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ルナティール王国
#14
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「なんだったんだ?」
「ん? これか?魔法師団の研究費予算の申請書だな。」
「それのどこに問題があったんだ?」
「あーー、おそらくだが費用と使用法があってなかったんだろうな、そこが光ってたから。」
セルディムの魔法により書類の内容に不義があることが分かり、その箇所がアルトリアには光って見える。
流石に書類から詳しい内容を理解するのは難しいが今回の場合は簡単に予想がついた。
なぜなら、魔法師団は過去に何回も同じ手段をとっていたから。
魔法師団の仕事内容は国の防衛と魔法研究の2つ。
特に魔法研究の方に狂ったように費やす魔法バカが多いためよくこういうことが起こるのだ。
その度にリスティーンが鬼の形相で出動している。
ちなみに魔法師団は3つの隊に分かれる。
・攻守に特化し、国土の防衛を主とする
デュアルス
・治療や救護などの支援を主とする
キュアネス
・国の発展などのために魔法研究を主とする
サーチアス
魔法バカの集まりはサーチアスだ。
「ふーん。ま、俺様には関係ねぇけどご愁傷様なことだな。」
「あぁ、そうだな…………」
アルトリアとセルディムの2人は誰かは分からないがリスティーンに地獄を見せられているであろう者に対し、静かに合掌した。
「で、なんかあの女が来る前から騒いでたみたいだがなんかあったのか?」
「そう!よくぞ聞いてくれた!!」
セルディムの問いに待ってましたと言わんばかりにテンションを上げるアルトリア。
「うわぁ………、なんか変なテンションできたな。」
セルディムは軽くひいた。
それほどまでにアルトリアのテンションはおかしいと思われたのだ。
「アシュくんがぁーーー」
『うるさい』
『うるさいわ』
「うるさいぞ、アルト坊」
「うっせぇーよ」
結果、執務室内の全員に総ツッコミをくらったアルトリアだった。
「全員、ひどっ!」
『うるさいのは本当のことだろ?』
『えぇ、本当よ。それにその話まだ続いていたの?』
「うむ。儂としてももう話は終いだと思っておったぞ。」
「つぅーか、『アシュ』ってアトシュのことだろ?
まだ、諦めてなかったのかよ。」
「うわぁー、みんなひどいよぉーー」
全員から呆れたような視線とともにお言葉をいただいたが本人は諦めない。
「ピンチなんだよ!
俺とアシュくんの親子の絆の危機なんだよ!!」
アルトリアは必死すぎて一人称が落ち着かない。
『絆というがそんなのあったのか?』
『大泣きされ、避けられてるのに?』
ガイアとクレアが素直な本当に率直な意見を言う。
それはグサグサと見えない矢のようにアルトリアに突き刺さる。
「儂は会ったことがないのでのぉ、よく分からんがそんな状態であればいろいろ無理な気がするのぉ。」
グサグサ
アトシュとアルトリアの状態をよく知らないハレイヤ将軍の言葉が援護射撃のようにさらに突き刺さっていく。
もちろん、援護射撃の『援護』の部分はアルトリアではなくガイアとクレアの言葉に対してだが。
「まっ、さっさと諦めた方がいいんじゃね?
人生、諦めが大事とかいうし。」
ドスッ
セルディムからのトドメの一撃が入る。
たぶん、いっきに矢10本分くらいのダメージが入ったと思われる。
ゴンッッ
アルトリア、自身の執務机に頭を打ち付け撃沈した。
「何やってるんです? バカアルト陛下。
とうとう頭がやられましたか?」
「リンちゃん……、戻って来て早々、罵倒はないんじゃないかな?
せめて、もう少し優しい言葉が欲しいです………」
トドメの一撃をくらい撃沈していたアルトリアに戻って来たリスティーンがさらなる追い討ちを与えた。
「やはり頭がやられてしまったようですね。
何度も『リンちゃん』と言わないよう言っているのにそれができないのですから。」
やれやれと言わんばかりに首を横に振りながらリスティーンは言葉を返す。
「むむ、アルト坊は頭を怪我したのか?」
『そうか、頭をやられたか。』
『あらあら、大変ね!』
「へぇー、だからテンションおかしかったんだな。」
全員が全員、辛辣な発言をしている。
ただし、1人は的外れな上に実は本気で心配していたりするのだが………
「うん……、分かった……、ここに私の味方は1人もいないんだな………。」
全員の発言から味方が1人もおらず、どうしようないと理解したアルトリアは再び執務机に静かに撃沈した。
「さて、そろそろおふざけはやめて、真面目な話をしましょうか。」
「うむ、リステ坊よ……、あいも変わらずその切り替えの早さはすごいのぉ……」
「そうですか?私的には普通ですが。
あと、さっさと切り替えなければこの国王の宰相などできませんから。」
「うむ。確かにそうだのぉ。」
「あはは、アルトリア、すっげぇー言われよう。」
『だが、納得できる。』
『えぇ、そうね。』
撃沈した国王を無視して会話が進んでいく。
「うん、せめて……、誰か、私を気にしてくれ……」
「あぁ、復活されましたか、アルトリア陛下。
さっさと、起きて仕事しましょうか。」
「うん、やっぱりリスティーンはリスティーンだね……」
「それは……、褒め言葉として受け取っておきましょうか?」
「うん、もう、私の負けでいいです………」
うつ伏せでいた顔を少し上げて訴えを言ってみたが玉砕したため再び、撃沈。
いったい何度、撃沈すれば気が済むのだろう?と思わなくもない。
「で、真面目な話に入りますがエリーゼ含めジャキールの方はしばらく証拠固めに時間がかかるので放置で問題ありませんね?」
「はぁ……、仕方ないし、大変不本意だがそうだな。」
「では、次に最近国内で増加している精霊や魔物の違法狩猟や不法所持についてですが………」
「なんだよ、それ!そんな奴らがいるのかよ!!
許せねぇ、俺様が退治してやる!!」
『まったくだ!我々にだって意思があるのだぞ!!』
『そうよ!私たちは物ではないわ!!』
同じ種族であるセルディム、ガイア、クレアがリスティーンの言葉に怒りの反応を示す。
「私に向かって吠えないでください。」
三者から怒りの声を上げられるが自分に向かって言われてもという感じのリスティーンである。
「そもそも、なんだよ、そのムナクソ悪い話は!
どこにいるそいつら俺様の魔法で裁いてやる!!」
『そうだな!この国もそのような愚か者がおるとは我が黒炎で灰にしてやろうではないか!!』
『ふふふ、それなら私も張り切ってやりますわ!
さぁ、リスティーン、その愚か者たちはどこですか?』
リスティーンの話をまったく聞かない1人と2匹。
それに対し、リスティーンは………
「だから、私に向かって言わないでください!!」
吠えた、叫んだともいう。
「みんな、元気だなぁ~」
「そうだのぉ、元気なことはいいことだ!」
ギャーギャー騒いでいる2人と2匹を見ながら能天気なことをぼやく2人。
止める者がいなければ収集がつかないこの状況はまだまだ続きそうなのであった。
「ん? これか?魔法師団の研究費予算の申請書だな。」
「それのどこに問題があったんだ?」
「あーー、おそらくだが費用と使用法があってなかったんだろうな、そこが光ってたから。」
セルディムの魔法により書類の内容に不義があることが分かり、その箇所がアルトリアには光って見える。
流石に書類から詳しい内容を理解するのは難しいが今回の場合は簡単に予想がついた。
なぜなら、魔法師団は過去に何回も同じ手段をとっていたから。
魔法師団の仕事内容は国の防衛と魔法研究の2つ。
特に魔法研究の方に狂ったように費やす魔法バカが多いためよくこういうことが起こるのだ。
その度にリスティーンが鬼の形相で出動している。
ちなみに魔法師団は3つの隊に分かれる。
・攻守に特化し、国土の防衛を主とする
デュアルス
・治療や救護などの支援を主とする
キュアネス
・国の発展などのために魔法研究を主とする
サーチアス
魔法バカの集まりはサーチアスだ。
「ふーん。ま、俺様には関係ねぇけどご愁傷様なことだな。」
「あぁ、そうだな…………」
アルトリアとセルディムの2人は誰かは分からないがリスティーンに地獄を見せられているであろう者に対し、静かに合掌した。
「で、なんかあの女が来る前から騒いでたみたいだがなんかあったのか?」
「そう!よくぞ聞いてくれた!!」
セルディムの問いに待ってましたと言わんばかりにテンションを上げるアルトリア。
「うわぁ………、なんか変なテンションできたな。」
セルディムは軽くひいた。
それほどまでにアルトリアのテンションはおかしいと思われたのだ。
「アシュくんがぁーーー」
『うるさい』
『うるさいわ』
「うるさいぞ、アルト坊」
「うっせぇーよ」
結果、執務室内の全員に総ツッコミをくらったアルトリアだった。
「全員、ひどっ!」
『うるさいのは本当のことだろ?』
『えぇ、本当よ。それにその話まだ続いていたの?』
「うむ。儂としてももう話は終いだと思っておったぞ。」
「つぅーか、『アシュ』ってアトシュのことだろ?
まだ、諦めてなかったのかよ。」
「うわぁー、みんなひどいよぉーー」
全員から呆れたような視線とともにお言葉をいただいたが本人は諦めない。
「ピンチなんだよ!
俺とアシュくんの親子の絆の危機なんだよ!!」
アルトリアは必死すぎて一人称が落ち着かない。
『絆というがそんなのあったのか?』
『大泣きされ、避けられてるのに?』
ガイアとクレアが素直な本当に率直な意見を言う。
それはグサグサと見えない矢のようにアルトリアに突き刺さる。
「儂は会ったことがないのでのぉ、よく分からんがそんな状態であればいろいろ無理な気がするのぉ。」
グサグサ
アトシュとアルトリアの状態をよく知らないハレイヤ将軍の言葉が援護射撃のようにさらに突き刺さっていく。
もちろん、援護射撃の『援護』の部分はアルトリアではなくガイアとクレアの言葉に対してだが。
「まっ、さっさと諦めた方がいいんじゃね?
人生、諦めが大事とかいうし。」
ドスッ
セルディムからのトドメの一撃が入る。
たぶん、いっきに矢10本分くらいのダメージが入ったと思われる。
ゴンッッ
アルトリア、自身の執務机に頭を打ち付け撃沈した。
「何やってるんです? バカアルト陛下。
とうとう頭がやられましたか?」
「リンちゃん……、戻って来て早々、罵倒はないんじゃないかな?
せめて、もう少し優しい言葉が欲しいです………」
トドメの一撃をくらい撃沈していたアルトリアに戻って来たリスティーンがさらなる追い討ちを与えた。
「やはり頭がやられてしまったようですね。
何度も『リンちゃん』と言わないよう言っているのにそれができないのですから。」
やれやれと言わんばかりに首を横に振りながらリスティーンは言葉を返す。
「むむ、アルト坊は頭を怪我したのか?」
『そうか、頭をやられたか。』
『あらあら、大変ね!』
「へぇー、だからテンションおかしかったんだな。」
全員が全員、辛辣な発言をしている。
ただし、1人は的外れな上に実は本気で心配していたりするのだが………
「うん……、分かった……、ここに私の味方は1人もいないんだな………。」
全員の発言から味方が1人もおらず、どうしようないと理解したアルトリアは再び執務机に静かに撃沈した。
「さて、そろそろおふざけはやめて、真面目な話をしましょうか。」
「うむ、リステ坊よ……、あいも変わらずその切り替えの早さはすごいのぉ……」
「そうですか?私的には普通ですが。
あと、さっさと切り替えなければこの国王の宰相などできませんから。」
「うむ。確かにそうだのぉ。」
「あはは、アルトリア、すっげぇー言われよう。」
『だが、納得できる。』
『えぇ、そうね。』
撃沈した国王を無視して会話が進んでいく。
「うん、せめて……、誰か、私を気にしてくれ……」
「あぁ、復活されましたか、アルトリア陛下。
さっさと、起きて仕事しましょうか。」
「うん、やっぱりリスティーンはリスティーンだね……」
「それは……、褒め言葉として受け取っておきましょうか?」
「うん、もう、私の負けでいいです………」
うつ伏せでいた顔を少し上げて訴えを言ってみたが玉砕したため再び、撃沈。
いったい何度、撃沈すれば気が済むのだろう?と思わなくもない。
「で、真面目な話に入りますがエリーゼ含めジャキールの方はしばらく証拠固めに時間がかかるので放置で問題ありませんね?」
「はぁ……、仕方ないし、大変不本意だがそうだな。」
「では、次に最近国内で増加している精霊や魔物の違法狩猟や不法所持についてですが………」
「なんだよ、それ!そんな奴らがいるのかよ!!
許せねぇ、俺様が退治してやる!!」
『まったくだ!我々にだって意思があるのだぞ!!』
『そうよ!私たちは物ではないわ!!』
同じ種族であるセルディム、ガイア、クレアがリスティーンの言葉に怒りの反応を示す。
「私に向かって吠えないでください。」
三者から怒りの声を上げられるが自分に向かって言われてもという感じのリスティーンである。
「そもそも、なんだよ、そのムナクソ悪い話は!
どこにいるそいつら俺様の魔法で裁いてやる!!」
『そうだな!この国もそのような愚か者がおるとは我が黒炎で灰にしてやろうではないか!!』
『ふふふ、それなら私も張り切ってやりますわ!
さぁ、リスティーン、その愚か者たちはどこですか?』
リスティーンの話をまったく聞かない1人と2匹。
それに対し、リスティーンは………
「だから、私に向かって言わないでください!!」
吠えた、叫んだともいう。
「みんな、元気だなぁ~」
「そうだのぉ、元気なことはいいことだ!」
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