175 / 212
許すこと許さないこと3
しおりを挟む
「お母様にも処罰、ですか?」
兄様があっさりと下した決断に驚くと共に、何かおかしい気がしてしまうのは何故だろう。
おかしいと何故感じたのか分からない。
あまりにも兄様があっさりと決断してしまったことだろうか、両親の愛情が私に向いていないとはいえそれでも私だって一応は貴族の端くれだ。そしてパティは元貴族の娘で今は平民、そのパティが私を殺そうとしたのだから厳罰に処さなければと言うのが普通だろう。
少なくとも兄様は私を思ってくれているしパティの行いに対し憤りを感じているから、私が決めた「パティの命を奪わずにおく」は甘すぎると反対されると思っていた。
でも、兄様はお母様はともかく、パティにも治療しないことを罰だと決めた。
それは私の望み通り、パティを生かしてくれるということだ。
「お母様はパティがミルフィーヌを殺そうとしていたのに止めずにそれを見ていた。もしかすると薬でまともな判断が出来なくなっているのかもしれないけれど、それでもお母様はミルフィーヌを見殺しにしようとしたのだから、パティを罰するなら同じく罰する必要があると思わない?」
「……分かりません。でも私はお母様が領地かどこかで療養をされるなら、パティも一緒に連れて行ってもらいジョゼットを二人の世話人にお願いするつもりでした。そうすればジョゼットも路頭に迷わずすみますし」
どれだけの期間お母様が気付け薬を使っていたのか分からないけれど、薬に依存していると知らなかったキム先生がお母様の言動におかしさを感じる程だったところに、多分今まで使っていた気付け薬よりも高濃度のものを沢山吸い込んでしまったせいで精神力が最小(衰弱状態)にまで落ちてしまっているのだから、上級の治癒魔法を使っても治せるかどうか分からないし、多分治らないだろう。
そもそも薬を初めて吸い込んだ筈のパティの生命力と精神力が最小(衰弱状態)になっている程なのだから、それだけ体に害がある薬なのだ。しかも体に害があるだけでなく、依存性も高いというのだから、今後薬を使わせないことでより治療が困難になる可能性もあるし、そもそも体調確認では生命力や精神力が低下していると出る以外の異常が確認出来ないのだから、治療は困難を極めるだろう。
それでもお父様はお母様を治療を望むだろうから、煩わしい貴族同士の付き合いが多い王都にいるよりは療養に専念すると理由をつけて、領地で静かに暮らす方が良いのではないかと考えたのだ。
「ミルフィーヌは優し過ぎるね、お母様やパティだけでなくジョゼットのことまで心配するなんて」
「優しいわけではありません。でもジョゼットはずっと私を案じてくれていました。乳母として私に尽くしてくれました。今だけでなく以前の私にも」
以前のジョゼットは足の怪我を十分に治療出来なかったせいで足を引きずりながら歩いていたし、天気の悪い時など痛みに苦しんでいた。それでも彼女は私に誠心誠意仕えてくれたのだ。
パティが私を裏切っていたのだから、ジョゼットは私の唯一の味方だったのに、私はジョゼットに優しくしたことなんかなかった。
「ジョゼットはパティの行いを知れば自分を責めるでしょう。でも私はジョゼットに悲しんだりして欲しくないのです。出来るなら穏やかに生きて欲しいのです。以前も今も誠心誠意私に尽くしてくれた人だから」
「そうか、だからパティを生かすんだね。分かった、お父様には僕も一緒にお願いしてあげる」
「ありがとうございます。兄様」
兄様が口添えしてくれれば、きっとお父様は私の願いを叶えてくれるだろう。
「それにしてもミルフィーヌは、お母様に恨みはないの?」
「お母様を恨む? 私がですか?」
なぜ兄様が恨みなんて言い出すのか理由が分からずに、私は首を傾げる。
パティが恨みから私の命を奪おうとしたこと、お母様がそれを止めなかったことそれは私の心を深く傷つけているけれど、それでも恨みがあるかと言われたらそうではないと思う。
