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第六章 邪神デュアダロス
EP 3
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純粋無垢なる料理人の狂気と、シャバの飯
【古代地下ダンジョン・最下層『奈落の底』】
「ハァ……ハァ……ッ……! な、なんだこの呪いは……!」
頭上の『服従の輪』の激痛から解放され、ゼェゼェと肩で息をするデュアダロス。
インテリヤクザの威厳は完全に地に落ち、彼は石畳に四つん這いになっていた。
その時だった。
ギュルルルルルルルルルゥゥゥゥッ……!!!
ダンジョン全体を震わせるほどの、凄まじい轟音が鳴り響いた。
落盤か、あるいは新たな強大な魔物の咆哮か。
「ひぃっ!? な、なんですか今の音!」
リアナがビクッと肩を揺らす。
「……おい、勘違いすんじゃねぇぞ。今のは俺の腹の虫じゃねぇ。ダンジョンの地鳴りだ」
デュアダロスが冷や汗をかきながら、顔を背けて言った。
三百年。あのサボり魔の看守(フレア)がコンビニ弁当の差し入れをバックレてから三百年、彼は水の一滴すら飲んでいなかったのだ。
限界突破した空腹が、邪神のプライドをゴリゴリと削り取っていく。
「あ、お腹空いてるんですね! ちょうどよかったです!」
リアナはパァァッと顔を輝かせた。
「逃げるのに必死で、私もお腹ペコペコだったんです。今すぐキャンプの準備をしますね!」
「キャ、キャンプ……?」
デュアダロスが呆然と見守る中、ポポロ国の第一王女は恐るべき手際で動き始めた。
彼女はまず、禍々しい漆黒の祭壇(デュアダロスが封印されていた神聖な場所)の上に、容赦なく真っ青なブルーシートをバサァッと敷いた。
「おい……そこは俺の玉座……」
「わぁ、この祭壇、真っ平らでまな板を置くのにピッタリですね! まるでシステムキッチンのアイランドカウンターみたいです!」
「…………」
リアナは魔法ポーチから、愛用の『特製・三徳包丁』、『魔導コンロ』、そして大きめのフライパンを次々と取り出し、祭壇の上に並べていく。
「さてと。今日のメインディッシュは……あ、ダンジョンの入り口で見つけたこれにしましょう!」
彼女が取り出したのは、ステーキ肉のように分厚い巨大なキノコ**『肉椎茸』**と、人間の頭ほどもある丸々としたキャベツだった。
「……ほう。まあいい。作れ、小娘。俺はワインとチーズしか口にしねぇが、三ツ星のフレンチか、極上のイタリアンなら食ってやらないことも……」
デュアダロスが腕を組み、精一杯の強がり(ボス感)を出した、その瞬間。
『待って!! 斬らないでぇぇ!!』
突然、まな板の上に置かれたキャベツが、人間の口のような裂け目を開いて叫び出した。
生きたまま収穫されると命乞いをするという伝説の魔野菜、**『ネタキャベツ』**である。
「な、なんだその喋る野菜は!? 呪われ……」
デュアダロスがギョッとして身構える。
しかし、リアナの表情は1ミリも動かなかった。
『助けて! 切らないでくれたら、隣の国の王様の不倫相手の極秘スキャンダルを教えるから! 実はあの王様、メイドと……!』
ネタキャベツが必死に三面記事ばりのゴシップを捲し立てる。
美味しいネタ(情報)を喋る個体ほど、甘みが強くて美味しいとされる高級食材だ。
「へぇ、そうなんですね。でも私、他国の政治には興味ないので……よく分かりません(無表情)」
リアナは一切の感情を排した冷たい瞳で、三徳包丁を振り上げた。
ザクッッッ!!!
『アッーーーーーーー!!!?』
断末魔の叫びと共に、ネタキャベツは真っ二つに両断された。
さらにリアナの包丁は止まらない。
トトトトトッ! と軽快なリズムを刻み、先程まで命乞いをして(喋って)いたキャベツを、一瞬で鮮やかな千切りへと変えてしまったのだ。
「…………ッ!!」
デュアダロスは、息を呑んで後ずさりした。
(き、貴様……躊躇しないな……!?)
相手がキャベツとはいえ、「命乞いをして喋っている首」を、一切の躊躇なく、しかも無表情で微塵切りにしたのだ。
自分は魔族を塵にしたが、この小娘の「狂気(サイコパス)」には底知れぬ恐ろしさを感じる。
「よしっ。ネタキャベツも瑞々しくて美味しそうです。次は肉椎茸ですね!」
リアナは鼻歌交じりに、魔導コンロに火をつけた。
フライパンに油を引き、分厚い肉椎茸とキャベツを豪快に炒め始める。
ジュワァァァァッ……!!
途端に、ダンジョン最下層に「暴力的なまでの食欲をそそる匂い」が充満した。
肉椎茸から溢れ出す濃厚な肉汁エキスと、極上のネタ(スキャンダル)を抱えたキャベツの甘い香りが、熱気に乗ってデュアダロスの鼻腔を強打する。
「ぐ、ぐぬぬ……! たかが野菜とキノコ……俺はこんな匂いには……!」
「はい! 『肉椎茸とネタキャベツの特製炒め』、完成です! 味付けはシンプルに、お塩と『醤油草(しょうゆぐさ)』の絞り汁だけです!」
リアナは木のプレートに熱々の炒め物を盛り付け、デュアダロスの前に差し出した。
艶やかな飴色に輝く肉椎茸。シャキシャキ感を残したネタキャベツ。
その完璧な仕上がりは、三百年絶食していた邪神にとって、もはや致死量のテロだった。
「……一口だけ、一口だけだぞ。俺の口には合わねぇだろうが……」
デュアダロスは震える手でフォーク(リアナから渡された)を受け取り、肉椎茸を口に運んだ。
パクッ。
「…………ッッッ!!!?」
デュアダロスの脳内で、革命が起きた。
なんだこれは。
肉厚なキノコを噛み締めた瞬間、高級な霜降り肉のような強烈な旨味が口の中で爆発した。そこにネタキャベツのシャキッとした歯ごたえと、極上の甘み(不倫スキャンダルの味)が絡み合う。
さらに、焦げた『醤油草』の香ばしさが、全ての味を完璧に一つに纏め上げている。
「う……うめぇ……!! なんだこれ、止まらねぇ……!!」
最強のインテリヤクザは、なりふり構わずプレートにかじりついた。
フォークの使い方も忘れ、猛然と炒め物を胃袋に流し込む。
「あ、そうだ。おい小娘!」
デュアダロスは口の中をパンパンにしながら、祭壇の隅を指差した。
「そこの岩陰に、銀色の筒が落ちてねぇか!? 昔、知り合い(フレア)が忘れていったヤツだ!」
「銀色の……あ、ありました! 缶飲料ですね。うわっ、ホコリまみれ……」
リアナが拾い上げたのは、三百年間放置されていた『アサヒ・スーパードラ○』の缶だった。
もちろん常温で、完全にぬるくなっている。
プシュッ!
デュアダロスは缶を奪い取ると、勢いよく喉に流し込んだ。
「ゴクッ……ゴクッ……ゴクッ……ぷはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
三百年の絶食のあとに食う、極上の炒め物。
そして、それに合わせるビール(ぬるい)。
「うぅ……ぐすっ……うぅぅ……!」
デュアダロスの目から、大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちた。
インテリヤクザの面影はない。ただの、美味い飯に感動するおっさんである。
「お口に合いましたか?」
リアナがエプロン姿のまま、嬉しそうに小首を傾げる。
「うめぇ……! シャバの飯は……最高だなぁ……!!」
デュアダロスは缶ビールを握りしめながら、漢泣きした。
『服従の輪』による強制などではない。彼の胃袋は、この瞬間、完全にリアナ・カルラインという少女の虜(奴隷)となったのだ。
「ハァ……食った食った。極上のディナーだったぜ、小娘」
デュアダロスは口元を拭い、満足げに腹を叩いた。
すっかり毒気を抜かれた顔で、彼はポツリとこぼす。
「飯は最高だが……食後に『葉巻』が吸いてぇな。持ってないか?」
「持ってるわけないでしょ! 私はお姫様ですよ!」
リアナはぷくっと頬を膨らませた。
「でも……王城のメイドが言ってました。南の『太郎国』っていう国はすごく発展していて、不思議な嗜好品や珍しい食べ物が何でも売ってるって」
「太郎国……か」
デュアダロスの眼鏡の奥が、ギラリと光った。
(俺の元カノのルチアナや、俺を放置したフレアがいる国だな……。ちょうどいい、カチコミだ。最高の葉巻とチーズも手に入るかもしれねぇ)
「おい、リアナとか言ったな」
デュアダロスは立ち上がり、バサァッとスーツの襟を正した。
「俺は南に行く。てめぇも国を追われた身だろう。俺について来い。道中の魔物どもは、俺が全て『塵』にしてやる。……その代わり、毎食てめぇの飯を食わせろ」
「えっ? ホントですか!? ボディーガードしてくれるなら大助かりです!」
リアナはパァァッと笑顔になった。
「じゃあ、さっそく出発しましょう! 太郎国には、どんな美味しい食材があるのか楽しみです!」
こうして。
最弱にして最強の料理人(サイコパス姫)と、胃袋を掴まれた最恐のインテリヤクザ邪神の、太郎国へ向けた奇妙な珍道中が幕を開けたのだった。
【古代地下ダンジョン・最下層『奈落の底』】
「ハァ……ハァ……ッ……! な、なんだこの呪いは……!」
頭上の『服従の輪』の激痛から解放され、ゼェゼェと肩で息をするデュアダロス。
インテリヤクザの威厳は完全に地に落ち、彼は石畳に四つん這いになっていた。
その時だった。
ギュルルルルルルルルルゥゥゥゥッ……!!!
