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上質な恋を
罪と禁止で錬金術発動 10
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本人に聞くのが1番手っ取り早いですが、イオリは少々事情があり王家でも秘匿とされてる"他星からの渡人"だと兄から話して下さいました。
アルベルトの証の番がまさかの他星からの渡人とは思いも寄りません。ですが、どんなにアルベルトの証の番を探しても見つからないもの納得です。
私達の住むハシューム国を始め国々を旅をした他星からの渡人は行く先で様々な問題を解決したり、建築物を良くしたり 水路設備を整え 新しい食文化を伝えたりと 私達とは違う見方や考え方で格段に大きく生活標準が変わり暮らしやすくなったのは事実。
我が国に来て下さった他星からの渡人の1人は当時の陛下とご親友としてとても近しい人物で、ご自分の様に他星から来られた方が他にも居るはずだと、旅に出られて数冊の書物や荷物を手に戻ってこられた際に "コレを預かってて欲しい。もしもの時はコレを役立てて欲しい"と言い残し 息を引き取ったと言い伝えられてます。
歴代の陛下は秘密裏に書物の解読を何度と無く試みたが誰もなしえなかった書物の解読をイオリが難なくこなしてると聞きおよび私と旦那様は静かに見守ることに致しました。
静かに見守るにしてもイオリは私達の生活を更に良くしてくれる片鱗を多く見せてくれます。イオリ1人では手が回らなくなるのは明らか。旦那様とも話し合いイオリを代表に事業を開かせ私がイオリの代理役をこなして行く事を旦那様に了承して頂きました。勿論、アルベルトにも話してあります。
そこでイオリにお手紙を出して1日も待たずにお返事が帰ってきた事には嬉しく思いますが、事業の名前はイオリではなくアイザワでお願いします。と書かれる。
アイザワとは誰ですか?アルベルトが知ってる方なら問題はございませんが、知らない場合を考えると少しばかり怖くもあります。
この国の陛下でもある私の兄は証持ちで番となるデイジーに恥ずかしくなるくらいゾッコン一途で時に呆れる程の極度な心配性。指に僅かな擦り傷も骨折したかのようにティーカップも持てないかもと 本気で心配してる兄。そしてかなり嫉妬深い。兄が知らない人とデイジーが話をしてるだけで何の話だと首を突っ込み聞きたがる。男性だともっと酷くなりどこの家の者なのか?親戚筋は?その者の友や趣味や嗜好は?と、影達を使い調べてしまう徹底ぶりを知った時は私が卒倒してしまうそうでした。
・・・ダメです。母として我が子を信じてやりたいとは思いますが、やはり証持ちの番に対する執着心と嫉妬深さは計り知れません。やはり私がイオリに直接確認を致しましょう。
明日はダメですね。明後日お伺いしたいと手紙を書き急いで飛ばします。
ジェルフラッティ伯爵の地下に続く階段1歩1歩確実に踏みしめ降りる精悍な男性が降りると鍵鼻でタレ目の男性が待っていた。
「ようこおいでくださいました。魔獣の館へ」
ニヤリと笑うい意地の悪そうな顔を浮かべ大袈裟に両手を広げ壮大に出迎えて見せるが一つ一つの檻に入れられてる魔獣は牙を剥き今にも襲いかかってやると言わんばかりに唸り声をあげてる。
「良くぞここまで集めた。魔獣も手も足も出なければただの獣。可愛いものだ」
「唸っていたとしてもただ煩いだけなので躾も必要もしていますよ」
鍵鼻の男はおもむろに鞭を手に取り魔獣に手加減無く打ち付けた。先程まで唸ってた魔獣も大人しくなる。
「自分達の主人も分からないモノには当然飯もやりません」
丸くなり大人しくなった事に気を大きく持った鍵鼻の男に満足そうに頷いてこたえるのは精悍な男だ。
「我々が世界を攫取し我々が覇者となる時も近いぞ」
醜い野望を語り満面の笑みを惜しみなく晒すが奈落の底を思わせる目をしていた。
声は聞こえないけど、アレは誰なんだろう見ていてもゾッとする恐ろしい人物に鳥肌が立つ。もう やだ僕の美しい羽に良くない。報告することもできたし帰ろっとっ。
今日こそはモフモフとスリスリ両方させて貰えるよね。
パタパタと飛んで帰ると勉強中のイオリを窓辺に見ながら少しだけ開けられてる窓から部屋に入り止まり木に止まった。今日もよく働いたと汚れてしまった羽を寛いでると美しく見とれるシルバーの被毛を纏った桔梗が優雅な足取りで戻ってきた。
はぅ~ やっぱり綺麗だよねぇ~。よーし今日こそはご褒美貰わなくちゃ!
