3 / 10
2話
しおりを挟む
目覚めてからの私は書物をかき集め、部屋で読みふけっていた
その情報から把握した現状は、馬鹿げたような事実だった
私の年齢は5歳。夢…今となっては夢なのか現実なのかわからないけれど
私の中には18歳までの記憶がある
この国の名前は『ブルーデイジー』
隣国共々、花の名前を受けた国の一つ
『ブルーデイジー』はとても平和な国だ。
魔法を使える者が生まれることは貴重で魔法が使える者が生まれると国から特別扱いをされる
今の国王も王太子も魔法が使えるらしい
そして…私の名前は ダリア。
ダリア・リューレイド。
リューレイド家の娘で、長女。本来なら一人娘でこの家を継ぐ予定だった……
魔法を使える者…魔力所持者だ。
4歳の頃、王太子に一目惚れされたらしく家系を継ぐことができなくなり、養子を貰ったため私には義妹がいる
義妹の名前はローリエ。
彼女も魔力所持者らしく、両親が喜んでいたのを覚えている
そして私は王妃になるべく妃教育を受け。ローリエはリューレイドの家を継ぐために教育を受けていた
そんな中、15歳になったある日……王太子……第一王子が亡くなったと知らせを聞いた
一度も顔を合わせることがなく、私の婚約者は亡くなったのだった
私だって女性だ。まだ顔を合わせたことのない王子…婚約者に想いを寄せ、恋文のような文通をしたこともある
そんな中…私の婚約者は第二王子である、ザクロ王子に変わってしまっていた
そしてあの日……あの18歳の誕生日の日……
私は、王太子…つまり、婚約者だった第一王子殺害の容疑で悪女と認定され……処刑されてしまった
その時、ザクロ王子の婚約者はいつの間にか…ローリエに変わっていたことだけ覚えている
「……私が死なないためには、第一王子の生存が絶対条件な気がする」
もう、恋だとかはどうでもいいけれど私自身が私らしく生きるには婚約者に死なれては困るということだけははっきりした
これでだめならば……それはその時考えよう
「……まずは…」
私が悪女だと思われないように性格改変が必要かもしれない
まず、口数が少なかったのも勘違いさせる原因だったのかもしれない
さらに、笑顔をあまり見せなかったのも原因…
私自身にも勘違いをさせる原因はあったのだ
本来なら義妹が来ないようにするのが一番なのだろうが……残念ながらローリエが来て半年はたってしまっている
「……でも」
本当に私の記憶が夢だと言うこともあり得る。
でも、本当なら……
「もう二度と……死にたくなんてない」
ぐっと拳を握り、空へ突き出す
「もう二度と死なない!笑って生きるんだ!」
そうだ、笑って生きる
自分に素直に生きよう。我慢していた分自由に
自由に生きるんだ
『キュウッ』
何かの声が聞こえた気がして私は窓の外を見るがそこにはいつもどおりの庭が広がっているだけだった……
「へんなの」
ポツリと呟き、窓から目線をそらした
その情報から把握した現状は、馬鹿げたような事実だった
私の年齢は5歳。夢…今となっては夢なのか現実なのかわからないけれど
私の中には18歳までの記憶がある
この国の名前は『ブルーデイジー』
隣国共々、花の名前を受けた国の一つ
『ブルーデイジー』はとても平和な国だ。
魔法を使える者が生まれることは貴重で魔法が使える者が生まれると国から特別扱いをされる
今の国王も王太子も魔法が使えるらしい
そして…私の名前は ダリア。
ダリア・リューレイド。
リューレイド家の娘で、長女。本来なら一人娘でこの家を継ぐ予定だった……
魔法を使える者…魔力所持者だ。
4歳の頃、王太子に一目惚れされたらしく家系を継ぐことができなくなり、養子を貰ったため私には義妹がいる
義妹の名前はローリエ。
彼女も魔力所持者らしく、両親が喜んでいたのを覚えている
そして私は王妃になるべく妃教育を受け。ローリエはリューレイドの家を継ぐために教育を受けていた
そんな中、15歳になったある日……王太子……第一王子が亡くなったと知らせを聞いた
一度も顔を合わせることがなく、私の婚約者は亡くなったのだった
私だって女性だ。まだ顔を合わせたことのない王子…婚約者に想いを寄せ、恋文のような文通をしたこともある
そんな中…私の婚約者は第二王子である、ザクロ王子に変わってしまっていた
そしてあの日……あの18歳の誕生日の日……
私は、王太子…つまり、婚約者だった第一王子殺害の容疑で悪女と認定され……処刑されてしまった
その時、ザクロ王子の婚約者はいつの間にか…ローリエに変わっていたことだけ覚えている
「……私が死なないためには、第一王子の生存が絶対条件な気がする」
もう、恋だとかはどうでもいいけれど私自身が私らしく生きるには婚約者に死なれては困るということだけははっきりした
これでだめならば……それはその時考えよう
「……まずは…」
私が悪女だと思われないように性格改変が必要かもしれない
まず、口数が少なかったのも勘違いさせる原因だったのかもしれない
さらに、笑顔をあまり見せなかったのも原因…
私自身にも勘違いをさせる原因はあったのだ
本来なら義妹が来ないようにするのが一番なのだろうが……残念ながらローリエが来て半年はたってしまっている
「……でも」
本当に私の記憶が夢だと言うこともあり得る。
でも、本当なら……
「もう二度と……死にたくなんてない」
ぐっと拳を握り、空へ突き出す
「もう二度と死なない!笑って生きるんだ!」
そうだ、笑って生きる
自分に素直に生きよう。我慢していた分自由に
自由に生きるんだ
『キュウッ』
何かの声が聞こえた気がして私は窓の外を見るがそこにはいつもどおりの庭が広がっているだけだった……
「へんなの」
ポツリと呟き、窓から目線をそらした
1
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された私は、処刑台へ送られるそうです
秋月乃衣
恋愛
ある日システィーナは婚約者であるイデオンの王子クロードから、王宮敷地内に存在する聖堂へと呼び出される。
そこで聖女への非道な行いを咎められ、婚約破棄を言い渡された挙句投獄されることとなる。
いわれの無い罪を否定する機会すら与えられず、寒く冷たい牢の中で断頭台に登るその時を待つシスティーナだったが──
他サイト様でも掲載しております。
モブ転生とはこんなもの
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうしたらいいのかしら……。
現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
他サイトでも公開しています。
「『お前に書く手紙などない』と言った婚約者へ、私は7年間手紙を書き続けた——ただし、届け先は別の人でした」
歩人
ファンタジー
辺境伯令嬢リゼットは、婚約者に7年間手紙を書き続けた。返事は一度もなかった。
「お前に書く手紙などない。顔も覚えていない」——婚約破棄。しかしリゼットは
泣かなかった。手紙の本当の届け先は、最初から別にあったから。前世の情報分析
能力で辺境の異変を読み解き、暗号として織り込んだ7年分の手紙。それを受け取り
続けていたのは第一王子。リゼットは誰にも知られず、王国を守っていた。
婚約破棄の翌朝、王子からの手紙が届く。「7年間、ありがとう。迎えに行く」
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる