7 / 16
EP 7
しおりを挟む
愚かなる侵略者 ~この領地を狙う盗賊団~
竜王デュークが去った後、俺の領地『絶対安全圏』は、さらに活気づいていた。
理由は単純だ。竜王が置いていった『竜の鱗』である。
ニャングルがこれを担保にゴルド商会から莫大な資金を引っ張ってきたおかげで、俺たちは更なる資材(主にタロー国製の100均グッズと建材)を大量購入できたのだ。
「うひょひょ! オーナー様、笑いが止まりまへんな! ルナはんのメロンも飛ぶように売れるし、これは近いうちに『リゾートホテル』の建設に着手できまっせ!」
「ああ、頼もしいよニャングル。……ところで、暖房の温度を0.5度上げてくれないか? ちょっと肌寒くてHPが減りそうだ」
俺は最高級の羽毛布団(衝撃吸収率100%)に包まりながら言った。
現在のHPは【1.1/1.1】。
メロンのおかげで最大値は増えたが、相変わらず防御力はゼロだ。くしゃみ一つで肋骨がいく可能性がある。
そんな平和ボケしていた昼下がりのことだった。
ウゥゥゥゥゥゥゥ――ッ!!
不快なサイレン音が領内に鳴り響いた。
Dr.ギアが設置した『長距離警戒レーダー』だ。
「な、なんだ!? 竜王のおっさんがまた来たのか!?」
「ちゃいます! モニターを見ておくんなはれ! あれは……盗賊団でっせ!」
ニャングルが指差したモニターには、土煙を上げて迫ってくる集団が映っていた。
改造された魔導バイクや、凶暴なハイエナのような魔獣に跨った、見るからに柄の悪い連中だ。その数、およそ50。
「ヒャッハー! ここが噂の『楽園』かァ!」
「金目の匂いがプンプンしやがるぜぇ!」
「女も食い物も全部奪っちまえ!」
ステレオタイプすぎる盗賊たちだ。
彼らは『荒野の毒サソリ団』。近隣の村を襲っては略奪を繰り返す、懸賞金付きの極悪集団である。
「ひぃぃっ! 野蛮! 野蛮な声が聞こえる!」
俺は頭を抱えた。
高性能マイクが拾った彼らの怒号だけで、精神的ストレスによりHPバーが【1.0】に減った。
「ど、どうするんだよニャングル! あいつら、やる気満々だぞ!」
「落ち着いておくんなはれ。うちの領地には『ブルーシート絶対結界』があります。そう簡単には破られまへん」
ニャングルの言う通り、領地の外周はDr.ギアの科学と俺のスキルで強化された多重結界で守られている。
だが、相手もプロの略奪者だ。
ドォォォォォン!!
モニターの中で爆炎が上がった。
盗賊の一人が、肩に担いだ『魔導ロケットランチャー(どこかの国の軍事放出品)』を発射したのだ。
「ギャアアアア! 爆発音! 鼓膜が! 心臓が!」
俺は床に突っ伏して悶絶した。
衝撃波は結界が完全に遮断しているはずなのに、ビビりすぎて過呼吸になりそうだ。
HPが【0.8】まで減った。死ぬ。ショック死する。
「お、おい! 結界の外層が揺らいどるで! あいつら、一点集中で攻撃してきよる!」
「嘘だろ!? 100均のブルーシートだぞ!? 最強じゃないのか!?」
「限度がありますわ! それに、あいつら……なんか『ドリル』みたいなもん持ち出してきよった!」
盗賊団は手慣れていた。
結界の魔力波長を乱す杭を打ち込み、物理的なドリルで強引にこじ開けようとしているのだ。
ガガガガガガ! という不快な掘削音が、マイクを通してリビングに響く。
「やめろぉぉぉ! 工事現場の騒音は俺の天敵なんだよぉぉぉ!」
「オーナー様! しっかりして! 今白目むいてましたで!?」
絶体絶命のピンチ。
俺がストレス死するか、結界が破られて惨殺されるか。
その時だった。
リビングの扉が乱暴に開かれた。
「やかましいわいッ!!」
入ってきたのは、スパナを握りしめたDr.ギアだった。
彼は血走った目で叫んだ。
「ワシは今、メロンの糖度を測定する重要な実験中なんじゃ! 1ミクロンの振動も許されんのじゃ! 表で騒いでおるのはどこのどいつじゃ!」
続いて、優雅に紅茶を飲んでいたはずのルナとネギオも現れた。
ルナは頬を膨らませてプンプンしている。