「すごーく 悪い男を発見したよぉ~」
「ほぉ~ 誰だ」
「モフモフのスリスリされてくれる」
「モフスリなら良かろうか」
「やったぁ~ ご褒美ご褒美っ いっただきま~す」
被毛飛び込み柔な毛を堪能しスリスリと毛で遊ぶと振り払われた。
「モフスリは終わりだ。で、悪い男とは誰だ」
見たままを報告するが名前を知らないので、見たままを詳しく説明するもモフスリを返せと怒られてしまってしょげてる百合を前足で転がしてると、イオリに仲良くと注意されてしまた。
アルベルトの証の番がまさかの他星からの渡人とは思いも寄りません。ですが、どんなにアルベルトの証の番を探しても見つからないもの納得です。
私達の住むハシューム国を始め国々を旅をした他星からの渡人は行く先で様々な問題を解決したり、建築物を良くしたり 水路設備を整え 新しい食文化を伝えたりと 私達とは違う見方や考え方で格段に大きく生活標準が変わり暮らしやすくなったのは事実。
我が国に来て下さった他星からの渡人の1人は当時の陛下とご親友としてとても近しい人物で、ご自分の様に他星から来られた方が他にも居るはずだと、旅に出られて数冊の書物や荷物を手に戻ってこられた際に "コレを預かってて欲しい。もしもの時はコレを役立てて欲しい"と言い残し 息を引き取ったと言い伝えられてます。
歴代の陛下は秘密裏に書物の解読を何度と無く試みたが誰もなしえなかった書物の解読をイオリが難なくこなしてると聞きおよび私と旦那様は静かに見守ることに致しました。
静かに見守るにしてもイオリは私達の生活を更に良くしてくれる片鱗を多く見せてくれます。イオリ1人では手が回らなくなるのは明らか。旦那様とも話し合いイオリを代表に事業を開かせ私がイオリの代理役をこなして行く事を旦那様に了承して頂きました。勿論、アルベルトにも話してあります。
そこでイオリにお手紙を出して1日も待たずにお返事が帰ってきた事には嬉しく思いますが、事業の名前はイオリではなくアイザワでお願いします。と書かれる。
アイザワとは誰ですか?アルベルトが知ってる方なら問題はございませんが、知らない場合を考えると少しばかり怖くもあります。
この国の陛下でもある私の兄は証持ちで番となるデイジーに恥ずかしくなるくらいゾッコン一途で時に呆れる程の極度な心配性。指に僅かな擦り傷も骨折したかのようにティーカップも持てないかもと 本気で心配してる兄。そしてかなり嫉妬深い。兄が知らない人とデイジーが話をしてるだけで何の話だと首を突っ込み聞きたがる。男性だともっと酷くなりどこの家の者なのか?親戚筋は?その者の友や趣味や嗜好は?と、影達を使い調べてしまう徹底ぶりを知った時は私が卒倒してしまうそうでした。
・・・ダメです。母として我が子を信じてやりたいとは思いますが、やはり証持ちの番に対する執着心と嫉妬深さは計り知れません。やはり私がイオリに直接確認を致しましょう。
明日はダメですね。明後日お伺いしたいと手紙を書き急いで飛ばします。
ジェルフラッティ伯爵の地下に続く階段1歩1歩確実に踏みしめ降りる精悍な男性が降りると鍵鼻でタレ目の男性が待っていた。
「ようこおいでくださいました。魔獣の館へ」
ニヤリと笑うい意地の悪そうな顔を浮かべ大袈裟に両手を広げ壮大に出迎えて見せるが一つ一つの檻に入れられてる魔獣は牙を剥き今にも襲いかかってやると言わんばかりに唸り声をあげてる。
「良くぞここまで集めた。魔獣も手も足も出なければただの獣。可愛いものだ」
「唸っていたとしてもただ煩いだけなので躾も必要もしていますよ」
鍵鼻の男はおもむろに鞭を手に取り魔獣に手加減無く打ち付けた。先程まで唸ってた魔獣も大人しくなる。
「自分達の主人も分からないモノには当然飯もやりません」
丸くなり大人しくなった事に気を大きく持った鍵鼻の男に満足そうに頷いてこたえるのは精悍な男だ。
「我々が世界を攫取し我々が覇者となる時も近いぞ」
醜い野望を語り満面の笑みを惜しみなく晒すが奈落の底を思わせる目をしていた。
声は聞こえないけど、アレは誰なんだろう見ていてもゾッとする恐ろしい人物に鳥肌が立つ。もう やだ僕の美しい羽に良くない。報告することもできたし帰ろっとっ。
今日こそはモフモフとスリスリ両方させて貰えるよね。
パタパタと飛んで帰ると勉強中のイオリを窓辺に見ながら少しだけ開けられてる窓から部屋に入り止まり木に止まった。今日もよく働いたと汚れてしまった羽を寛いでると美しく見とれるシルバーの被毛を纏った桔梗が優雅な足取りで戻ってきた。
はぅ~ やっぱり綺麗だよねぇ~。よーし今日こそはご褒美貰わなくちゃ!
「すごーく 悪い男を発見したよぉ~」
「ほぉ~ 誰だ」
「モフモフのスリスリされてくれる」
「モフスリなら良かろうか」
「やったぁ~ ご褒美ご褒美っ いっただきま~す」
被毛飛び込み柔な毛を堪能しスリスリと毛で遊ぶと振り払われた。
「モフスリは終わりだ。で、悪い男とは誰だ」
見たままを報告するが名前を知らないので、見たままを詳しく説明するもモフスリを返せと怒られてしまってしょげてる百合を前足で転がしてると、イオリに仲良くと注意されてしまた。
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