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第六章 邪神デュアダロス
EP 4
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邪神の『次元斬』は最高の解体包丁!? いざ、大都会・太郎国へ!
【古代地下ダンジョン・上層部】
「オラァッ!! そこをどきな、三下(サンシタ)ども!!」
ズバァァァァァァァンッッ!!!
ダンジョンの通路を塞いでいた、レベル80相当の凶悪な魔獣『ヘルファイア・ボア(獄炎猪)』の巨大な群れが、一瞬にして真っ二つに両断された。
「フン……。俺の前に立つんじゃねぇ。命が惜しくば道を開けな」
スーツ姿のデュアダロスが、手にした漆黒の日本刀――自身の牙と闇の魔力から生成した『ドス』の血振るいをして、インテリヤクザさながらの鋭い視線を送る。
どんな防御力も無視して空間ごと対象を切断する、防御不能の必殺技**『次元斬・白刃(ドス)』**である。
最強の邪神が放つ、文字通りのオーバースペックな一撃だ。
普通の人間なら、その圧倒的な暴力に震え上がり、ひれ伏すだろう。
しかし。
「わぁぁっ! すごいです、デュアダロスさん! なんて綺麗な断面!」
背後からトテトテと走ってきたリアナは、恐怖するどころか目をキラキラさせて歓声を上げた。
「これなら筋切りをしなくても、すごく柔らかい『特大トンカツ』が揚げられます! ダンジョンのお肉って硬いから、助かりますぅ!」
リアナはパカンと綺麗に両断されたヘルファイア・ボアの断面を撫で回し、魔法ポーチへと次々に収納していく。
その手際は、熟練の精肉業者のそれである。
「……てめぇ、俺の神気(オーラ)を込めた『次元斬』を、便利な解体包丁か何かと勘違いしてねぇか?」
デュアダロスは、呆れたようにこめかみを押さえた。
「えっ? 違うんですか? あ、もしかして……もっと薄切りにできます? しゃぶしゃぶ用にしたいんですけど!」
「できねぇよ! なんで俺がてめぇの飯のためにミリ単位の空間切断をしなきゃならねぇんだ!」
「ちぇっ。ケチですね」
リアナはぷくっと頬を膨らませた。
ポポロ国では「恐ろしい呪いの姫」として幽閉されていた彼女だが、今は最強のボディーガード(兼・調理補助)を手に入れ、すっかり図太くなっていた。
デュアダロスは深く溜息をついた。
かつて世界を恐怖のどん底に陥れた邪神が、今や小娘の「食材調達係」である。
だが、あの『肉椎茸とネタキャベツの炒め物』の味を思い出してしまうと、逆らう気にはなれなかった。(頭の『服従の輪』の恐怖もあるが)
「……いいから、さっさと進むぞ。俺は一刻も早く、太郎国とやらで『葉巻』と『極上のチーズ』を手に入れたいんだ」
「はいはい、分かりました! 今夜はダンジョン・オークのホイコーローにしますから、あと数匹だけ真っ二つにお願いしますね!」
「……おう」
最恐のインテリヤクザと、最弱のサイコパス料理人。
異色のコンビは、ダンジョンの魔物たちを(食材として)蹂躙しながら、ついに地上へと出たのだった。
【数日後:太郎国・外縁部】
「……おい。なんだ、ここは」
大陸を南下し、太郎国の国境を越えた二人は、小高い丘の上で足を止めた。
デュアダロスは眼鏡を外し、目をこすってからもう一度かけ直した。
「はわわ……っ! お城が……お城がガラスでできてます!? それに、夜でもないのに星みたいにピカピカ光って……!」
リアナが持っていたフライパンを取り落としそうになる。
二人の眼下に広がっていたのは、彼らの常識を根底から覆す異様な光景だった。
空を突き刺すように聳え立つ、水晶のように輝く摩天楼(高層ビル群)。
網の目のように整備された、平らで黒い道(アスファルト)。
その上を、馬もいないのに高速で走り回る、光る目を持った鉄の獣たち(魔導車)。
街全体が極彩色のネオンとデジタルサイネージで溢れかえっている。
「これが……人間の街、だと……?」
デュアダロスは冷や汗を流した。
「三百年の間に、下界はどうなっちまったんだ!? あのトゲトゲした山(ビル)はなんだ!? 俺の『終焉の指先(デッド・エンド・スナップ)』で消し飛ばせるのか!?」
最強の邪神が、未知の文明(コンクリートジャングル)を前にドン引きしている。
「デュアダロスさん、見てください! あそこ、すごく明るいお店があります! 看板に……『24時間営業』って書いてありますよ!」
リアナが指差したのは、街道沿いにある煌々と光るガラス張りの四角い建物だった。
「にじゅうよじかん……? 一日中開いている武器屋か? いや、あの禍々しいほど明るい光……間違いねぇ。太郎国の魔力供給施設(パワープラント)か、あるいは強者たちが集う『シマ(酒場)』だ」
「お腹も空きましたし、あそこに入ってみましょう! 美味しいお菓子や、デュアダロスさんが欲しがってた『葉巻』もあるかもしれません!」
「フン、用心しろよ小娘。どんな罠が仕掛けられているか分からねぇ」
デュアダロスはスーツの懐に手を入れたまま、鋭い警戒態勢(ヤクザウォーク)でその建物へと近づいていった。
リアナもその後ろを、エプロン姿のままワクワクしながらついていく。
そして、建物の正面に立った瞬間。
ウィィィィン……ッ!
『ポロロロロン♪(入店音)』
「――ッ!! なにィ!? 結界が、自動で開いただと!?」
デュアダロスは反射的に後ろに飛び退き、『ドス』を生成しかけた。
「わぁ! すごいです! 誰もドアを開けてないのに、勝手に開きました! これが太郎国の魔法なんですね!」
リアナは全く警戒することなく、明るい店内へと足を踏み入れた。
そこは、彼らが今まで見たこともないほど多種多様な物品が、信じられないほど綺麗に整頓された魔法の空間――『コンビニエンスストア』だった。
「お、おい小娘! 勝手に入るな!……チッ、仕方ねぇ」
デュアダロスも舌打ちをして、恐る恐るコンビニへと足を踏み入れる。
彼らはまだ知らない。
この深夜のコンビニエンスストアこそが、太郎国における「最も厄介な連中(神々)」が集う、カオスな吹き溜まりであるということを――。
【古代地下ダンジョン・上層部】
「オラァッ!! そこをどきな、三下(サンシタ)ども!!」
ズバァァァァァァァンッッ!!!
ダンジョンの通路を塞いでいた、レベル80相当の凶悪な魔獣『ヘルファイア・ボア(獄炎猪)』の巨大な群れが、一瞬にして真っ二つに両断された。
「フン……。俺の前に立つんじゃねぇ。命が惜しくば道を開けな」
スーツ姿のデュアダロスが、手にした漆黒の日本刀――自身の牙と闇の魔力から生成した『ドス』の血振るいをして、インテリヤクザさながらの鋭い視線を送る。
どんな防御力も無視して空間ごと対象を切断する、防御不能の必殺技**『次元斬・白刃(ドス)』**である。
最強の邪神が放つ、文字通りのオーバースペックな一撃だ。
普通の人間なら、その圧倒的な暴力に震え上がり、ひれ伏すだろう。
しかし。
「わぁぁっ! すごいです、デュアダロスさん! なんて綺麗な断面!」
背後からトテトテと走ってきたリアナは、恐怖するどころか目をキラキラさせて歓声を上げた。
「これなら筋切りをしなくても、すごく柔らかい『特大トンカツ』が揚げられます! ダンジョンのお肉って硬いから、助かりますぅ!」
リアナはパカンと綺麗に両断されたヘルファイア・ボアの断面を撫で回し、魔法ポーチへと次々に収納していく。
その手際は、熟練の精肉業者のそれである。
「……てめぇ、俺の神気(オーラ)を込めた『次元斬』を、便利な解体包丁か何かと勘違いしてねぇか?」
デュアダロスは、呆れたようにこめかみを押さえた。
「えっ? 違うんですか? あ、もしかして……もっと薄切りにできます? しゃぶしゃぶ用にしたいんですけど!」
「できねぇよ! なんで俺がてめぇの飯のためにミリ単位の空間切断をしなきゃならねぇんだ!」
「ちぇっ。ケチですね」
リアナはぷくっと頬を膨らませた。
ポポロ国では「恐ろしい呪いの姫」として幽閉されていた彼女だが、今は最強のボディーガード(兼・調理補助)を手に入れ、すっかり図太くなっていた。
デュアダロスは深く溜息をついた。
かつて世界を恐怖のどん底に陥れた邪神が、今や小娘の「食材調達係」である。
だが、あの『肉椎茸とネタキャベツの炒め物』の味を思い出してしまうと、逆らう気にはなれなかった。(頭の『服従の輪』の恐怖もあるが)
「……いいから、さっさと進むぞ。俺は一刻も早く、太郎国とやらで『葉巻』と『極上のチーズ』を手に入れたいんだ」
「はいはい、分かりました! 今夜はダンジョン・オークのホイコーローにしますから、あと数匹だけ真っ二つにお願いしますね!」
「……おう」
最恐のインテリヤクザと、最弱のサイコパス料理人。
異色のコンビは、ダンジョンの魔物たちを(食材として)蹂躙しながら、ついに地上へと出たのだった。
【数日後:太郎国・外縁部】
「……おい。なんだ、ここは」
大陸を南下し、太郎国の国境を越えた二人は、小高い丘の上で足を止めた。
デュアダロスは眼鏡を外し、目をこすってからもう一度かけ直した。
「はわわ……っ! お城が……お城がガラスでできてます!? それに、夜でもないのに星みたいにピカピカ光って……!」
リアナが持っていたフライパンを取り落としそうになる。
二人の眼下に広がっていたのは、彼らの常識を根底から覆す異様な光景だった。
空を突き刺すように聳え立つ、水晶のように輝く摩天楼(高層ビル群)。
網の目のように整備された、平らで黒い道(アスファルト)。
その上を、馬もいないのに高速で走り回る、光る目を持った鉄の獣たち(魔導車)。
街全体が極彩色のネオンとデジタルサイネージで溢れかえっている。
「これが……人間の街、だと……?」
デュアダロスは冷や汗を流した。
「三百年の間に、下界はどうなっちまったんだ!? あのトゲトゲした山(ビル)はなんだ!? 俺の『終焉の指先(デッド・エンド・スナップ)』で消し飛ばせるのか!?」
最強の邪神が、未知の文明(コンクリートジャングル)を前にドン引きしている。
「デュアダロスさん、見てください! あそこ、すごく明るいお店があります! 看板に……『24時間営業』って書いてありますよ!」
リアナが指差したのは、街道沿いにある煌々と光るガラス張りの四角い建物だった。
「にじゅうよじかん……? 一日中開いている武器屋か? いや、あの禍々しいほど明るい光……間違いねぇ。太郎国の魔力供給施設(パワープラント)か、あるいは強者たちが集う『シマ(酒場)』だ」
「お腹も空きましたし、あそこに入ってみましょう! 美味しいお菓子や、デュアダロスさんが欲しがってた『葉巻』もあるかもしれません!」
「フン、用心しろよ小娘。どんな罠が仕掛けられているか分からねぇ」
デュアダロスはスーツの懐に手を入れたまま、鋭い警戒態勢(ヤクザウォーク)でその建物へと近づいていった。
リアナもその後ろを、エプロン姿のままワクワクしながらついていく。
そして、建物の正面に立った瞬間。
ウィィィィン……ッ!
『ポロロロロン♪(入店音)』
「――ッ!! なにィ!? 結界が、自動で開いただと!?」
デュアダロスは反射的に後ろに飛び退き、『ドス』を生成しかけた。
「わぁ! すごいです! 誰もドアを開けてないのに、勝手に開きました! これが太郎国の魔法なんですね!」
リアナは全く警戒することなく、明るい店内へと足を踏み入れた。
そこは、彼らが今まで見たこともないほど多種多様な物品が、信じられないほど綺麗に整頓された魔法の空間――『コンビニエンスストア』だった。
「お、おい小娘! 勝手に入るな!……チッ、仕方ねぇ」
デュアダロスも舌打ちをして、恐る恐るコンビニへと足を踏み入れる。
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