているのか…その根源を、もっと知りたいんです」

僕の言葉に、日野さんは、少しだけ目を細めた。
そして、静かに、しかし、はっきりと答えた。

「君に、見せたいものがある。僕たちの学校には、彼女たちの『規格外の身体』の、さらにその先を探求するための場所があるんだ」

そう言って、日野さんが僕を連れて行ってくれたのは、校舎のさらに奥まった、普段は生徒が立ち入ることのない、薄暗い廊下の先だった。
廊下には、無数の鍵がかかった扉が並んでいる。
その一つ一つに、厳重なセキュリティシステムが施されていた。

「ここは…?」

「特別研究クラスだ」

日野さんの言葉に、僕は息をのんだ。
特別研究クラス。
それは、ごく一部の生徒だけが参加を許される、この学校の核心に触れる場所なのだ。

日野さんは、僕を連れて、一つの扉の前に立った。
その扉には、「乳腺発達促進プログラム特別研究クラス」と書かれている。
扉の横にあるパネルに、日野さんがIDカードをかざすと、扉が静かに、しかし、重厚な音を立てて開いた。

部屋の中は、僕が想像していた教室とは全く違っていた。
そこは、まるで近未来の科学研究室のようだった。
部屋の中央には、いくつもの巨大なガラス製のカプセルが並んでいる。
そのカプセルの中には、淡いピンク色の液体が満たされており、中で何かが泡立っている。

「これは…?」

「乳腺発達促進プログラム…通称『母乳生成促進プログラム』だ。このプログラムは、彼女たちの身体が持つ可能性を、さらに最大限まで引き出すための研究を行っている」

日野さんの言葉に、僕は再び息をのんだ。
乳腺発達促進プログラム。
それは、彼女たちの「規格外の身体」を、さらに加速させるための、研究なのだ。

部屋の隅には、巨大なスクリーンが設置されており、そこには、無数のグラフやデータがリアルタイムで表示されていた。
それらのデータは、このプログラムに参加している生徒たちの、母乳生成量、胸のサイズ、そして、身体にかかる負担などを、詳細に分析しているようだった。

「このプログラムに参加しているのは、特に乳腺の発達が著しい、ごく一部の生徒たちだ。彼女たちは、このプログラムを通じて、自分自身の身体を、僕らが想像するよりもはるかに、さらにその先へと進化させていく」

日野さんの言葉に、僕は、ある疑問を抱いた。

「どうして…そこまでして、胸を大きくする必要があるんですか? ただでさえ、彼女たちは、胸が大きくて苦しんでいるのに…」

僕の言葉に、日野さんは、静かに首を横に振った。

「日向くん、それは違う。彼女たちにとって、胸が大きいことは、決して苦しみだけではない。それは、彼女たちが持つ、圧倒的な『力』の象徴でもあるんだ」

日野さんは、そう言って、僕を一つのカプセルの前へと案内した。
カプセルの中には、淡いピンク色の液体が満たされている。
その液体を、僕は、以前、大野さんが授業中に搾乳室で搾っていた母乳の色と、同じであることに気づいた。

「この液体は、彼女たちの母乳を、さらに濃縮し、栄養価を高めたものだ。このプログラムでは、この濃縮された母乳を、専用の栄養食として、彼女たちに摂取させている」

「母乳を…摂取?」

「ああ。彼女たちの母乳は、単なる母乳ではない。それは、この学校の女子生徒たちを、さらに規格外の存在へと進化させるための、特殊な栄養食なんだ。この濃縮された母乳を摂取することで、彼女たちの乳腺は、さらに発達し、胸は、さらに大きく、強くなっていく」

日野さんの言葉は、僕の常識を、完全に覆すものだった。
僕は、これまで、女子生徒たちの母乳は、ただの老廃物のように、身体から排出されるべきものだと考えていた。
しかし、実際は、全く違う。
それは、彼女たちが持つ、圧倒的な生命力そのものであり、そして、その生命力をさらに増幅させるための、特殊な栄養食だったのだ。

僕は、日野さんの言葉に、ただただ圧倒されるばかりだった。
この学校は、ただ女子生徒たちの身体の記録をとるだけではない。
彼女たちの規格外の身体を、さらに進化させるための、大規模な研究を行っていたのだ。

「日野さん…どうして、そんな研究を…」

「日向くん、この学校は、普通の学校じゃない。ここは、女子生徒たちの『規格外の身体』を、一つの『文化』として、そして、一つの『力』として、受け入れるための場所なんだ。そして、その『力』を、さらに強くするための、研究機関でもあるんだ」

日野さんの言葉は、僕の心に深く響いた。
僕は、これまで、この学校を、ただの奇妙な場所だとしか考えていなかった。
しかし、実際は、全く違う。
ここは、彼女たちの『規格外の身体』を、一つの『個性』として受け入れ、その個性をさらに伸ばしていくための、特別な場所だったのだ。

