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しおりを挟む次の日、奴隷商からコロモリ10匹が入荷された事と、店舗を街の中に移転した事の知らせが入った。
ユーリ»「10匹だと注文した服と性別を合わせられるね、ちょっとドキドキしてたのよ、男の子に女の子用の服を着せないとダメな状況(笑)」
ラナ»「先に服を注文するからですよ。」
ユーリ»「すぐ着せたいじゃない?5匹は買う人が決まってるけど、後どうしよ?」
アルザ»「シルフ様の所にリステしか居なくて1人で寂しいのではないですか?」
ユーリ»「シュゼだ、聞いてみよう。」
さっそくビルセイドへ行きシュゼに聞いてみた。
シュゼ»「実は私も奥様の従魔をみて可愛いと思っておりました。」
シルフ»「リステは元気な子で良く喋るしね。」
ユーリ»「窓から飛び込んできた時めっちゃ可愛かったよ?急いで来たのに用件を忘れてるの(笑)」
シルフ»「そうだったの?」
リステ»「あわわッ 言っちゃダメなのッ 」
ユーリ»「頑張って飛んで来たんだからリステは良い子だよ。」
リステ»「リステよいこ。」
ユーリ»「シュゼも買いに行く?」
シュゼ»「あまり数がないのでは?」
ユーリ»「大丈夫だよ、買う人よりコロモリのが多いから。」
シルフ»「行ってらっしゃいな。」
シュゼ»「はい、少し留守に致します。」
城へ戻り、ローナ、エンル、リルビを呼び、ブリギットを連れて行こうとしたらアルザが付いてきた、当然レイラとアンゼリカも一緒だ、皆でコロモリを買いに行った。
店主»「いらっしゃいませ、お待ちしておりました。」
ユーリ»「こんな端っこの建物にしたの?とりあえず購入者は6人、リーゼの子もラナの子も男の子だから私は女の子がいいのよね。」
店主»「店は目立たない方が良いですので。それと前回メスは1匹だけでしたので、今回は5匹ずつおりますよ。」
ユーリ»「あ、この中で兄弟って居たら手を上げて?出来れば一緒に居させてあげたくて。」
2匹が手を上げた。
ユーリ»「男の子かな?エンルとローナは女の子がいいとかある?」
エンル»「私とローナは兄弟で良いですよ。」
ローナ»「はい、私とエンルなら同じ場所に居ますので兄弟で一緒に居させてあげられます。」
ユーリ»「じゃこの子達は2人に。後はバラバラになっても大丈夫かな、私はお話する子がいいな。」
シュゼ»「リステのような子ですね。」
ユーリ»「あの子めっちゃ可愛いよね。」
シュゼ»「はい、奥様がお忙しい時は密偵の従魔に話しかけて遊んでおります。」
ユーリ»「それで鳥に乗って飛んで遊んでるのシルフが見たのか。」
シュゼ»「そのようです。」
皆がコロモリを買い、4匹が残った。
そのまま服屋へとテクテク歩いていると、狐の親子が話しかけてきた。
狐母»「あの、国王陛下様。」
ユーリ»「どしたの?」
狐母»「お呼び止めして申し訳ありません、皆様のお連れしている小人?ですか?どこに居るのでしょう?この子がセリスティアさんの子を見て欲しがったもので。」
ユーリ»「おぉ。この子達は奴隷商の店で売ってるよ、1万5千セルだから高くないよ?」
狐母»「そんなに安いのですか?奴隷商と聞いて高いのかと身構えてしまいました、有難うございます、行ってみます。」
ユーリ»「あ、服は3000セルぐらいで服屋が作ってくれるよ。」
狐母»「有難うございます国王様。」
狐の母がペコペコ頭を下げて、女の子が手を振ってコロモリを買いに行った、流行るかな?
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