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最果ての森・成長編
95. 大人達の会話 Part2
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時はほんの少し遡り、ウィルがジルのあぐらの上で丸まって爆睡している頃。
ジルとライはシートの上の皿を片付けながら会話を楽しんでいた。
寝ているウィル達を起こさないように、小声で話す。
「ふふ、天気がいいからお腹いっぱいだと眠たくなるね」
「そうだな」
ライは空になった皿をカチャリと重ね、ウィルに視線を向ける。すやすやと眠っているウィルを見て自然と頬を緩ませている自分に気づく。
「いつもすごい魔法を使うし、大人びた子だから忘れがちだけど、こうやって見るとまだ幼い子どもなんだよね」
「そうだな」
しばらくウィルを見ながらニコニコしていたライだったが、ふと表情を曇らせた。
「···飲み込みが早いからつい色々教えてしまうけど、ウィル君の負担になっていないかな。頭は10代でも、体はそうじゃないからね。ウィル君自身が気づかずに無理をしているんじゃないかって思うときもあるよ」
「···そうだな」
ジルの肯定するような返事に、ライは眉尻を下げて少し俯く。
しかしその後に続く言葉に、パッと顔を上げる。
「だがこちらの心配で、ウィルのやりたい事や出来る事を制限したくはない。特にライとの魔法の練習は楽しんでやっているようだからな。···俺達が注意深く様子を見ていればいいんじゃないか」
心配しつつもウィルの成長を想うジルに、もうすっかり父親だなと微笑ましさを覚える。
シートの上を片付け終わったジルは、ウィルをそっと抱きかかえ、ブランケットを掛けている。
ウィルは少しもぞもぞと動いた後、ジルにぴとっとくっつき、再び穏やかな寝息を立て始めた。
そんなウィルを見るジルの目は、どこまでも優しい。
そして自分との魔法の練習を楽しんでいると聞かされて、嬉しくないはずがない。···ライ自身は、楽しむことより驚かされることの方が多いのだが。
「···ふふ、そうだね。今のところ無理を通して練習したがる様子はないからね。案外、体調管理は上手なのかもしれないね」
「そうだな。少なくともライよりは上手いだろう」
ジルの珍しい軽口に少し驚きながらも、それがジルの機嫌の良さの表れのような気がして、ライの気分も軽くなる。
「あ、それは痛いところを突かれたね。ウィル君に言われてからは、徹夜はしないようにしているよ」
「そうか。それならいい」
ほっとしたような響きを含んだジルの声に、ライは遠い日の記憶を思い出す。
「ふふ、ジルの面倒見の良さは昔から変わらないよね。この島に来ると、いつも思い出すんだ」
「···ああ、あの日のことか」
「そう、私が雷の魔法に失敗して気絶しちゃった日。助けてくれた上に、目が覚めた後も魔法の練習に付き合ってくれたよね。そんなことをしてもジルにはなんの得にもならないのに」
「···俺は損得で動きたくはない」
「ふふ、分かっているよ。それにジルが優しくて、面倒見が良くて、思いやりがあって、気配り上手ってことも知っているよ。それから···」
言葉を続けようとしてジルを見ると、ほんのり顔が赤くなっているような気が···しなくもない。なんだか面白くなって、さらに続ける。
「それから、料理が本当に上手だよね。いつもすっごく美味しいよ。あと、なにより魔法が上手すぎるんだ!難しいものでもサラッとやっちゃうし。でもそれを自慢するわけでもないしさ、なんなら私が習得するのに協力してくれるし。あ、それとウィル君のこともよく見ているよね。さっきも思ったけど、ジルはもう立派な父親だよ」
「···も、もういい」
赤くなってプルプルしているジルに、ライはニンマリとした(他人からは眩しく見える)笑顔を見せる。
「ふふ、でもまだまだあるよ?」
「い、いや、十分だ」
「えー、まだ足りないよー。えーっとね、ジルは愛情深いんだよー。ウィルくんのために食べやすい料理のメニューを考えたり、家具とかテラスとか作ったり、他にも···」
急に聞こえてきた声に、ジルがバッと振り向く。
「ファム···聞いていたのか?」
「うん、ほとんど寝てたけど、全部じゃないよー」
ファムは体の大部分を休ませているときでも、一部だけ覚醒状態にしておくことができるのだ。
「だからね、ぜんぶ聞こえてたよー」
「そ、そうか···」
面白がっているファムの声に、ジルはライをジトッと見る。
「ライ···気づいていたな?」
「ふふ、途中からだけどね。ファムが好きそうな感じだなと思っていたんだけど、ふふ、これはなかなかいいね」
「でしょー!ジルが照れると可愛いんだー!」
「···やめろ」
ジルはまだ若干赤みの残る顔をしかめる。
だがそれさえも照れ隠しだということは、ライとファムにはお見通しだ。
「ふふ、でもさっき言ったことは全部本当にそう思っているからね?」