ダンジョン全体を震わせるほどの、凄まじい轟音が鳴り響いた。
落盤か、あるいは新たな強大な魔物の咆哮か。
「ひぃっ!? な、なんですか今の音!」
リアナがビクッと肩を揺らす。
「……おい、勘違いすんじゃねぇぞ。今のは俺の腹の虫じゃねぇ。ダンジョンの地鳴りだ」
デュアダロスが冷や汗をかきながら、顔を背けて言った。
三百年。あのサボり魔の看守(フレア)がコンビニ弁当の差し入れをバックレてから三百年、彼は水の一滴すら飲んでいなかったのだ。
限界突破した空腹が、邪神のプライドをゴリゴリと削り取っていく。
「あ、お腹空いてるんですね! ちょうどよかったです!」
リアナはパァァッと顔を輝かせた。
「逃げるのに必死で、私もお腹ペコペコだったんです。今すぐキャンプの準備をしますね!」
「キャ、キャンプ……?」
デュアダロスが呆然と見守る中、ポポロ国の第一王女は恐るべき手際で動き始めた。
彼女はまず、禍々しい漆黒の祭壇(デュアダロスが封印されていた神聖な場所)の上に、容赦なく真っ青なブルーシートをバサァッと敷いた。
「おい……そこは俺の玉座……」
「わぁ、この祭壇、真っ平らでまな板を置くのにピッタリですね! まるでシステムキッチンのアイランドカウンターみたいです!」
「…………」
リアナは魔法ポーチから、愛用の『特製・三徳包丁』、『魔導コンロ』、そして大きめのフライパンを次々と取り出し、祭壇の上に並べていく。
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「……ほう。まあいい。作れ、小娘。俺はワインとチーズしか口にしねぇが、三ツ星のフレンチか、極上のイタリアンなら食ってやらないことも……」
デュアダロスが腕を組み、精一杯の強がり(ボス感)を出した、その瞬間。
『待って!! 斬らないでぇぇ!!』
突然、まな板の上に置かれたキャベツが、人間の口のような裂け目を開いて叫び出した。
生きたまま収穫されると命乞いをするという伝説の魔野菜、**『ネタキャベツ』**である。
「な、なんだその喋る野菜は!? 呪われ……」
デュアダロスがギョッとして身構える。
しかし、リアナの表情は1ミリも動かなかった。
『助けて! 切らないでくれたら、隣の国の王様の不倫相手の極秘スキャンダルを教えるから! 実はあの王様、メイドと……!』
ネタキャベツが必死に三面記事ばりのゴシップを捲し立てる。
美味しいネタ(情報)を喋る個体ほど、甘みが強くて美味しいとされる高級食材だ。
「へぇ、そうなんですね。でも私、他国の政治には興味ないので……よく分かりません(無表情)」
リアナは一切の感情を排した冷たい瞳で、三徳包丁を振り上げた。
ザクッッッ!!!
『アッーーーーーーー!!!?』
断末魔の叫びと共に、ネタキャベツは真っ二つに両断された。
さらにリアナの包丁は止まらない。
トトトトトッ! と軽快なリズムを刻み、先程まで命乞いをして(喋って)いたキャベツを、一瞬で鮮やかな千切りへと変えてしまったのだ。
「…………ッ!!」
デュアダロスは、息を呑んで後ずさりした。
(き、貴様……躊躇しないな……!?)
相手がキャベツとはいえ、「命乞いをして喋っている首」を、一切の躊躇なく、しかも無表情で微塵切りにしたのだ。
自分は魔族を塵にしたが、この小娘の「狂気(サイコパス)」には底知れぬ恐ろしさを感じる。
「よしっ。ネタキャベツも瑞々しくて美味しそうです。次は肉椎茸ですね!」
リアナは鼻歌交じりに、魔導コンロに火をつけた。
フライパンに油を引き、分厚い肉椎茸とキャベツを豪快に炒め始める。
ジュワァァァァッ……!!
