私が悪役令嬢で、聖女!? ~傷だらけのもふもふを助けたら聖女認定されてしまいました~

桜月 翠恋

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2話

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目覚めてからの私は書物をかき集め、部屋で読みふけっていた

その情報から把握した現状は、馬鹿げたような事実だった


私の年齢は5歳。夢…今となっては夢なのか現実なのかわからないけれど
私の中には18歳までの記憶がある

この国の名前は『ブルーデイジー』
隣国共々、花の名前を受けた国の一つ

『ブルーデイジー』はとても平和な国だ。
魔法を使える者が生まれることは貴重で魔法が使える者が生まれると国から特別扱いをされる

今の国王も王太子も魔法が使えるらしい

そして…私の名前は ダリア。
ダリア・リューレイド。
リューレイド家の娘で、長女。本来なら一人娘でこの家を継ぐ予定だった……



魔法を使える者…魔力所持者だ。


4歳の頃、王太子に一目惚れされたらしく家系を継ぐことができなくなり、養子を貰ったため私には義妹がいる

義妹の名前はローリエ。
彼女も魔力所持者らしく、両親が喜んでいたのを覚えている

そして私は王妃になるべく妃教育を受け。ローリエはリューレイドの家を継ぐために教育を受けていた

そんな中、15歳になったある日……王太子……第一王子が亡くなったと知らせを聞いた

一度も顔を合わせることがなく、私の婚約者は亡くなったのだった

私だって女性だ。まだ顔を合わせたことのない王子…婚約者に想いを寄せ、恋文のような文通をしたこともある

そんな中…私の婚約者は第二王子である、ザクロ王子に変わってしまっていた


そしてあの日……あの18歳の誕生日の日……


私は、王太子…つまり、婚約者だった第一王子殺害の容疑で悪女と認定され……処刑されてしまった

その時、ザクロ王子の婚約者はいつの間にか…ローリエに変わっていたことだけ覚えている


「……私が死なないためには、第一王子の生存が絶対条件な気がする」


もう、恋だとかはどうでもいいけれど私自身が私らしく生きるには婚約者に死なれては困るということだけははっきりした

これでだめならば……それはその時考えよう


「……まずは…」


私が悪女だと思われないように性格改変が必要かもしれない

まず、口数が少なかったのも勘違いさせる原因だったのかもしれない
さらに、笑顔をあまり見せなかったのも原因…

私自身にも勘違いをさせる原因はあったのだ

本来なら義妹が来ないようにするのが一番なのだろうが……残念ながらローリエが来て半年はたってしまっている


「……でも」


本当に私の記憶が夢だと言うこともあり得る。
でも、本当なら……


「もう二度と……死にたくなんてない」


ぐっと拳を握り、空へ突き出す


「もう二度と死なない!笑って生きるんだ!」


そうだ、笑って生きる
自分に素直に生きよう。我慢していた分自由に
自由に生きるんだ


『キュウッ』


何かの声が聞こえた気がして私は窓の外を見るがそこにはいつもどおりの庭が広がっているだけだった……


「へんなの」


ポツリと呟き、窓から目線をそらした
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