「ぼくもー!まだ言い足りないくらいだよー!」
「わ、分かったから、もういい」
ジルは、これ以上はたまらんと白旗を上げる。
「ふふ、それじゃあ続きはまた今度ね。えっと、話が逸れたけど、あの日のことで聞きたいことがあったんだ」
「···何だ?」
ジルはまたいつかイジられるのかと内心溜息をつきながら、ライを見る。
「あの日、ジルと私は初対面だったよね?しかも私は気絶していたし。助けてくれて、しかも大騒ぎになっていた事態を収拾してくれたのはなぜだろうって、ずっと思っていたんだ。結構危ない魔法を使ったから、警戒されてもおかしくないのに」
なんとなくずっと聞けていなかったことを聞くというのは、案外勇気を必要とする。
「ああ、そのことか。···勘だ」
「···え?」
勇気を出して聞いた割には、随分とあっさりした答えが返ってきた。
ライのキョトンとした表情を見て、ジルが言葉を続ける。
「···強いて言うなら、害意を感じなかったからだ。大陸から離れた、他に誰もいない島に一人でいたところを見ると、他者への魔法の影響を極力抑えたかったのだろうと思った」
「ま、まあ、それはその通りだけど···。でも、ここでコッソリ練習した後、大勢がいる場所で魔法を放つ算段だったかもしれないじゃないか」
「それはない」
ライは起こり得たこととして挙げた例をジルから即座に否定されて驚く。
「え、なぜだい?」
「···俺は、人を見る目には自信がある」
分かりづらいがおそらくドヤ顔なのだろうジルの表情を見て、ライは思わず吹き出す。
色々な可能性を考えていたが、早い話が、ジルは直感的にライを善人であると判断したというのが真相だったのだ。
「ふふ、それはなんと言うか···光栄だよ。あ、そうだ。人を見る目があることも、ジルの長所に加えておかないとね」
「あはは!そうだねー!」
「お前ら···」
呆れたように呟くジルだが、楽しんでいるようでもある。
「ふわぁーっ。ジルに見る目があるのは当然だろー」
ジルがデジャヴを感じて振り向くと、テムが目をこすりながら欠伸をしていた。
「テム···聞いていたのか」
「んあ?うーん、さっきのとこだけな。何の話してたんだー?」
寝起きでまだ頭が働いていない様子のテムが、ジル達の方へふわりと近づく。
「ふふ、昔の話だよ。私がここで助けられたこととか、ジルの優しさとかね」
「ん?···あー、あの日の話か。···あっ!ライのでっけー魔法で漁師が感謝した話か!」
どうやらテムはバッチリ目が覚めたようだ。
「ふふ、ああなるとは思っていなかったんだけどね···」
その後も、テムとファムが遊び始め、ウィルが起きるまで、大人達の楽しい会話は続いた。
ジルとライはシートの上の皿を片付けながら会話を楽しんでいた。
寝ているウィル達を起こさないように、小声で話す。
「ふふ、天気がいいからお腹いっぱいだと眠たくなるね」
「そうだな」
ライは空になった皿をカチャリと重ね、ウィルに視線を向ける。すやすやと眠っているウィルを見て自然と頬を緩ませている自分に気づく。
「いつもすごい魔法を使うし、大人びた子だから忘れがちだけど、こうやって見るとまだ幼い子どもなんだよね」
「そうだな」
しばらくウィルを見ながらニコニコしていたライだったが、ふと表情を曇らせた。
「···飲み込みが早いからつい色々教えてしまうけど、ウィル君の負担になっていないかな。頭は10代でも、体はそうじゃないからね。ウィル君自身が気づかずに無理をしているんじゃないかって思うときもあるよ」
「···そうだな」
ジルの肯定するような返事に、ライは眉尻を下げて少し俯く。
しかしその後に続く言葉に、パッと顔を上げる。
「だがこちらの心配で、ウィルのやりたい事や出来る事を制限したくはない。特にライとの魔法の練習は楽しんでやっているようだからな。···俺達が注意深く様子を見ていればいいんじゃないか」
心配しつつもウィルの成長を想うジルに、もうすっかり父親だなと微笑ましさを覚える。
シートの上を片付け終わったジルは、ウィルをそっと抱きかかえ、ブランケットを掛けている。
ウィルは少しもぞもぞと動いた後、ジルにぴとっとくっつき、再び穏やかな寝息を立て始めた。
そんなウィルを見るジルの目は、どこまでも優しい。
そして自分との魔法の練習を楽しんでいると聞かされて、嬉しくないはずがない。···ライ自身は、楽しむことより驚かされることの方が多いのだが。
「···ふふ、そうだね。今のところ無理を通して練習したがる様子はないからね。案外、体調管理は上手なのかもしれないね」
「そうだな。少なくともライよりは上手いだろう」
ジルの珍しい軽口に少し驚きながらも、それがジルの機嫌の良さの表れのような気がして、ライの気分も軽くなる。
「あ、それは痛いところを突かれたね。ウィル君に言われてからは、徹夜はしないようにしているよ」
「そうか。それならいい」
ほっとしたような響きを含んだジルの声に、ライは遠い日の記憶を思い出す。
「ふふ、ジルの面倒見の良さは昔から変わらないよね。この島に来ると、いつも思い出すんだ」
「···ああ、あの日のことか」
「そう、私が雷の魔法に失敗して気絶しちゃった日。助けてくれた上に、目が覚めた後も魔法の練習に付き合ってくれたよね。そんなことをしてもジルにはなんの得にもならないのに」
「···俺は損得で動きたくはない」
「ふふ、分かっているよ。それにジルが優しくて、面倒見が良くて、思いやりがあって、気配り上手ってことも知っているよ。それから···」
言葉を続けようとしてジルを見ると、ほんのり顔が赤くなっているような気が···しなくもない。なんだか面白くなって、さらに続ける。
「それから、料理が本当に上手だよね。いつもすっごく美味しいよ。あと、なにより魔法が上手すぎるんだ!難しいものでもサラッとやっちゃうし。でもそれを自慢するわけでもないしさ、なんなら私が習得するのに協力してくれるし。あ、それとウィル君のこともよく見ているよね。さっきも思ったけど、ジルはもう立派な父親だよ」
「···も、もういい」
赤くなってプルプルしているジルに、ライはニンマリとした(他人からは眩しく見える)笑顔を見せる。
「ふふ、でもまだまだあるよ?」
「い、いや、十分だ」
「えー、まだ足りないよー。えーっとね、ジルは愛情深いんだよー。ウィルくんのために食べやすい料理のメニューを考えたり、家具とかテラスとか作ったり、他にも···」
急に聞こえてきた声に、ジルがバッと振り向く。
「ファム···聞いていたのか?」
「うん、ほとんど寝てたけど、全部じゃないよー」
ファムは体の大部分を休ませているときでも、一部だけ覚醒状態にしておくことができるのだ。
「だからね、ぜんぶ聞こえてたよー」
「そ、そうか···」
面白がっているファムの声に、ジルはライをジトッと見る。
「ライ···気づいていたな?」
「ふふ、途中からだけどね。ファムが好きそうな感じだなと思っていたんだけど、ふふ、これはなかなかいいね」
「でしょー!ジルが照れると可愛いんだー!」
「···やめろ」
ジルはまだ若干赤みの残る顔をしかめる。
だがそれさえも照れ隠しだということは、ライとファムにはお見通しだ。
「ふふ、でもさっき言ったことは全部本当にそう思っているからね?」
「ぼくもー!まだ言い足りないくらいだよー!」
「わ、分かったから、もういい」
ジルは、これ以上はたまらんと白旗を上げる。
「ふふ、それじゃあ続きはまた今度ね。えっと、話が逸れたけど、あの日のことで聞きたいことがあったんだ」
「···何だ?」
ジルはまたいつかイジられるのかと内心溜息をつきながら、ライを見る。
「あの日、ジルと私は初対面だったよね?しかも私は気絶していたし。助けてくれて、しかも大騒ぎになっていた事態を収拾してくれたのはなぜだろうって、ずっと思っていたんだ。結構危ない魔法を使ったから、警戒されてもおかしくないのに」
なんとなくずっと聞けていなかったことを聞くというのは、案外勇気を必要とする。
「ああ、そのことか。···勘だ」
「···え?」
勇気を出して聞いた割には、随分とあっさりした答えが返ってきた。
ライのキョトンとした表情を見て、ジルが言葉を続ける。
「···強いて言うなら、害意を感じなかったからだ。大陸から離れた、他に誰もいない島に一人でいたところを見ると、他者への魔法の影響を極力抑えたかったのだろうと思った」
「ま、まあ、それはその通りだけど···。でも、ここでコッソリ練習した後、大勢がいる場所で魔法を放つ算段だったかもしれないじゃないか」
「それはない」
ライは起こり得たこととして挙げた例をジルから即座に否定されて驚く。
「え、なぜだい?」
「···俺は、人を見る目には自信がある」
分かりづらいがおそらくドヤ顔なのだろうジルの表情を見て、ライは思わず吹き出す。
色々な可能性を考えていたが、早い話が、ジルは直感的にライを善人であると判断したというのが真相だったのだ。
「ふふ、それはなんと言うか···光栄だよ。あ、そうだ。人を見る目があることも、ジルの長所に加えておかないとね」
「あはは!そうだねー!」
「お前ら···」
呆れたように呟くジルだが、楽しんでいるようでもある。
「ふわぁーっ。ジルに見る目があるのは当然だろー」
ジルがデジャヴを感じて振り向くと、テムが目をこすりながら欠伸をしていた。
「テム···聞いていたのか」
「んあ?うーん、さっきのとこだけな。何の話してたんだー?」
寝起きでまだ頭が働いていない様子のテムが、ジル達の方へふわりと近づく。
「ふふ、昔の話だよ。私がここで助けられたこととか、ジルの優しさとかね」
「ん?···あー、あの日の話か。···あっ!ライのでっけー魔法で漁師が感謝した話か!」
どうやらテムはバッチリ目が覚めたようだ。
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