途端に、ダンジョン最下層に「暴力的なまでの食欲をそそる匂い」が充満した。
肉椎茸から溢れ出す濃厚な肉汁エキスと、極上のネタ(スキャンダル)を抱えたキャベツの甘い香りが、熱気に乗ってデュアダロスの鼻腔を強打する。
「ぐ、ぐぬぬ……! たかが野菜とキノコ……俺はこんな匂いには……!」
「はい! 『肉椎茸とネタキャベツの特製炒め』、完成です! 味付けはシンプルに、お塩と『醤油草(しょうゆぐさ)』の絞り汁だけです!」
リアナは木のプレートに熱々の炒め物を盛り付け、デュアダロスの前に差し出した。
艶やかな飴色に輝く肉椎茸。シャキシャキ感を残したネタキャベツ。
その完璧な仕上がりは、三百年絶食していた邪神にとって、もはや致死量のテロだった。
「……一口だけ、一口だけだぞ。俺の口には合わねぇだろうが……」
デュアダロスは震える手でフォーク(リアナから渡された)を受け取り、肉椎茸を口に運んだ。
パクッ。
「…………ッッッ!!!?」
デュアダロスの脳内で、革命が起きた。
なんだこれは。
肉厚なキノコを噛み締めた瞬間、高級な霜降り肉のような強烈な旨味が口の中で爆発した。そこにネタキャベツのシャキッとした歯ごたえと、極上の甘み(不倫スキャンダルの味)が絡み合う。
さらに、焦げた『醤油草』の香ばしさが、全ての味を完璧に一つに纏め上げている。
「う……うめぇ……!! なんだこれ、止まらねぇ……!!」
最強のインテリヤクザは、なりふり構わずプレートにかじりついた。
フォークの使い方も忘れ、猛然と炒め物を胃袋に流し込む。
「あ、そうだ。おい小娘!」
デュアダロスは口の中をパンパンにしながら、祭壇の隅を指差した。
「そこの岩陰に、銀色の筒が落ちてねぇか!? 昔、知り合い(フレア)が忘れていったヤツだ!」
「銀色の……あ、ありました! 缶飲料ですね。うわっ、ホコリまみれ……」
リアナが拾い上げたのは、三百年間放置されていた『アサヒ・スーパードラ○』の缶だった。
もちろん常温で、完全にぬるくなっている。
プシュッ!
デュアダロスは缶を奪い取ると、勢いよく喉に流し込んだ。
「ゴクッ……ゴクッ……ゴクッ……ぷはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
三百年の絶食のあとに食う、極上の炒め物。
そして、それに合わせるビール(ぬるい)。
「うぅ……ぐすっ……うぅぅ……!」
デュアダロスの目から、大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちた。
インテリヤクザの面影はない。ただの、美味い飯に感動するおっさんである。
「お口に合いましたか?」
リアナがエプロン姿のまま、嬉しそうに小首を傾げる。
「うめぇ……! シャバの飯は……最高だなぁ……!!」
デュアダロスは缶ビールを握りしめながら、漢泣きした。
『服従の輪』による強制などではない。彼の胃袋は、この瞬間、完全にリアナ・カルラインという少女の虜(奴隷)となったのだ。
「ハァ……食った食った。極上のディナーだったぜ、小娘」
デュアダロスは口元を拭い、満足げに腹を叩いた。
すっかり毒気を抜かれた顔で、彼はポツリとこぼす。
「飯は最高だが……食後に『葉巻』が吸いてぇな。持ってないか?」
「持ってるわけないでしょ! 私はお姫様ですよ!」
リアナはぷくっと頬を膨らませた。
「でも……王城のメイドが言ってました。南の『太郎国』っていう国はすごく発展していて、不思議な嗜好品や珍しい食べ物が何でも売ってるって」
「太郎国……か」
デュアダロスの眼鏡の奥が、ギラリと光った。
(俺の元カノのルチアナや、俺を放置したフレアがいる国だな……。ちょうどいい、カチコミだ。最高の葉巻とチーズも手に入るかもしれねぇ)
「おい、リアナとか言ったな」
デュアダロスは立ち上がり、バサァッとスーツの襟を正した。
「俺は南に行く。てめぇも国を追われた身だろう。俺について来い。道中の魔物どもは、俺が全て『塵』にしてやる。……その代わり、毎食てめぇの飯を食わせろ」
「えっ? ホントですか!? ボディーガードしてくれるなら大助かりです!」
リアナはパァァッと笑顔になった。
「じゃあ、さっそく出発しましょう! 太郎国には、どんな美味しい食材があるのか楽しみです!」
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