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四、日暮れて客遠し 四
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河童が口にしていた名前は、彼女のことだ。ただ、悪くはいってなかった。河童にかぎらず、あやかしは人間の善悪に敏感である。彼の話からして、身の回りから桐塚の動向まで、鐙口が世話を焼いた可能性もあった。
「潰れた神社……。本当に、そこに寝泊まりしてらっしゃったんですか」
「間違いない」
櫛田の立場で考えるなら、嘘をついても意味がない。
「これから舟をだしたら、帰りは夜になりますよ」
おふみは、わざと平凡な心配をした。自分の腕をどれほどおふみが買っているのかは、いちいち言葉にしてもらうまでもない。
ただ、おふみは、恐れている。自分のせいで綱男が死なねばならなかったと、自分を責めている。龍左衛門は、その一線を感じとるたびに、おふみに近づこうとしても近づけなくなる。
「駄目なのか」
櫛田が、ここで初めて不安そうな声になった。
「夜中に舟を漕ぐこともないではないです」
おふみの内心を慮りつつも、櫛田を安心させたくなり、つい気軽に答えてしまった。
「龍さん」
「水かきのついた手が舟ばたにかかったり、乗せた覚えのないずぶ濡れ女がいつの間にか座っていたりもしますね」
おふみが怖がるのを承知で、わざと口にした。彼女が初対面の折りに厠を貸してくれたのも、間接的にはあやかし……いや、彼女の言葉を拝借するならお化けのせいだ。帳場の天井に、髪の長い老婆がしがみついているから見てほしいという頼みごとと引きかえだった。実際には、障子にへばりついた足高蜘蛛の影にすぎなかった。
「龍さんっ」
「下手すりゃ、櫛田様もここで身投げして、一緒に化けてでるかもしれませんよ」
と、話を持っていくのが作戦だ。
「こんな時に変なことをいわないで下さい」
怒りかけたおふみが、顔を青くした。内心、申し訳ないとは思った。この際、おふみが仕方なく折れたという形に持っていった方が望ましい。
「この宿が舟を出してくれたことは、もちろん口外しない。事情を知らなかったといえば、奉行所には確かめようがない」
龍左衛門の軽口を奇貨にして、『客』は一気にまくしたてた。
「川舟改役までおつとめになられていたお家のお嬢様がいなくなったんじゃ、ただではすみませんよ」
なおもおふみが納得しないのは当たり前だ。龍左衛門も、一筋縄でいくとは思ってない。
「その点は、まず問題ない……と思う」
「何故です」
「私は、家をでてかれこれ十日になる」
「えぇっ」
おふみだけでなく、自分も異口同音に叫んでしまった。少し前どころの話ではない。ならば、奉行所なり岡っ引きなりから、聞きこみの一つもあって当たり前のはず。にもかかわらず、そんな話はついぞ聞かない。
「親は、届け出くらいはしただろう。だが、奉行所は人手が足りなさすぎるし、没落した家の娘などにいちいちかまってはいられない……といったあたりだと私は踏んでいる」
こちらの疑問には無頓着に、櫛田は続けた。龍左衛門は、壁際で腕を組んでいる。
「両家の皆様が必死に探してらっしゃるでしょう」
おふみは、綱男の死顔を思い返しているのだろうか。
「こちらの家では、私が急な病気になったとでも弁明して時間を稼いでいるのだろう。奉行所と口裏あわせ程度はしたかもしれないが、誰かを雇うような余裕もない。稼いだ時間を無為に浪費するのみだ」
家を捨てるというだけあって、気遣いを微塵も感じさせない口調だった。
「あのう……もし、仇と会えたとして、その……」
「お忍びだから護衛はほとんどいない。だいいち、女の私と戦うのに助太刀をさせたら、武士の名折れだ」
おふみの別な懸念を、櫛田は察した。
「それでも……」
「あまりこのようなことは好まぬが、見ておくと良い」
なおも案じるおふみを前に、櫛田は自分の財布から一文銭を出した。財布をしまってから一文銭を親指で弾き、宙に浮いたそれを懐刀一閃、目の前で真っ二つにした。赤い火花が散って消える。
「失礼した」
そう述べてから、櫛田は一文銭の欠片を両方拾った。
「あの……とてもお強いのかもしれませんが、仇を討ったあと、追い死にだけはやめて下さい」
おふみからすれば、無意味な死は弟だけでたくさんなのに決まっている。龍左衛門とて、武家がやたらに死ぬだの殺すだのいうのは好きではない。
「心配無用だ。命を捨てるために家出したのではない」
あっさりと櫛田は否定した。
「ということですが、どうします」
龍左衛門は、おふみの決断を促した。彼女は一度、ぎゅっと目をつぶり、開けないまま天井へ顔を上げた。ややあって、刮目しつつ櫛田をまっすぐ見た。
「わかりました。舟をだしましょう。でも、仕事が終わり次第、私どもは何があっても知らぬ存ぜぬで通します」
「ありがたい。心から礼をいう。ならば、お金を受けとってくれ」
櫛田はおふみの元へいき、三両を渡した。
安堵すべきか、危惧すべきか……龍左衛門は、何ともいえない複雑な気持ちになった。
疲れが溜まっているとはいえ。家出して仇討ちを誓う謎めいた女性の存在が、彼に新たな力をもたらしてもいた。それに、この仕事は船頭としての腕前への挑戦だ。それら全てが、凝りかたまったりバラバラになったりしながら彼の心身に溶けていった。
「おありがとうございます。そのう……色々と申しましたが……せんえつながら、お家や血に縛られてしまうお立場、お察し致します」
おふみはおふみで、弟の死から未だに解放されきっていない。少なくとも龍左衛門はそう思っている。
「こちらこそ、勝手のいい放題で恐れいる」
「そうと決まれば、俺は灯りをだします。櫛田様は、そのままここでお待ち下さい」
店からでていると、不意に誰かと顔をあわせてしまうこともある。そうした危惧を踏まえての発言だった。
「良いように取りはからえ」
櫛田が同意したので、支度を整えるべく店を出た。
船着き場から戻ってくると、櫛田は市女笠をかぶっていた。心なしか、線香の香りもする。
「龍さんが灯りの用意をしている間に、私からお渡ししました。素顔をさらしたままよりはましでしょう。お線香も焚いて頂きました」
そういう気遣いは、おふみが人から尊敬もされ信頼もされる大事な一因だった。
「それじゃ、出発しましょう」
「ありがたい。無理をいって申し訳ない」
櫛田は、律儀におふみへ頭を下げた。
「お気をつけて」
本来、舟出するなら……忙しさにもよりけりながら……おふみが船着き場まで見送るのが慣習だ。今回は、事情が事情なので、おふみは帳場からでない。
船着き場では、すでに猪牙船のもやいを解いてある。錨もあげた。
「俺が先に乗ります。舟は経験ありますか」
「いや、ない」
「ゆっくり、腰を沈めながら足を下ろして下さい。舟の中では座って、立たないようにお願いします」
「わかった」
龍左衛門が舟の後ろ端についた。櫛田は、恐る恐るいわれた通りにした。ぎこちなく座ると、かすかに舟が揺れたものの、すぐに安定した。
「舟をだします」
一声かけてから、竿でぐっと川底をついた。黄昏時の水面に波紋がいくつか広がる。それが全て消えるころには、猪牙船は川のまんなかを滑るように下っていた。
「そのう、野暮はいいたかないんですが……」
ややあって、どうしても聞いておきたいことを、櫛田の背中へ向けて口にした。
「神社での生活なら、親切な老人が世話をしてくれた」
首だけ後ろに曲げて、櫛田は察しよく語った。
「世話……」
説明されて余計に怪しくなった。
「お金と引きかえに手助けするというので、その老人に一両渡した。すると、着がえから食べ物まで毎日手配してくれた。銭湯にも案内されたし、入り方も教えてくれた。もっとも、代金は別だった」
「どなたか、お知りあいですか」
「いや。ただ、むこうは私の家に昔仕えていた人間だと主張した。試しに私の家族について聞いたら、名前はもちろん他人が知らないことまで知っていた」
だから信頼したといわんばかりの櫛田だが、ますます胡散臭い。
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「間違いない」
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「駄目なのか」
櫛田が、ここで初めて不安そうな声になった。
「夜中に舟を漕ぐこともないではないです」
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「龍さん」
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おふみが怖がるのを承知で、わざと口にした。彼女が初対面の折りに厠を貸してくれたのも、間接的にはあやかし……いや、彼女の言葉を拝借するならお化けのせいだ。帳場の天井に、髪の長い老婆がしがみついているから見てほしいという頼みごとと引きかえだった。実際には、障子にへばりついた足高蜘蛛の影にすぎなかった。
「龍さんっ」
「下手すりゃ、櫛田様もここで身投げして、一緒に化けてでるかもしれませんよ」
と、話を持っていくのが作戦だ。
「こんな時に変なことをいわないで下さい」
怒りかけたおふみが、顔を青くした。内心、申し訳ないとは思った。この際、おふみが仕方なく折れたという形に持っていった方が望ましい。
「この宿が舟を出してくれたことは、もちろん口外しない。事情を知らなかったといえば、奉行所には確かめようがない」
龍左衛門の軽口を奇貨にして、『客』は一気にまくしたてた。
「川舟改役までおつとめになられていたお家のお嬢様がいなくなったんじゃ、ただではすみませんよ」
なおもおふみが納得しないのは当たり前だ。龍左衛門も、一筋縄でいくとは思ってない。
「その点は、まず問題ない……と思う」
「何故です」
「私は、家をでてかれこれ十日になる」
「えぇっ」
おふみだけでなく、自分も異口同音に叫んでしまった。少し前どころの話ではない。ならば、奉行所なり岡っ引きなりから、聞きこみの一つもあって当たり前のはず。にもかかわらず、そんな話はついぞ聞かない。
「親は、届け出くらいはしただろう。だが、奉行所は人手が足りなさすぎるし、没落した家の娘などにいちいちかまってはいられない……といったあたりだと私は踏んでいる」
こちらの疑問には無頓着に、櫛田は続けた。龍左衛門は、壁際で腕を組んでいる。
「両家の皆様が必死に探してらっしゃるでしょう」
おふみは、綱男の死顔を思い返しているのだろうか。
「こちらの家では、私が急な病気になったとでも弁明して時間を稼いでいるのだろう。奉行所と口裏あわせ程度はしたかもしれないが、誰かを雇うような余裕もない。稼いだ時間を無為に浪費するのみだ」
家を捨てるというだけあって、気遣いを微塵も感じさせない口調だった。
「あのう……もし、仇と会えたとして、その……」
「お忍びだから護衛はほとんどいない。だいいち、女の私と戦うのに助太刀をさせたら、武士の名折れだ」
おふみの別な懸念を、櫛田は察した。
「それでも……」
「あまりこのようなことは好まぬが、見ておくと良い」
なおも案じるおふみを前に、櫛田は自分の財布から一文銭を出した。財布をしまってから一文銭を親指で弾き、宙に浮いたそれを懐刀一閃、目の前で真っ二つにした。赤い火花が散って消える。
「失礼した」
そう述べてから、櫛田は一文銭の欠片を両方拾った。
「あの……とてもお強いのかもしれませんが、仇を討ったあと、追い死にだけはやめて下さい」
おふみからすれば、無意味な死は弟だけでたくさんなのに決まっている。龍左衛門とて、武家がやたらに死ぬだの殺すだのいうのは好きではない。
「心配無用だ。命を捨てるために家出したのではない」
あっさりと櫛田は否定した。
「ということですが、どうします」
龍左衛門は、おふみの決断を促した。彼女は一度、ぎゅっと目をつぶり、開けないまま天井へ顔を上げた。ややあって、刮目しつつ櫛田をまっすぐ見た。
「わかりました。舟をだしましょう。でも、仕事が終わり次第、私どもは何があっても知らぬ存ぜぬで通します」
「ありがたい。心から礼をいう。ならば、お金を受けとってくれ」
櫛田はおふみの元へいき、三両を渡した。
安堵すべきか、危惧すべきか……龍左衛門は、何ともいえない複雑な気持ちになった。
疲れが溜まっているとはいえ。家出して仇討ちを誓う謎めいた女性の存在が、彼に新たな力をもたらしてもいた。それに、この仕事は船頭としての腕前への挑戦だ。それら全てが、凝りかたまったりバラバラになったりしながら彼の心身に溶けていった。
「おありがとうございます。そのう……色々と申しましたが……せんえつながら、お家や血に縛られてしまうお立場、お察し致します」
おふみはおふみで、弟の死から未だに解放されきっていない。少なくとも龍左衛門はそう思っている。
「こちらこそ、勝手のいい放題で恐れいる」
「そうと決まれば、俺は灯りをだします。櫛田様は、そのままここでお待ち下さい」
店からでていると、不意に誰かと顔をあわせてしまうこともある。そうした危惧を踏まえての発言だった。
「良いように取りはからえ」
櫛田が同意したので、支度を整えるべく店を出た。
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「龍さんが灯りの用意をしている間に、私からお渡ししました。素顔をさらしたままよりはましでしょう。お線香も焚いて頂きました」
そういう気遣いは、おふみが人から尊敬もされ信頼もされる大事な一因だった。
「それじゃ、出発しましょう」
「ありがたい。無理をいって申し訳ない」
櫛田は、律儀におふみへ頭を下げた。
「お気をつけて」
本来、舟出するなら……忙しさにもよりけりながら……おふみが船着き場まで見送るのが慣習だ。今回は、事情が事情なので、おふみは帳場からでない。
船着き場では、すでに猪牙船のもやいを解いてある。錨もあげた。
「俺が先に乗ります。舟は経験ありますか」
「いや、ない」
「ゆっくり、腰を沈めながら足を下ろして下さい。舟の中では座って、立たないようにお願いします」
「わかった」
龍左衛門が舟の後ろ端についた。櫛田は、恐る恐るいわれた通りにした。ぎこちなく座ると、かすかに舟が揺れたものの、すぐに安定した。
「舟をだします」
一声かけてから、竿でぐっと川底をついた。黄昏時の水面に波紋がいくつか広がる。それが全て消えるころには、猪牙船は川のまんなかを滑るように下っていた。
「そのう、野暮はいいたかないんですが……」
ややあって、どうしても聞いておきたいことを、櫛田の背中へ向けて口にした。
「神社での生活なら、親切な老人が世話をしてくれた」
首だけ後ろに曲げて、櫛田は察しよく語った。
「世話……」
説明されて余計に怪しくなった。
「お金と引きかえに手助けするというので、その老人に一両渡した。すると、着がえから食べ物まで毎日手配してくれた。銭湯にも案内されたし、入り方も教えてくれた。もっとも、代金は別だった」
「どなたか、お知りあいですか」
「いや。ただ、むこうは私の家に昔仕えていた人間だと主張した。試しに私の家族について聞いたら、名前はもちろん他人が知らないことまで知っていた」
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