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EP 2
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コスト1の革新
「……店主。その右手の『それ』は、本当にただの工具なのか?」
新聞を小脇に抱えた紳士――ルーベンスと名乗った男は、カウンターの席で紅茶(俺が出したペットボトルの安い茶だ)をすすりながら、訝しげに俺の手元を見ていた。
「ああ、これ? 便利だぞ。温度調整は完璧だし、振動カッターにもなるし、たまに『我を崇めよ』とか喋るAI付きだ」
「……ええい、小僧! 客人の前で恥をかかせるな! 我は神話級の……うぐぐ、また電圧を下げおったな!」
俺は脳内で騒ぐ『雷霆』の出力を絞り、黙らせる。
ルーベンスは「AI……? よく分からんが、まあいい」と肩をすくめ、手元の新聞を広げた。
「ふむ、帝国の株価がまた下がったか。……店主、ここの茶は悪くないな。おかわりを貰おうか」
「へいへい」
見た目は若いが、言動がどこか所帯じみている客だ。
だが、その眼光だけは鋭い。ただの一般人じゃないことは確かだが、金を払ってくれるなら誰でもいい。
その時だった。
バンッ! と乱暴に店のドアが開かれたのは。
「おい、人間! ここに新しいパーツが入ったって聞いたぞ!」
入ってきたのは、背の低いドワーフの子供たち三人組だ。
ドワーフ族は生まれつき手先が器用で、この地下帝国では子供でもマグナギアを嗜む。
特に、このリーダー格の少年――ガリクは、親が金持ちの商人で、いつも最新の「高い機体」を自慢しに来る常連(冷やかし)だった。
「いらっしゃい、ガリク君。パーツなら棚にあるよ」
「はんっ! どうせお前の店のは『コスト1』用のショボいジャンクだろ?」
ガリクは鼻を鳴らし、自分の背負っていたケースから、真っ赤なマグナギアを取り出した。
全身が鱗のような装甲で覆われた、二足歩行のドラゴン型。
「見ろよこれ! 親父に買ってもらった帝国製の最新モデル『レッド・ドレイク』だ! コスト2のパワー重量級! お前の店にあるヒョロヒョロの人形なんて、ワンパンで粉砕できるぜ!」
取り巻きの子供たちも「すげー!」「かっけー!」と囃し立てる。
俺は作業の手を止め、ため息をついた。
これだ。
この世界じゃ、マグナギアの優劣は「コスト(魔力容量)」と「デカさ」で決まると信じ込まれている。
「……ガリク君。マグナギアはパワーだけじゃない。構造と操縦者の腕だ」
「負け惜しみかよ! なら勝負しろよ! 俺のドレイクがお前の人形をバラバラにしてやる!」
ガリクが店の中央にある「試運転用フィールド(ジオラマ)」に、ドレイクを置く。
俺はチラリとカウンターを見た。
ルーベンスが新聞から顔を上げ、ニヤリと笑っている。
「手並みを見せてもらおうか」という顔だ。
……仕方ない。ちょうど『弓丸』の調整が終わったところだ。
実戦データの収集といこうか。
「いいだろう。ただし、壊れても泣かないこと」
俺は作業台から、マットグレーの小柄な機体――『弓丸(ゆみまる)』を手に取り、フィールドに置いた。
全高三十センチ強。ガリクのドレイクと比べると、一回りは小さい。
「ギャハハ! なんだその地味な色! 武器も短剣と弓? そんな爪楊枝でドラゴンの装甲が抜けるかよ!」
「レディ……ゴー!」
ガリクがコントローラー(魔導端末)を操作する。
ドレイクが重厚な駆動音を響かせ、突進してきた。
速い。コスト2の魔力出力を生かした、単純だが強力なタックルだ。
だが。
「――遅い」
俺は指先から魔力を送る。
『弓丸』が、音もなく跳躍した。
その高さは、ドレイクの頭上を遥かに超える。
「なっ!? 飛んだ!?」
「ただのジャンプじゃない。『立体機動』だ」
空中で弓丸が背中のバックパックを展開。
シュッ! と射出されたのは、先端にフックがついたロープだ。
フックがジオラマの天井の梁に突き刺さる。
弓丸はそれを支点に、振り子のように加速し――ドレイクの背後へと着地した。
「くそっ、ちょこまかと! 燃えちまえ! 『火炎ブレス』!」
ガリクが焦ってボタンを連打する。
ドレイクが振り返りざまに口を開け、魔法の炎を吐き出した。
狭いフィールドを炎が舐める。
だが、俺は動じない。
「バックパック展開。『スリッピー・オイル』散布」
弓丸が腰のタンクから、透明な液体を床にぶちまける。
それは、俺が調合した「摩擦係数ゼロ」の超潤滑油だ。
ドレイクが踏み込んだ瞬間。
ツルッ!
巨大な質量を持つドラゴンの足が、漫画のように滑った。
「うわあああ!?」
「重い機体ほど、転んだ時の隙はデカいんだよ」
ステーン! と派手に転倒し、仰向けになってもがくドレイク。
その腹の上に、弓丸が音もなく着地する。
手には、逆手に持ったショートソード。
その切っ先が、ドレイクの首元の装甲の隙間――『マナ・コア』の真上にピタリと止まっていた。
「……チェックメイトだ」
静寂。
ガリクたちは口をあんぐりと開けている。
何が起きたのか理解できていないようだ。
パワーで勝るはずのコスト2が、指一本触れることもできずに、コスト1の人形に制圧されたのだから。
「く、くそぉおおお! 卑怯だぞ! 油なんて!」
「戦場にある物は全て使う。それがマグナギアだ」
俺は涼しい顔で弓丸を回収する。
ガリクは涙目でドレイクをひっ掴むと、「覚えてろよー!」と捨て台詞を吐いて逃げ出した。
やれやれ、と俺が肩をすくめると。
パチパチパチ、と乾いた拍手が聞こえた。
「……見事だ」
ルーベンスが感心したように頷いていた。
「コスト1の貧弱な出力を、極限まで軽量化したフレームと、奇抜なギミックで補うか。……あの動き、並の職人芸ではないな」
「趣味で作ってるだけさ。俺は『人型』が最強だと証明したいだけだからな」
「趣味、か……ククッ」
ルーベンスは楽しげに喉を鳴らし、懐から金貨を一枚取り出してカウンターに置いた。
「釣りはいらん。茶代と……その『面白い見世物』への代金だ」
「へえ、太っ腹だな。また来てくれよ、旦那」
「ああ、来るとも。……次はもっと『面白い話(ネタ)』を持ってきてやろう」
ルーベンスは意味深な笑みを残し、店を出て行った。
彼が去った後、俺の手の中で『雷霆』がボソリと呟いた。
『……小僧。あの男、タダモノではないぞ。あれは恐らく……』
「ん? 金払いのいいおっさんだろ?」
『……貴様のその危機感の無さ、いつか死ぬぞ』
雷霆の警告をよそに、俺は手に入れた金貨を弾いてキャッチした。
これで新しいパーツが買える。
次は、重量級の『騎士丸』の装甲テストでもしようか。
俺の店が、世界の運命を変える場所になりつつあることなど、この時の俺はまだ知る由もなかった。
「……店主。その右手の『それ』は、本当にただの工具なのか?」
新聞を小脇に抱えた紳士――ルーベンスと名乗った男は、カウンターの席で紅茶(俺が出したペットボトルの安い茶だ)をすすりながら、訝しげに俺の手元を見ていた。
「ああ、これ? 便利だぞ。温度調整は完璧だし、振動カッターにもなるし、たまに『我を崇めよ』とか喋るAI付きだ」
「……ええい、小僧! 客人の前で恥をかかせるな! 我は神話級の……うぐぐ、また電圧を下げおったな!」
俺は脳内で騒ぐ『雷霆』の出力を絞り、黙らせる。
ルーベンスは「AI……? よく分からんが、まあいい」と肩をすくめ、手元の新聞を広げた。
「ふむ、帝国の株価がまた下がったか。……店主、ここの茶は悪くないな。おかわりを貰おうか」
「へいへい」
見た目は若いが、言動がどこか所帯じみている客だ。
だが、その眼光だけは鋭い。ただの一般人じゃないことは確かだが、金を払ってくれるなら誰でもいい。
その時だった。
バンッ! と乱暴に店のドアが開かれたのは。
「おい、人間! ここに新しいパーツが入ったって聞いたぞ!」
入ってきたのは、背の低いドワーフの子供たち三人組だ。
ドワーフ族は生まれつき手先が器用で、この地下帝国では子供でもマグナギアを嗜む。
特に、このリーダー格の少年――ガリクは、親が金持ちの商人で、いつも最新の「高い機体」を自慢しに来る常連(冷やかし)だった。
「いらっしゃい、ガリク君。パーツなら棚にあるよ」
「はんっ! どうせお前の店のは『コスト1』用のショボいジャンクだろ?」
ガリクは鼻を鳴らし、自分の背負っていたケースから、真っ赤なマグナギアを取り出した。
全身が鱗のような装甲で覆われた、二足歩行のドラゴン型。
「見ろよこれ! 親父に買ってもらった帝国製の最新モデル『レッド・ドレイク』だ! コスト2のパワー重量級! お前の店にあるヒョロヒョロの人形なんて、ワンパンで粉砕できるぜ!」
取り巻きの子供たちも「すげー!」「かっけー!」と囃し立てる。
俺は作業の手を止め、ため息をついた。
これだ。
この世界じゃ、マグナギアの優劣は「コスト(魔力容量)」と「デカさ」で決まると信じ込まれている。
「……ガリク君。マグナギアはパワーだけじゃない。構造と操縦者の腕だ」
「負け惜しみかよ! なら勝負しろよ! 俺のドレイクがお前の人形をバラバラにしてやる!」
ガリクが店の中央にある「試運転用フィールド(ジオラマ)」に、ドレイクを置く。
俺はチラリとカウンターを見た。
ルーベンスが新聞から顔を上げ、ニヤリと笑っている。
「手並みを見せてもらおうか」という顔だ。
……仕方ない。ちょうど『弓丸』の調整が終わったところだ。
実戦データの収集といこうか。
「いいだろう。ただし、壊れても泣かないこと」
俺は作業台から、マットグレーの小柄な機体――『弓丸(ゆみまる)』を手に取り、フィールドに置いた。
全高三十センチ強。ガリクのドレイクと比べると、一回りは小さい。
「ギャハハ! なんだその地味な色! 武器も短剣と弓? そんな爪楊枝でドラゴンの装甲が抜けるかよ!」
「レディ……ゴー!」
ガリクがコントローラー(魔導端末)を操作する。
ドレイクが重厚な駆動音を響かせ、突進してきた。
速い。コスト2の魔力出力を生かした、単純だが強力なタックルだ。
だが。
「――遅い」
俺は指先から魔力を送る。
『弓丸』が、音もなく跳躍した。
その高さは、ドレイクの頭上を遥かに超える。
「なっ!? 飛んだ!?」
「ただのジャンプじゃない。『立体機動』だ」
空中で弓丸が背中のバックパックを展開。
シュッ! と射出されたのは、先端にフックがついたロープだ。
フックがジオラマの天井の梁に突き刺さる。
弓丸はそれを支点に、振り子のように加速し――ドレイクの背後へと着地した。
「くそっ、ちょこまかと! 燃えちまえ! 『火炎ブレス』!」
ガリクが焦ってボタンを連打する。
ドレイクが振り返りざまに口を開け、魔法の炎を吐き出した。
狭いフィールドを炎が舐める。
だが、俺は動じない。
「バックパック展開。『スリッピー・オイル』散布」
弓丸が腰のタンクから、透明な液体を床にぶちまける。
それは、俺が調合した「摩擦係数ゼロ」の超潤滑油だ。
ドレイクが踏み込んだ瞬間。
ツルッ!
巨大な質量を持つドラゴンの足が、漫画のように滑った。
「うわあああ!?」
「重い機体ほど、転んだ時の隙はデカいんだよ」
ステーン! と派手に転倒し、仰向けになってもがくドレイク。
その腹の上に、弓丸が音もなく着地する。
手には、逆手に持ったショートソード。
その切っ先が、ドレイクの首元の装甲の隙間――『マナ・コア』の真上にピタリと止まっていた。
「……チェックメイトだ」
静寂。
ガリクたちは口をあんぐりと開けている。
何が起きたのか理解できていないようだ。
パワーで勝るはずのコスト2が、指一本触れることもできずに、コスト1の人形に制圧されたのだから。
「く、くそぉおおお! 卑怯だぞ! 油なんて!」
「戦場にある物は全て使う。それがマグナギアだ」
俺は涼しい顔で弓丸を回収する。
ガリクは涙目でドレイクをひっ掴むと、「覚えてろよー!」と捨て台詞を吐いて逃げ出した。
やれやれ、と俺が肩をすくめると。
パチパチパチ、と乾いた拍手が聞こえた。
「……見事だ」
ルーベンスが感心したように頷いていた。
「コスト1の貧弱な出力を、極限まで軽量化したフレームと、奇抜なギミックで補うか。……あの動き、並の職人芸ではないな」
「趣味で作ってるだけさ。俺は『人型』が最強だと証明したいだけだからな」
「趣味、か……ククッ」
ルーベンスは楽しげに喉を鳴らし、懐から金貨を一枚取り出してカウンターに置いた。
「釣りはいらん。茶代と……その『面白い見世物』への代金だ」
「へえ、太っ腹だな。また来てくれよ、旦那」
「ああ、来るとも。……次はもっと『面白い話(ネタ)』を持ってきてやろう」
ルーベンスは意味深な笑みを残し、店を出て行った。
彼が去った後、俺の手の中で『雷霆』がボソリと呟いた。
『……小僧。あの男、タダモノではないぞ。あれは恐らく……』
「ん? 金払いのいいおっさんだろ?」
『……貴様のその危機感の無さ、いつか死ぬぞ』
雷霆の警告をよそに、俺は手に入れた金貨を弾いてキャッチした。
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