「もう! お昼寝の時間なのに、すごく空気が『淀んで』るわ! 外から汚い言葉がいっぱい飛んできて、果実たちが怯えてるじゃない!」
「お嬢様の安眠を妨害するとは……万死に値しますね」
ネギオがスチャッと青ネギを構えた。その切っ先は、かつてないほど鋭く尖っている。
俺は、痙攣しながら彼らを見上げた。
住民たちが、キレている。
俺の命の危機に……ではなく、自分たちの『快適なスローライフ』を邪魔されたことに。
「じ、爺さん、ルナさん……あいつらを、追い払ってくれるのか?」
俺が虫の息で尋ねると、Dr.ギアはニヤリと凶悪な笑みを浮かべた。
「追い払う? 甘いのう主よ。……せっかく開発した『新兵器』の実験台が向こうから来てくれたんじゃ。骨の髄までデータになってもらうぞ」
「私も! 『お掃除』しなきゃね!」
ルナが世界樹の杖を構え、無邪気(かつ邪悪)な笑顔を見せた。
「ひぃっ……」
俺は直感した。
外の盗賊たちよりも、今ここにいる身内の方が、遥かに危険な存在なのではないかと。
「オーナー様、耳栓しといた方がええです。……これは『虐殺』になりまっせ」
ニャングルがそっと俺の耳に、高性能ヘッドフォンを被せてくれた。
モニターの向こうでは、盗賊たちが結界に小さな穴を開け、「開いたぞォォォ! 殺せェェェ!」と歓喜の声を上げて雪崩れ込んでくるところだった。
彼らはまだ知らない。
そこが『楽園』の入り口ではなく、世界最強の怪物たちが住まう『地獄』の一丁目だということを。
「迎撃開始(パーティータイム)じゃああああ!!」
Dr.ギアが赤いボタンを叩き押した。
俺の領地防衛戦――という名の、一方的な蹂躙劇が幕を開ける。
竜王デュークが去った後、俺の領地『絶対安全圏』は、さらに活気づいていた。
理由は単純だ。竜王が置いていった『竜の鱗』である。
ニャングルがこれを担保にゴルド商会から莫大な資金を引っ張ってきたおかげで、俺たちは更なる資材(主にタロー国製の100均グッズと建材)を大量購入できたのだ。
「うひょひょ! オーナー様、笑いが止まりまへんな! ルナはんのメロンも飛ぶように売れるし、これは近いうちに『リゾートホテル』の建設に着手できまっせ!」
「ああ、頼もしいよニャングル。……ところで、暖房の温度を0.5度上げてくれないか? ちょっと肌寒くてHPが減りそうだ」
俺は最高級の羽毛布団(衝撃吸収率100%)に包まりながら言った。
現在のHPは【1.1/1.1】。
メロンのおかげで最大値は増えたが、相変わらず防御力はゼロだ。くしゃみ一つで肋骨がいく可能性がある。
そんな平和ボケしていた昼下がりのことだった。
ウゥゥゥゥゥゥゥ――ッ!!
不快なサイレン音が領内に鳴り響いた。
Dr.ギアが設置した『長距離警戒レーダー』だ。
「な、なんだ!? 竜王のおっさんがまた来たのか!?」
「ちゃいます! モニターを見ておくんなはれ! あれは……盗賊団でっせ!」
ニャングルが指差したモニターには、土煙を上げて迫ってくる集団が映っていた。
改造された魔導バイクや、凶暴なハイエナのような魔獣に跨った、見るからに柄の悪い連中だ。その数、およそ50。
「ヒャッハー! ここが噂の『楽園』かァ!」
「金目の匂いがプンプンしやがるぜぇ!」
「女も食い物も全部奪っちまえ!」
ステレオタイプすぎる盗賊たちだ。
彼らは『荒野の毒サソリ団』。近隣の村を襲っては略奪を繰り返す、懸賞金付きの極悪集団である。
「ひぃぃっ! 野蛮! 野蛮な声が聞こえる!」
俺は頭を抱えた。
高性能マイクが拾った彼らの怒号だけで、精神的ストレスによりHPバーが【1.0】に減った。
「ど、どうするんだよニャングル! あいつら、やる気満々だぞ!」
「落ち着いておくんなはれ。うちの領地には『ブルーシート絶対結界』があります。そう簡単には破られまへん」
ニャングルの言う通り、領地の外周はDr.ギアの科学と俺のスキルで強化された多重結界で守られている。
だが、相手もプロの略奪者だ。
ドォォォォォン!!
モニターの中で爆炎が上がった。
盗賊の一人が、肩に担いだ『魔導ロケットランチャー(どこかの国の軍事放出品)』を発射したのだ。
「ギャアアアア! 爆発音! 鼓膜が! 心臓が!」
俺は床に突っ伏して悶絶した。
衝撃波は結界が完全に遮断しているはずなのに、ビビりすぎて過呼吸になりそうだ。
HPが【0.8】まで減った。死ぬ。ショック死する。
「お、おい! 結界の外層が揺らいどるで! あいつら、一点集中で攻撃してきよる!」
「嘘だろ!? 100均のブルーシートだぞ!? 最強じゃないのか!?」
「限度がありますわ! それに、あいつら……なんか『ドリル』みたいなもん持ち出してきよった!」
盗賊団は手慣れていた。
結界の魔力波長を乱す杭を打ち込み、物理的なドリルで強引にこじ開けようとしているのだ。
ガガガガガガ! という不快な掘削音が、マイクを通してリビングに響く。
「やめろぉぉぉ! 工事現場の騒音は俺の天敵なんだよぉぉぉ!」
「オーナー様! しっかりして! 今白目むいてましたで!?」
絶体絶命のピンチ。
俺がストレス死するか、結界が破られて惨殺されるか。
その時だった。
リビングの扉が乱暴に開かれた。
「やかましいわいッ!!」
入ってきたのは、スパナを握りしめたDr.ギアだった。
彼は血走った目で叫んだ。
「ワシは今、メロンの糖度を測定する重要な実験中なんじゃ! 1ミクロンの振動も許されんのじゃ! 表で騒いでおるのはどこのどいつじゃ!」
続いて、優雅に紅茶を飲んでいたはずのルナとネギオも現れた。
ルナは頬を膨らませてプンプンしている。
「もう! お昼寝の時間なのに、すごく空気が『淀んで』るわ! 外から汚い言葉がいっぱい飛んできて、果実たちが怯えてるじゃない!」
「お嬢様の安眠を妨害するとは……万死に値しますね」
ネギオがスチャッと青ネギを構えた。その切っ先は、かつてないほど鋭く尖っている。
俺は、痙攣しながら彼らを見上げた。
住民たちが、キレている。
俺の命の危機に……ではなく、自分たちの『快適なスローライフ』を邪魔されたことに。
「じ、爺さん、ルナさん……あいつらを、追い払ってくれるのか?」
俺が虫の息で尋ねると、Dr.ギアはニヤリと凶悪な笑みを浮かべた。
「追い払う? 甘いのう主よ。……せっかく開発した『新兵器』の実験台が向こうから来てくれたんじゃ。骨の髄までデータになってもらうぞ」
「私も! 『お掃除』しなきゃね!」
ルナが世界樹の杖を構え、無邪気(かつ邪悪)な笑顔を見せた。
「ひぃっ……」
俺は直感した。
外の盗賊たちよりも、今ここにいる身内の方が、遥かに危険な存在なのではないかと。
「オーナー様、耳栓しといた方がええです。……これは『虐殺』になりまっせ」
ニャングルがそっと俺の耳に、高性能ヘッドフォンを被せてくれた。
モニターの向こうでは、盗賊たちが結界に小さな穴を開け、「開いたぞォォォ! 殺せェェェ!」と歓喜の声を上げて雪崩れ込んでくるところだった。
彼らはまだ知らない。
そこが『楽園』の入り口ではなく、世界最強の怪物たちが住まう『地獄』の一丁目だということを。
「迎撃開始(パーティータイム)じゃああああ!!」
Dr.ギアが赤いボタンを叩き押した。
俺の領地防衛戦――という名の、一方的な蹂躙劇が幕を開ける。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
水神飛鳥の異世界茶会記 ~戦闘力ゼロの茶道家が、神業の【陶芸】と至高の【和菓子】で、野蛮な異世界を「癒やし」で侵略するようです~
月神世一
ファンタジー
「剣を下ろし、靴を脱いでください。……茶が入りましたよ」
猫を助けて死んだ茶道家・水神飛鳥(23歳)。
彼が転生したのは、魔法と闘気が支配する弱肉強食のファンタジー世界だった。
チート能力? 攻撃魔法?
いいえ、彼が手にしたのは「茶道具一式」と「陶芸セット」が出せるスキルだけ。
「私がすべき事は、戦うことではありません。一服の茶を出し、心を整えることです」
ゴブリン相手に正座で茶を勧め、
戦場のど真ん中に「結界(茶室)」を展開して空気を変え、
牢屋にぶち込まれれば、そこを「隠れ家カフェ」にリフォームして看守を餌付けする。
そんな彼の振る舞う、異世界には存在しない「極上の甘味(カステラ・羊羹)」と、魔法よりも美しい「茶器」に、武闘派の獣人女王も、強欲な大商人も、次第に心を(胃袋を)掴まれていき……?
「野暮な振る舞いは許しません」
これは、ブレない茶道家が、殺伐とした異世界を「おもてなし」で平和に変えていく、一期一会の物語。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる