俺の居場所

さくや

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「もう、ムリだからそっちまでかまわれると…」

止めようとしたが最後まで言葉は続かなかった。
柊は俺の内奥を刺激している指を増やし、三本の指をバラバラに動かしてながら俺のものを上下に扱き始める。

「おっ…い、やめっ……あっあっ…あぅ」
前と後を同時にせめられ、俺の屹立したものからはとめどもなく白いものが溢れてくる。

もう、限界だった。

「もう…イク…はなせ…やめ………あっ」

口では柊の手でイカされたくなく拒絶の言葉が漏れる。
だが、カラダは反対にイキたいというように快感を拾い上げる。
そして、イク寸前に柊は屹立した俺のものの根元を握りしめる。
イク寸前だった俺は溜まっていた熱を解放できず、柊の奴に抗議の声を上げる。

「おいっ………」

「悪いな、イクならやっぱり俺のでイッてほしいからな」

鬼か!!

俺、いまめちゃくちゃ辛いんだよ。
別に俺が一回イッてからでもいいだろ!
まじでヤバイ………
 こいつに言いたくない。だけどこの状態はつらい…

「おいっ………はぁ…はぁ…いれるなら……さっさとしろ!!」

俺の身体はイク寸前でとめられ、敏感になっている。
それでもなんとか乱れる呼吸を整え、言葉を紡いだ。
すると…………

「そうだな、確かに男として今の状態が辛いはわかる。」

「ならっ………」

「だけどなぁ。
本当はもう少しおまえの身悶える姿を見ていたい。艶めかしく熱をもつ肌は少し俺が触ってやるだけで可愛くも反応してくれるしなぁ。
その反応を観ているだけでしばらく俺は過ごせるぞ?
それにイヤイヤ俺としているおまえからねだらせてみるのもおもしろそうだと思っているんだが。
どうだろう?」

意地の悪い笑みを浮かべ、俺にそんなことを言ってくる



本当におまえは鬼かーー!!
もしくは変態か!
俺の情報にないことばかりしやがって!

だが、この様子だと俺からいわねぇといつまでもこの状態が続く気がする……
しかも、主導権握ってるのこいつだし……
「頼む。はぁ……つらいだ、おまえが欲しい。
はやく挿れてくれ………」

俺はたいへん不本意ながらこの状態から解放されるために言葉を紡ぐ。
柊が何にも返してこないのでさらに言葉を紡ごうとしたところ。

いきなり柊が俺の後孔に熱く昂ぶった自身の雄をあてがい、そのまま腰を進め押し入ってきた。

「ちょ、まて、ああぁーーー」

柊に俺のものを握られたままだったため寸前で堰きとめられていた精をだすことができず空イキする。

「わるい、離すの忘れてた……」

「はぁ…はぁ……ふ…ざけんな!」

「いや、まさか本当に強請ってくれるとは思ってなかったからなぁ。かわいくてつい。」

おまえが強請れって言ったんだろうが!!
しかも、空イキしたからまだ辛いままなんだよ、だせてないから俺は!!

「と、にかく、はなせ…」

「あぁ、そうだな。俺もまだイッてない。それにこれからが本番だろ?」

そんなことを言いながら柊は俺の中に入ったままの自身の雄をゆっくりと動かし始めた。
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