恨みはない、ただ悲しいだけだ。
「恨みはありませんし、怒りもありません。これから先パティに会わずにいられるならそれで十分です。パティは自ら健康を損ねてしまったのですから、ある意味それで罰は受けたと言えなくもないと思いますし。お母様が私を本心から愛せないのは、仕方のないことです」
「仕方がない、そう思うのか」
「はい」
もうスープを飲む気力は失せて、スプーンを置いてしまった。
恨んでいないのは本心だけど、お母様とパティの私への感情を考えるとどうしても気持ちが沈んでしまうし、悲しいと思う。
でも、パティの命を奪いたいとまで思わないし、もしそれをしてジョゼットが悲しみのあまり私を逆恨みするようになったら、そちらの方が辛い。
「スープが駄目なら、果物だったら食べられる?」
私の様子を見て、兄様は素早く立ち上がりるとサービングカートに置かれた果物の皿から苺を小さなガラスの器に盛り付ける。
「ほら、苺ならどう? 好きだよね」
「ありがとうございます」
スープの皿とスプーンをサービングカートの上に置くと、兄様は私の隣に腰を下ろして紅茶に口を付ける。
まだ兄様のそういう素早い動きを見慣れないと思いながら、フォークの先に食べやすく切られた苺を突き刺して口に運ぶ。
「美味しい?」
「……はい。とても甘いです」
苺が市場に並ぶのは一年の頭に雪が降らなくなってから二、三カ月後の頃だっただろうか、以前の私は食べたいと思っても一年に数回しか苺を食べられなかったなと思い出す。
食べたいものを聞かれることはなく、食事はいつもパティが部屋に運んでくれるものを無感動に食べるだけだったから果物が食べたいと思っても、パティが運んで来た食事や軽食にそれがなければ諦めるしかなかった。
決して酷い食事を出されていたわけではない、でも食事が楽しいと思うことも無かった。
それを思えば、今の私はとても幸せだと思う。
食欲が失せた私を、兄様がこうして心配してくれるのだから。
「お母様は、僕とミルフィーヌの母親として傍にいて良い人では無いと思うんだ。そういう意味でもお母様を療養先から戻すことはないし、僕達がお母様に会いに行くこともしない。あの人の考え方はおかしいよ、僕が言える話では無いと思うけれど」
兄様は、自分だけがお母様から愛されていたことが辛いのかもしれない。
子供が親の愛を受け取るのは、罪ではないし当たり前のことだと思う。ただ悲しいけれど、私にはその愛が向かなかっただけだ。
以前の記憶が鮮明になった今の私には、両親から愛を伝えられても本心から信じられなかっただろうし、実際二人は兄様だけが大切に思っていたという事実を目の当たりにして、失望はあるけれど同時に納得する気持ちもある。
兄様があっさりと下した決断に驚くと共に、何かおかしい気がしてしまうのは何故だろう。
おかしいと何故感じたのか分からない。
あまりにも兄様があっさりと決断してしまったことだろうか、両親の愛情が私に向いていないとはいえそれでも私だって一応は貴族の端くれだ。そしてパティは元貴族の娘で今は平民、そのパティが私を殺そうとしたのだから厳罰に処さなければと言うのが普通だろう。
少なくとも兄様は私を思ってくれているしパティの行いに対し憤りを感じているから、私が決めた「パティの命を奪わずにおく」は甘すぎると反対されると思っていた。
でも、兄様はお母様はともかく、パティにも治療しないことを罰だと決めた。
それは私の望み通り、パティを生かしてくれるということだ。
「お母様はパティがミルフィーヌを殺そうとしていたのに止めずにそれを見ていた。もしかすると薬でまともな判断が出来なくなっているのかもしれないけれど、それでもお母様はミルフィーヌを見殺しにしようとしたのだから、パティを罰するなら同じく罰する必要があると思わない?」
「……分かりません。でも私はお母様が領地かどこかで療養をされるなら、パティも一緒に連れて行ってもらいジョゼットを二人の世話人にお願いするつもりでした。そうすればジョゼットも路頭に迷わずすみますし」