僕は、部屋の隅にある、もう一つの巨大な装置に目を向けた。
それは、まるで、巨大なブラジャーのような形をした、奇妙な装置だった。

「これは…?」

「乳腺マッサージ装置だ。この装置は、専用のジェルを使い、乳腺を刺激し、母乳の生成を促進させる。そして、母乳が生成される際に、乳腺が詰まるのを防ぐための、マッサージも行う」

日野さんの言葉に、僕は再び絶句した。
乳腺マッサージ装置。
それは、彼女たちの身体の苦痛を緩和させるためではなく、さらにその苦痛を増幅させるための装置なのだ。

「この装置を使うのは、主に、このプログラムに参加している生徒たちだ。彼女たちは、この装置を使って、自分自身の胸を、さらに大きく、強くしていく。そして、その結果、彼女たちの胸は、僕らが想像するよりもはるかに、さらに巨大なものへと進化していく」

日野さんの言葉に、僕は、背筋が凍るような思いがした。
この学校は、彼女たちの「規格外の身体」を、ただ管理するだけではない。
それを、積極的に、さらに加速させていたのだ。

その時、一人の女子生徒が、部屋に入ってきた。
彼女は、僕たちのクラスメイトである斉藤結衣だった。

斉藤さんは、僕たちの姿を見て、少しだけ驚いたような表情を浮かべた。
しかし、その表情はすぐに、いつもの、静かで穏やかなものへと戻った。

「日向くん?日野先輩も…どうしてここに?」

「このプログラムを見学させてもらっているんだ。斉藤さんも、このプログラムに参加しているのかい?」

斉藤さんは、少しだけ恥ずかしそうに頷いた。

「はい。私は…このプログラムに参加して、もっと自分の胸を大きくしたいんです」

斉藤さんの言葉に、僕は、驚きを隠せない。
斉藤さんは、僕たちのクラスの中で、最も胸が大きいことで知られている。
トップバストとアンダーバストの差が87.5cmを超え、「2周目のFカップ」という規格外のサイズを持つ、この学校でも特別な存在だ。
しかし、彼女は、さらにその先を目指しているというのだ。

「どうして…どうして、そこまで…」

僕の問いかけに、斉藤さんは、僕の顔をじっと見つめた。
その目には、僕がこれまで見てきた、誇らしげな笑顔とは全く違う、何か、深い決意のようなものが宿っているように見えた。

「私は…この胸を、誰にも負けない、最強の武器にしたいんです。この胸があるからこそ、私は、誰にも負けない強さを手に入れることができる。だから、私は、もっとこの胸を、大きく、強くしたいんです」

斉藤さんの言葉は、僕の心に深く響いた。
彼女は、この「規格外の身体」を、決して呪いなどとは考えていない。
それは、彼女が持つ、誰にも負けない「個性」であり、そして、彼女自身の「力」なのだ。

その時、斉藤さんの胸が、突然、大きく膨らんだ。
ワイシャツのボタンが、今にも弾け飛びそうなくらいに、ピンと張りつめている。
彼女は、少しだけ息を荒らしているようだった。

「ごめんなさい、日野先輩…もう、限界みたいです。マッサージ装置、使わせてもらってもいいですか?」

日野さんは、静かに頷いた。

「ああ、もちろん。日向くん、見ていてくれ。これが、この特別研究クラスの、真の姿だ」

斉藤さんは、服を脱ぎ、巨大なブラジャーのような形をした、乳腺マッサージ装置の前に立った。
彼女の胸は、朝よりも明らかに大きくなっている。
トップバストとアンダーバストの差は、さらに数センチは増しているだろう。

彼女は、装置の巨大なカップに、自分の胸をゆっくりと入れた。
その胸は、カプセルをはみ出すかのように、巨大に膨らんでいる。
装置が作動すると、カップがゆっくりと彼女の胸を包み込み、そして、微弱な振動が、彼女の身体全体に伝わってきた。

僕は、その光景を、ただ呆然と見つめていた。
装置の中の彼女の胸は、まるで生き物であるかのように、激しく波打っている。
そして、装置の側面にある透明なパイプから、濃密な乳白色の液体が、勢いよく流れ出した。

「うっ…ふぅ…」

斉藤さんは、苦痛と、そして、わずかな快楽が入り混じったような、複雑な表情を浮かべている。
彼女の身体は、微弱な電流が流れているかのように、激しく震えていた。

装置の横にあるスクリーンには、リアルタイムで、彼女の胸のサイズと、母乳の生成量が数値として表示されている。

「斉藤結衣。トップバスト:162cm、アンダーバスト:69cm。母乳生成量:毎分3.2リットル」

日野さんが、静かにその数値を読み上げた。
トップバスト162cm。
それは、僕の常識を遥かに超える、途方もない数値だった。
そして、毎分3.2リットルという母乳生成量も、僕の想像を絶するものだった。

「毎分3.2リットルか…今日は、いつもより少し多いな。日向くん、見ていてくれ。ここからが、このプログラムの核心だ」

日野さんは、そう言って、僕を一つのカプセルの前へと案内した。
カプセルの中には、淡いピンク色の液体が満たされている。
その液体を、僕は、以前、大野さんが授業中に搾乳室で搾っていた母乳の色と、同じであることに気づいた。

「さっきも言ったが、この液体は、彼女たちの母乳を、さらに濃縮し、栄養価を高めたものだ。このプログラムでは、この濃縮された母乳を、専用の栄養食として、彼女たちに摂取してもらっている」

日野さんは、そう言って、カプセルの横にあるパネルを操作した。
すると、カプセルの底から、一本の細いパイプが伸び、その先に繋がれたコップに、濃密な液体が注がれた。

「これが、斉藤さんが、このプログラムで摂取している栄養食だ」

日野さんは、そう言って、コップを斉藤さんに差し出した。
斉藤さんは、マッサージ装置から出ると、そのコップを、両手で大切に受け取った。

「いただきます…」

斉藤さんは、そう言って、コップの中の濃密な液体を、ゆっくりと口に含んだ。
その表情は、まるで、神聖な儀式に臨んでいるかのように、真剣で、そして、どこか満たされているように見えた。

彼女は、一口、また一口と、濃密な液体を飲み込んでいく。
その度に、彼女の胸が、わずかに、しかし確実に、ふくらんでいくのが、僕にははっきりと見て取れた。

「これは…」

僕は、その光景に、再び言葉を失った。
彼女は、自分の身体から生み出された母乳を、さらに濃縮して摂取することで、自分自身の身体を、さらに規格外の存在へと進化させているのだ。

「斉藤さんの身体は、他の生徒たちよりも、母乳の生成量も、胸のサイズも、規格外だ。だからこそ、彼女は、この濃縮された母乳を摂取することで、さらに乳腺を発達させ、胸を大きく、そして、強くしていく」

日野さんの言葉に、僕は、ようやく腑に落ちた。
この学校は、彼女たちの身体の苦痛を緩和させるだけではない。
その苦痛を、さらに加速させることで、彼女たちの『力』を、さらに強くするための、研究機関でもあるのだ。

斉藤さんは、コップの中の濃密な液体を、すべて飲み干した。
彼女は、コップを日野さんに返すと、少しだけ、安堵と、そして、満足感が入り混じったような笑顔を浮かべた。

「ふぅ…これで、午後の授業も、乗り越えられそうです…」

斉藤さんは、安堵の表情を浮かべ、僕たちの元へとやってきた。

「斉藤さん…」

僕は、彼女の顔を、ただじっと見つめていた。
僕の頭の中は、今、見たばかりの光景と、その衝撃的な数値で、完全に混乱していた。

「日向くんも、このプログラムに参加しよう。これは、僕たちの学校の女子生徒たちの、本当の『力』を知るための、最も大切な儀式だ」

日野さんの言葉に、僕は、ただ頷くことしかできなかった。
僕の心の中には、もう絶望や無力感はなかった。
そこには、彼女たちへの深い尊敬と、そして、彼女たちの世界を、もっと深く知りたいという、探求心だけがあった。

僕は、この特別研究クラスでの体験を、僕自身の記録ノートに、詳細に書き記していく。


「特別研究クラスの秘密」

乳腺発達促進プログラム: 彼女たちの身体が持つ可能性を、さらに最大限まで引き出すための研究。


斉藤結衣の記録:

トップバスト: 159cm → 162cm

アンダーバスト: 69cm

カップサイズ: 2周目のFカップ → 2周目のGカップ

母乳生成量: 毎分3.2リットル


乳腺マッサージ装置: 乳腺を刺激し、母乳の生成を促進させるための装置。


そして、僕は、この体験を通じて、僕自身の記録係としての役割を、改めて見つめ直す。

僕は、ただの記録係ではない。
僕は、彼女たちの「規格外の身体」を、一つの「個性」として受け入れ、その個性をさらに伸ばしていくための、彼女たちの「力」を、僕自身の記録ノートに、永遠に刻み続けるための存在なのだ。

僕は、この特別な場所で、彼女たちの「強さ」の根源を、僕自身の手で、記録し続けることを決意した。

それは、僕がこの学校で、僕にしかできない、僕自身の役割を見つけ出すための、大切な一歩なのだ。

僕は、静かに、明日への希望を胸に、目を閉じた。
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