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EP 8
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過保護すぎる防衛戦 ~大家さんを死なせるな!~
高性能ヘッドフォン(ノイズキャンセリング機能付き)を装着した俺は、ソファの上で胎児のように丸まっていた。
聞こえない。何も聞こえない。
だが、床――衝撃吸収率99.9%の『プチプチ』入りコルク床――を通して、微かな振動だけが伝わってくる。
ズズズッ……。ドォォン……。
まるで遠くで花火大会が行われているような、あるいはゴジラが散歩しているような振動だ。
俺のHPは現在【0.9】。
ストレス性胃炎で0.1減った。
「オーナー様、すごいですわ……」
隣でモニターを見ていたニャングルが、顔を引きつらせながら実況を始めた。
俺はヘッドフォンを少しずらして、恐る恐る尋ねた。
「ど、どうなってる? もう終わったか?」
「いえ、一方的な『解体ショー』が始まったところでんがな」
◇
モニターの中では、地獄絵図が展開されていた。
結界を強引に突破し、雄叫びを上げて侵入した『毒サソリ団』の先頭集団。
彼らが最初に足を踏み入れたのは、ルナが管理する『裏庭(ジャングル)』だった。
「ヒャッハー! なんだこのデカイ果物は! 宝の山だぜぇ!」
盗賊の一人が、目の前にぶら下がっている巨大なスイカ(直径1メートル)に剣を突き立てようとした、その時だ。
「……私の可愛い子供たちに、触らないでくれる?」
鈴を転がすような、美しい声が響いた。
空中に浮遊するルナ・シンフォニアである。彼女は天使のような慈愛に満ちた笑顔で、世界樹の杖を振るった。
「土に還りなさい。【強制堆肥化(コンポスト・バースト)】」
ゴゴゴゴゴ……ッ!
地面から無数の『根』が噴出した。
それはただの根ではない。ルナが世界樹の魔力で品種改良した、『超高速成長・食虫植物(マンドラゴラ亜種)』の根だ。
「ギャアアア!?」
「な、なんだコリャアアア!」
根は盗賊たちの手足を絡め取り、あっと言う間に地面へと引きずり込んでいく。
彼らは生きながらにして、極上メロンのための『養分』へと変換されていくのだ。
「ひぃぃぃ! 引けェ! ここはヤバい!」
後続の部隊が慌てて回れ右をする。
だが、その退路には既にDr.ギアが待ち構えていた。
「逃がすか若造ども! ワシの新兵器のテストはまだ終わっておらんぞ!」
ギアが背負ったランドセル型の装置から、二本の『ノズル』が伸びた。
それは、タロー国から仕入れた『高圧洗浄機』と『散水用ホース』を、ドワーフの技術で悪魔合体させた兵器だった。
「喰らえ! 超高圧水流カッター【ポセイドン・ストリーム】ッ!!」
シュバァァァァァッ!!
ノズルから放たれた水流は、音速を超えていた。
ただの『水』が、鉄の鎧を紙のように切り裂き、魔導バイクのエンジンを真っ二つに切断していく。
「あ、ありえねぇ! ただの水鉄砲だろォ!?」
「水圧なめんなじゃあああ!」
植物に食われる前衛。水圧で切断される後衛。
『毒サソリ団』は、領地の庭に入るどころか、玄関先で半壊していた。
◇
「……えげつない」
モニターを見ていた俺は、ドン引きしていた。
あいつら、俺を守るためというより、単にストレス発散してないか?
「お、おい見ろ! まだ生き残りがいるぞ!」
ニャングルが叫んだ。
盗賊団のリーダーらしき巨漢が、部下を盾にして生き延びていたのだ。彼は血走った目で、俺たちのいるシェルター(本邸)を睨みつけていた。
「化け物どもがぁぁぁ! だったら、この家ごと吹き飛ばしてやる!」
リーダーが取り出したのは、禁呪が封じ込められた『魔宝石』だった。
自爆特攻。
あれが起爆すれば、さすがの『ブルーシート結界』もタダでは済まないかもしれない。何より、その爆音と衝撃で俺の心臓が止まる。
「やめろぉぉぉ! 俺は平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁ!」
俺が絶叫した、その瞬間だった。
ドォォォォォォォンッ!!
上空から『黄金の雷』が落ちた。
いや、雷ではない。
音速で飛来し、着地した『何か』が起こした衝撃波だ。
その衝撃で、盗賊のリーダーは دم鞠(まり)のように吹き飛び、魔宝石を手から落としてしまった。
「……うるさい」
土煙の中から現れたのは、ねじり鉢巻に前掛け姿の『ラーメン屋の親父』――もとい、竜王デュークだった。
彼は不機嫌そうに腕を組み、ピクピクとこめかみを震わせていた。
「我は今から、一番風呂に浸かろうとしていたのだ。……湯加減を確認し、コーヒー牛乳の蓋を開けるシミュレーションまでして来たのだぞ」
デュークの瞳が、爬虫類の縦長の瞳孔へと変化する。
その体から溢れ出る『竜威』だけで、周囲の大気が歪み、盗賊たちは泡を吹いて気絶した。
「それを……貴様らごとき雑魚が、騒音を撒き散らすとは何事だ。大家(タクミ)が死んだら、誰が風呂の温度管理をするのだ? あ?」
「ひ、ひぃぃ……りゅ、竜王……!?」
リーダーが腰を抜かした。
伝説の竜王が、なぜこんな辺境の民家(シェルター)を守っているのか。理解できないまま、彼は絶望的な顔で空を見上げた。
「消えろ。……【黄金の息吹(プチ・ブレス)】」
デュークが面倒くさそうに、口から『ふっ』と息を吐いた。
それは深呼吸程度のものだった。
だが、竜王の吐息は、それだけで戦略級魔法に匹敵する。
カッッッ!!
黄金の閃光が走り、盗賊団の残党は、彼らが乗っていたバイクごと、地平線の彼方へと『消去』された。
地形が変わった。
荒野に、一直線の綺麗な『道(クレーター)』が出来上がっていた。
◇
シーン……。
静寂が戻った。
モニター越しにその光景を見ていた俺は、ヘッドフォンを外した。
そして、静かに呟いた。
「……やりすぎだろ」
俺のHPは【0.8】。
戦闘によるダメージはゼロだが、味方の火力への恐怖で寿命が縮んだ気がする。
数分後。
スッキリした顔のDr.ギア、ルナ、ネギオ、そして「肩の凝りが取れたわい」と笑うデュークが、リビングに戻ってきた。
「主よ! 無事か! 怪我はないか!」
「タクミ様、怖かったでしょう? もう『ゴミ』は全部片付けたから安心してね」
「オーナー様、これ戦利品の魔導バイクでっせ。高く売れますわ!」
みんな、俺を心配してくれている。
その気持ちは嬉しい。
嬉しいのだが――。
「みんな……ありがとう。でも、次はもう少し『静かに』頼む……」
俺はガクッと項垂れた。
こうして、初の防衛戦は(敵が一方的に消滅する形で)幕を閉じた。
だが、この騒動は、世界中に一つの事実を知らしめることになった。
『あの荒野には、竜王すら番犬にするヤバイ領主がいる』と。
俺の望むスローライフは、また一歩遠のいた気がした。
高性能ヘッドフォン(ノイズキャンセリング機能付き)を装着した俺は、ソファの上で胎児のように丸まっていた。
聞こえない。何も聞こえない。
だが、床――衝撃吸収率99.9%の『プチプチ』入りコルク床――を通して、微かな振動だけが伝わってくる。
ズズズッ……。ドォォン……。
まるで遠くで花火大会が行われているような、あるいはゴジラが散歩しているような振動だ。
俺のHPは現在【0.9】。
ストレス性胃炎で0.1減った。
「オーナー様、すごいですわ……」
隣でモニターを見ていたニャングルが、顔を引きつらせながら実況を始めた。
俺はヘッドフォンを少しずらして、恐る恐る尋ねた。
「ど、どうなってる? もう終わったか?」
「いえ、一方的な『解体ショー』が始まったところでんがな」
◇
モニターの中では、地獄絵図が展開されていた。
結界を強引に突破し、雄叫びを上げて侵入した『毒サソリ団』の先頭集団。
彼らが最初に足を踏み入れたのは、ルナが管理する『裏庭(ジャングル)』だった。
「ヒャッハー! なんだこのデカイ果物は! 宝の山だぜぇ!」
盗賊の一人が、目の前にぶら下がっている巨大なスイカ(直径1メートル)に剣を突き立てようとした、その時だ。
「……私の可愛い子供たちに、触らないでくれる?」
鈴を転がすような、美しい声が響いた。
空中に浮遊するルナ・シンフォニアである。彼女は天使のような慈愛に満ちた笑顔で、世界樹の杖を振るった。
「土に還りなさい。【強制堆肥化(コンポスト・バースト)】」
ゴゴゴゴゴ……ッ!
地面から無数の『根』が噴出した。
それはただの根ではない。ルナが世界樹の魔力で品種改良した、『超高速成長・食虫植物(マンドラゴラ亜種)』の根だ。
「ギャアアア!?」
「な、なんだコリャアアア!」
根は盗賊たちの手足を絡め取り、あっと言う間に地面へと引きずり込んでいく。
彼らは生きながらにして、極上メロンのための『養分』へと変換されていくのだ。
「ひぃぃぃ! 引けェ! ここはヤバい!」
後続の部隊が慌てて回れ右をする。
だが、その退路には既にDr.ギアが待ち構えていた。
「逃がすか若造ども! ワシの新兵器のテストはまだ終わっておらんぞ!」
ギアが背負ったランドセル型の装置から、二本の『ノズル』が伸びた。
それは、タロー国から仕入れた『高圧洗浄機』と『散水用ホース』を、ドワーフの技術で悪魔合体させた兵器だった。
「喰らえ! 超高圧水流カッター【ポセイドン・ストリーム】ッ!!」
シュバァァァァァッ!!
ノズルから放たれた水流は、音速を超えていた。
ただの『水』が、鉄の鎧を紙のように切り裂き、魔導バイクのエンジンを真っ二つに切断していく。
「あ、ありえねぇ! ただの水鉄砲だろォ!?」
「水圧なめんなじゃあああ!」
植物に食われる前衛。水圧で切断される後衛。
『毒サソリ団』は、領地の庭に入るどころか、玄関先で半壊していた。
◇
「……えげつない」
モニターを見ていた俺は、ドン引きしていた。
あいつら、俺を守るためというより、単にストレス発散してないか?
「お、おい見ろ! まだ生き残りがいるぞ!」
ニャングルが叫んだ。
盗賊団のリーダーらしき巨漢が、部下を盾にして生き延びていたのだ。彼は血走った目で、俺たちのいるシェルター(本邸)を睨みつけていた。
「化け物どもがぁぁぁ! だったら、この家ごと吹き飛ばしてやる!」
リーダーが取り出したのは、禁呪が封じ込められた『魔宝石』だった。
自爆特攻。
あれが起爆すれば、さすがの『ブルーシート結界』もタダでは済まないかもしれない。何より、その爆音と衝撃で俺の心臓が止まる。
「やめろぉぉぉ! 俺は平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁ!」
俺が絶叫した、その瞬間だった。
ドォォォォォォォンッ!!
上空から『黄金の雷』が落ちた。
いや、雷ではない。
音速で飛来し、着地した『何か』が起こした衝撃波だ。
その衝撃で、盗賊のリーダーは دم鞠(まり)のように吹き飛び、魔宝石を手から落としてしまった。
「……うるさい」
土煙の中から現れたのは、ねじり鉢巻に前掛け姿の『ラーメン屋の親父』――もとい、竜王デュークだった。
彼は不機嫌そうに腕を組み、ピクピクとこめかみを震わせていた。
「我は今から、一番風呂に浸かろうとしていたのだ。……湯加減を確認し、コーヒー牛乳の蓋を開けるシミュレーションまでして来たのだぞ」
デュークの瞳が、爬虫類の縦長の瞳孔へと変化する。
その体から溢れ出る『竜威』だけで、周囲の大気が歪み、盗賊たちは泡を吹いて気絶した。
「それを……貴様らごとき雑魚が、騒音を撒き散らすとは何事だ。大家(タクミ)が死んだら、誰が風呂の温度管理をするのだ? あ?」
「ひ、ひぃぃ……りゅ、竜王……!?」
リーダーが腰を抜かした。
伝説の竜王が、なぜこんな辺境の民家(シェルター)を守っているのか。理解できないまま、彼は絶望的な顔で空を見上げた。
「消えろ。……【黄金の息吹(プチ・ブレス)】」
デュークが面倒くさそうに、口から『ふっ』と息を吐いた。
それは深呼吸程度のものだった。
だが、竜王の吐息は、それだけで戦略級魔法に匹敵する。
カッッッ!!
黄金の閃光が走り、盗賊団の残党は、彼らが乗っていたバイクごと、地平線の彼方へと『消去』された。
地形が変わった。
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◇
シーン……。
静寂が戻った。
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そして、静かに呟いた。
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「オーナー様、これ戦利品の魔導バイクでっせ。高く売れますわ!」
みんな、俺を心配してくれている。
その気持ちは嬉しい。
嬉しいのだが――。
「みんな……ありがとう。でも、次はもう少し『静かに』頼む……」
俺はガクッと項垂れた。
こうして、初の防衛戦は(敵が一方的に消滅する形で)幕を閉じた。
だが、この騒動は、世界中に一つの事実を知らしめることになった。
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