どれだけの期間お母様が気付け薬を使っていたのか分からないけれど、薬に依存していると知らなかったキム先生がお母様の言動におかしさを感じる程だったところに、多分今まで使っていた気付け薬よりも高濃度のものを沢山吸い込んでしまったせいで精神力が最小(衰弱状態)にまで落ちてしまっているのだから、上級の治癒魔法を使っても治せるかどうか分からないし、多分治らないだろう。
そもそも薬を初めて吸い込んだ筈のパティの生命力と精神力が最小(衰弱状態)になっている程なのだから、それだけ体に害がある薬なのだ。しかも体に害があるだけでなく、依存性も高いというのだから、今後薬を使わせないことでより治療が困難になる可能性もあるし、そもそも体調確認では生命力や精神力が低下していると出る以外の異常が確認出来ないのだから、治療は困難を極めるだろう。
それでもお父様はお母様を治療を望むだろうから、煩わしい貴族同士の付き合いが多い王都にいるよりは療養に専念すると理由をつけて、領地で静かに暮らす方が良いのではないかと考えたのだ。
「ミルフィーヌは優し過ぎるね、お母様やパティだけでなくジョゼットのことまで心配するなんて」
「優しいわけではありません。でもジョゼットはずっと私を案じてくれていました。乳母として私に尽くしてくれました。今だけでなく以前の私にも」
以前のジョゼットは足の怪我を十分に治療出来なかったせいで足を引きずりながら歩いていたし、天気の悪い時など痛みに苦しんでいた。それでも彼女は私に誠心誠意仕えてくれたのだ。
パティが私を裏切っていたのだから、ジョゼットは私の唯一の味方だったのに、私はジョゼットに優しくしたことなんかなかった。
「ジョゼットはパティの行いを知れば自分を責めるでしょう。でも私はジョゼットに悲しんだりして欲しくないのです。出来るなら穏やかに生きて欲しいのです。以前も今も誠心誠意私に尽くしてくれた人だから」
「そうか、だからパティを生かすんだね。分かった、お父様には僕も一緒にお願いしてあげる」
「ありがとうございます。兄様」
兄様が口添えしてくれれば、きっとお父様は私の願いを叶えてくれるだろう。
「それにしてもミルフィーヌは、お母様に恨みはないの?」
「お母様を恨む? 私がですか?」
なぜ兄様が恨みなんて言い出すのか理由が分からずに、私は首を傾げる。
パティが恨みから私の命を奪おうとしたこと、お母様がそれを止めなかったことそれは私の心を深く傷つけているけれど、それでも恨みがあるかと言われたらそうではないと思う。
恨みはない、ただ悲しいだけだ。
「恨みはありませんし、怒りもありません。これから先パティに会わずにいられるならそれで十分です。パティは自ら健康を損ねてしまったのですから、ある意味それで罰は受けたと言えなくもないと思いますし。お母様が私を本心から愛せないのは、仕方のないことです」
「仕方がない、そう思うのか」
「はい」
もうスープを飲む気力は失せて、スプーンを置いてしまった。
恨んでいないのは本心だけど、お母様とパティの私への感情を考えるとどうしても気持ちが沈んでしまうし、悲しいと思う。
でも、パティの命を奪いたいとまで思わないし、もしそれをしてジョゼットが悲しみのあまり私を逆恨みするようになったら、そちらの方が辛い。
「スープが駄目なら、果物だったら食べられる?」
私の様子を見て、兄様は素早く立ち上がりるとサービングカートに置かれた果物の皿から苺を小さなガラスの器に盛り付ける。
「ほら、苺ならどう? 好きだよね」
「ありがとうございます」
スープの皿とスプーンをサービングカートの上に置くと、兄様は私の隣に腰を下ろして紅茶に口を付ける。
まだ兄様のそういう素早い動きを見慣れないと思いながら、フォークの先に食べやすく切られた苺を突き刺して口に運ぶ。
「美味しい?」
「……はい。とても甘いです」
苺が市場に並ぶのは一年の頭に雪が降らなくなってから二、三カ月後の頃だっただろうか、以前の私は食べたいと思っても一年に数回しか苺を食べられなかったなと思い出す。
食べたいものを聞かれることはなく、食事はいつもパティが部屋に運んでくれるものを無感動に食べるだけだったから果物が食べたいと思っても、パティが運んで来た食事や軽食にそれがなければ諦めるしかなかった。
決して酷い食事を出されていたわけではない、でも食事が楽しいと思うことも無かった。
それを思えば、今の私はとても幸せだと思う。
食欲が失せた私を、兄様がこうして心配してくれるのだから。
「お母様は、僕とミルフィーヌの母親として傍にいて良い人では無いと思うんだ。そういう意味でもお母様を療養先から戻すことはないし、僕達がお母様に会いに行くこともしない。あの人の考え方はおかしいよ、僕が言える話では無いと思うけれど」
兄様は、自分だけがお母様から愛されていたことが辛いのかもしれない。
子供が親の愛を受け取るのは、罪ではないし当たり前のことだと思う。ただ悲しいけれど、私にはその愛が向かなかっただけだ。
以前の記憶が鮮明になった今の私には、両親から愛を伝えられても本心から信じられなかっただろうし、実際二人は兄様だけが大切に思っていたという事実を目の当たりにして、失望はあるけれど同時に納得する気持ちもある。
692
あなたにおすすめの小説
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
婚約破棄したその場から、ざまぁは始まっていました
ふわふわ
恋愛
王国随一の名門、アルファルド公爵家の令嬢シャウラは、
ある日、第一王子アセルスから一方的に婚約を破棄される。
理由はただ一つ――
「平民出身の聖女と婚約するため」。
だが、その“婚約破棄したその場”で、ざまぁはすでに始まっていた。
シャウラは泣かず、怒らず、抗議もしない。
ただ静かに席を立っただけ。
それだけで――
王国最大派閥アルファルド派は王子への支持を撤回し、
王国最大の商会は資金提供を打ち切り、
王太子候補だったアセルスは、政治と経済の両方を失っていく。
一方シャウラは、何もしていない。
復讐もしない。断罪もしない。
平穏な日常を送りながら、無自覚のまま派閥の結束を保ち続ける。
そして王国は、
“王太子を立てない”という前代未聞の選択をし、
聡明な第一王女マリーが女王として即位する――。
誰かを裁くことなく、
誰かを蹴落とすことなく、
ただ「席を立った」者だけが、最後まで穏やかでいられた。
これは、
婚約破棄から始まる――
静かで、上品で、取り返しのつかないざまぁの物語。
「私は何もしていませんわ」
それが、最強の勝利だった。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
【完結】虐げられて自己肯定感を失った令嬢は、周囲からの愛を受け取れない
春風由実
恋愛
事情があって伯爵家で長く虐げられてきたオリヴィアは、公爵家に嫁ぐも、同じく虐げられる日々が続くものだと信じていた。
願わくば、公爵家では邪魔にならず、ひっそりと生かして貰えたら。
そんなオリヴィアの小さな願いを、夫となった公爵レオンは容赦なく打ち砕く。
※完結まで毎日1話更新します。最終話は2/15の投稿です。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。
彩華(あやはな)
恋愛
3年前にリゼッタお姉様が風邪で死んだ後、お姉様の婚約者であるバルト様と結婚したわたし、サリーナ。バルト様はお姉様の事を愛していたため、わたしに愛情を向けることはなかった。じっと耐えた3年間。でも、人との出会いはわたしを変えていく。自由になるために全てを捨てる覚悟を決め、わたしはわたしらしく生きる事を決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる