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最果ての森編
51. サプライズ
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ぱちくり。朝だ!
今日もいい天気だ。部屋に差し込む明るい光に、目を細める。よし、今日も一日頑張ろう。そう気合いを入れて、いつもの日課に取り掛かる。発音練習と魔力操作、それから魔力感知だ。
その後は、魔力を消費する。最初の頃は投げライトをしていたのだが、最近ではシールドを出すようにしている。まだジルみたいに大きなシールドを出すのは難しいけど、密かに厚さや湾曲具合を変える練習をしているのだ。目標は、丈夫な巨大傘だ。
シールドの練習をしていると、ジルが魔力の動きで気づいてくれる。ジルが入って来たら、元気よく挨拶をするんだ。むふふ、今日の僕は、一味違うんだ。
「おはよう」
来た!ジルだ!
「おあおう!じる!」
「!」
ふははは!言えたぞ!練習の成果だ!
最優先で練習していただけあって、ついに今朝、言えるようになったのだ。まだややおぼつかないが、はっきりと発音できるようになるのは時間の問題だ。まあ、元から時間の問題だったが、できるだけ早く言えるようになりたかったのだ。
普段はほとんど変化のないジルの表情に、驚きの感情が見て取れる。むふふ、サプライズ、大成功だ。
「···今、名前を呼んだのか?」
びっくりしすぎて僕に確認するジル。
「じる!」
だからもう一度、名前を呼んだ。ついでにドヤ顔も忘れない。次の瞬間、ふわっと抱えられて、ぎゅっと抱き締められた。
「ありがとな、ウィル」
名前を呼んだだけでこんなに喜んでもらえるなんて。僕も嬉しくなって、ジルにぎゅっとしがみつく。練習して良かったと、心から思った。
ああ、なんて感動的なシーンなんだ。そう思ってこの場面に浸っていると、ぐうっと音がした。···やれやれ、空気の読めないお腹だな。
「ふっ、朝食にするか」
ジルがちょっと笑い、お着替えを手早く済ませて僕をリビングに連れて行ってくれた。
今日の朝ごはんは、サラダとパンとスープ、それから料理名が分からないのだが、卵をベースに色んな具材を入れて焼いたものだった。野菜とお肉と、それからキノコ類も入っているのかな?食べやすいように細かく刻んでくれていて、ジルの優しさを感じる。色んな味が楽しめて面白い料理だ。卵にミルクが加えてあったのか、優しい風味がした。
スープはニンジンのポタージュだった。ほんのり甘くて、とろっとしていて美味しい。最後にお皿に残ったスープをパンで拭って食べたら、それもまた美味しかった。
スプーンとかは最初は僕が上手く掴めなかったのでジルが持ってくれているのだが、そろそろ掴めそうな気がするんだ。言おうか言うまいか、ちょっと迷っている。···うーん、とりあえず、もう少し迷っておくことにしよう。
朝食を終えてしばらくのんびりしていると、ライがやって来た。
「おはよう、ウィル君、ジル」
「おあおー!」
「ああ、おはよう」
挨拶をしていると、ジルが僕とライを交互に見ていることに気づいた。どうしたのだろうか。
「どうしたんだい、ジル?」
ライも気づいたようで、不思議そうに訊ねる。
「いや···名前をな、呼んでもらえた」
···可愛いかよ。
そんな照れた感じで言われると、僕にも伝染しそうだ。
「え、そうなの!?いいなあ!ウィル君、私は?」
ライが期待に満ちた目で僕を見つめる。
「···りゃい」
ああ!申し訳ない!もう少し練習するから!
「ふふ、ありがとうね、ウィル君。名前を呼ばれるのって、なんだか嬉しいね」
上手く言えなくてもありがとうと言ってくれるライ、素敵だ。
ジルが僕をじっと見ている。···これは、言ってほしいんだよね?そうなんだよね?
「じる!」
僕を見つめるジルの瞳が優しい。
「ふふ、ジル、嬉しそうだね」
「ああ」
優しい二人に、なんだか幸せな気持ちが溢れて、思わず感謝の言葉が漏れる。
「あいあと」
「ふふ、こちらこそ、ありがとう」
ライが目を細めて笑い、ジルが頭を撫でてくれた。
幸せだなと思っていると、賑やかな声が聞こえた。
「よお、ウィル!久しぶりだな!元気にしてたか?」
「ウィルくーん、おはよー!」
テムとファムだ!久しぶりだ!
「おあおう!」
最近全然顔を見せないから、心配してたんだよ!
「ふふ、最近二人が来ないからね、ウィル君、心配してたんだよ」
え、心配してたの、バレてた?顔に出ていたのだろうか。
「そうなんだー。心配かけて、ごめんね?」
「ブハハ!オレは強いからな!心配する必要なんてないんだぜ!」
そっか、良かった。元気そうでなによりだ。
「そ、それでよ、ウィル、えーっとだな、元気か?」
急にテムの歯切れが悪くなる。どうしたのだろうか。
「あはは!それ、さっきも聞いてたよー!」
「そ、そうだったか?そんじゃ、えーっと、き、今日はいい天気だな!」
典型的な話題探しのフレーズだ。よく分からないが、何か言いたいことでもあるのだろうか。
「あはは、テム、それじゃ話が進まないよー!ぼくが言おっかー?」
「い、いや!オレが言う!オレはやれば出来る男だからな!」
そう言ってテムは、何もない空間からバッグを一つ、取り出した。もしかして、空間収納の魔法だろうか。テムのチート魔法だ。
「これ、やる!」
テムが、取り出したバッグを僕に持たせた。黒っぽい革のバッグで、小さめだから今の僕でも使えそうだ。これ、僕にくれるってこと?
「プ、プレゼントだっ!」
赤い顔でそう叫ぶテム。···可愛いかよ。
「あはは、テム、照れ屋さんだねー!これはね、ぼくたちからのプレゼントだよー!」
そうなのか!すごく嬉しい!でも、なんでだ?
「これはね、テムの発案なんだよー!」
そうファムが言ったので、テムを見る。テムが首まで赤くしている。
「オレは、ジルみたいにお前の世話は出来ないしよ、ライみたいに服を買ったり本を持って来たり出来ないし···。信じらんねーかもだけどよ、実は魔法を教えるのも苦手なんだぜ」
うん、苦手なのは分かってたよ。
「だから、オレ達がウィルに出来ることを一生懸命考えたんだぜ!王様を覗いて常識を教えるのは失敗したけどよ、他に出来ることがあるはずだ!ってな!」
テムが拳をぎゅっと握る。
「そんで思いついたのが、コレだぜ!」
このバッグ?
「そのバッグにな、空間収納の魔法を付与したんだぜ!めちゃくちゃ魔力を込めたから、すげー大量に入るんだぜ!」
おお!マジックバッグか!テム、凄い!
「それだけじゃないんだぜ。そのバッグはよ、中の次元がこことは違うんだ。時間の流れがすんげー遅くてな、こっちで百年経っても、その中では一日にもならないんだぜ!」
な、なんですと!時間の経過をほとんど無視できるマジックバッグということか!
本で読んで知ったんだ。マジックバッグは非常に貴重だと。その中でも、時間経過のないものは、とてつもない価値になるのだと。そんなバッグが、今、僕の手に···!
「ふふ、このバッグの素材はね、私がテムとファムにあげたんだ。それを、ファムが加工したんだよ」
そうなのか!
「使いやすいように、色々工夫したんだー!気に入ってもらえると嬉しいなー」
よく見てみると、リュックとしても、ショルダーバッグとしても使える作りになっている。デザインはシンプルだけど洗練されているような感じで、非常に僕好みだ。
「それでね、えっと、テムよろしく!」
ファムがそう言うと、テムが再び何もない空間から何かを取り出す。たくさん取り出す。
「ぼくが作ったポーションだよー!小さい怪我が治るのと、酷い怪我が治るのと、毒消しと、体力回復するのと、魔力回復するのと、···」
様々な用途のポーションが、たくさんテーブルに並べられていく。石化を解くポーションとか、欠損を再生するポーションとか、他にも色々ある。
「そのバッグに入れて、持っておいてくれると嬉しいなー!」
本当にありがたい。バッグにしてもポーションにしても、作るのはさぞ大変だっただろう。僕のために、時間をかけてこんな貴重な物を作ってくれるなんて。
「オレ達からのサプライズだぜ!」
「そうだよー!ぼくたちね、ウィルくんと友達になれて、とっても嬉しいんだー!だからね、この世界に来てくれてありがとーって気持ちを込めて作ったんだよー!」
テムとファムの言葉に、涙がぶわっと溢れ出る。そんな風に思ってくれていたなんて。嬉しすぎて、幸せすぎて、言葉にならない。
「おわっ、ちょ、なんで泣いてんだ!?」
「あはは、喜んでくれてるってことでいいのかなー?」
ファムの言葉に、ぶんぶんと首を縦に振って頷く。
「あう、あいあと」
なんとか口にした感謝の言葉で、テムとファムはほっとした様子を見せた。
みんな優しくて温かい。僕はこの世界に来て、本当に幸せだ。
今日もいい天気だ。部屋に差し込む明るい光に、目を細める。よし、今日も一日頑張ろう。そう気合いを入れて、いつもの日課に取り掛かる。発音練習と魔力操作、それから魔力感知だ。
その後は、魔力を消費する。最初の頃は投げライトをしていたのだが、最近ではシールドを出すようにしている。まだジルみたいに大きなシールドを出すのは難しいけど、密かに厚さや湾曲具合を変える練習をしているのだ。目標は、丈夫な巨大傘だ。
シールドの練習をしていると、ジルが魔力の動きで気づいてくれる。ジルが入って来たら、元気よく挨拶をするんだ。むふふ、今日の僕は、一味違うんだ。
「おはよう」
来た!ジルだ!
「おあおう!じる!」
「!」
ふははは!言えたぞ!練習の成果だ!
最優先で練習していただけあって、ついに今朝、言えるようになったのだ。まだややおぼつかないが、はっきりと発音できるようになるのは時間の問題だ。まあ、元から時間の問題だったが、できるだけ早く言えるようになりたかったのだ。
普段はほとんど変化のないジルの表情に、驚きの感情が見て取れる。むふふ、サプライズ、大成功だ。
「···今、名前を呼んだのか?」
びっくりしすぎて僕に確認するジル。
「じる!」
だからもう一度、名前を呼んだ。ついでにドヤ顔も忘れない。次の瞬間、ふわっと抱えられて、ぎゅっと抱き締められた。
「ありがとな、ウィル」
名前を呼んだだけでこんなに喜んでもらえるなんて。僕も嬉しくなって、ジルにぎゅっとしがみつく。練習して良かったと、心から思った。
ああ、なんて感動的なシーンなんだ。そう思ってこの場面に浸っていると、ぐうっと音がした。···やれやれ、空気の読めないお腹だな。
「ふっ、朝食にするか」
ジルがちょっと笑い、お着替えを手早く済ませて僕をリビングに連れて行ってくれた。
今日の朝ごはんは、サラダとパンとスープ、それから料理名が分からないのだが、卵をベースに色んな具材を入れて焼いたものだった。野菜とお肉と、それからキノコ類も入っているのかな?食べやすいように細かく刻んでくれていて、ジルの優しさを感じる。色んな味が楽しめて面白い料理だ。卵にミルクが加えてあったのか、優しい風味がした。
スープはニンジンのポタージュだった。ほんのり甘くて、とろっとしていて美味しい。最後にお皿に残ったスープをパンで拭って食べたら、それもまた美味しかった。
スプーンとかは最初は僕が上手く掴めなかったのでジルが持ってくれているのだが、そろそろ掴めそうな気がするんだ。言おうか言うまいか、ちょっと迷っている。···うーん、とりあえず、もう少し迷っておくことにしよう。
朝食を終えてしばらくのんびりしていると、ライがやって来た。
「おはよう、ウィル君、ジル」
「おあおー!」
「ああ、おはよう」
挨拶をしていると、ジルが僕とライを交互に見ていることに気づいた。どうしたのだろうか。
「どうしたんだい、ジル?」
ライも気づいたようで、不思議そうに訊ねる。
「いや···名前をな、呼んでもらえた」
···可愛いかよ。
そんな照れた感じで言われると、僕にも伝染しそうだ。
「え、そうなの!?いいなあ!ウィル君、私は?」
ライが期待に満ちた目で僕を見つめる。
「···りゃい」
ああ!申し訳ない!もう少し練習するから!
「ふふ、ありがとうね、ウィル君。名前を呼ばれるのって、なんだか嬉しいね」
上手く言えなくてもありがとうと言ってくれるライ、素敵だ。
ジルが僕をじっと見ている。···これは、言ってほしいんだよね?そうなんだよね?
「じる!」
僕を見つめるジルの瞳が優しい。
「ふふ、ジル、嬉しそうだね」
「ああ」
優しい二人に、なんだか幸せな気持ちが溢れて、思わず感謝の言葉が漏れる。
「あいあと」
「ふふ、こちらこそ、ありがとう」
ライが目を細めて笑い、ジルが頭を撫でてくれた。
幸せだなと思っていると、賑やかな声が聞こえた。
「よお、ウィル!久しぶりだな!元気にしてたか?」
「ウィルくーん、おはよー!」
テムとファムだ!久しぶりだ!
「おあおう!」
最近全然顔を見せないから、心配してたんだよ!
「ふふ、最近二人が来ないからね、ウィル君、心配してたんだよ」
え、心配してたの、バレてた?顔に出ていたのだろうか。
「そうなんだー。心配かけて、ごめんね?」
「ブハハ!オレは強いからな!心配する必要なんてないんだぜ!」
そっか、良かった。元気そうでなによりだ。
「そ、それでよ、ウィル、えーっとだな、元気か?」
急にテムの歯切れが悪くなる。どうしたのだろうか。
「あはは!それ、さっきも聞いてたよー!」
「そ、そうだったか?そんじゃ、えーっと、き、今日はいい天気だな!」
典型的な話題探しのフレーズだ。よく分からないが、何か言いたいことでもあるのだろうか。
「あはは、テム、それじゃ話が進まないよー!ぼくが言おっかー?」
「い、いや!オレが言う!オレはやれば出来る男だからな!」
そう言ってテムは、何もない空間からバッグを一つ、取り出した。もしかして、空間収納の魔法だろうか。テムのチート魔法だ。
「これ、やる!」
テムが、取り出したバッグを僕に持たせた。黒っぽい革のバッグで、小さめだから今の僕でも使えそうだ。これ、僕にくれるってこと?
「プ、プレゼントだっ!」
赤い顔でそう叫ぶテム。···可愛いかよ。
「あはは、テム、照れ屋さんだねー!これはね、ぼくたちからのプレゼントだよー!」
そうなのか!すごく嬉しい!でも、なんでだ?
「これはね、テムの発案なんだよー!」
そうファムが言ったので、テムを見る。テムが首まで赤くしている。
「オレは、ジルみたいにお前の世話は出来ないしよ、ライみたいに服を買ったり本を持って来たり出来ないし···。信じらんねーかもだけどよ、実は魔法を教えるのも苦手なんだぜ」
うん、苦手なのは分かってたよ。
「だから、オレ達がウィルに出来ることを一生懸命考えたんだぜ!王様を覗いて常識を教えるのは失敗したけどよ、他に出来ることがあるはずだ!ってな!」
テムが拳をぎゅっと握る。
「そんで思いついたのが、コレだぜ!」
このバッグ?
「そのバッグにな、空間収納の魔法を付与したんだぜ!めちゃくちゃ魔力を込めたから、すげー大量に入るんだぜ!」
おお!マジックバッグか!テム、凄い!
「それだけじゃないんだぜ。そのバッグはよ、中の次元がこことは違うんだ。時間の流れがすんげー遅くてな、こっちで百年経っても、その中では一日にもならないんだぜ!」
な、なんですと!時間の経過をほとんど無視できるマジックバッグということか!
本で読んで知ったんだ。マジックバッグは非常に貴重だと。その中でも、時間経過のないものは、とてつもない価値になるのだと。そんなバッグが、今、僕の手に···!
「ふふ、このバッグの素材はね、私がテムとファムにあげたんだ。それを、ファムが加工したんだよ」
そうなのか!
「使いやすいように、色々工夫したんだー!気に入ってもらえると嬉しいなー」
よく見てみると、リュックとしても、ショルダーバッグとしても使える作りになっている。デザインはシンプルだけど洗練されているような感じで、非常に僕好みだ。
「それでね、えっと、テムよろしく!」
ファムがそう言うと、テムが再び何もない空間から何かを取り出す。たくさん取り出す。
「ぼくが作ったポーションだよー!小さい怪我が治るのと、酷い怪我が治るのと、毒消しと、体力回復するのと、魔力回復するのと、···」
様々な用途のポーションが、たくさんテーブルに並べられていく。石化を解くポーションとか、欠損を再生するポーションとか、他にも色々ある。
「そのバッグに入れて、持っておいてくれると嬉しいなー!」
本当にありがたい。バッグにしてもポーションにしても、作るのはさぞ大変だっただろう。僕のために、時間をかけてこんな貴重な物を作ってくれるなんて。
「オレ達からのサプライズだぜ!」
「そうだよー!ぼくたちね、ウィルくんと友達になれて、とっても嬉しいんだー!だからね、この世界に来てくれてありがとーって気持ちを込めて作ったんだよー!」
テムとファムの言葉に、涙がぶわっと溢れ出る。そんな風に思ってくれていたなんて。嬉しすぎて、幸せすぎて、言葉にならない。
「おわっ、ちょ、なんで泣いてんだ!?」
「あはは、喜んでくれてるってことでいいのかなー?」
ファムの言葉に、ぶんぶんと首を縦に振って頷く。
「あう、あいあと」
なんとか口にした感謝の言葉で、テムとファムはほっとした様子を見せた。
みんな優しくて温かい。僕はこの世界に来て、本当に幸せだ。
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